ツキヒカリ

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2章

唯を裏切った愛菜

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毎日かかってくる電話と
約束もしてないのに家に来る蓮扉

蓮扉の推しに
愛菜の心が折れ始めた。

でも、蓮扉は親友の元彼。
今更付き合いましたなんて
絶対に言えなかった。



この日の夜も蓮扉から電話が来てた。


蓮扉「愛ちゃんいつになったら付き合ってくれるのかな~」
愛菜「無理だって。」


蓮扉「じゃあわかった」
「好きじゃなくてもいいよ」
「好きにならなかったら俺を振って」


愛菜「…うん」


蓮扉「絶対俺に惚れさせるから」


愛菜「ねぇ、お願いがあるの」
「唯には内緒にして欲しい」
「いや、唯以外のみんなにも。


蓮扉「わかった。」



そうして蓮扉と愛菜は付き合った。
愛菜は蓮扉のことをこの頃には
受け入れてた。

親友の元彼を好きになってしまった。


この事実は変えられなかった。



次の日蓮扉と愛菜は一緒に学校にいった。

途中まで手を繋いだ。
学校の近くで
愛菜は手を離した。


蓮扉は愛菜には内緒で、
自分の友達にはすでに自慢していた。

「愛菜と付き合ったから手出すなよ」

なんて浮かれていた。



授業の合間の休み時間蓮扉は毎回会いに来てくれていた


唯とジャージに着替えて体育館へ向かう時
蓮扉が愛菜を引き止めた。


蓮扉「愛ちゃん~」

愛菜は唯に気づかれたくなかったけど
蓮扉を無視はできなかった。


愛菜「どうしたの?」

蓮扉は何も言わずにみんなの前で
愛菜のほっぺにキスをした。


愛菜「ちょっとっ!!!」

蓮扉「いいじゃん!俺の女だもん」
そう言って蓮扉は肩に手を回した。



唯が見ていた。
唯「愛菜?もう気づいてるよ。」

愛菜「ごめん。愛菜…」

唯「いくよ!遅れたらまた、うちら2人で片付けだよ!!」



体育の授業はダンスの制作だった。

愛菜は唯に話すことにした。

愛菜「唯?実はね蓮扉と昨日から…」

唯「知ってるよ~!お似合いだよ2人は!」

愛菜「やっぱ、気づいたよね」

唯「いや、もう朝からみんな噂しててよ」


愛菜「そぉなの!?」

唯「だって蓮扉が喋りまくってたもん」
「俺の女だから手出すなよって!笑笑」


愛菜「なにそれ~!!」
「唯ごめんね?」


唯「いいんだよ!2人お似合いだし
きっとうまく行くよ!頑張ってね」

「唯も彼氏と頑張るよ」「こないだ実はファーストキスしたの」


なんて話をして体育の授業が終わった!





蓮扉「愛菜今日も一緒に帰ろうぜ」

愛菜「うん♡」

愛菜は素直な気持ちで蓮扉と居れるようになった。


夏休みに入ると花火大会があった。
浴衣をきて蓮扉と見に行った。

親に許可をもらい1日だけその日は
蓮扉の家に泊まることになった。



愛菜「お邪魔しまぁ~す」
蓮扉「誰もいねーよっ」

蓮扉の家は真っ暗だった
愛菜「お母さんは?」


蓮扉「兄貴は前のとこに残った」
「母さんと俺はこっちにきたけど、母さんはしらね」
「どっかいってんじゃね?」



愛菜「そうなんだ…」


蓮扉「まぁ気にすんな!」
「部屋いこーぜ」



愛菜「うん…」


部屋はザ、男部屋で 青と黒で統一されていて
ベットとテレビしかなかった。


蓮扉「シャワー入る?」

愛菜「シャワー入りたい!!
シャンプーとかは持ってきた!」

蓮扉「準備いいじゃん!」
「お湯入れてくるね」


愛菜はお風呂を借りた。
男の家でお風呂を借りるのに少し抵抗があったが
浴衣で歩き疲れた愛菜はゆっくり入った。


ガラガラ。
愛菜「ぎゃあああああ!!」

蓮扉「なんだよ!」

愛菜「変態!!」


蓮扉がスッポンポンで入ってきた。

蓮扉「なんだよ!」

愛菜「なんだよって!なんではいってくんのよ!」
「ありえないんだけど!!!」

蓮扉「いいだろ、カップルなんだから」
「もしかして恥ずかしいの?」


愛菜「ありえないんだけど!!」
「最悪!!」


蓮扉「あはははっ」
「俺先洗うから洗ったら部屋にこいよ!!」


蓮扉はとっとと洗って出て行った。


「なんなのよあいつ本当に信じられん…」




愛菜はお風呂を上がり怒り狂って部屋まで行った
バタン。 「お前!いい加減にしろ💢」


愛菜が怒鳴りつけると、蓮扉の部屋に
1人の女の人が座って蓮扉と話をしていた。。。

「あれ、蓮扉いいねぇ?結構気合いはいってんじゃん」


愛菜「…っつ。え?」

「どうも、蓮扉のママです」


愛菜「あっ。えっ。お邪魔してました
すみません。お風呂勝手に借りてました。
初めまして愛菜といいます」

「蓮扉から聞いてたよ~笑笑」
「母さん愛菜気に入った!」
「あんたいいねぇ!」
「頭にタオル巻いて、お前いい加減にしろ💢っていいねぇ~!!笑笑こうじゃなきゃ!最高です。



蓮扉「だろ?結構気強いんだよこいつ」


愛菜「…」
愛菜は蓮扉を睨みつけた。



蓮扉のママは
「じゃあ、、ババアはこの辺でドロンします。」
「あっ、避妊はしなさいよっ」


「あとは好きにしなさい」
「お腹空いたら冷蔵庫ね愛菜ちゃん」

「母さんは彼氏んとこいくから」


と言って出て行った。

愛菜「ありがとうございます…。」

愛菜は驚きが隠せなかった。
「避妊…?」



蓮扉「わりぃな母さんいっつもこうなんだよ」

愛菜「ねぇ!お母さん若すぎない??」




若くてイケイケのお母さんだった。
蓮扉とは友達みたいな感じだった。



蓮扉「俺、別にあんなやつ親だと思ってねぇけどな」


意味深だったけど、愛菜は
気にしない様にした。


愛菜の髪を乾かしてくれた蓮扉。
意外と上手だった。

蓮扉の部屋にあった古いケータイ
ガラケーの電池パックに前の学校の彼女とのプリクラが貼ってあった。

愛菜「これ前の学校の彼女?」

蓮扉「あぁ、こっちくる前に別れたけどな」

愛菜「そっかぁ、可愛い子だね」

蓮扉「でも、そいつとはなんもしてねぇよ」

愛菜「…」
愛菜「勇気も今頃そんなこと言ってるのかな」

蓮扉「寝るぞ」
「こっち来いよ」


蓮扉は愛菜をベットに呼んだ。


愛菜「なにいってんの?」
「蓮扉が床で寝ればいい」

蓮扉「付き合う前に一緒に寝てんのに
今更なんだよ」

愛菜「あれは、蓮扉が、勝手に…」
「わぁっ。」

気づくと蓮扉の腕の中に包まれていた

真っ暗の部屋の中ツキアカリが
カーテンから差していた。


愛菜と蓮扉はお互いの初体験だった。
中3の夏、愛菜は蓮扉のことが
本気で好きと自覚した。

誰かの腕の中で眠るのが初めてだった



蓮扉「突然ごめんな」

愛菜「ううん。大好きだょ。」

蓮扉「俺も」


愛菜は蓮扉の腕の中で眠りについた。
















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