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※11、ごめんなさい
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「ん゛ッあ゛ぁ゛あああ!!!!!」
ケントさんは有り余るほどの力で激しく突いた。
「や゛っあ゛ぁ゛ケン、トさっん!! いっかい゛やめ゛てっ!!!! おね゛がぃっ!!!!」
「伊織とはヤッたんだろうが」
「んぁ゛あ゛ゴメン゛なさっ!!くるしぃ゛ッからケントさん゛っ!!!」
ゴキュゴキュと音を立て俺のナカを激しくピストンする。帰ってきた途端に乱暴にベッドに押し倒され、怒りに満ちた態度で俺をいたぶり犯した。
昨夜までは俺が何度言ってもセックスしようとしなかったのに。今はなにかに憑かれているかのように豹変している。
俺は怖くて、でも気持ち良くて、性器を硬くしながら「やめて」と懇願する。
後ろから首を押さえられ、枕に顔を押しつけられながら激しく犯された。両手は自由だったけど、揺れ動く身体がずれないように必死に力を入れた。
バチンッと何度も尻を叩かれ、ビリビリと快楽の刺激が身体を這うと共に涙がこぼれる。
枕は涙とヨダレでぐちょぐちょに濡れた。
「はぁ゛っはぁ゛っケント、さんッごめんなさぃ゛おねがいか、顔み゛せてよ」
ずっと後ろから突かれているため、ケントさんの表情がわからなかった。
せめて、顔が見たい。
「ね゛ぇ、ケントさん゛っああああ!!!!」
「伊織の方がいいのか」
「な゛んでっケ、ケントさんとしたかったに決まってるでしょ!!!!」
俺は喘ぐ声をこらえて叫んだ。
だいたいケントさんが許可しちゃったからじゃないか。怒るくらいなら、許可しないで欲しかった。
でも、それは言えない。
ケントさんと対等でない俺はそんな文句言う資格なんてない。俺は犯されながら、ひたすら謝ることしかできなかった。
それでもケントさんの怒りがおさまることはなく、俺は何度も果てて気を失うまで揺さぶられた。
痛みで目が覚めた。
ゆっくり起き上がると、鼻血がどろりと落ちた。目元は涙が渇き、カピカピとしていた。唇も裂けたようでピリピリと痛んだ。
身体はだるく、おなかも太ももも精液にまみれてこびりついていた。
ぼんやりとした頭で周りを見渡す。
ケントさんの姿は見えない。
拭かずにいなくなるなんて、初めてだ。ケントさんの精神異常を感じ取れた。
俺はティッシュを鼻にあてながら、寝室を出た。
シャワーの音がした。浴室を開けると、ケントさんは頭からシャワーをかぶって微動だにしなかった。
「ケントさん……」
俺は枯れた声で話しかける。
ケントさんは、ゆっくりとこちらを向いてくれた。
シャワーの水で確かではないが、ケントさんは泣いてるようだった。
「やっと顔見れたぁ」
俺はほんの少しだけ、伊織くんの言い方を真似してみた。相手を警戒させない、ほんわかした態度。
ケントさんが反省して自己嫌悪に陥っているのはわかっているから。俺のためにと伊織くんとのセックスを許可してくれたのに、嫉妬を抑え切れずに爆発してしまったんだ。感情をコントロールできない彼が、俺は愛おしくてたまらなかった。
俺は、ケントさんをギュウッと抱きしめた。
水しぶきがかかるシャワーの下でケントさんを見上げて、キスをせがんだ。
ケントさんの柔らかい舌が恋しかった。性器は硬くて乱暴だけど、舌から得る快感はいつどこでもたまらなくなる。
両手で包むように顔を覆われて、舌先と舌先で挨拶をしたあとは咥内をぐちゅぐちゅにかき乱してくれた。上顎を舐められるとゾクゾクと小さな電流が走り、俺は股間がまた反応しそうになった。
「あまね……」
ケントさんの低くて魅力的な声は、俺の脳内をバグらせる。このままいっそ終わりを迎えたい。
ああ、どうせ終わらせるならと思考が狂い始め、再び破滅への道を進もうと思った。
ケントさんは俺の髪の毛から足の裏まで、そしてナカも丁寧に洗ってくれた。謝りはしないけど、その仕草で彼の後悔の念は簡単に読み取れる。
「ケントさん、俺のお尻舐めてよ」
暴力振るったこと、反省しているんでしょ? なら俺のお願い聞けるよね。
耳元で囁くように、恋人に命令した。
シャワーの音で、実際聞こえたかはわからない。
かけ、だった。
ケントさんの舌を、俺のアナルに入れて欲しかった。舌先で後孔をこじ開けて、クチュクチュと刺激を与えて欲しかった。
きれい好きでフェラすら嫌がるケントさんに、俺はひどいお願いをしてる。それなのに俺は壁に手をついて、お尻を突き出してみた。ケントさんはしゃがんでお尻を撫でてくれた。
俺はドキドキしながら、ケントさんに声が届いたことにかけ、その瞬間を待ち望む。
半ば脅迫したようなものだけど、俺は舌先でどこまでも愛して欲しかった。
ケントさんは有り余るほどの力で激しく突いた。
「や゛っあ゛ぁ゛ケン、トさっん!! いっかい゛やめ゛てっ!!!! おね゛がぃっ!!!!」
「伊織とはヤッたんだろうが」
「んぁ゛あ゛ゴメン゛なさっ!!くるしぃ゛ッからケントさん゛っ!!!」
ゴキュゴキュと音を立て俺のナカを激しくピストンする。帰ってきた途端に乱暴にベッドに押し倒され、怒りに満ちた態度で俺をいたぶり犯した。
昨夜までは俺が何度言ってもセックスしようとしなかったのに。今はなにかに憑かれているかのように豹変している。
俺は怖くて、でも気持ち良くて、性器を硬くしながら「やめて」と懇願する。
後ろから首を押さえられ、枕に顔を押しつけられながら激しく犯された。両手は自由だったけど、揺れ動く身体がずれないように必死に力を入れた。
バチンッと何度も尻を叩かれ、ビリビリと快楽の刺激が身体を這うと共に涙がこぼれる。
枕は涙とヨダレでぐちょぐちょに濡れた。
「はぁ゛っはぁ゛っケント、さんッごめんなさぃ゛おねがいか、顔み゛せてよ」
ずっと後ろから突かれているため、ケントさんの表情がわからなかった。
せめて、顔が見たい。
「ね゛ぇ、ケントさん゛っああああ!!!!」
「伊織の方がいいのか」
「な゛んでっケ、ケントさんとしたかったに決まってるでしょ!!!!」
俺は喘ぐ声をこらえて叫んだ。
だいたいケントさんが許可しちゃったからじゃないか。怒るくらいなら、許可しないで欲しかった。
でも、それは言えない。
ケントさんと対等でない俺はそんな文句言う資格なんてない。俺は犯されながら、ひたすら謝ることしかできなかった。
それでもケントさんの怒りがおさまることはなく、俺は何度も果てて気を失うまで揺さぶられた。
痛みで目が覚めた。
ゆっくり起き上がると、鼻血がどろりと落ちた。目元は涙が渇き、カピカピとしていた。唇も裂けたようでピリピリと痛んだ。
身体はだるく、おなかも太ももも精液にまみれてこびりついていた。
ぼんやりとした頭で周りを見渡す。
ケントさんの姿は見えない。
拭かずにいなくなるなんて、初めてだ。ケントさんの精神異常を感じ取れた。
俺はティッシュを鼻にあてながら、寝室を出た。
シャワーの音がした。浴室を開けると、ケントさんは頭からシャワーをかぶって微動だにしなかった。
「ケントさん……」
俺は枯れた声で話しかける。
ケントさんは、ゆっくりとこちらを向いてくれた。
シャワーの水で確かではないが、ケントさんは泣いてるようだった。
「やっと顔見れたぁ」
俺はほんの少しだけ、伊織くんの言い方を真似してみた。相手を警戒させない、ほんわかした態度。
ケントさんが反省して自己嫌悪に陥っているのはわかっているから。俺のためにと伊織くんとのセックスを許可してくれたのに、嫉妬を抑え切れずに爆発してしまったんだ。感情をコントロールできない彼が、俺は愛おしくてたまらなかった。
俺は、ケントさんをギュウッと抱きしめた。
水しぶきがかかるシャワーの下でケントさんを見上げて、キスをせがんだ。
ケントさんの柔らかい舌が恋しかった。性器は硬くて乱暴だけど、舌から得る快感はいつどこでもたまらなくなる。
両手で包むように顔を覆われて、舌先と舌先で挨拶をしたあとは咥内をぐちゅぐちゅにかき乱してくれた。上顎を舐められるとゾクゾクと小さな電流が走り、俺は股間がまた反応しそうになった。
「あまね……」
ケントさんの低くて魅力的な声は、俺の脳内をバグらせる。このままいっそ終わりを迎えたい。
ああ、どうせ終わらせるならと思考が狂い始め、再び破滅への道を進もうと思った。
ケントさんは俺の髪の毛から足の裏まで、そしてナカも丁寧に洗ってくれた。謝りはしないけど、その仕草で彼の後悔の念は簡単に読み取れる。
「ケントさん、俺のお尻舐めてよ」
暴力振るったこと、反省しているんでしょ? なら俺のお願い聞けるよね。
耳元で囁くように、恋人に命令した。
シャワーの音で、実際聞こえたかはわからない。
かけ、だった。
ケントさんの舌を、俺のアナルに入れて欲しかった。舌先で後孔をこじ開けて、クチュクチュと刺激を与えて欲しかった。
きれい好きでフェラすら嫌がるケントさんに、俺はひどいお願いをしてる。それなのに俺は壁に手をついて、お尻を突き出してみた。ケントさんはしゃがんでお尻を撫でてくれた。
俺はドキドキしながら、ケントさんに声が届いたことにかけ、その瞬間を待ち望む。
半ば脅迫したようなものだけど、俺は舌先でどこまでも愛して欲しかった。
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