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一章 自由に生きるためには
4話 スキル選択と神様からの贈り物
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じっくりと選ぶ時間は貰えるようなので、スキルやその説明文を読みすすめていく。
説明文にはご丁寧に、後からの取得が可能か、また可能な場合の取得条件などとても分かりやすく書かれていた。
(となると、やっぱり後からの取得ができないもの、もしくは取得条件の厳しそうなものの中から選ぶべきだよね!)
そこで、ふと気になることが出来たので聞いてみることにする。
「あのー、そういえば10歳の家無し子で転生させてもらうじゃないですか。転生時って、わたしどんな場所に送られるんでしょうか?」
そもそも10歳児が独りで生きていける環境なのだろうか。
さすがにその辺は考えてくれてるだろうと思いたいが、ちょっと抜けてそうだし心配なんだよね…
「あっ!そういえば言ってなかったよね!君の条件で転生してもらうのに、ピッタリの場所があるんだよ」
そう言いながら、フォルティナ様は何もない空間から大きな地図を取り出した。
その地図を覗いてみると、大きな大陸が3つほど海(多分)を隔てて存在してるようだった。
地球で例えるなら、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸みたいな位置関係だ。
不老不死になってたっぷり時間はあるはずだし、絶対に全ての地を巡ろうとすでに1つ向こうでの夢が出来た。
なんてことを考えてると
「えーっと、ここここ!ここを君のスタート地点にしようと思ってるんだよね」
フォルティナ様が指し示したのは、どの大陸からもかなり離れた地図上では海上と思われる場所だった。
「……フォルティナ様、私の種族はもしかして人間ではなく魚人族か何かでしょうか?そうだとしたら地球の文明を広めるにはハードモードが過ぎませんか?」
まさか水中スタートなんて、無理ゲーすぎる。
「ん?あぁ、違う違う!小さくて見えにくいけど、ここ未発見の小さな島があるんだよ。大小6つくらいの島が集まってる場所があってね。まぁ島と島の間は5キロずつくらい離れてるから、すぐには移動できないかもしれないけど。その中にひとつ、魔物の住んでいない島があるから、そこを君の拠点にどうかなって」
「未発見の島ですか?!ただの10歳児が人の立ち入ったことのない場所でサバイバル生活…結構無理があるのでは?!」
私は思わず反論してしまった。
「大丈夫!そのために有用なスキルを選べばいいんだよ!まぁでも不安なのは当然だよね。私も君には長生きしてもらって、世界の発展に協力してもらいたいから、君が安心して過ごせる拠点を用意するとしよう」
そこから、少し話し合った結果、なんとスタート地点の島に小さいながらも、畑付きの小さな家を用意してくれることになった。
地球の技術は持ち込めないので、生活水準は一旦下がるが、そこは自分でスキルを磨いて整えていけばいい話だ!
生活魔法はすぐに使えるようになるようなので、どうにかなるだろう。
フォルティナ様からの話を聞きながら、私が取るべきスキルを選んでいく。
不安はゼロではないけれど、ここまで至れり尽くせりで用意をしてくれたのだ。
もちろんフォルティナ様の望みをしっかり叶えながら、私自身も新しい人生を自由に楽しみたいと思う。
「フォルティナ様、全て選びました!たくさん相談に乗っていただき、ありがとうございます。自由に動けるようになるまで多少時間はかかると思いますが、期待に応えられるよう頑張りますね」
「こちらこそ、感謝するよ。君の新しい人生が豊かであるように。いつも見守っているからね」
そう言って、フォルティナ様はとても優しく慈愛に満ちた顔で見送ってくれた。
説明文にはご丁寧に、後からの取得が可能か、また可能な場合の取得条件などとても分かりやすく書かれていた。
(となると、やっぱり後からの取得ができないもの、もしくは取得条件の厳しそうなものの中から選ぶべきだよね!)
そこで、ふと気になることが出来たので聞いてみることにする。
「あのー、そういえば10歳の家無し子で転生させてもらうじゃないですか。転生時って、わたしどんな場所に送られるんでしょうか?」
そもそも10歳児が独りで生きていける環境なのだろうか。
さすがにその辺は考えてくれてるだろうと思いたいが、ちょっと抜けてそうだし心配なんだよね…
「あっ!そういえば言ってなかったよね!君の条件で転生してもらうのに、ピッタリの場所があるんだよ」
そう言いながら、フォルティナ様は何もない空間から大きな地図を取り出した。
その地図を覗いてみると、大きな大陸が3つほど海(多分)を隔てて存在してるようだった。
地球で例えるなら、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸みたいな位置関係だ。
不老不死になってたっぷり時間はあるはずだし、絶対に全ての地を巡ろうとすでに1つ向こうでの夢が出来た。
なんてことを考えてると
「えーっと、ここここ!ここを君のスタート地点にしようと思ってるんだよね」
フォルティナ様が指し示したのは、どの大陸からもかなり離れた地図上では海上と思われる場所だった。
「……フォルティナ様、私の種族はもしかして人間ではなく魚人族か何かでしょうか?そうだとしたら地球の文明を広めるにはハードモードが過ぎませんか?」
まさか水中スタートなんて、無理ゲーすぎる。
「ん?あぁ、違う違う!小さくて見えにくいけど、ここ未発見の小さな島があるんだよ。大小6つくらいの島が集まってる場所があってね。まぁ島と島の間は5キロずつくらい離れてるから、すぐには移動できないかもしれないけど。その中にひとつ、魔物の住んでいない島があるから、そこを君の拠点にどうかなって」
「未発見の島ですか?!ただの10歳児が人の立ち入ったことのない場所でサバイバル生活…結構無理があるのでは?!」
私は思わず反論してしまった。
「大丈夫!そのために有用なスキルを選べばいいんだよ!まぁでも不安なのは当然だよね。私も君には長生きしてもらって、世界の発展に協力してもらいたいから、君が安心して過ごせる拠点を用意するとしよう」
そこから、少し話し合った結果、なんとスタート地点の島に小さいながらも、畑付きの小さな家を用意してくれることになった。
地球の技術は持ち込めないので、生活水準は一旦下がるが、そこは自分でスキルを磨いて整えていけばいい話だ!
生活魔法はすぐに使えるようになるようなので、どうにかなるだろう。
フォルティナ様からの話を聞きながら、私が取るべきスキルを選んでいく。
不安はゼロではないけれど、ここまで至れり尽くせりで用意をしてくれたのだ。
もちろんフォルティナ様の望みをしっかり叶えながら、私自身も新しい人生を自由に楽しみたいと思う。
「フォルティナ様、全て選びました!たくさん相談に乗っていただき、ありがとうございます。自由に動けるようになるまで多少時間はかかると思いますが、期待に応えられるよう頑張りますね」
「こちらこそ、感謝するよ。君の新しい人生が豊かであるように。いつも見守っているからね」
そう言って、フォルティナ様はとても優しく慈愛に満ちた顔で見送ってくれた。
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