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0・始まりの前
病院駐車場
しおりを挟む「早く舐めろよ」
冷淡な、先生の低い声が頭上に響いた。
職員用入り口から出てきた新藤先生を追いかけて、話しかけたのが今から5分前。早足で駐車場に向かう先生に必死に事情を説明すると、車の横で「一服いいかな?」とようやく返事をしてくれた。
その後、しゃがめ、と言われて意味もわからず、駐車場の片隅で跪いた。
ブロック塀に腰掛けた先生はベルトをはずし、「口でしろ」と命令してきた。
突然のことで戸惑っていると、「タダで相談乗るわけないだろ」とタバコを取り出しながら先生は言った…。
「院内禁煙でね、数時間振りのニコチン。ここ駐車場の一番奥だから、見つからずに吸えるんだ」
「……」
俺は何も言えない。
「あー、……うめぇ」
「……」
「……研修医って忙しくてね。これ吸ったら帰るから、それまで口でしてよ」
「……っ……」
下を向いたまま、血の気がひくのを感じた。
「……聞こえないの?」
不意に髪を引っ張られ、無理やり先生の股間に顔を近づけられる。
「……っあ……!」
「いいから咥えろよ」
不機嫌な先生の声が脳天に響いた。
「んっ……ンんっっ」
俺は髪を引っ張られながら、先生のモノを咥えて前後に揺らされる。
苦しい……口いっぱいにモノが広がり、息ができない……っ
「あーとりあえずさ、一回出したいから、奥まで突っ込ませてねーあ、歯は立てるなよ?」
後頭部をグイッと押さえ込まれ、のどの奥まで先生のモノが入りこんできた。
「んっ、ぅんっ、んーー!!」
俺は苦しさのあまり、涙を溜めた瞳で先生を見上げると、先生はニヤリと微笑みを返してきた。
「あー、いいね、被虐に満ちた顔。そそられるわ」
ズニュッズニュッ
右手で俺の頭を掴み、激しく動かしていく。
「……っあー……」
口の中で先生のモノはドクンドクンと脈打ち、精液が溢れていった。
「はー、舐めもしないヘタックソなフェラでも、泣き顔のおかげでなんとかイケたわ」
ゲホッオエッ…ゲホゲホッ…
先生が、俺の口を犯したモノをズボッと勢い良く抜くと、俺はドロリとねばついた精液を地面に吐き出し、嗚咽を漏らした。
唇からはヨダレとも精液ともわからぬものが伝っている。羞恥で顔は赤らみ、涙も、鼻水も、汗も、のどの奥にこびりついた精液のニオイも、すべて溢れ、ひどい有り様だった。そんな顔でもう一度先生を見上げてみると、先生は吸い終えたタバコをケースに閉まっているところだった。
先生はゆっくりと立ち上がってズボンを整えると、呆然していた俺を左足で軽く蹴った。後ろにひっくり返った俺を一瞥し、そばに落ちた俺のスマホを拾う。そしてなにやら操作をし、先生のスマホが鳴った。おそらく俺のスマホに先生の番号を入れたのだろう。
スマホを俺の腹あたりに投げ、そして何事もなかったかのように車のキーを取り出しドアを開けた。
「……舐める練習しとけよ」
先生はそう言い放って、大きな黒い車は駐車場を後にした。
「クッソ……」
静かに風が吹き、枯れた葉が舞う中、俺は空を見上げた。おなかに投げられたスマホに手をやると、ふと俺のモノが少し硬くなっていたことに気付いた。
無理やり、あんなことされて、俺も興奮してしまったのだろうか?
そんなわけ、ない……。
でも……、
あんなにカッコいいドクターに、乱暴にされて、少しドキドキしたのは事実だ。蹴られた胸がジンジンとうずく。
ああ、俺は普通じゃないのかもしれない……。
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