小さきリューク シーズン1

シーズン1 病み歌姫編

第2話 頭が良くなりたい！前編

前編　4月29日 放課後帰り道
リューク＂僕､九九言えないんだよね。
走って､カズヤに追いついた､第一声だった。
カズヤ＂いきなり､どうしたんですか。
リューク＂教えてよ九九。カズヤくん､一年生のくせに2年生の途中までの勉強全部できて､生意気な子って有名になってるんでしょ？
カズヤ＂初耳ですけど。嫌な有名のなり方じゃないですか。
少し不満げな表情で言った。
リューク＂だけど､頭めっちゃ良いって事じゃん❗️
カズヤ＂九九は小学生の問題ですけどね。
リューク＂面接でこの高校入れたから良いって思ってる。

冗談だけど．．．．．．．．．．
カズヤ＂九九できない人が面積って...。
リューク＂中学は､ずっと生徒会長やってて､法律を変えたって言ったら合格だった。
カズヤ＂法律を変えたは嘘ですよね。
リューク＂なぜ､九九を言わなきゃ駄目なのとか。
カズヤ＂自分が出来ないからって議論しないで下さいよw
リューク＂だけどさ､7の段難しくない？
カズヤ＂まぁまぁですけど。
リューク＂じゃあ問題出して。
2人は歩みを止めた。
カズヤ＂はい。じゃあ､7×1は？
．．．．．
リューク＂1
リュークは自信満々に答えた。
カズヤは『え？』という顔でリュークを見ていた。
カズヤ＂7×2は？
．．．．．
リューク＂2
リュークはドヤ顔をした。
カズヤ＂『大丈夫かな？』という顔で見ていた。
カズヤ＂その感じじゃ､全部言えないですね。
リューク＂もう九九はいいや。高一の問題から今やってる問題まで全部分かんない。
カズヤ＂赤点ですね。
リューク＂明日教えてよ。
カズヤ＂良いですけど。

２人は気づいていないが､後ろに誰かがいる。
カリン＂さすがは､リュークくん！もう､新一年生時仲良しだ！

〈作者のコメント〉
BLじゃないですよ。カリンちゃん出てきたから分かるかもしれないけど。BLじゃないです☹️(何故か念押し)