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第三十章 夢魔編
第百五十一話 新居
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その後陸斗とエンケラドスは人魚姫(マーメイド)四天王達の魔術によって陸斗とエンケラドスは西極大陸へと帰還して行った。
その頃お嬢達は…
「ねぇ、黎…高柳遥輝は陸斗にやられたってどういう事なの…?私達はこれからどうなっちゃうの…?」
「お嬢、心配しないでください。第三勢力が現れた事によってこの世界はより複雑になりましたがお嬢はいつものお嬢のままで大丈夫ですよ。自分を信じて、俺を信じてください。」
「…うん…わかった。」
お嬢が黎に抱きつく。
「萌美、ひとまず先の宿の件をお願いしてもよろしいですか?街中の住宅街の方を俺は希望します。最近の治安の悪さなども少々見過ごせない部分があるので繁華街に近いところはの方が情報が出回ってきやすいですし。」
「わかりました~♡」
「え…?黎…萌美ちゃんの家に行っちゃうの…?なんで…!?他の女の子のところいっちゃいやっ!」
「お嬢、今お嬢の屋敷はとても住める状態ではないので萌美が一時的に宿をここにいる6人に提供してくれるんですよ。大丈夫です。どこに行ってもずっとお嬢は俺の…」
「でも…萌美ちゃんのお家の香りとか…萌美ちゃんのプライベートの事とか黎も知っちゃうんでしょ…?」
「そしたらお嬢はいつも以上に俺から目を離さず、俺から側に離れずにいてください。そうすれば俺はお嬢の香りだけを感じ取る事が出来ますし、元々プライベートに干渉するつもりはありせんが、そうならないように見張っててください。」
「…でも…でもっ…!」
「お嬢にならできます。俺はお嬢の為に生きると誓ってるんですから、お嬢と俺に不可能な事はありませんよ。」
「…う…う…」
お嬢は泣き出しそうだった。
「………わかった…。絶対離れないでね…。約束してね…。」
「もちろんです。約束します。」
「お嬢様と黎様のお部屋も用意出来ますのでご安心してください♡」
そう言って一行は萌美の自宅へと向かうことになった。
高級住宅街の中でもひときわ目立つ豪邸だった。
「今開けますね♡」
顔認証システム、パスワードなどセキュリティは整えているようだ。
「カチャッ。」
全員が中に入り、1玄関、廊下を突き進むと奥にはスィートルームがある。
「す…すごい…。」
「お嬢の屋敷もすごいがこれ程とはな…。」
「お嬢様と黎様のお部屋はこちらでいかがでしょうか♡ベッドは萌美の家の最大のクイーンですのでぜひ広くお使いください♡」
「すごい大きいのねっ…!」
お嬢の目がキラキラしている。
萌美と菱沼はダブル、楓と紅葉もダブルのベッドを使用することになる。
「それにしても、こんな目立つ家だとセキュリティとか大丈夫かな?」
紅葉が疑問を抱くがそれは最もだ。
売れっ子アイドルで自宅も特定してくる陰湿なストーカーもいることは事実であるからだ。
それに萌美の家を屋敷で起きた針山のような同じ襲撃に遭わせるわけにはいかない。
「顔認証システムやパスワードもありますし恐らく大丈夫かと思われますけど~、そう言えば皆さまのお顔の登録とパスワードの登録をしないとお家の出入りができないですね♡」
「ちょっとボク、この家改造してもいい?」
「さらにセキュリティを強化してくださるのですか!?♡それはとても心強いです~♡」
「うん、顔認証システムは変装で、パスワードはハッキングで突破されることもあるからまだまだ改善の余地はあるよ。それに屋敷の針山のような被害に遭わないように外壁も強化する必要がありそうだね。」
「色々考えて頂いても嬉しいです~♡」
「私達もお手伝いできることがあれば協力します!」
「外壁は絶対防御魔法の結界を張ることにするか。」
「それじゃあ私と黎はデートに言ってくるね♡」
「…お嬢…舎弟達がここまで一生懸命…」
「何言ってるのよ。黎は街の治安の悪さが気になってここに滞在することを決めたんでしょ?私達のやるべき事は外の様子を見にいくことよ。私の舎弟達は優秀だから大丈夫よ。」
「お嬢…すみませんでした…。それでは行きましょうか。」
「分かればいいのよ♡それじゃあ行きましょう♡」
そうしてお嬢と黎は萌美の家を後にして街へ出かける事にした。
次回 第百五十二話 商売
その頃お嬢達は…
「ねぇ、黎…高柳遥輝は陸斗にやられたってどういう事なの…?私達はこれからどうなっちゃうの…?」
「お嬢、心配しないでください。第三勢力が現れた事によってこの世界はより複雑になりましたがお嬢はいつものお嬢のままで大丈夫ですよ。自分を信じて、俺を信じてください。」
「…うん…わかった。」
お嬢が黎に抱きつく。
「萌美、ひとまず先の宿の件をお願いしてもよろしいですか?街中の住宅街の方を俺は希望します。最近の治安の悪さなども少々見過ごせない部分があるので繁華街に近いところはの方が情報が出回ってきやすいですし。」
「わかりました~♡」
「え…?黎…萌美ちゃんの家に行っちゃうの…?なんで…!?他の女の子のところいっちゃいやっ!」
「お嬢、今お嬢の屋敷はとても住める状態ではないので萌美が一時的に宿をここにいる6人に提供してくれるんですよ。大丈夫です。どこに行ってもずっとお嬢は俺の…」
「でも…萌美ちゃんのお家の香りとか…萌美ちゃんのプライベートの事とか黎も知っちゃうんでしょ…?」
「そしたらお嬢はいつも以上に俺から目を離さず、俺から側に離れずにいてください。そうすれば俺はお嬢の香りだけを感じ取る事が出来ますし、元々プライベートに干渉するつもりはありせんが、そうならないように見張っててください。」
「…でも…でもっ…!」
「お嬢にならできます。俺はお嬢の為に生きると誓ってるんですから、お嬢と俺に不可能な事はありませんよ。」
「…う…う…」
お嬢は泣き出しそうだった。
「………わかった…。絶対離れないでね…。約束してね…。」
「もちろんです。約束します。」
「お嬢様と黎様のお部屋も用意出来ますのでご安心してください♡」
そう言って一行は萌美の自宅へと向かうことになった。
高級住宅街の中でもひときわ目立つ豪邸だった。
「今開けますね♡」
顔認証システム、パスワードなどセキュリティは整えているようだ。
「カチャッ。」
全員が中に入り、1玄関、廊下を突き進むと奥にはスィートルームがある。
「す…すごい…。」
「お嬢の屋敷もすごいがこれ程とはな…。」
「お嬢様と黎様のお部屋はこちらでいかがでしょうか♡ベッドは萌美の家の最大のクイーンですのでぜひ広くお使いください♡」
「すごい大きいのねっ…!」
お嬢の目がキラキラしている。
萌美と菱沼はダブル、楓と紅葉もダブルのベッドを使用することになる。
「それにしても、こんな目立つ家だとセキュリティとか大丈夫かな?」
紅葉が疑問を抱くがそれは最もだ。
売れっ子アイドルで自宅も特定してくる陰湿なストーカーもいることは事実であるからだ。
それに萌美の家を屋敷で起きた針山のような同じ襲撃に遭わせるわけにはいかない。
「顔認証システムやパスワードもありますし恐らく大丈夫かと思われますけど~、そう言えば皆さまのお顔の登録とパスワードの登録をしないとお家の出入りができないですね♡」
「ちょっとボク、この家改造してもいい?」
「さらにセキュリティを強化してくださるのですか!?♡それはとても心強いです~♡」
「うん、顔認証システムは変装で、パスワードはハッキングで突破されることもあるからまだまだ改善の余地はあるよ。それに屋敷の針山のような被害に遭わないように外壁も強化する必要がありそうだね。」
「色々考えて頂いても嬉しいです~♡」
「私達もお手伝いできることがあれば協力します!」
「外壁は絶対防御魔法の結界を張ることにするか。」
「それじゃあ私と黎はデートに言ってくるね♡」
「…お嬢…舎弟達がここまで一生懸命…」
「何言ってるのよ。黎は街の治安の悪さが気になってここに滞在することを決めたんでしょ?私達のやるべき事は外の様子を見にいくことよ。私の舎弟達は優秀だから大丈夫よ。」
「お嬢…すみませんでした…。それでは行きましょうか。」
「分かればいいのよ♡それじゃあ行きましょう♡」
そうしてお嬢と黎は萌美の家を後にして街へ出かける事にした。
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