1 / 24
一章 自由に生きるためには
1話 残業と夜カフェ
しおりを挟む
20XX年12月24日(金)、日本。時刻は20時を回ろうとしていた。
街では家族、恋人、友人などとイルミネーションや少し贅沢なディナーを楽しんだりと、いつもよりも煌びやかで幸せそうな雰囲気だ。
そう、クリスマスイブである。
そんな世間の楽し気な様子とは裏腹に、鮫島あすかは残業をしていた。
「あぁぁぁ、今日こそ定時で上がろうって思ってたのにぃ…。だいたい、なんで私がこの仕事をしてるのよ!
河合さんの仕事でしょうが!終わらせられないなら最初から引き受けるんじゃないわよ!!」
オフィスに誰もいないことをいい事に文句を言いまくる。
「はぁ、ほんっと嫌になる。はっきりと断れない私もダメなんだけどさぁ…。うぅ、生きるの下手すぎる。自覚ありすぎる」
鮫島あすか(28)は昔から人に頼まれたり命令されると、快諾もしないが、はっきりと拒否もしないので、なんとなく強引にまるめこまれて、いつも貧乏くじを引くような人生を送ってきている。
人目を気にしすぎているというか、事なかれ主義というか…。
しかも割と仕事が出来るせいで、結局上手くこなしてしまうのだ。
ただ、ひとつはっきりと言えるのは、この女、決して人が良いわけではない。
快く引き受けているわけではなく、ほんとーに、嫌々、心の中では思う存分に相手へ文句を言いながら面倒事を引き受け(させられ)ているのである。
そんな彼女の性格を、会社の人間だって数年も共に働けばしっかりと気付いているわけで……
彼女と同じ部署の後輩で入社3年目の河合沙織という女性社員がいる。
彼女はいわゆるこの会社のアイドル的存在で、同期の男性社員28歳(ちなみに元カレ)によると
『顔よし、性格よし、気遣いも出来て上司からも気に入られている』
だそうだ。
ちなみに元カレと別れたのは、河合さんが入社してからというもの、隙あらばの彼女を褒めちぎり、私と比較しては小ばかにし始めたので
「あ、こいつの本性これか。」
と早めに気づき、ソッコーで別れた。そこだけは河合さんに感謝している。
さて、話がそれてしまったが、今日の残業はこの河合さんが、自ら手を挙げて受けた課長からの急ぎの仕事を全くもって定時までに仕上げられなかった事が原因である。
しかも定時10分前になって、急にそれを騒ぎ出したのだ。
しかし、今日はクリスマスイブ。みんな何かしら予定を入れている人が多く、そうでなくても、他人の尻拭いでイブに残業なんてまっぴらごめんだろう。
そこで周りの手助けを期待できない空気を感じた河合さんは、自分を気に入っているであろう課長に泣きついた。
いわく、急いでいた課長のために自ら仕事を請け負い、頑張ったが終わらなかった。今日はクリスマスイブで女友達と予定がある。久しぶりに会う親友なので、どうしても行きたい…などなど、可愛い顔でお目目うるうるさせながら上司の同情を引きまくった。
デートではなく、女友達との約束とわざわざ明言するあたりに、小賢しさを感じるのはこちらの心が汚れているからだろうか…
と、まぁそうなると一番に目をつけられるのはもちろん私である。
一応、コンプライアンスの厳しい世の中だ。
「鮫島君、今日はこの後なにか大事な予定はあったりするのかな?」
などと、それとなく「大事な」の部分を強調されながら声をかけられ
「いやぁ、まぁ、そのぉ」
などと言っている間にいつのまにか仕事を押し付けられて現在に至る。
一応、河合さんからは帰り際にお目目うるうる謝罪をされたが、心の中で毒づいておいた。
---------------------------------------------------------------------------
「お、終わったぁー」
なんとか引き継いだ仕事を終わらせ、これでやっと帰れると会社を出た。
時刻は21時。
会社を出て最寄り駅までのいつもの道なのだが、なんとなく街の雰囲気や綺麗なイルミネーションに引っ張られ、残業でささくれ立っていた心が少し癒される。
ふと思い立って、一駅分歩きたくなり街路樹のささやかなイルミネーションを楽しみながらのんびりと帰ることにした。
「まだ営業中のケーキ屋さんないかなー?あったら、せっかくだし買って帰りたいな」
なんて思いながら歩いていると、脇道の方にある看板がふと目に入った。
【夜カフェ XXXXXXXX 営業中】
店名の部分が知らない言語で書いてあるようで読めない。が、何故か惹かれた。
「夜カフェってことは多分ケーキ系も置いてそうだよね。こんな所にお店あったんだぁ」
と言いながら、外観も可愛くて雰囲気も良さげなお店の扉を迷うことなく開けた。
すると一瞬だけ、眩暈のようななんとも不思議な感覚に包まれたような気がして辺りを見回すが、そこはおそらく今自身で入ってきたであろうカフェの中だった。
気のせいだったのだろうか?と入り口付近で立ち止まっていると
「いらっしゃい」
と、声をかけられた。
そこにいたのは、この世のものとは思えないほど美しい女性…いや長髪の男性?がカウンターに腰かけていた。
私はあまりの美しさに一瞬息をするのも忘れて、思わず見とれてしまっていた。
おそらくこのカフェの店主なのであろうその人は私の様子にくすりと笑い再度声をかけてくれた。
「いらっしゃいお嬢さん。さぁカウンター席にどうぞ」
私は、はっとして
「す、すみません。不躾に見つめてしまって…あの、あまりにも綺麗な方だったのでビックリしてしまって…」
「そう?ありがとう」とまたくすりと笑った。
マイペースそうな人だなぁなんて思いながら、案内されたカウンター席へと座った。
店内はこじんまりとしていて、とても居心地がいい。というかなんか空気がいい気がする。
ちなみにお客さんは私だけのようだ。
こんな綺麗な人が経営してるカフェなんて瞬く間にSNSなどで話題になりそうなのになと不思議に思っていると
「はい、これメニューね。分からないことがあれば遠慮なく聞いてね」
と、何やら1センチほどもありそうな本の様なものを渡された。
(えっと、メニュー分厚くない...?)
と思ったが表紙にあたる部分に確かにメニューと書いてあり、その下に看板にも書いてあったのと似たような見慣れない文字が書いてあった。
メニューの分厚さにちょっと違和感を覚えながらも、そっと開き、そこに書いてある文字を見て私は固まった。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
【本日のおすすめ】
異世界転生付きケーキセット
・お好きなケーキ1つ
・お好きなドリンク1つ
・みんなの憧れ異世界転生
なお、本日に限りクリスマスプレゼントとして
願ったタイミングで不老不死になれる特典付き☆
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
街では家族、恋人、友人などとイルミネーションや少し贅沢なディナーを楽しんだりと、いつもよりも煌びやかで幸せそうな雰囲気だ。
そう、クリスマスイブである。
そんな世間の楽し気な様子とは裏腹に、鮫島あすかは残業をしていた。
「あぁぁぁ、今日こそ定時で上がろうって思ってたのにぃ…。だいたい、なんで私がこの仕事をしてるのよ!
河合さんの仕事でしょうが!終わらせられないなら最初から引き受けるんじゃないわよ!!」
オフィスに誰もいないことをいい事に文句を言いまくる。
「はぁ、ほんっと嫌になる。はっきりと断れない私もダメなんだけどさぁ…。うぅ、生きるの下手すぎる。自覚ありすぎる」
鮫島あすか(28)は昔から人に頼まれたり命令されると、快諾もしないが、はっきりと拒否もしないので、なんとなく強引にまるめこまれて、いつも貧乏くじを引くような人生を送ってきている。
人目を気にしすぎているというか、事なかれ主義というか…。
しかも割と仕事が出来るせいで、結局上手くこなしてしまうのだ。
ただ、ひとつはっきりと言えるのは、この女、決して人が良いわけではない。
快く引き受けているわけではなく、ほんとーに、嫌々、心の中では思う存分に相手へ文句を言いながら面倒事を引き受け(させられ)ているのである。
そんな彼女の性格を、会社の人間だって数年も共に働けばしっかりと気付いているわけで……
彼女と同じ部署の後輩で入社3年目の河合沙織という女性社員がいる。
彼女はいわゆるこの会社のアイドル的存在で、同期の男性社員28歳(ちなみに元カレ)によると
『顔よし、性格よし、気遣いも出来て上司からも気に入られている』
だそうだ。
ちなみに元カレと別れたのは、河合さんが入社してからというもの、隙あらばの彼女を褒めちぎり、私と比較しては小ばかにし始めたので
「あ、こいつの本性これか。」
と早めに気づき、ソッコーで別れた。そこだけは河合さんに感謝している。
さて、話がそれてしまったが、今日の残業はこの河合さんが、自ら手を挙げて受けた課長からの急ぎの仕事を全くもって定時までに仕上げられなかった事が原因である。
しかも定時10分前になって、急にそれを騒ぎ出したのだ。
しかし、今日はクリスマスイブ。みんな何かしら予定を入れている人が多く、そうでなくても、他人の尻拭いでイブに残業なんてまっぴらごめんだろう。
そこで周りの手助けを期待できない空気を感じた河合さんは、自分を気に入っているであろう課長に泣きついた。
いわく、急いでいた課長のために自ら仕事を請け負い、頑張ったが終わらなかった。今日はクリスマスイブで女友達と予定がある。久しぶりに会う親友なので、どうしても行きたい…などなど、可愛い顔でお目目うるうるさせながら上司の同情を引きまくった。
デートではなく、女友達との約束とわざわざ明言するあたりに、小賢しさを感じるのはこちらの心が汚れているからだろうか…
と、まぁそうなると一番に目をつけられるのはもちろん私である。
一応、コンプライアンスの厳しい世の中だ。
「鮫島君、今日はこの後なにか大事な予定はあったりするのかな?」
などと、それとなく「大事な」の部分を強調されながら声をかけられ
「いやぁ、まぁ、そのぉ」
などと言っている間にいつのまにか仕事を押し付けられて現在に至る。
一応、河合さんからは帰り際にお目目うるうる謝罪をされたが、心の中で毒づいておいた。
---------------------------------------------------------------------------
「お、終わったぁー」
なんとか引き継いだ仕事を終わらせ、これでやっと帰れると会社を出た。
時刻は21時。
会社を出て最寄り駅までのいつもの道なのだが、なんとなく街の雰囲気や綺麗なイルミネーションに引っ張られ、残業でささくれ立っていた心が少し癒される。
ふと思い立って、一駅分歩きたくなり街路樹のささやかなイルミネーションを楽しみながらのんびりと帰ることにした。
「まだ営業中のケーキ屋さんないかなー?あったら、せっかくだし買って帰りたいな」
なんて思いながら歩いていると、脇道の方にある看板がふと目に入った。
【夜カフェ XXXXXXXX 営業中】
店名の部分が知らない言語で書いてあるようで読めない。が、何故か惹かれた。
「夜カフェってことは多分ケーキ系も置いてそうだよね。こんな所にお店あったんだぁ」
と言いながら、外観も可愛くて雰囲気も良さげなお店の扉を迷うことなく開けた。
すると一瞬だけ、眩暈のようななんとも不思議な感覚に包まれたような気がして辺りを見回すが、そこはおそらく今自身で入ってきたであろうカフェの中だった。
気のせいだったのだろうか?と入り口付近で立ち止まっていると
「いらっしゃい」
と、声をかけられた。
そこにいたのは、この世のものとは思えないほど美しい女性…いや長髪の男性?がカウンターに腰かけていた。
私はあまりの美しさに一瞬息をするのも忘れて、思わず見とれてしまっていた。
おそらくこのカフェの店主なのであろうその人は私の様子にくすりと笑い再度声をかけてくれた。
「いらっしゃいお嬢さん。さぁカウンター席にどうぞ」
私は、はっとして
「す、すみません。不躾に見つめてしまって…あの、あまりにも綺麗な方だったのでビックリしてしまって…」
「そう?ありがとう」とまたくすりと笑った。
マイペースそうな人だなぁなんて思いながら、案内されたカウンター席へと座った。
店内はこじんまりとしていて、とても居心地がいい。というかなんか空気がいい気がする。
ちなみにお客さんは私だけのようだ。
こんな綺麗な人が経営してるカフェなんて瞬く間にSNSなどで話題になりそうなのになと不思議に思っていると
「はい、これメニューね。分からないことがあれば遠慮なく聞いてね」
と、何やら1センチほどもありそうな本の様なものを渡された。
(えっと、メニュー分厚くない...?)
と思ったが表紙にあたる部分に確かにメニューと書いてあり、その下に看板にも書いてあったのと似たような見慣れない文字が書いてあった。
メニューの分厚さにちょっと違和感を覚えながらも、そっと開き、そこに書いてある文字を見て私は固まった。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
【本日のおすすめ】
異世界転生付きケーキセット
・お好きなケーキ1つ
・お好きなドリンク1つ
・みんなの憧れ異世界転生
なお、本日に限りクリスマスプレゼントとして
願ったタイミングで不老不死になれる特典付き☆
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
21
お気に入りに追加
1,165
あなたにおすすめの小説
ブラック宮廷から解放されたので、のんびりスローライフを始めます! ~最強ゴーレム使いの気ままな森暮らし~
ヒツキノドカ
ファンタジー
「クレイ・ウェスタ―! 貴様を宮廷から追放する!」
ブラック宮廷に勤めるゴーレム使いのクレイ・ウェスターはある日突然クビを宣告される。
理由は『不当に高い素材を買いあさったこと』とされたが……それはクレイに嫉妬する、宮廷魔術師団長の策略だった。
追放されたクレイは、自由なスローライフを求めて辺境の森へと向かう。
そこで主人公は得意のゴーレム魔術を生かしてあっという間に快適な生活を手に入れる。
一方宮廷では、クレイがいなくなったことで様々なトラブルが発生。
宮廷魔術師団長は知らなかった。
クレイがどれほど宮廷にとって重要な人物だったのか。
そして、自分では穴埋めできないほどにクレイと実力が離れていたことも。
「こんなはずでは……」と嘆きながら宮廷魔術師団長はクレイの元に向かい、戻ってくるように懇願するが、すでに理想の生活を手に入れたクレイにあっさり断られてしまう。
これはブラック宮廷から解放された天才ゴーレム使いの青年が、念願の自由なスローライフを満喫する話。
ーーーーーー
ーーー
※4/29HOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
※推敲はしていますが、誤字脱字があるかもしれません。
見つけた際はご報告いただけますと幸いです……

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!

憧れのテイマーになれたけど、何で神獣ばっかりなの⁉
陣ノ内猫子
ファンタジー
神様の使い魔を助けて死んでしまった主人公。
お詫びにと、ずっとなりたいと思っていたテイマーとなって、憧れの異世界へ行けることに。
チートな力と装備を神様からもらって、助けた使い魔を連れ、いざ異世界へGO!
ーーーーーーーーー
これはボクっ子女子が織りなす、チートな冒険物語です。
ご都合主義、あるかもしれません。
一話一話が短いです。
週一回を目標に投稿したと思います。
面白い、続きが読みたいと思って頂けたら幸いです。
誤字脱字があれば教えてください。すぐに修正します。
感想を頂けると嬉しいです。(返事ができないこともあるかもしれません)

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】

パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。

前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる