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ヒメウォンバット・アノアの刺青
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彼等には刻まれていたという。おぞましい魔獣の刺青が…。
「ヒメウォンバットの刺青」
「アノアの刺青」
年間を通じてもわずかな雨量しかない乾燥地に、負けず嫌いの「小人」は住んでいた。
身体はとても小さかったが夢だけは誰よりも大きかった。
夢は世界地図を完成させること。
「誰かの役に立つこと」だった。
小人はいつものようにブカブカの服に着替えると奇妙な被り物をかぶって「遺跡の町」へ出掛けた。
―遺跡の町―
誰もが小人の小さな身体を見てケラケラと笑っていたが小人は負けていなかった。
胸を大きくて張って、大きく歩いて、小さな強さを見せようとしていた。
その姿はとても滑稽だったが、本人は真剣そのものだった。
(見ておれ、いつか凄い世界地図を完成させちゃる…)
小人は遺跡の町の最下層まで降りると大きな扉の前で親方さま、と叫んだ。
大きな扉を開いて出てきたのはこれまた大きな巨人だった。
親方は大きくて暖かい手で小人の頭を撫でると、作業机に向かって歩き始めた。
小人は親方の後を追うと 、親方が作業机にたどり着く前に親方の身体をよじ登り、いつものお気に入りの場所へ腰掛けた。
そこは親方の肩の上だった。
小人は親方に相談した。
「わい、人と違って変か?」
親方は首を左右に振ってくれた。
「そうか、今日も人間に笑われたんや、やっぱり人間はわいらのことを人間として見てないんや、親方さまは人間の為にこんな場所でずっと世界地図を書き続けとるのに、あいつらはなんも、親方さまに感謝せぇへん、わいらだって人間やのに、なんで才能を認めるだけで、わいら自身は人間として認められんのやろうか、あいつらはわいらがおらな地図もろくに書けへんのに」
親方は何も言わなかった。
ただ、悲しげな笑みを浮かべるだけだった。
親方は理解していたのだ。自分の「巨人」としての存在理由を。
親方は巨人族の中ではとても小さい方で巨人の中では小人扱いされ馬鹿にされていた。
親方には地図を書く才能があったが鍛冶屋が全ての世界にその才能は必要なかった。
親方は仲間や兄弟たちに罵られた結果、巨人の国を飛び出した。
それは恐ろしく過酷な旅だったという。
親方のように小さな巨人でなければ旅を続けるのは不可能だっただろう。
親方の中途半端な身体は時として武器となり、盾となった。
そして世界を廻ってこの遺跡の町にたどり着いたのだ。
最初は巨人だと恐れられていた親方だったが、親方の気の弱い性格は直ぐに人間たちに見抜かれた。
人間たちは親方に言った。
何か、売りに出来るものはあるか、と。
困り果てた親方が見せたのは一枚の巨大地図だった。その地図には町以外の道が丁寧に書かれていた。人間たちはそれを難しそうに見ていた。そこには人間たちがまだ見たこともない場所が書かれていた。
人間たちはそこで初めて知った。
この世界が広く危険に満ちていることを。
親方はこの時に見せた人間たちの醜い顔を今でも覚えているという。
親方は人間たちに迎えられた。
「地図書きの巨人」として。
親方はこれで満足していた。
たとえ才能を買われただけだったとしても、才能も自分のことも認めてくれなかった巨人たちよりはずっとマシだと。
親方は小人に言った。
世界地図を完成させたら一緒に旅に出よう、そして町の地図を書こう、私達を認めてくれる町の大きな地図を…。
親方は小人の負けず嫌いな性格を見抜いた上で言っていた。
小人がいつの日か人間に逆らわないように…。
だが、小人の小さな胸は破裂寸前だった。
「町の地図なんて書かんでええ、この町だって歩いただけで笑われるんや、また人間にこきつかわれて、最下層に閉じ込められるだけや、親方はいっつも泣いとる、親方の友達はわいだけやないかっ!!」
小人は親方の肩の上から飛び降りると床に落ちていた書きかけの地図を見下ろして小さな拳を熱く握り締めた。
「わいの夢は誰かの役に立つことや、それが誰なんか、今はっきりしたわ、親方さまの夢はわいの夢や、わいが夢叶えたる」
小人は、書きかけの地図を小さく折り畳むと、自分の被り物の中にしまって店を飛び出していった。
小人は勘違いしていた。
親方の夢が世界地図を完成させることだと。
本当は愛らしい小人と一緒に旅に出て、静かに暮らすのが夢だったのに…。
親方はまた、独りになってしまった。
―数日後―
小人は道に迷っていた。やはり親方のように上手くはいかない。
巨人の親方ならば軽々と越えられる山岳地帯も小人の彼にとっては一苦労だった。
小人はいつの間にか泣いていた。
そして知った。
この世界は独りでは生きてはいけない。大切な人と一緒じゃなければ
「迷ってしまう」と。
引き返そう。
小人は力を振り絞り立ち上がった。
その時だった。
「お前が地図書きの小人か…」
誰かが後ろから話し掛けてきた。
小人が振り返ると黒いローブの男が分厚い本を抱えて立っていた。
黒いローブの男は小人に言った。
道を引き返してたとえ帰れたとしても、待っているのは哀しい現実だけだ、と。
黒いローブの男は小人に「分厚い本」差し出した。
人間たちはお前たちの才能をまた利用するだろう、だから次はお前たちが人間の愚かさを利用してやるのだ、他人に頼りきる愚か者たちは虚偽を見抜けない、虚偽地図を完成させ、町から追い出すのだ、二度と帰って来れないように…。
小人の手が勝手に分厚い本を開いた。
そこには黒文字で「ヒメウォンバットの刺青」と書かれていた。
―虚偽地図の作成―
小人は適当な世界地図を完成させると、その地図に「新たな道」を書き加え、何百枚ものの「虚偽地図」を完成させた。
―地図売りの小人―
小人は遺跡の町の中で最も人通りの多い場所で虚偽地図を売り歩いた。小人の滑稽さは人の眼を止めるのに役立った。
虚偽地図は愚か者の数だけ売れたという。
―数日後―
遺跡の町から人口が激減した。犯人はもちろん地図書きの小人だ。
だが、愚か者たちは犯人が小人だとは分かっていなかった。
分かっていたのは、あの地図を手にして旅立った者は二度と帰って来なくなるということだけだった。
あの黒いローブの男が言った通りだった。
「他人に頼りきる愚か者たちは虚偽を見抜けない」
小人は虚偽地図を広げて見ていた。
小人が書き加えた「新たな道」
それは「死の道」だった。
もちろん誤った道ではない。
ただ目的地に辿り着く前に幾つかの障害がある。
猛獣の巣窟、山賊の縄張り、底無し沼、足を踏み入れると生きては出られない場所ばかりだった。
小人は虚偽を見抜けない愚か者たちを見てケラケラと笑っていた。
だが、見抜いていた者もいた。
「地図書きの巨人」だった。
愛らしい小人の心が壊れていく姿は、もう見たくない。
親方はついに立ち上がった。
その時、誰かが後ろから話し掛けてきた。
「見つけたぞ、地図書きの巨人」
見ると、黒いローブの男だった。
黒いローブの男は、分厚い本の「あるページ」を見せながら言った。
「お前が臆病者だったから、あの小人の心は壊れたのだ、小人を助けたければ、このページを読み解け、お前のような臆病者の巨人の話だ」
そこには黒文字で「アノアの刺青」と書かれていた。
親方は物語を読み終えた。
そこに書かれていた結末は災厄だった。
小人のねぐらに火を放つ、つまり「死」で小人を救え、という意味だった。
親方は、首を左右に振って店を飛び出していった。
そんな親方の脳裏に語りかけるのは、やはり あの声だった。
【迷った弟子を見捨てた愚か者よ、弟子を救いたければ、怒りの炎を放ち、死の出口へ導いてやるのだ、そうすれば業火がお前以外の罪人を焼き尽くしてくれるだろう、弟子の願いもそれで叶う、だが忘れるな、罪人を匿う場合、業火はお前を罪人と見なす、業火は主を選ぶ】
親方は小人の家の扉を叩いた。鍵は開いていた。中に入ると小人が次の虚偽地図を書き上げてニタニタと笑っていた。
この時、小人にはあの声が聞こえていた。
【人を迷わす愚か者よ、犯した罪は消えないが、己を消すことは出来る、親方の怒りを誘え、そうすれば、業火が、お前を救ってくれるだろう、だが、忘れるな、親方の怒りは未完成、お前の悪い部分しか焼き尽くさない…手足】
声は親方の言葉に消えた。
やめるんだ。
小人は親方を悲しげにみつめた。
小人は奇妙な被り物からロウソクの束を取り出すと、それを右手に暖炉の炎に近付いた。
親方が止めようとすると、小人がロウソクの束に火を灯して悲しげに言った。
夢を叶えたかった、と。
ロウソクの火が火種となり、遺跡の町は全焼した。
それは二人の夢が同時に叶った瞬間でもあった。
誰かの役に立つことが夢だった小人は親方の夢を叶えるために地図書きの「手足」を業火に捧げた。
二人で静かに暮らすのが夢だった親方は「人間たち」を代償に静かな町を手に入れた。
親方は愛らしい小人を肩に乗せて言った。
あとはお前の手足の代わりを見つけてやるだけだな、と。
もしもどこかの世界で黒焦げの遺跡が見つかっても、その遺跡には決して足を踏み入れてはいけない。
「アノアの刺青」「ヒメウォンバットの刺青」を刻んだ二人に人間の声は聞こえていないのだから…。
「ヒメウォンバットの刺青」
「アノアの刺青」
年間を通じてもわずかな雨量しかない乾燥地に、負けず嫌いの「小人」は住んでいた。
身体はとても小さかったが夢だけは誰よりも大きかった。
夢は世界地図を完成させること。
「誰かの役に立つこと」だった。
小人はいつものようにブカブカの服に着替えると奇妙な被り物をかぶって「遺跡の町」へ出掛けた。
―遺跡の町―
誰もが小人の小さな身体を見てケラケラと笑っていたが小人は負けていなかった。
胸を大きくて張って、大きく歩いて、小さな強さを見せようとしていた。
その姿はとても滑稽だったが、本人は真剣そのものだった。
(見ておれ、いつか凄い世界地図を完成させちゃる…)
小人は遺跡の町の最下層まで降りると大きな扉の前で親方さま、と叫んだ。
大きな扉を開いて出てきたのはこれまた大きな巨人だった。
親方は大きくて暖かい手で小人の頭を撫でると、作業机に向かって歩き始めた。
小人は親方の後を追うと 、親方が作業机にたどり着く前に親方の身体をよじ登り、いつものお気に入りの場所へ腰掛けた。
そこは親方の肩の上だった。
小人は親方に相談した。
「わい、人と違って変か?」
親方は首を左右に振ってくれた。
「そうか、今日も人間に笑われたんや、やっぱり人間はわいらのことを人間として見てないんや、親方さまは人間の為にこんな場所でずっと世界地図を書き続けとるのに、あいつらはなんも、親方さまに感謝せぇへん、わいらだって人間やのに、なんで才能を認めるだけで、わいら自身は人間として認められんのやろうか、あいつらはわいらがおらな地図もろくに書けへんのに」
親方は何も言わなかった。
ただ、悲しげな笑みを浮かべるだけだった。
親方は理解していたのだ。自分の「巨人」としての存在理由を。
親方は巨人族の中ではとても小さい方で巨人の中では小人扱いされ馬鹿にされていた。
親方には地図を書く才能があったが鍛冶屋が全ての世界にその才能は必要なかった。
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人間たちは親方に言った。
何か、売りに出来るものはあるか、と。
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人間たちはそこで初めて知った。
この世界が広く危険に満ちていることを。
親方はこの時に見せた人間たちの醜い顔を今でも覚えているという。
親方は人間たちに迎えられた。
「地図書きの巨人」として。
親方はこれで満足していた。
たとえ才能を買われただけだったとしても、才能も自分のことも認めてくれなかった巨人たちよりはずっとマシだと。
親方は小人に言った。
世界地図を完成させたら一緒に旅に出よう、そして町の地図を書こう、私達を認めてくれる町の大きな地図を…。
親方は小人の負けず嫌いな性格を見抜いた上で言っていた。
小人がいつの日か人間に逆らわないように…。
だが、小人の小さな胸は破裂寸前だった。
「町の地図なんて書かんでええ、この町だって歩いただけで笑われるんや、また人間にこきつかわれて、最下層に閉じ込められるだけや、親方はいっつも泣いとる、親方の友達はわいだけやないかっ!!」
小人は親方の肩の上から飛び降りると床に落ちていた書きかけの地図を見下ろして小さな拳を熱く握り締めた。
「わいの夢は誰かの役に立つことや、それが誰なんか、今はっきりしたわ、親方さまの夢はわいの夢や、わいが夢叶えたる」
小人は、書きかけの地図を小さく折り畳むと、自分の被り物の中にしまって店を飛び出していった。
小人は勘違いしていた。
親方の夢が世界地図を完成させることだと。
本当は愛らしい小人と一緒に旅に出て、静かに暮らすのが夢だったのに…。
親方はまた、独りになってしまった。
―数日後―
小人は道に迷っていた。やはり親方のように上手くはいかない。
巨人の親方ならば軽々と越えられる山岳地帯も小人の彼にとっては一苦労だった。
小人はいつの間にか泣いていた。
そして知った。
この世界は独りでは生きてはいけない。大切な人と一緒じゃなければ
「迷ってしまう」と。
引き返そう。
小人は力を振り絞り立ち上がった。
その時だった。
「お前が地図書きの小人か…」
誰かが後ろから話し掛けてきた。
小人が振り返ると黒いローブの男が分厚い本を抱えて立っていた。
黒いローブの男は小人に言った。
道を引き返してたとえ帰れたとしても、待っているのは哀しい現実だけだ、と。
黒いローブの男は小人に「分厚い本」差し出した。
人間たちはお前たちの才能をまた利用するだろう、だから次はお前たちが人間の愚かさを利用してやるのだ、他人に頼りきる愚か者たちは虚偽を見抜けない、虚偽地図を完成させ、町から追い出すのだ、二度と帰って来れないように…。
小人の手が勝手に分厚い本を開いた。
そこには黒文字で「ヒメウォンバットの刺青」と書かれていた。
―虚偽地図の作成―
小人は適当な世界地図を完成させると、その地図に「新たな道」を書き加え、何百枚ものの「虚偽地図」を完成させた。
―地図売りの小人―
小人は遺跡の町の中で最も人通りの多い場所で虚偽地図を売り歩いた。小人の滑稽さは人の眼を止めるのに役立った。
虚偽地図は愚か者の数だけ売れたという。
―数日後―
遺跡の町から人口が激減した。犯人はもちろん地図書きの小人だ。
だが、愚か者たちは犯人が小人だとは分かっていなかった。
分かっていたのは、あの地図を手にして旅立った者は二度と帰って来なくなるということだけだった。
あの黒いローブの男が言った通りだった。
「他人に頼りきる愚か者たちは虚偽を見抜けない」
小人は虚偽地図を広げて見ていた。
小人が書き加えた「新たな道」
それは「死の道」だった。
もちろん誤った道ではない。
ただ目的地に辿り着く前に幾つかの障害がある。
猛獣の巣窟、山賊の縄張り、底無し沼、足を踏み入れると生きては出られない場所ばかりだった。
小人は虚偽を見抜けない愚か者たちを見てケラケラと笑っていた。
だが、見抜いていた者もいた。
「地図書きの巨人」だった。
愛らしい小人の心が壊れていく姿は、もう見たくない。
親方はついに立ち上がった。
その時、誰かが後ろから話し掛けてきた。
「見つけたぞ、地図書きの巨人」
見ると、黒いローブの男だった。
黒いローブの男は、分厚い本の「あるページ」を見せながら言った。
「お前が臆病者だったから、あの小人の心は壊れたのだ、小人を助けたければ、このページを読み解け、お前のような臆病者の巨人の話だ」
そこには黒文字で「アノアの刺青」と書かれていた。
親方は物語を読み終えた。
そこに書かれていた結末は災厄だった。
小人のねぐらに火を放つ、つまり「死」で小人を救え、という意味だった。
親方は、首を左右に振って店を飛び出していった。
そんな親方の脳裏に語りかけるのは、やはり あの声だった。
【迷った弟子を見捨てた愚か者よ、弟子を救いたければ、怒りの炎を放ち、死の出口へ導いてやるのだ、そうすれば業火がお前以外の罪人を焼き尽くしてくれるだろう、弟子の願いもそれで叶う、だが忘れるな、罪人を匿う場合、業火はお前を罪人と見なす、業火は主を選ぶ】
親方は小人の家の扉を叩いた。鍵は開いていた。中に入ると小人が次の虚偽地図を書き上げてニタニタと笑っていた。
この時、小人にはあの声が聞こえていた。
【人を迷わす愚か者よ、犯した罪は消えないが、己を消すことは出来る、親方の怒りを誘え、そうすれば、業火が、お前を救ってくれるだろう、だが、忘れるな、親方の怒りは未完成、お前の悪い部分しか焼き尽くさない…手足】
声は親方の言葉に消えた。
やめるんだ。
小人は親方を悲しげにみつめた。
小人は奇妙な被り物からロウソクの束を取り出すと、それを右手に暖炉の炎に近付いた。
親方が止めようとすると、小人がロウソクの束に火を灯して悲しげに言った。
夢を叶えたかった、と。
ロウソクの火が火種となり、遺跡の町は全焼した。
それは二人の夢が同時に叶った瞬間でもあった。
誰かの役に立つことが夢だった小人は親方の夢を叶えるために地図書きの「手足」を業火に捧げた。
二人で静かに暮らすのが夢だった親方は「人間たち」を代償に静かな町を手に入れた。
親方は愛らしい小人を肩に乗せて言った。
あとはお前の手足の代わりを見つけてやるだけだな、と。
もしもどこかの世界で黒焦げの遺跡が見つかっても、その遺跡には決して足を踏み入れてはいけない。
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