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マレージャコウネコの刺青

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彼等には刻まれていたという。


おぞましい魔獣の刺青が…。


マレージャコウネコの刺青


女占い師の部下一人目


狂いの調香師


―香水―


それは、犠牲によって生まれる品、


鼻と脳を狂わせるもの。


―調香師の男―


あるお洒落な大都市に「調香師の男」がいた。


調香師は、香料を組み合わせて新しい香りを生み出す天才の職業。 


誰かの悩みの数だけ生み出すから、自分の寿命を削った。


生まれた香りは、「水晶の小瓶」の中へと液体として閉じ込められた。


調香師の男の香水は、高値で売れた。


見えない努力は、必ず報われる。


香水は、分かる人のもとへ届いた。


そして、香った。


―香る部屋―


棚に香水瓶が並ぶ部屋。


調香師の男は、見えない客の顔を思い浮かべながら、香料を組み合わせていた。


「きっと、あのカモミールとリンデンの香りは、不眠症で真っ暗お目めの人を眠らせたに違いない」


「クラリセージとローズの香りは、あの勘違い女の腕の傷を薄くしてくれる」


「発明家さんは、レモングラスとローズマリーの香水を薬品にまぜて、脳ごと吹き飛んでくれただろうか」


調香師の男は、喜びと共に、新しい香りを生み出した。


生まれたのは、とても良い香りのする蜂蜜の香水。


誰かの苦労がとけた香りがした。


有名な調香師の香水は、調香師の名だけで評価されて、着飾り中毒の女や、厚化粧の女装家に売れて、精神科の遊び道具としても売れた。


「…」


客は満足感に浸った。


客からは感謝の手紙が届いた。


「良い香りです」「良い香りです」


天才には響かない言葉が並ぶ。


調香師の男は、疑問を浮かべた。


「良い香りとは何か」


甘い香り?


きつい香り?


無難な香り?


分からなくなってきた。


この優秀な鼻でも、片方だけの脳でも理解出来ない。


調香師の男は、良い香りの更に上を求めた。


「自分自身が満足感に浸れる香り」


調香師の男は、しばらく考え込んだ。


一人では分からないから、助言を求めた。


水晶玉で曖昧な未来を伝えるという、


「女占い師」に。


―カルミアの女占い師―


調香師の男は、椅子に腰掛けた女占い師の前に用意されていた古椅子に腰掛けた。


どこからか、「カルミアの香り」がする。


調香師の男は、鞄から香水瓶を取り出して、「ヤロウの香り」をかいだ。


女占い師は、微笑した。


「心が弱いのですね」と。


調香師の男は、見透かされた気分でいた。


その姿が女占い師の水晶玉へと映り、女占い師は助言を伝えた。


「水晶は伝えます、


曖昧な未来を、


香りに頼り、生かされる者は心が弱く、つねに不思議な力に惹かれます、


あなた、新しい香りを求めていますね、


その香りは、あなたを狂わせる香りです、


けれど、その香りはあなたが満足感に浸れる香りでもあります、


固定観念を捨てなさい、


あなたが惹かれた香りは、たとえ他人に理解されなくても、あなたにとっては良い香りです、


草花から離れて、人のぬくもりと、冷たさを組み合わせてみては?」


調香師の男は、しばらく考え込んだ。


そして、何かを思い浮かべながら、笑みを浮かべた。


女占い師は、微笑した。


「良い香りを見つけたら、ここへ戻ってきてください、


あなたへ、二つめの助言をあたえます」


調香師の男は、女占い師へ占いの代金を支払うと、鞄から香水瓶を取り出して、レモングラスの香りをかぎながら、暗い部屋から出ていった。


その表情はどこかの殺人鬼たちのように不気味で、どこか芸術的だった。


生きていた。


―優秀な鼻―


調香師の男は、助言の通りに固定観念を捨てた。


人々で賑わう喧しい露店を歩いた。


果物や、こんがり肉の香りが、あちらこちらからした。


「あれらを組み合わせて香水にしたら、いいかもしれない」


だが、その足は立ち止まらない。


果物やこんがり肉の香水?


それは誰かが作り出しそうな退屈な作品だった。


調香師の男は、急ぎ足で露店を抜けた。


「ここは…」


そこは、乞食が身体にまとわりついてくる裏通りだった。


普段ならば、「ここは臭い」と、歩かなかった場所。


乞食の少年少女がこちらを見ている。


幸薄そうな、かわいい顔。


家と呼ばれる物置小屋からは、異臭がした。


だが、冷静に考えてみる。


この香り、本当に臭いのか。


人間の股ぐらも、癖になる香りを放ち、それが興奮を高めるし、


ヨダレもキスの時には甘い香りの液体で脳を狂わせる。


人間は、これらの異臭を臭いと思い込んでいるだけに違いない。 


良い香りかもしれない。


調香師の男は、「優秀な鼻」で、香りをかぐ事にした。


あの幸薄そうな少年少女の汚れた手には金を握らせた。


調香師の男は、親がどこかに出掛けた隙を見て、少年少女の股ぐらに鼻を埋めて、ソコの香りをかいだ。


調香師の男は、優秀な鼻をつぶした。


ニオイ中毒になった。


―人間香水―


調香師の男は、棚に香水瓶が並ぶ部屋で、ひとり考え込んでいた。


常識ではありえないことだ。


どうやら、人間を香水にしたいようだ。


人間からは、汗や尿や血を絞り出せる。


それが香料になるのではと考えたのだ。


だが、香料にしたいのは、草花ではなく、動く人間。


手足があるから、理不尽に摘まれるだけの草花とは違う。


摘もうとしたら、誘拐罪に問われ、液体を絞り出そうとしたら、抵抗してくるに違いない。


調香師の男は、苛立ちを柔くするために香水瓶を鞄から取り出し、「リンデンの香り」をかいだ。


―まずは小動物から―


人間に手を出すのは、まだ早い。


調香師の男は、小動物で試す事にした。


彼等は動くし、歯で噛むが、厄介さは人間程ではない。


調香師の男は、理不尽なやり方で、小動物から、汗や尿を絞り出すと、さいごにかわいい身体をずだ袋の中へと閉じ込め、鈍器で撲殺した。


調香師の男は、血を絞り出すと、それを、空(あき)の水晶の小瓶へ流し込み、そこへ別の液体を流し込んだ。


「んー良い香りだ、だがもっと寝かせないと」


その時、調香師の男は気付く。


満足感に浸る、狂喜な自分に。


「やはり、調香師は楽しい、 


この組み合わせてる時が一番楽しい」


調香師は、不気味に笑いながら、高笑いをした。


―極上の香料―


露店に「ひとさがしの張り紙」が貼られるようになった頃。


調香師の男は、棚に香水瓶が並べられた部屋へ、香料となる獲物を運んでいた。


それは、頭から血を流した人間。


中年の男だった。


調香師の男は、中年の男の身体を、頭からずだ袋をかぶせられた女の隣へ寝かせた。


赤黒い床には、二人の男女の身体が並ぶ。


「さてと、香料を絞り出すか」


調香師の男が、鈍器で中年の男を撲殺しようとすると、カルミアの香りがして、部屋の中へと誰かが入ってきた。


「女占い師」だった。


「また来るようにと約束したのに」


調香師の男は、慌てた。


だから、嘘を並べたが、女占い師には、些細なことだった。


「動物だけでは物足りなくなるのも、


私が愛したお客さまたちの特徴、


ひとごろしは、あなたたちが生きた証、


その形は、様々で個性的、


いいでしょう、ここで二つめの助言をあたえましょう、


水晶は伝えます、


狂いの調香師へ、


極上の香料を求めなさい、


それは、黒いローブの男の中から絞り出せます、


その体臭は、多くの命を狩り取った血生臭い香りで満たされ、きっと、その汗や尿も血も他人には、簡単にはかがせないでしょう、

 
けれど同じ人間、


殺せます」


調香師の男は、極上の香料を求める事にした。


極上の香料と、もうひとつの香料を組み合わせて、「極上の香水」を生み出そうと思ったのだ。


極上の香水なのだから、誰もが満足感に浸るに違いない。


こんな変わり者でも満足感に浸れる香水。


調香師の男は、中年の男の身体へとまたがり、鈍器を振り上げると、欲望の叫びと共に、


「かぎたい」ドス!


「香料を手に入れたい」ドス!


「組み合わせたい」ドス!


「満足感に浸りたい」ドス!と、


中年の男を撲殺した。


女占い師は、微笑しながら部屋から出ていった。


……。


「黒いローブの男」は、そこで「分厚い本」を閉じた。


そこには、「マレージャコウネコの刺青」と、黒文字で書かれていた…。


―狂いの調香師―


次の標的は、この変態殺人鬼。


「狂いの調香師」


新しい香水を生み出す為に、女占い師が選んだ人間を金の力で誘拐しては、香水瓶が並ぶ部屋へと閉じ込めて、獲物が逃げようがお構い無しに、鈍器を手に、狂喜な笑顔で襲い掛かってくる。


獲物は、恐怖のあまりに床へと失禁し、調香師の男は、それを小瓶の中へ。


汗も生きているうちにいただき、


中から血を絞り出す。


その光景は、額縁ふるえる地獄絵。


だがアート。


生まれた香水は、彼等の良い香り。


調香師の男は、黒いローブの男を見つけるまでそれを繰り返した。


この猟奇殺人は、ばれない。


きっと、女占い師の部下たちのおかげ。


部下になったおかげ。


邪魔者は、お互いに消し合う。


犠牲者は、誰かの悩みの数だけ…つまり、調香師の男の悩みの数だけ増えた。


そして、やっと見つけた。


露店を歩く黒いローブの男の姿を。


かすかに「チューベローズの香り」がした。


―チューベローズの黒いローブの男―


調香師の男は、黒いローブの男を金の力で、家へと誘った。


広い地下室のあるお家。


黒いローブの男の背後で扉が閉められる。 


調香師の男は、黒いローブの男と退屈な食事を終えると、「棚に香水瓶が並べられた部屋」へと誘った。


その部屋は地下にある。


みんなが運ばれたり、追い詰められた部屋。


調香師の男は、黒いローブの男を、あの部屋へと案内した。


ふたりは食事をした部屋を出て、扉がいくつもある、薄明かりの灯る廊下を歩く。


調香師の男は、「ちゃんと付いてきてるかい」と、笑顔で後ろを振り返った。


黒いローブの男の姿が見えない。


調香師の男の表情が曇る。


香水瓶を間違えて割った時のような気分だ。


かすかに香るのは、あの黒いローブの男を見つけた時に香ったチューベローズの香り。


調香師の男は、棚に香水瓶が並べられた部屋から鈍器を持ち出した。


チューベローズの香りがする方へ、片手に持った鈍器を床へと引きずりながら歩いた。

 
「見つけたら汗をかいてるだろうな、恐くて泣いてお漏らししてるかも、アア、香りが近い、血が近い」


チューベローズの香りがする部屋はここだ。


調香師の男は、扉を開いた。


だが、黒いローブの男の姿は見当たらない。


部屋の床には、「分厚い本」が置かれていた。


香りの主は、分厚い本だった。


この本はいったい…。


調香師の男は、分厚い本を開いた。


そこには、「マレージャコウネコの刺青」と、黒文字で書かれていた。


そして、声は聞こえてきた。


【狂いの調香師よ、その手で生み出した香水の数は、不幸の数、抵抗もむなしく消えた命の数である、


大自然からの裁きを受けよ、


汗をたらし、失禁し、血を絞り出すのだ、そうすれば水晶の小瓶の中へ閉じ込められた彼等の気持ちを理解するだろう、


そこに極上の香りは香る】



調香師の男が、後ろへと振り返ると、そこには、電撃棒を手にした黒いローブの男が立っていた。


黒いローブの男は、言った。


「お前が私を香水瓶の中へ閉じ込めたいように、私も、お前のようなクズを分厚い本の中へ閉じ込めたいのだ」


黒いローブの男は、電撃棒の電源を入れると、バチバチと鳴らしながら、調香師の男へと近付いてきた。


調香師の男は、鈍器を構えた。


身体がふるえる。


汗が身体から絞り出され、恐怖で…だが、負けられない。


そこに極上の香料がある限り。


調香師の男は、黒いローブの男へと襲い掛かった。


撲る。空振り。撲る。空振り。


黒いローブの男の電撃棒が、調香師の男の腹を直撃した。


電撃が身体中を走る。


 絶叫が絞り出される。


皮膚が焦げた香りがした。


このままでは狩り取られる。


調香師の男は、黒いローブの男の隙を見て、部屋から逃げ出した。


薄明かりの廊下の曲がり角に身を隠して、黒いローブの男が通る瞬間を鈍器で狙い、撲った。


カラカランと、電撃棒が廊下に転がる。


調香師の男は、鈍器で黒いローブの男を撲った。


絶叫が絞り出される。


ドス!ドス!




床には四つん這いの黒い獣。


調香師の男は、電撃棒を床へと捨てると、黒いローブの男の後ろから覆いかぶさり、その首もとへ鼻をくっ付けて、汗の香りをかいだ。


「フンが、フンが、いい香りだ、


私を狩り取りたかったくせに、逆転された途端に汗まみれじゃないか、あの女占い師の言った通りに普通の人間だ、もっと色んな香りを出してくれ」


調香師の男は、黒いローブの男の全身をかいだ。


頭皮や、脇の香りをかぎつづけている。


狩り取るには、絶好の好機だった。


黒いローブの男は、袖から仕込みナイフを出すと、首もとの香りをかぐ変態殺人鬼の鼻へと「突き刺した」


悲鳴。


調香師の男の鼻から、大量の血が溢れ出た。 


痛い。痛い。


だが、諦めていない。


這いながら、黒いローブの男へと近付いてくる。


汚れた液体だらけ。動く香水。


調香師の男は、黒いローブの男の足首を掴んだ。


そして、黒いローブの男の足の香りをかいで、しばらくして死んだ。


その顔は、満足感に満ちていた。


狂いの調香師と呼ばれ、多くの命を水晶の小瓶の中へ閉じ込めたニオイ中毒の男。


その股ぐらには、香料の為に狩り取られる香りの妖獣、「マレージャコウネコの刺青」が、怯えるように刻まれているという…。

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