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天霧正人の過去と現在
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そもそも、俺が人を信じれなくなったのは何が原因だろうか、親に捨てられ、祖父母に育てられたことだろうか?親友にだと思っていた人に騙されたことだろうか。考えればいくらでもある気がする。
だけど日本で露骨に疑心暗鬼な性格を出せば、人から避けられ、下手すればつぶされる。ずっと隠してきた。
神界に来た直後は日本の記憶があやふやで、普段の俺が考えないようなことを、変なことを考えていたかもしれないが、今の俺が通常状態だ。
それにあの訳の分からない「???」を取得した直後日本の記憶を完全に思い出した。だからあのリンナという女神に対して、疑心暗鬼になってしまい傷付けてしまったかもしれない。
そんな俺にライラは怒ってくれた、怒るということは俺のことを心配してくれているということだ。日本に居たときはあんな怒り方をしてくれる人は一人もいなかった。
ライラは記憶喪失だ。ポイントも消費した。記憶が戻らないのであれば、俺のことを騙すこともないだろう。
俺はライラを、人間という生き物を生まれて初めて心から信用していた。だが怒ってるふりをして魔術促進剤を飲ませれた、意識を失う瞬間また騙されたのだろうと考えていた。やはり誰も信じるべきじゃなかった。
ぽつぽつと顔に当たる水の違和感に目を覚ます。真っ先に飛び込んできたのはライラの泣き顔だった。
「ごめんなさい。あの薬が大量に服用しちゃいけないって知らなかったの。」
俺が目を覚ましたことに気が付くと顔をぐちゃぐちゃに濡らしながら謝ってきた。
どうやら膝枕されていたようだ
「よかったぁ、まさか魔術促進剤をあんなに大量に飲むなんて予想外だったよ。普通死んでもおかしくないんだからねだけどせいもあって、すごい魔力量だねぇ」
ライラの隣に座っていたリンナがそう言った。確かに魔術促進剤を飲む前にはなかった。力の動きをはっきりと感じる。気になったのでステータスを確認する。
天霧正人(人間)
レベル1(0/100)
魔力(50000/50000)魔特性(火、水、闇)
スキル なし
称号 永遠の童貞、魔力貯蔵庫、人間不信
おお、魔力促進剤を飲む前とは比較にならないくらい、魔力が伸びてるな!前は10くらいだったはずだ。
どうやら気絶した原因は、急な魔力の増大に体がついていかなかったのであろう。
「とりあえず、魔法の使い方を教えてくれ。」
自衛手段は、多い方がいい。正直体は動かないが魔法の練習くらいはできるだろう。
「別にいいけど今の君の魔力量で下手に魔法なんて使ったら暴走して今度こそ死ぬよ。それよりも約束の日本の本の話を聞かせてほしいな」
「ダメだ!お前が約束を守る保証がない。お前が先に守れ!」
「私だって女神だよ!約束くらい守るよ!!!!確かに一日中書庫に居て、春風の女神なのに本の女神とか言われるし、この間の神会議で女神から人に落とされそうになったよ?でも神だから!!!約束くらい守るから!!!うぅぅぅぅぅぅ」
何か心の触れてはダメな部分を刺激したようだ。半泣きで書庫の奥に走って行ってしまった。悪いことをした。おとなしく話をしてやるか
「わかった!その代わり絶対に教えろよ!教えなかったらそのきれいな緑髪むしり取るからな」
大きな声をあげリンナに聞こえるように言った・
すると近くの本棚からスッと顔を出して俺に対して言った。
「.........いや.........あの、そんな膝枕されてる姿勢で脅されても.........」
どうやら脅し効果はなかったようだ。膝枕が心地よくてこのままの姿勢で居たのを忘れてた。
そして俺はここから8時間ほど日本の本の話をした。本の話を始めたリンナの顔は寝ぬそうな顔を一転させ今までで一番輝いて見えた
だけど日本で露骨に疑心暗鬼な性格を出せば、人から避けられ、下手すればつぶされる。ずっと隠してきた。
神界に来た直後は日本の記憶があやふやで、普段の俺が考えないようなことを、変なことを考えていたかもしれないが、今の俺が通常状態だ。
それにあの訳の分からない「???」を取得した直後日本の記憶を完全に思い出した。だからあのリンナという女神に対して、疑心暗鬼になってしまい傷付けてしまったかもしれない。
そんな俺にライラは怒ってくれた、怒るということは俺のことを心配してくれているということだ。日本に居たときはあんな怒り方をしてくれる人は一人もいなかった。
ライラは記憶喪失だ。ポイントも消費した。記憶が戻らないのであれば、俺のことを騙すこともないだろう。
俺はライラを、人間という生き物を生まれて初めて心から信用していた。だが怒ってるふりをして魔術促進剤を飲ませれた、意識を失う瞬間また騙されたのだろうと考えていた。やはり誰も信じるべきじゃなかった。
ぽつぽつと顔に当たる水の違和感に目を覚ます。真っ先に飛び込んできたのはライラの泣き顔だった。
「ごめんなさい。あの薬が大量に服用しちゃいけないって知らなかったの。」
俺が目を覚ましたことに気が付くと顔をぐちゃぐちゃに濡らしながら謝ってきた。
どうやら膝枕されていたようだ
「よかったぁ、まさか魔術促進剤をあんなに大量に飲むなんて予想外だったよ。普通死んでもおかしくないんだからねだけどせいもあって、すごい魔力量だねぇ」
ライラの隣に座っていたリンナがそう言った。確かに魔術促進剤を飲む前にはなかった。力の動きをはっきりと感じる。気になったのでステータスを確認する。
天霧正人(人間)
レベル1(0/100)
魔力(50000/50000)魔特性(火、水、闇)
スキル なし
称号 永遠の童貞、魔力貯蔵庫、人間不信
おお、魔力促進剤を飲む前とは比較にならないくらい、魔力が伸びてるな!前は10くらいだったはずだ。
どうやら気絶した原因は、急な魔力の増大に体がついていかなかったのであろう。
「とりあえず、魔法の使い方を教えてくれ。」
自衛手段は、多い方がいい。正直体は動かないが魔法の練習くらいはできるだろう。
「別にいいけど今の君の魔力量で下手に魔法なんて使ったら暴走して今度こそ死ぬよ。それよりも約束の日本の本の話を聞かせてほしいな」
「ダメだ!お前が約束を守る保証がない。お前が先に守れ!」
「私だって女神だよ!約束くらい守るよ!!!!確かに一日中書庫に居て、春風の女神なのに本の女神とか言われるし、この間の神会議で女神から人に落とされそうになったよ?でも神だから!!!約束くらい守るから!!!うぅぅぅぅぅぅ」
何か心の触れてはダメな部分を刺激したようだ。半泣きで書庫の奥に走って行ってしまった。悪いことをした。おとなしく話をしてやるか
「わかった!その代わり絶対に教えろよ!教えなかったらそのきれいな緑髪むしり取るからな」
大きな声をあげリンナに聞こえるように言った・
すると近くの本棚からスッと顔を出して俺に対して言った。
「.........いや.........あの、そんな膝枕されてる姿勢で脅されても.........」
どうやら脅し効果はなかったようだ。膝枕が心地よくてこのままの姿勢で居たのを忘れてた。
そして俺はここから8時間ほど日本の本の話をした。本の話を始めたリンナの顔は寝ぬそうな顔を一転させ今までで一番輝いて見えた
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