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相澤の改心〈3〉
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俺は外見だけでなく声までもが女みたいだ。子供の頃からキーが高くて透き通るような声質だった。だが、殆ど喋らないので自分の声などまともに聞いた事がない。小学校の音楽の授業で1人ずつ歌わされたりした事もあるが、あまりの恥ずかしさに蚊が泣くような声しか出なかった。と言うよりも本当に泣いてしまった。そんな自分が情けなくて格好悪すぎて、中学になってからはボイコットするようになった。仮病を使って保健室で寝るだけだ。その時ばかりは生っ白くてひ弱な外見が大活躍したものだ。
変声期は有ったような無いような…?少しばかり声が低くなった気もするが、他の奴等のようなしゃがれ声でもなければ低くて太い声でもない。そんな自分の声も嫌いで喋る事も殆どしない。
ターゲットを相手にする時だけは必要に応じて会話もするが、その時の俺の声は男にしては可愛らしい。鈴が鳴るような若干甘めで柔らかな声質だ。バカな野郎共はその声にも惑わされるらしい。セックスの最中に耳元で小さく話しかけると、興奮してヒートアップするぐらいだった。
それは俺の武器でもあるが、最大の欠点とも言える。喧嘩をするには迫力が無い。大声など出した事もないが、自分があんなに「キャンキャン吠えるメス犬」のようだとは思ってもいなかった。全くもってショックだ。しかも、嫉妬を剥き出しにしたような女みたいな姿は史上最悪この上なしだろう。
ここまで考えて、俺は初めて気が付いた。
《俺は女が嫌いだ!》
俺に向かって来る女が居れば男同様に復讐する気持ちはあった。セックスなど簡単な事だと思っていた。経験は無くとも勃起するのだから突っ込む事も出来るはずだ。しかも、俺は男なのだから本来はそういう役割の身体をしている。女の感じさせ方などは知らないが、突っ込んで腰を振れば良いだけだ。いつも俺がやられている事だ。
《……ウゲッ…、気持ち悪っ…!》
そんな事を考えてブルリと身震いがした。見事に全身の毛穴が開いてゾワゾワした。それほどに「自分の醜態」が見苦しくて嫌になったのだろう。女扱いされる事への激しい抵抗感と、現実の自分がそう見えてしまう事への強い拒絶感だ。これが「女嫌いへの道」の第一歩なのかもしれない。
そもそも、俺は女よりも先に男に執着していた。子供の頃、仲間に入れてもらえない事が悲しくて寂しくて辛かったからだ。その思いから、いつも男ばかりを目で追っていた。そこから野郎共への復讐が始まったのだから、女に関心を向けている暇など無かったという事もある。
セックスに関してもそうだ。俺が得る知識は男同士のものばかりだった。「ゲイ」という一言から始まり俺の世界は男一色に染まった。ノンケ野郎ばかりを狙ったのは俺なりの拘りがあった。ゲイ相手では復讐どころではなくなるからだ。速水の一件がそれを物語っている。
《考え出したらキリがないな…》
次々と頭に浮かぶ思考が止まらない。順を追って考えて行くしかないのだろう。
《佐久間と葉山はどうなんだろう…?》
ふと、そんな事を考えてみる。俺は他人のセックスに関心を示した事がない。勿論、男の裸を想像した事もない。それをやると「ゲイへの道」まっしぐらだろう。
それに対する抵抗感なのか?それとも俺の性質なのか?俺の自慰行為は刺激によるものだ。これは小学生の頃からなので分からない。しかも、他人とそんな会話をする事さえ無いのだから知るはずもない。俺だけが知る、俺だけの世界だ。
《う~ん、あの2人の場合だと佐久間がタチになるのか?》
取り敢えず想像してみる。
《うわっ?!ヤバイ…!俺は何を考えてんだ?!》
慌てて想像を掻き消す。殆ど想像もしない内に変に心臓がドキドキしてしまったからだ。思いがけず、佐久間の口唇と手に触れた時の感触を思い出してしまったのだ。
《あ、あの時は俺もまともじゃなかったからな…。こ、これはノーカウントだろ!》
佐久間に対しての罪悪感が大きくなり申し訳ない気持ちになる。
佐久間をターゲットに決めてセックス対象に考えていたのは事実だが、実際に触れてみるまでは具体的に想像した事は無かった。信じてもらえないかもしれないが、これは本当の事だ。何度も言うが、俺にとってのセックスは「復讐の手段」に過ぎない。セックスに「色恋」など有るはずもない。当然、佐久間に対しても同じ感覚だった。思いの外ドキドキしてしまったのは全くの予想外で、そこから全てが崩れて行ったのだ。
それが恋愛感情になるのかどうかさえも不明だ。何よりも、佐久間を「性的」に見るなど失礼にもほどがある。これは二度と考えてはならない事だ。
《ダ、ダメだ…。他の事を考えよう…》
佐久間の事を考えるとトラウマになりそうだ。怒らせたのは俺が悪いのだが、さすがに迫力が有り過ぎた。腹の中では強がっていても実際の俺は「ビビリ」だ。これも自分の嫌いな一面だ。
俺がこうなってしまったのも、全ては周りの奴等のせいなのだ。だが、今更…誰に文句を言えは良いのかも分からない。
《は、葉山の方で考えよう…》
咄嗟に視点を切り替える。これは俺なりの防衛反応だろう。取り戻した「心」は剥き出しで弱い。無駄に傷付く事を恐れている。と言うよりも、必要以上に落ち込まないようにしているのかもしれない。これは心の作用だろう。
佐久間よりも葉山の方が平凡に見える分だけ身近に感じられる所がある。昨日の「熱血正義感丸出し振り」を見れば悪い奴ではないのだろう。
《佐久間が惚れるぐらいだからな…。人は見かけに寄らないって事だよな…?》
「男同士の約束か…。」
葉山に言われた言葉が頭に残っている。「卑怯な手を使うな」と言われた時はカチンときたが、一方的に俺を責め立てている風ではなかった事が幸いしている。佐久間を護る為に葉山自身が真っ向から勝負を挑んで来たというところだろう。なかなか男気のある奴だ。
《………フン。そこは褒めてやってもいい…》
素直でない俺の負け惜しみでしかないが、葉山に対しては微妙に対抗意識を燃やしたくなる。決してそれは嫌な感情ではない。
俺は周りの人間の言動や反応に敏感だ。何よりも、自分の感情を逆撫でされるのが一番嫌いだ。葉山の言葉にはそれが無かった。
人間とは、自分を護る為に他人を攻撃する習性がある。1対1ならまだ良いが、他人事でも首を突っ込んで来る奴も居る。まるで自分が「正義」にでもなったかのように、安全な位置から他人を攻撃して勝ち誇ったようになりやがる。それこそ、勘違いも甚だしい。
これも、俺が人間を嫌う理由の一つだ。周りから疎外されて蔑視されて来た俺は、傷付けられた心を護る為に怒りを溜め込んで来た。表に出せない分だけ内なる感情は荒れ狂った。そして、復讐という形で怒りの刃を周りに向けたのだ。「やられたらやり返す!」「ナメられたままでは終われない!」という怒りの爆発だった。それが最初の「キッカケ」となった。
俺には味方など1人も居なかっただけに孤独だった。俺が「勝ち負け」に拘るようになったのはそれもある。人生とは「戦(いくさ)」のようなものだ。
周りを敵視するようになり他人との接触を避けるようになった。人間など信用出来ない。味方など何処にも居ない。全ては「自分を護る」為にした事だ。そんな俺を責める権利など誰にも無い。
だが、実際の俺は殴り合いのケンカも出来ないほどに弱い。人前ではオドオドしている。言いたい事も言えず、成りたい自分にも成れないでいる。腹の中で怒りを爆発させるだけで「復讐」以外は何も出来ない事を思い知る。
「内なる自分」と「現実の自分」が違うのだから手に負えない。その葛藤から俺が歪んでしまうのも仕方のない事だろう。
少しは俺の「複雑さ」を理解出来ただろうか?
人間という生き物は本当に複雑で難しい。
変声期は有ったような無いような…?少しばかり声が低くなった気もするが、他の奴等のようなしゃがれ声でもなければ低くて太い声でもない。そんな自分の声も嫌いで喋る事も殆どしない。
ターゲットを相手にする時だけは必要に応じて会話もするが、その時の俺の声は男にしては可愛らしい。鈴が鳴るような若干甘めで柔らかな声質だ。バカな野郎共はその声にも惑わされるらしい。セックスの最中に耳元で小さく話しかけると、興奮してヒートアップするぐらいだった。
それは俺の武器でもあるが、最大の欠点とも言える。喧嘩をするには迫力が無い。大声など出した事もないが、自分があんなに「キャンキャン吠えるメス犬」のようだとは思ってもいなかった。全くもってショックだ。しかも、嫉妬を剥き出しにしたような女みたいな姿は史上最悪この上なしだろう。
ここまで考えて、俺は初めて気が付いた。
《俺は女が嫌いだ!》
俺に向かって来る女が居れば男同様に復讐する気持ちはあった。セックスなど簡単な事だと思っていた。経験は無くとも勃起するのだから突っ込む事も出来るはずだ。しかも、俺は男なのだから本来はそういう役割の身体をしている。女の感じさせ方などは知らないが、突っ込んで腰を振れば良いだけだ。いつも俺がやられている事だ。
《……ウゲッ…、気持ち悪っ…!》
そんな事を考えてブルリと身震いがした。見事に全身の毛穴が開いてゾワゾワした。それほどに「自分の醜態」が見苦しくて嫌になったのだろう。女扱いされる事への激しい抵抗感と、現実の自分がそう見えてしまう事への強い拒絶感だ。これが「女嫌いへの道」の第一歩なのかもしれない。
そもそも、俺は女よりも先に男に執着していた。子供の頃、仲間に入れてもらえない事が悲しくて寂しくて辛かったからだ。その思いから、いつも男ばかりを目で追っていた。そこから野郎共への復讐が始まったのだから、女に関心を向けている暇など無かったという事もある。
セックスに関してもそうだ。俺が得る知識は男同士のものばかりだった。「ゲイ」という一言から始まり俺の世界は男一色に染まった。ノンケ野郎ばかりを狙ったのは俺なりの拘りがあった。ゲイ相手では復讐どころではなくなるからだ。速水の一件がそれを物語っている。
《考え出したらキリがないな…》
次々と頭に浮かぶ思考が止まらない。順を追って考えて行くしかないのだろう。
《佐久間と葉山はどうなんだろう…?》
ふと、そんな事を考えてみる。俺は他人のセックスに関心を示した事がない。勿論、男の裸を想像した事もない。それをやると「ゲイへの道」まっしぐらだろう。
それに対する抵抗感なのか?それとも俺の性質なのか?俺の自慰行為は刺激によるものだ。これは小学生の頃からなので分からない。しかも、他人とそんな会話をする事さえ無いのだから知るはずもない。俺だけが知る、俺だけの世界だ。
《う~ん、あの2人の場合だと佐久間がタチになるのか?》
取り敢えず想像してみる。
《うわっ?!ヤバイ…!俺は何を考えてんだ?!》
慌てて想像を掻き消す。殆ど想像もしない内に変に心臓がドキドキしてしまったからだ。思いがけず、佐久間の口唇と手に触れた時の感触を思い出してしまったのだ。
《あ、あの時は俺もまともじゃなかったからな…。こ、これはノーカウントだろ!》
佐久間に対しての罪悪感が大きくなり申し訳ない気持ちになる。
佐久間をターゲットに決めてセックス対象に考えていたのは事実だが、実際に触れてみるまでは具体的に想像した事は無かった。信じてもらえないかもしれないが、これは本当の事だ。何度も言うが、俺にとってのセックスは「復讐の手段」に過ぎない。セックスに「色恋」など有るはずもない。当然、佐久間に対しても同じ感覚だった。思いの外ドキドキしてしまったのは全くの予想外で、そこから全てが崩れて行ったのだ。
それが恋愛感情になるのかどうかさえも不明だ。何よりも、佐久間を「性的」に見るなど失礼にもほどがある。これは二度と考えてはならない事だ。
《ダ、ダメだ…。他の事を考えよう…》
佐久間の事を考えるとトラウマになりそうだ。怒らせたのは俺が悪いのだが、さすがに迫力が有り過ぎた。腹の中では強がっていても実際の俺は「ビビリ」だ。これも自分の嫌いな一面だ。
俺がこうなってしまったのも、全ては周りの奴等のせいなのだ。だが、今更…誰に文句を言えは良いのかも分からない。
《は、葉山の方で考えよう…》
咄嗟に視点を切り替える。これは俺なりの防衛反応だろう。取り戻した「心」は剥き出しで弱い。無駄に傷付く事を恐れている。と言うよりも、必要以上に落ち込まないようにしているのかもしれない。これは心の作用だろう。
佐久間よりも葉山の方が平凡に見える分だけ身近に感じられる所がある。昨日の「熱血正義感丸出し振り」を見れば悪い奴ではないのだろう。
《佐久間が惚れるぐらいだからな…。人は見かけに寄らないって事だよな…?》
「男同士の約束か…。」
葉山に言われた言葉が頭に残っている。「卑怯な手を使うな」と言われた時はカチンときたが、一方的に俺を責め立てている風ではなかった事が幸いしている。佐久間を護る為に葉山自身が真っ向から勝負を挑んで来たというところだろう。なかなか男気のある奴だ。
《………フン。そこは褒めてやってもいい…》
素直でない俺の負け惜しみでしかないが、葉山に対しては微妙に対抗意識を燃やしたくなる。決してそれは嫌な感情ではない。
俺は周りの人間の言動や反応に敏感だ。何よりも、自分の感情を逆撫でされるのが一番嫌いだ。葉山の言葉にはそれが無かった。
人間とは、自分を護る為に他人を攻撃する習性がある。1対1ならまだ良いが、他人事でも首を突っ込んで来る奴も居る。まるで自分が「正義」にでもなったかのように、安全な位置から他人を攻撃して勝ち誇ったようになりやがる。それこそ、勘違いも甚だしい。
これも、俺が人間を嫌う理由の一つだ。周りから疎外されて蔑視されて来た俺は、傷付けられた心を護る為に怒りを溜め込んで来た。表に出せない分だけ内なる感情は荒れ狂った。そして、復讐という形で怒りの刃を周りに向けたのだ。「やられたらやり返す!」「ナメられたままでは終われない!」という怒りの爆発だった。それが最初の「キッカケ」となった。
俺には味方など1人も居なかっただけに孤独だった。俺が「勝ち負け」に拘るようになったのはそれもある。人生とは「戦(いくさ)」のようなものだ。
周りを敵視するようになり他人との接触を避けるようになった。人間など信用出来ない。味方など何処にも居ない。全ては「自分を護る」為にした事だ。そんな俺を責める権利など誰にも無い。
だが、実際の俺は殴り合いのケンカも出来ないほどに弱い。人前ではオドオドしている。言いたい事も言えず、成りたい自分にも成れないでいる。腹の中で怒りを爆発させるだけで「復讐」以外は何も出来ない事を思い知る。
「内なる自分」と「現実の自分」が違うのだから手に負えない。その葛藤から俺が歪んでしまうのも仕方のない事だろう。
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