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相澤と速水の出逢い〈5〉相澤ピンチ
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ゲイ同士は目を見交すだけで分かるという。そんな事は分かりたくもない。何故、それが俺にも分かるのかが不思議だ。だが、今はそんな事を考えている余裕など無い。
《ウソだろ?!マジかよ!?何で…?何で…?何でなんだよおぉ~~~!?》
「泣きっ面に蜂」とはこんな場合を言うのだろうか…?
いや、そんな甘いものではない。史上最強最悪な気分の再来だ!俺の抹殺した過去を揺るがす事態の到来だ!
慌てふためく思考とは別に現実の俺は青ざめる。
「……ウ…、ウソ…だろ…。」
思わずヨロけて倒れそうになった。幸い、壁を背にして立っていただけに醜態を曝さずに済んだ。
「あれ?何、ビビってんの?いくらなんでも、突然後ろからグサッ!なんて事はしないだろ。まぁ、それは冗談だけどさ。
とにかく、相澤にその気が無くても気をつけろよ。それで、どうする?暫く俺と行動する?そうすれば諦めるんじゃない?」
相変わらず冗談めかした軽い口調で話しかけてくる。先程の「視線」は感じられない。
《な、何なんだ…?どういうつもりだ…?》
速水の意図が分からずに戸惑う。衝撃の余韻に思考が混乱して状況が飲み込めない。そのまま黙り込む俺に速水が言う。
「まぁ、これは提案ってだけなんだけどさ。奴は俺に見られてるじゃん。ああいうタイプは変にプライドが高いからな。俺が近くに居れば寄って来ないんじゃない?」
「………。」
いつから見られていたのかは知らないが、現場を目撃されているのは明らかだ。俺とKの関係に気付いている可能性は高い。そして、速水の提案にも一理ある。確かに、Kは執念深そうな男だ。
《もう…バレてるようなもんだろ…》
俺はガクリと肩を落とす。反撃する気力も無い。
「まぁ、そんなに落ち込むなよ。俺は同じクラスだからさ、一緒に行動しても問題無いんじゃない?ああいう奴を撃退するには、それが手っ取り早いと思うけど?」
「………。」
俺が落ち込んでいる理由はKの事ではない。ゲイの事だ。
《Kが問題じゃない…ゲイが問題なんだよ…!》
だが、今の俺には手も足も口も出ない。そんな気分を知ってか知らずか、速水の方は一向に気にかけた風でもなく話を続ける。
「俺の堪だと…今頃、奴は荒れてるぜ。なんかヤバそうな雰囲気だったからさ、軽くチョッカイかけて場を和ませてやろうかと思っただけなんだけどな。ちょっと悪ノリし過ぎたかもな?あんなにマジになる事ないのにな。アイツ、頭堅すぎるぜ。」
大して悪びれた様子のない速水の口振りは一般的とも言える。学校内でもよく耳にする感じだ。興味本位で軽口を叩く事など日常茶飯事だ。イチイチ気にして腹を立てていてはキリがない。「悪意の無い悪戯」とは良く言ったものだ。そうやって平気で他人のエリアを土足で踏みにじる。そういう無神経さとバカさ加減には辟易している。
これがノンケ野郎なら軽い冗談に過ぎないのだろうが、速水はゲイだ。
《なんだコイツ?!気付いていながらワザとか?!》
あくまでも「普通」に話しかけてくる速水への不信感が大きくなる。
《コイツ…何、考えてやがるんだ…?》
俺は周りを騙すだけあって、他人の事も信用していない。常に疑ってかかる。基本的には周りとの接触を避けているのだが、学校内では全てを無視する訳にはいかない。どうしても誰かと対峙しなければならない場面も出てくる。そういう時は警戒して様子を探る。ほぼ無言で無愛想な俺に必要以上の関心を向けて来る奴など殆ど居ない。
新しいクラスになってからも挨拶がてらに声をかけて来た奴は数人居たが、ロクに目も合わさない俺の前からはそそくさと姿を消す。そういう奴等は二度と近寄って来る事もない。時折、速水のように一方的に話しかけて来る奴も居るが、無視していればやがては消え去る。俺にとってはターゲットの条件を満たさない奴など「論外」か「ザコ」でしかない。
だが、速水に関しては最初の出足から挫いている。既に「俺の仮面」は剥がれている。今更「演技」に切り替える事も出来ない。しかも、ゲイは「復讐」の対象にもならない。
《俺の弱みを握ってどうするつもりだ…?!》
ゲイに対する免疫はあるが、こうして直に対峙するのは数年振りの事だ。
「………。」
俺は無言を決め込む。少しずつ思考は戻っているものの、対応策など思い浮かぶはずもない。地下牢の囚人が刑罰を受ける気分だ。
「他人の喧嘩に首を突っ込むつもりはないけどさ、暫くは要注意って意味だ。ああいうタイプは逆上しても意外とビビリだったりするからな。その内、頭も冷めるだろ。気にするほどでもない。」
いつの間にか、廊下の壁を背して立つ速水は俺からも少し距離をとっている。必要以上に接近して来る事もない。今は、まるで他愛もない雑談といった感じの雰囲気だ。
《な、何だ…?コイツ、ゲイにしては普通っぽいような…?》
街中で声をかけて来る「ゲイ独特」の雰囲気とは違う事に気付く。
《でも、確かにゲイだよな。今度は絶対に間違いない!》
俺は「直感」でゲイとノンケを見分けるが、その理由までは考えた事が無かった。
《あれ…?何でだ…??》
そもそも、ゲイはナンパして来るものだと思っている。要は、セックス相手として声をかけて来るという事だ。街中で声をかけてくるのはゲイだけではない。イヤらしい目つきで近寄って来る輩も居る。ターゲットよりも露骨で卑猥で下心丸出しだ。しかも、荒っぽくて下品でしつこい。そんな輩の「視線」を感じるだけでも身の毛がよだつ。
その点、ゲイは見た目の露骨さが余り無い。一見すると一般人に見えるのだが、視線が合うとニッコリと微笑みかけてくる。その瞬間に俺は「直感」で逃げる。しつこく追いかけられたり乱暴な扱いを受けた事は無い。どちらかと言えば、一般人よりも優しく親切だったりもする。当然、ゲイにも下心があるのだろうが、考えてみれば「男の俺」に声をかけて来るのはスジが通っているとも言える。
なんと複雑な世の中だろうか…?
俺にはサッパリ理解不能だ。
《コイツは何が目的で近づいて来たんだ…?さっき、偶然じゃないって言ってたよな?最初から俺に目をつけてたって事だよな?》
《その割には普通っぽい…。ゲイを隠してるって事だよな…?俺にバレるとマズいとか…?だったら何でわざわざ近付いて来たりしたんだよ?!》
《そもそも、俺はゲイじゃない!何を怯む必要があるって言うんだ!》
《あ、でも…さっきので全部バレてるよな…?》
考えれば考えるほど思考が乱れてゆく。ゲイの速水を前にしてまともでいられるはずもない。
《ああ~~!もう!一体、どういう事なんだよ?!》
《大体、ゲイが同じクラスなんて聞いてない!そんな事を誰が勝手に決めやがったんだよ?!クッソ~!ムカつく~~!》
再び、怒りが込み上げて来る。
「しゃしゃり出る気は無いけどさ。俺がチョッカイかけたせいで無駄に拗れたとしたら…、俺も少しは責任感じるしさ。ただ、見過ごせないってだけなんだけど…。」
速水が小さく溜め息を吐いて言う。肩を竦めながら鼻先で軽く笑う仕草は「厄介事が増えたな」とでも言いたげだ。少しばかり反省の色を見せながら、半分は他人事とでもいう感じだ。何も答えない俺に愛想を尽かし始めたようにも見える。その態度が俺の怒りに火を点けた。
《そうだよ!お前のせいだ!お前がしゃしゃり出て来るからこんな事になったんじゃないか!責任取れよ!!》
俺は怒りの矛先を速水へと向ける。
俺にとって「怒り」は「原動力」のようなものだ。
《ウソだろ?!マジかよ!?何で…?何で…?何でなんだよおぉ~~~!?》
「泣きっ面に蜂」とはこんな場合を言うのだろうか…?
いや、そんな甘いものではない。史上最強最悪な気分の再来だ!俺の抹殺した過去を揺るがす事態の到来だ!
慌てふためく思考とは別に現実の俺は青ざめる。
「……ウ…、ウソ…だろ…。」
思わずヨロけて倒れそうになった。幸い、壁を背にして立っていただけに醜態を曝さずに済んだ。
「あれ?何、ビビってんの?いくらなんでも、突然後ろからグサッ!なんて事はしないだろ。まぁ、それは冗談だけどさ。
とにかく、相澤にその気が無くても気をつけろよ。それで、どうする?暫く俺と行動する?そうすれば諦めるんじゃない?」
相変わらず冗談めかした軽い口調で話しかけてくる。先程の「視線」は感じられない。
《な、何なんだ…?どういうつもりだ…?》
速水の意図が分からずに戸惑う。衝撃の余韻に思考が混乱して状況が飲み込めない。そのまま黙り込む俺に速水が言う。
「まぁ、これは提案ってだけなんだけどさ。奴は俺に見られてるじゃん。ああいうタイプは変にプライドが高いからな。俺が近くに居れば寄って来ないんじゃない?」
「………。」
いつから見られていたのかは知らないが、現場を目撃されているのは明らかだ。俺とKの関係に気付いている可能性は高い。そして、速水の提案にも一理ある。確かに、Kは執念深そうな男だ。
《もう…バレてるようなもんだろ…》
俺はガクリと肩を落とす。反撃する気力も無い。
「まぁ、そんなに落ち込むなよ。俺は同じクラスだからさ、一緒に行動しても問題無いんじゃない?ああいう奴を撃退するには、それが手っ取り早いと思うけど?」
「………。」
俺が落ち込んでいる理由はKの事ではない。ゲイの事だ。
《Kが問題じゃない…ゲイが問題なんだよ…!》
だが、今の俺には手も足も口も出ない。そんな気分を知ってか知らずか、速水の方は一向に気にかけた風でもなく話を続ける。
「俺の堪だと…今頃、奴は荒れてるぜ。なんかヤバそうな雰囲気だったからさ、軽くチョッカイかけて場を和ませてやろうかと思っただけなんだけどな。ちょっと悪ノリし過ぎたかもな?あんなにマジになる事ないのにな。アイツ、頭堅すぎるぜ。」
大して悪びれた様子のない速水の口振りは一般的とも言える。学校内でもよく耳にする感じだ。興味本位で軽口を叩く事など日常茶飯事だ。イチイチ気にして腹を立てていてはキリがない。「悪意の無い悪戯」とは良く言ったものだ。そうやって平気で他人のエリアを土足で踏みにじる。そういう無神経さとバカさ加減には辟易している。
これがノンケ野郎なら軽い冗談に過ぎないのだろうが、速水はゲイだ。
《なんだコイツ?!気付いていながらワザとか?!》
あくまでも「普通」に話しかけてくる速水への不信感が大きくなる。
《コイツ…何、考えてやがるんだ…?》
俺は周りを騙すだけあって、他人の事も信用していない。常に疑ってかかる。基本的には周りとの接触を避けているのだが、学校内では全てを無視する訳にはいかない。どうしても誰かと対峙しなければならない場面も出てくる。そういう時は警戒して様子を探る。ほぼ無言で無愛想な俺に必要以上の関心を向けて来る奴など殆ど居ない。
新しいクラスになってからも挨拶がてらに声をかけて来た奴は数人居たが、ロクに目も合わさない俺の前からはそそくさと姿を消す。そういう奴等は二度と近寄って来る事もない。時折、速水のように一方的に話しかけて来る奴も居るが、無視していればやがては消え去る。俺にとってはターゲットの条件を満たさない奴など「論外」か「ザコ」でしかない。
だが、速水に関しては最初の出足から挫いている。既に「俺の仮面」は剥がれている。今更「演技」に切り替える事も出来ない。しかも、ゲイは「復讐」の対象にもならない。
《俺の弱みを握ってどうするつもりだ…?!》
ゲイに対する免疫はあるが、こうして直に対峙するのは数年振りの事だ。
「………。」
俺は無言を決め込む。少しずつ思考は戻っているものの、対応策など思い浮かぶはずもない。地下牢の囚人が刑罰を受ける気分だ。
「他人の喧嘩に首を突っ込むつもりはないけどさ、暫くは要注意って意味だ。ああいうタイプは逆上しても意外とビビリだったりするからな。その内、頭も冷めるだろ。気にするほどでもない。」
いつの間にか、廊下の壁を背して立つ速水は俺からも少し距離をとっている。必要以上に接近して来る事もない。今は、まるで他愛もない雑談といった感じの雰囲気だ。
《な、何だ…?コイツ、ゲイにしては普通っぽいような…?》
街中で声をかけて来る「ゲイ独特」の雰囲気とは違う事に気付く。
《でも、確かにゲイだよな。今度は絶対に間違いない!》
俺は「直感」でゲイとノンケを見分けるが、その理由までは考えた事が無かった。
《あれ…?何でだ…??》
そもそも、ゲイはナンパして来るものだと思っている。要は、セックス相手として声をかけて来るという事だ。街中で声をかけてくるのはゲイだけではない。イヤらしい目つきで近寄って来る輩も居る。ターゲットよりも露骨で卑猥で下心丸出しだ。しかも、荒っぽくて下品でしつこい。そんな輩の「視線」を感じるだけでも身の毛がよだつ。
その点、ゲイは見た目の露骨さが余り無い。一見すると一般人に見えるのだが、視線が合うとニッコリと微笑みかけてくる。その瞬間に俺は「直感」で逃げる。しつこく追いかけられたり乱暴な扱いを受けた事は無い。どちらかと言えば、一般人よりも優しく親切だったりもする。当然、ゲイにも下心があるのだろうが、考えてみれば「男の俺」に声をかけて来るのはスジが通っているとも言える。
なんと複雑な世の中だろうか…?
俺にはサッパリ理解不能だ。
《コイツは何が目的で近づいて来たんだ…?さっき、偶然じゃないって言ってたよな?最初から俺に目をつけてたって事だよな?》
《その割には普通っぽい…。ゲイを隠してるって事だよな…?俺にバレるとマズいとか…?だったら何でわざわざ近付いて来たりしたんだよ?!》
《そもそも、俺はゲイじゃない!何を怯む必要があるって言うんだ!》
《あ、でも…さっきので全部バレてるよな…?》
考えれば考えるほど思考が乱れてゆく。ゲイの速水を前にしてまともでいられるはずもない。
《ああ~~!もう!一体、どういう事なんだよ?!》
《大体、ゲイが同じクラスなんて聞いてない!そんな事を誰が勝手に決めやがったんだよ?!クッソ~!ムカつく~~!》
再び、怒りが込み上げて来る。
「しゃしゃり出る気は無いけどさ。俺がチョッカイかけたせいで無駄に拗れたとしたら…、俺も少しは責任感じるしさ。ただ、見過ごせないってだけなんだけど…。」
速水が小さく溜め息を吐いて言う。肩を竦めながら鼻先で軽く笑う仕草は「厄介事が増えたな」とでも言いたげだ。少しばかり反省の色を見せながら、半分は他人事とでもいう感じだ。何も答えない俺に愛想を尽かし始めたようにも見える。その態度が俺の怒りに火を点けた。
《そうだよ!お前のせいだ!お前がしゃしゃり出て来るからこんな事になったんじゃないか!責任取れよ!!》
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