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第二十四章 獣人編
第百二十七話 情報
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「獣人…やはり…。」
「私達獣人は人間よりも優れた五感を持っていて身体能力も高く食事の摂取量も人間より多い傾向が強いな。私はこの仕事と仕事終わりの酒があれば別にいいけどな。」
ライカは金と黒髪のツートーンカラーのウルフカットに側頭部に2つの巻き角が生えていて、人間ではなく黒舟と同じ獣人だ。
「ライカさんが…昨日の人と同じ獣人とは思えないです…。」
「獣人だろうと人間だろうと皆それぞれ個性があるんだしそんなの関係ないわよ!ライカちゃんはライカちゃんだしあいつはあいつよ!私はあいつがしてることを許さないわよ!!」
「………実は私昨日仕事終わりに街のバーで酒を飲んで酔って店に忘れ物をしに取りに帰った時目撃したんだ。酔っていたからあまり覚えていないが一瞬の出来事で襲われた女は軽傷で済んだもののあまりの早さに私も正直驚いた。悪いことはいわない。関わったら無事じゃ済まないよ。」
「この服かわいい~♡あっ♡この服お嬢様に似合いそうっ♡」
萌美は洋服をみるのに夢中になっていた。
「はい、できたよ、お嬢さん。ミシンがなんとか機嫌を直してくれたおかげでまずまずと言った感じだな。とりあえず獣人は夜行性で昨日の夜襲みたいな事もあるからただでさえ治安の悪い夜は外を出歩かないほうがいいな。私は酒飲みに行くけどな。」
「ありがとう!ライカちゃん!すごく可愛いじゃないっ!」
「ライカも酒は程々にして身の安全には気をつけてくださいね。」
「ライカさん!私達も洋服決まりました!」
「いっぱい可愛いのあったから色々悩んだ結果全部買うことに決めました♡」
「今日も凄い量だな。お嬢さんのオーダーメイドと合わせて全部で30万メラだ。」
「…いつも思うんですけどこの店合計金額の数字きりが良いですよね…?」
黎がライカに今まで抱いていたとある疑問をぶつける。
「私はきりの悪い面倒な数字が嫌いだ。君達だって渡す側からしたら面倒だろう?だからその時の売れ行きとかから君達の買う商品の質や量やオーダー内容から直感的に値段を決めてる。そのときの気分に左右されることもある。私が二日酔いで頭が痛い時は運が悪かったと思ってくれ。」
「それでいいのよ!はい!じゃあこれ!いつもありがとうね!!また来るわ!!」
お嬢がそう言って30万メラを丁度支払って4人は店で各々の用事を済ませた。
昨夜の夜襲のこともあったため、不要不急の外出は控えたほうがいいだろうと黎は思った。
そして4人は屋敷に帰ることにしていった。
お嬢と黎はお嬢の部屋に行き、菱沼と萌美は買ってきた洋服の手提げ袋を持って2人で菱沼の部屋へと入っていった。
「それにしても洋服は新しく作ってもらえたからいいけれど、あいつがまた人を襲って食べ物をその場で食い散らかすなんてやっぱり許せないわよ!」
「お嬢、お気持ちは分かりますが相手はかなり野性的で本能的で何を考えているのかわからないため、出くわしてしまったら襲われて死んでしまう可能性すらあります。」
「でもっ…」
黎がお嬢を抱きしめる。
「お嬢、俺は絶対にお嬢を守りたいんです。お嬢を失いたくないんです。これは俺のわがままなのですが、どうか俺のそばを離れずには頂けないでしょうか?」
「…黎………もうっ………わかったわよ…♡」
お嬢も黎を抱きしめる。
……………
「腹、減った。」
……………
第二十四章 獣人編 ~完~
次回 第百二十八話 再来
「私達獣人は人間よりも優れた五感を持っていて身体能力も高く食事の摂取量も人間より多い傾向が強いな。私はこの仕事と仕事終わりの酒があれば別にいいけどな。」
ライカは金と黒髪のツートーンカラーのウルフカットに側頭部に2つの巻き角が生えていて、人間ではなく黒舟と同じ獣人だ。
「ライカさんが…昨日の人と同じ獣人とは思えないです…。」
「獣人だろうと人間だろうと皆それぞれ個性があるんだしそんなの関係ないわよ!ライカちゃんはライカちゃんだしあいつはあいつよ!私はあいつがしてることを許さないわよ!!」
「………実は私昨日仕事終わりに街のバーで酒を飲んで酔って店に忘れ物をしに取りに帰った時目撃したんだ。酔っていたからあまり覚えていないが一瞬の出来事で襲われた女は軽傷で済んだもののあまりの早さに私も正直驚いた。悪いことはいわない。関わったら無事じゃ済まないよ。」
「この服かわいい~♡あっ♡この服お嬢様に似合いそうっ♡」
萌美は洋服をみるのに夢中になっていた。
「はい、できたよ、お嬢さん。ミシンがなんとか機嫌を直してくれたおかげでまずまずと言った感じだな。とりあえず獣人は夜行性で昨日の夜襲みたいな事もあるからただでさえ治安の悪い夜は外を出歩かないほうがいいな。私は酒飲みに行くけどな。」
「ありがとう!ライカちゃん!すごく可愛いじゃないっ!」
「ライカも酒は程々にして身の安全には気をつけてくださいね。」
「ライカさん!私達も洋服決まりました!」
「いっぱい可愛いのあったから色々悩んだ結果全部買うことに決めました♡」
「今日も凄い量だな。お嬢さんのオーダーメイドと合わせて全部で30万メラだ。」
「…いつも思うんですけどこの店合計金額の数字きりが良いですよね…?」
黎がライカに今まで抱いていたとある疑問をぶつける。
「私はきりの悪い面倒な数字が嫌いだ。君達だって渡す側からしたら面倒だろう?だからその時の売れ行きとかから君達の買う商品の質や量やオーダー内容から直感的に値段を決めてる。そのときの気分に左右されることもある。私が二日酔いで頭が痛い時は運が悪かったと思ってくれ。」
「それでいいのよ!はい!じゃあこれ!いつもありがとうね!!また来るわ!!」
お嬢がそう言って30万メラを丁度支払って4人は店で各々の用事を済ませた。
昨夜の夜襲のこともあったため、不要不急の外出は控えたほうがいいだろうと黎は思った。
そして4人は屋敷に帰ることにしていった。
お嬢と黎はお嬢の部屋に行き、菱沼と萌美は買ってきた洋服の手提げ袋を持って2人で菱沼の部屋へと入っていった。
「それにしても洋服は新しく作ってもらえたからいいけれど、あいつがまた人を襲って食べ物をその場で食い散らかすなんてやっぱり許せないわよ!」
「お嬢、お気持ちは分かりますが相手はかなり野性的で本能的で何を考えているのかわからないため、出くわしてしまったら襲われて死んでしまう可能性すらあります。」
「でもっ…」
黎がお嬢を抱きしめる。
「お嬢、俺は絶対にお嬢を守りたいんです。お嬢を失いたくないんです。これは俺のわがままなのですが、どうか俺のそばを離れずには頂けないでしょうか?」
「…黎………もうっ………わかったわよ…♡」
お嬢も黎を抱きしめる。
……………
「腹、減った。」
……………
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