【完結】壊れるまで、弟を

２、狂う

オレは玲央を自室に引きずって行き、制服を乱暴に脱がした。手首を押さえつけ、胸元に見よう見まねの愛撫をした。

「や……やめてよ……ッ」

玲央は少しばかり抵抗したものの、オレの舌が小さな乳首を通過すると
「んんっ」
とかわいい喘ぎ声を出してくれた。

「なんだ、気持ちいいんだ」

とオレは小馬鹿にしたように言った。

「兄ちゃんさあ、彼女いないから、玲央が代わりになってよ」

「や、やだよ」

「お前が煽ったんだろー？  お前がバカにしたんだろー？  ……これは、お前のせいだろうが」

「━━━ッ」

玲央は、目を逸らし羞恥と怒りで顔を赤らめていた。

「もう彼女とはヤった？」

「……してない」

「キスは？」

「この前、した……」

オレは玲央の唇に触れた。

「━━ッ！！」

「口、開けろ」

震えながら、玲央は口を少しだけ開いた。

オレはそのわずかな隙間から、玲央の咥内に舌を入れて、無理やりこじ開けた。

「ん゛っ━━ッ」

唾液を滴らせ、玲央の咥内に流し込む。舌をしゃぶり、上顎を舐めまわし、口を犯していると玲央は苦しそうに唸った。

唇を離すと、ッツ━━と唾液が糸をひいた。

玲央はふぅッ、ふうッと苦しそうに息を吐き、悔しさをにじませた顔でオレをにらんだ。

「……また殴られたいのか？」

「……っ」
眉間にシワを寄せ、無言のまま顔を背けた。

「こっち見ろ」
静かに命令する。

「ほら、舌出せよ」

命令に従わない玲央に、オレは腹を拳で殴り、

「聞こえないのか？」
と叱った。

今にもこぼれそうなほど涙を浮かべた玲央の顎を力強く握り、顔をオレの方に向かせた。

オレと目が合うと、玲央は苦悶の表情で涙を流し、下唇を噛んだ。

その表情を見て、オレの陰茎は硬くなり、身体を火照らせた。

もっと、もっと、玲央を知りたい。


オレは暴力で支配し、玲央を犯してぐちゃぐちゃにしようと決めた。