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第十三章 超自然編
第六十八話 挑戦権
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「お久しぶりでございます。お嬢様、黎様。今日もお2人仲良く昼間から性行為でございますか。」
するとお嬢は驚いた表情から落ち着いた表情にすぐに戻る。
「あら花梨ちゃん久しぶり。残念だけど私達今取込み中なの。邪魔しないでもらえるかしら?それともやきもち焼いて我慢できずに呼び出しちゃったのかしら?」
「ええ、お嬢様の気持ちよさそうな姿を見てワタクシも黎様がますます欲しくなってしまいました。」
お嬢が黎を強く抱き寄せる。
「それは無理ね。黎は私と結婚するんだから。」
「そうでございましたね。それよりも、黎様は他の卑しいかつての神々と比較してとても素晴らしい考え方の持ち主でございます。」
「…?一体どういうことですか?」
「かつての神々は唯一神の座を奪うためにワタクシに挑む者が後を絶ちませんでした。ワタクシは前も申し上げました通り傍観主義でございますので自ら挑むことは致しませんでしたが、挑まれた勝負には誠意を持って臨ませて頂きました。その結果、神々は次々と敗れワタクシに捕らえられ無敗のままこの座についているのがワタクシということにございます。」
「…アイ・カリンが…神の中で…頂点…。」
「花梨ちゃん人間だけじゃなくて神様の中でも負けたことなかったんだ。」
黎は動揺していたがお嬢は冷静だった。
「左様でございますね。」
「だから今目の前にいる黎をめぐる恋の勝負で私に唯一負けてることが悔しくて悔しくてたまらないってことね。」
「ウッフフフフ…。その通りでございます。」
「なかなか素直で可愛いじゃない。でも私にだって譲れないものはあるから相手が恋する乙女の神様だろうと手加減はしないわよ。」
「はい。もちろんその覚悟で挑ませていただく所存にございます。ところで先程のお話の続きになりますが、黎様はワタクシに挑もうとしないことをお嬢様に提案されました。これはかつて前例のない画期的な出来事なのです。」
「…それはつまり…。」
「はい。ワタクシへの挑戦権に一歩近づいたと言っても差し支えないでしょう。」
次回 第六十九話 存在
するとお嬢は驚いた表情から落ち着いた表情にすぐに戻る。
「あら花梨ちゃん久しぶり。残念だけど私達今取込み中なの。邪魔しないでもらえるかしら?それともやきもち焼いて我慢できずに呼び出しちゃったのかしら?」
「ええ、お嬢様の気持ちよさそうな姿を見てワタクシも黎様がますます欲しくなってしまいました。」
お嬢が黎を強く抱き寄せる。
「それは無理ね。黎は私と結婚するんだから。」
「そうでございましたね。それよりも、黎様は他の卑しいかつての神々と比較してとても素晴らしい考え方の持ち主でございます。」
「…?一体どういうことですか?」
「かつての神々は唯一神の座を奪うためにワタクシに挑む者が後を絶ちませんでした。ワタクシは前も申し上げました通り傍観主義でございますので自ら挑むことは致しませんでしたが、挑まれた勝負には誠意を持って臨ませて頂きました。その結果、神々は次々と敗れワタクシに捕らえられ無敗のままこの座についているのがワタクシということにございます。」
「…アイ・カリンが…神の中で…頂点…。」
「花梨ちゃん人間だけじゃなくて神様の中でも負けたことなかったんだ。」
黎は動揺していたがお嬢は冷静だった。
「左様でございますね。」
「だから今目の前にいる黎をめぐる恋の勝負で私に唯一負けてることが悔しくて悔しくてたまらないってことね。」
「ウッフフフフ…。その通りでございます。」
「なかなか素直で可愛いじゃない。でも私にだって譲れないものはあるから相手が恋する乙女の神様だろうと手加減はしないわよ。」
「はい。もちろんその覚悟で挑ませていただく所存にございます。ところで先程のお話の続きになりますが、黎様はワタクシに挑もうとしないことをお嬢様に提案されました。これはかつて前例のない画期的な出来事なのです。」
「…それはつまり…。」
「はい。ワタクシへの挑戦権に一歩近づいたと言っても差し支えないでしょう。」
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