111 / 208
第二十二章 学園編
第百十話 入学
しおりを挟む
「お嬢…ゲームの世界ですよ…ゲーム内容を把握するところから…」
「何皆してこっち見てるのよ!?私の顔になにかついてる!?それと女の子は皆黎のこと狙ってるわけ!?許さないわよっ!!」
お嬢の周りの人は皆怯えてお嬢を避けて門を通っていく。
お嬢は現実世界でも仮想世界でも変わらなかった。
黎はふと門の前の表札に目をやる。
「『南高等学校』…。学校ってそういえば世界線Ⅰにあるものだと紅葉が言ってましたね…。ここがその学校の一つということですか。一体どんなところなんでしょうか。お嬢、俺達も中に…」
「いい!?私は南グループのお嬢なの!!南グループで一番偉いのよ!!あなた達この意味がちゃんと分かってるのかしら!?」
お嬢の言葉を聞いている周りの人達は非常に戸惑っている。
「…お嬢…行きましょう…?」
黎がお嬢の腕を引く。
「ちょっ!ちょっと!黎っ!私に命令するのっ!?ここにいる人達南グループのこと馬鹿にして…」
「ここの世界の人達は南グループのことは知らないですよ、お嬢。ここは現実世界ではないですから。」
「…え…?」
「とりあえず、折角新しい世界を堪能できるみたいですし、今は現実のことは忘れて息抜きがてらゆっくり楽しみましょう。」
「むーーーっっっ!」
お嬢は両頬を膨らませ不満そうにしながらも黎の腕を組んで黎についていくことにした。
「とりあえず、周りの人に色々尋ねてみましょうか。」
「ここの人達…私の事皆避けていっちゃう…。」
今度はお嬢が悲しそうな顔をしていた。
「大丈夫ですよお嬢。お嬢だって優しいお方なんですからそれが周りの人に伝われば皆心を開いてくれます。」
「…そうかな…。」
「はい、それに俺がついてますから。」
「…うん…。」
お嬢は涙を拭って頷く。
仮想世界でもお嬢は泣き虫だった。
「すみません、ちょっといいですか?」
黎は1人の男子に声をかけた。
「わ!な、なんですか!?」
先程門の前のお嬢の姿を見たのか非常に怯た様子だった。
「ここって学校ですよね?学校ってどんな所なんですか?」
「え!?ほ、本気で言ってますか!?もしかして…裏社会の人間がよく素性を隠して高校生活を送るっていう………さっき言ってた南グループ…ってもしかして………ひぃっ!!!」
男子は黎の質問には答えず色々独り言を言いながら逃げていってしまった。
「キャッ!」
黎はお嬢をお姫様抱っこしてその男子を追いかけ、そして男子と並走する。
「そうなんです。お嬢と俺は裏社会の人間なので命が惜しければ色々教えて頂けませんか?勿論直ぐには殺しませんよ。そうですね、例えば若い方の内臓は高く売れ…」
「ひぃぃぃぃっっ!!!わ、わ、わ、わかりました!!何でも教えますから許してくださいっ!!」
男子が立ち止まると同時に黎も立ち止まる。
「ハァ…ハァ…」
男子は息を切らして膝に手をつく。
そして黎はお嬢を下ろす。
その瞬間、
「パシンッッッ!!!バーーーーーン!」
と黎はお嬢に右頬を平手打ちされふっ飛ばされ、気絶する。
「コラーーーッッッ!!!黎ッ!!!なんでそんな嘘ついたり人を脅したりするのよっ!?許さないわよっ!!」
「ひぃぃぃぃっっ!!??」
「あなたもなんて情けない声出してるのよ!?黎の質問に答えないあなたもあなたよ!!」
「す、すみません!!」
「で、黎の言ってた学校って何なのよ!?」
「学校は社会に出るために勉強する為の場所です!」
「え?それだけ?」
「そ…それだけとは…?」
「あなた達、皆同じ格好して、皆同じ場所で皆同じことして、それで生きてて楽しいの?もしかして今までもそうやって生きてきたの?これからもそうやって生きていくつもり?それがこの世界では普通なの?」
「え…あの…えーっと…?」
「私はそんなの絶対嫌よ。勉強っていうのは次の勉強のステップを踏むためや社会に出るためだけにするものじゃないのよ。」
「………。」
「生きてるこの瞬間そのものが勉強だと思ってその時を一生懸命生きないと、あなた達、死ぬ時絶対後悔するわよ。学校に通ってる時だけが勉強だと思ってるぐらいなら、学校なんて行かずに自分が心の底からやりたいと思えることやって一生暮らしたほうがいいに決まってるわ。」
男子は耳が痛かった。
小さい頃から大人の敷かれたレールに沿って生きてきて、自分の心の底からやりたいこと、自信を持って自分にはこれしかないと言えるものを今まで探してこなかった。そんな勉強を男子はしてこなかった。
「いい?南グループに所属することは自由に生きられる権利を与えられてると実感できるからこそ存在する意味があるの。勝手に裏社会だとかそんな先入観持たれるなんていい迷惑よ。」
「…あの…。」
「何よ。」
「すみませんでした…勝手に誤解してしまって…。」
「いいのよ。うちの黎が勝手なこと言うからこっちにも非があったし。」
「今日…『入学式』なんですよ。」
「にゅうがくしき?」
「はい、俺達『1年生』が皆『体育館』で初めて学校に通う事になることを記念して集まるんです。」
「いちねんせい?たいいくかん?難しいことは黎に任せるわ。…っていうか黎ーーーッッッいつまで寝てるのよーーーッッッ!!!」
黎はお嬢の叫び声でようやく意識を取り戻した。
「…す…すみません…お嬢…。」
黎が頭をおさえながらお嬢のもとに戻る。
「なんか今日、いちねんせいがにゅうがくしきっていうのをたいいくかんでやるんだって。」
「…わかりましたお嬢…では俺達も1年生だと思うのでその体育館に行きましょう。彼と同じお嬢と俺みたいに花飾りが胸元についている人は多分1年生で、それ以外はそれより上なんだと思います。」
「あの…お嬢…様?ですか?ありがとうございました。とても勉強になりました。」
そう言って男子はお嬢と黎の前から姿を消した。
「………お嬢のおかげで彼も本当の意味で人生の入学が出来るのかもしれませんね。」
「黎…!?私達のやり取り聞こえてたの…!?記憶の共有できないのよね!?」
「心です、お嬢。お嬢の心が本物だと分かっているから俺はさっき言ったんです。お嬢はお優しい方なので人に伝われば心を開く、と。」
「…黎…もうっ♡」
お嬢が黎を抱きしめる。
体育館にて…
「かなり人が多いですね。」
「私の舎弟の方が全然多いわよ。」
「張り合わなくて大丈夫ですよ…。…っていうかお嬢…入場した時から席に座るまでずっと俺の隣に居ますけどこれ、並び順決まってるらしいですよ…。」
「そんなの1人ずつずれてもらえば…って!黎の左隣の人女の子じゃない!!ちょっとそこのあなた!!もう一個左の人と…ってもう一個左も女の子!?どうしてこう黎の周りって女の子ばっかりなの!?黎のバカっ!!」
「お嬢…声が大きすぎて多分全員に聞こえてます…。」
「バシッ!」
そしてお嬢が前にいる男子の肩を叩く。
「ちょっとあなた!!黎の左隣の女の子と交代しなさい!!しないと許さないわよっ!!」
しかしお嬢に肩を叩かれた男子は座ったまま気絶してしまった。
「ちょっと!聞いてるの!?返事ぐらいしなさいよ!!」
「お嬢…あの…」
「いい?黎の隣の女は私だけなの。この意味がわかったらさっさと交代しなさいっ!!」
そう言っているお嬢の右隣は男子だった。
「ポンッ」
それに気付いた黎は左前の女の肩を軽く叩く。
「ひっ!な…なんですか…?」
「命が惜しければお嬢の右隣をあなたと交…」
「パシンッッッ!!!ドカーーーーーン!」
「わーーーーーっ!!!」
「きゃーーーーっ!!!」
黎がお嬢に右頬を平手打ちされ集団の中へとふっ飛ばされた。
「ちょっと黎ッッッ!!!今女の子の肩触ったでしょっ!?どういうつもりっ!?ナンパっ!?浮気っ!?ぜっっったいに許さないわよっっっ!!!」
お嬢の叫び声が体育館中に響き渡った。
次回 第百十一話 授業
「何皆してこっち見てるのよ!?私の顔になにかついてる!?それと女の子は皆黎のこと狙ってるわけ!?許さないわよっ!!」
お嬢の周りの人は皆怯えてお嬢を避けて門を通っていく。
お嬢は現実世界でも仮想世界でも変わらなかった。
黎はふと門の前の表札に目をやる。
「『南高等学校』…。学校ってそういえば世界線Ⅰにあるものだと紅葉が言ってましたね…。ここがその学校の一つということですか。一体どんなところなんでしょうか。お嬢、俺達も中に…」
「いい!?私は南グループのお嬢なの!!南グループで一番偉いのよ!!あなた達この意味がちゃんと分かってるのかしら!?」
お嬢の言葉を聞いている周りの人達は非常に戸惑っている。
「…お嬢…行きましょう…?」
黎がお嬢の腕を引く。
「ちょっ!ちょっと!黎っ!私に命令するのっ!?ここにいる人達南グループのこと馬鹿にして…」
「ここの世界の人達は南グループのことは知らないですよ、お嬢。ここは現実世界ではないですから。」
「…え…?」
「とりあえず、折角新しい世界を堪能できるみたいですし、今は現実のことは忘れて息抜きがてらゆっくり楽しみましょう。」
「むーーーっっっ!」
お嬢は両頬を膨らませ不満そうにしながらも黎の腕を組んで黎についていくことにした。
「とりあえず、周りの人に色々尋ねてみましょうか。」
「ここの人達…私の事皆避けていっちゃう…。」
今度はお嬢が悲しそうな顔をしていた。
「大丈夫ですよお嬢。お嬢だって優しいお方なんですからそれが周りの人に伝われば皆心を開いてくれます。」
「…そうかな…。」
「はい、それに俺がついてますから。」
「…うん…。」
お嬢は涙を拭って頷く。
仮想世界でもお嬢は泣き虫だった。
「すみません、ちょっといいですか?」
黎は1人の男子に声をかけた。
「わ!な、なんですか!?」
先程門の前のお嬢の姿を見たのか非常に怯た様子だった。
「ここって学校ですよね?学校ってどんな所なんですか?」
「え!?ほ、本気で言ってますか!?もしかして…裏社会の人間がよく素性を隠して高校生活を送るっていう………さっき言ってた南グループ…ってもしかして………ひぃっ!!!」
男子は黎の質問には答えず色々独り言を言いながら逃げていってしまった。
「キャッ!」
黎はお嬢をお姫様抱っこしてその男子を追いかけ、そして男子と並走する。
「そうなんです。お嬢と俺は裏社会の人間なので命が惜しければ色々教えて頂けませんか?勿論直ぐには殺しませんよ。そうですね、例えば若い方の内臓は高く売れ…」
「ひぃぃぃぃっっ!!!わ、わ、わ、わかりました!!何でも教えますから許してくださいっ!!」
男子が立ち止まると同時に黎も立ち止まる。
「ハァ…ハァ…」
男子は息を切らして膝に手をつく。
そして黎はお嬢を下ろす。
その瞬間、
「パシンッッッ!!!バーーーーーン!」
と黎はお嬢に右頬を平手打ちされふっ飛ばされ、気絶する。
「コラーーーッッッ!!!黎ッ!!!なんでそんな嘘ついたり人を脅したりするのよっ!?許さないわよっ!!」
「ひぃぃぃぃっっ!!??」
「あなたもなんて情けない声出してるのよ!?黎の質問に答えないあなたもあなたよ!!」
「す、すみません!!」
「で、黎の言ってた学校って何なのよ!?」
「学校は社会に出るために勉強する為の場所です!」
「え?それだけ?」
「そ…それだけとは…?」
「あなた達、皆同じ格好して、皆同じ場所で皆同じことして、それで生きてて楽しいの?もしかして今までもそうやって生きてきたの?これからもそうやって生きていくつもり?それがこの世界では普通なの?」
「え…あの…えーっと…?」
「私はそんなの絶対嫌よ。勉強っていうのは次の勉強のステップを踏むためや社会に出るためだけにするものじゃないのよ。」
「………。」
「生きてるこの瞬間そのものが勉強だと思ってその時を一生懸命生きないと、あなた達、死ぬ時絶対後悔するわよ。学校に通ってる時だけが勉強だと思ってるぐらいなら、学校なんて行かずに自分が心の底からやりたいと思えることやって一生暮らしたほうがいいに決まってるわ。」
男子は耳が痛かった。
小さい頃から大人の敷かれたレールに沿って生きてきて、自分の心の底からやりたいこと、自信を持って自分にはこれしかないと言えるものを今まで探してこなかった。そんな勉強を男子はしてこなかった。
「いい?南グループに所属することは自由に生きられる権利を与えられてると実感できるからこそ存在する意味があるの。勝手に裏社会だとかそんな先入観持たれるなんていい迷惑よ。」
「…あの…。」
「何よ。」
「すみませんでした…勝手に誤解してしまって…。」
「いいのよ。うちの黎が勝手なこと言うからこっちにも非があったし。」
「今日…『入学式』なんですよ。」
「にゅうがくしき?」
「はい、俺達『1年生』が皆『体育館』で初めて学校に通う事になることを記念して集まるんです。」
「いちねんせい?たいいくかん?難しいことは黎に任せるわ。…っていうか黎ーーーッッッいつまで寝てるのよーーーッッッ!!!」
黎はお嬢の叫び声でようやく意識を取り戻した。
「…す…すみません…お嬢…。」
黎が頭をおさえながらお嬢のもとに戻る。
「なんか今日、いちねんせいがにゅうがくしきっていうのをたいいくかんでやるんだって。」
「…わかりましたお嬢…では俺達も1年生だと思うのでその体育館に行きましょう。彼と同じお嬢と俺みたいに花飾りが胸元についている人は多分1年生で、それ以外はそれより上なんだと思います。」
「あの…お嬢…様?ですか?ありがとうございました。とても勉強になりました。」
そう言って男子はお嬢と黎の前から姿を消した。
「………お嬢のおかげで彼も本当の意味で人生の入学が出来るのかもしれませんね。」
「黎…!?私達のやり取り聞こえてたの…!?記憶の共有できないのよね!?」
「心です、お嬢。お嬢の心が本物だと分かっているから俺はさっき言ったんです。お嬢はお優しい方なので人に伝われば心を開く、と。」
「…黎…もうっ♡」
お嬢が黎を抱きしめる。
体育館にて…
「かなり人が多いですね。」
「私の舎弟の方が全然多いわよ。」
「張り合わなくて大丈夫ですよ…。…っていうかお嬢…入場した時から席に座るまでずっと俺の隣に居ますけどこれ、並び順決まってるらしいですよ…。」
「そんなの1人ずつずれてもらえば…って!黎の左隣の人女の子じゃない!!ちょっとそこのあなた!!もう一個左の人と…ってもう一個左も女の子!?どうしてこう黎の周りって女の子ばっかりなの!?黎のバカっ!!」
「お嬢…声が大きすぎて多分全員に聞こえてます…。」
「バシッ!」
そしてお嬢が前にいる男子の肩を叩く。
「ちょっとあなた!!黎の左隣の女の子と交代しなさい!!しないと許さないわよっ!!」
しかしお嬢に肩を叩かれた男子は座ったまま気絶してしまった。
「ちょっと!聞いてるの!?返事ぐらいしなさいよ!!」
「お嬢…あの…」
「いい?黎の隣の女は私だけなの。この意味がわかったらさっさと交代しなさいっ!!」
そう言っているお嬢の右隣は男子だった。
「ポンッ」
それに気付いた黎は左前の女の肩を軽く叩く。
「ひっ!な…なんですか…?」
「命が惜しければお嬢の右隣をあなたと交…」
「パシンッッッ!!!ドカーーーーーン!」
「わーーーーーっ!!!」
「きゃーーーーっ!!!」
黎がお嬢に右頬を平手打ちされ集団の中へとふっ飛ばされた。
「ちょっと黎ッッッ!!!今女の子の肩触ったでしょっ!?どういうつもりっ!?ナンパっ!?浮気っ!?ぜっっったいに許さないわよっっっ!!!」
お嬢の叫び声が体育館中に響き渡った。
次回 第百十一話 授業
10
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる