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第十一章 Bの掟編
第五十七話 戮力
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「…お嬢…何してるんですか…?」
黎が目を覚ますと、仰向けの黎にまたがっているお嬢の姿があった。
「何って…昨日のお返しに…決まってるじゃない…あんっ♡こんなに大きくして…♡それより黎…本当に…咲と3日間…なにしたのか…あんっ♡覚えてないのっ…?あんっ♡」
「…もうお昼ですよ?それに記憶を共有してるんですし覚えてないのはわかりきってるのではないですか?」
黎がそう言って腰を動かし始める。
「あんっ♡そんなに動いちゃだめッ!♡またイッちゃうッ♡」
「俺が寝ている間にもイッてたんですか?」
「そ…それは…あ…あんっ♡あなたがいけないのよ…あんっ♡…咲と3日間も…あんっ♡よるをともにしたって…あんっ♡イクッッ♡!」
お嬢は絶頂に達してしまった。
「昨日あれだけイッたのにまだ足りないんですね。」
そう黎が言いながらお嬢の腰を抑えて黎は腰をふりつづける。
「待ってッ!今イッたばかりなのッ♡あッ♡だめッ♡んっ…♡」
そう言うお嬢に黎が起き上がって唇にキスをしてお嬢の口を塞ぐ。
「お嬢、一旦夜までお預けにして、今回の事件についてもう少し調べてみましょう。」
「…んっ…♡…わかったわ…。また…夜…してよね…?」
「はい、菱沼と一旦合流しましょう。」
そしてお嬢と黎は服を着て黎の病室を後にし、菱沼の病室へ向かった。
「晶ちゃんー、おはよー、ちょっといいかしらー?」
お嬢が菱沼を病室の扉越しに尋ねる。
「お嬢様!おはようございます!どうぞお入りください!」
扉の奥から菱沼の声が聞こえる。
お嬢が扉を開けるとそこには菱沼と紅葉が隣り合ってベッドに座っていた。
そしてさらに驚くことに、E6(イーシックス)とE7(イーセブン)も同じ病室内にいたのだ。
しかしお嬢は状況を一瞬で理解したようで、
「流石は晶ちゃんね。」
と言った。
「お嬢様!紅葉さんも南グループの活動にこれから協力してくれるんですって!」
「ボクは晶の友達にはなったけど、別にお前には…」
「そっか!これからよろしくね!紅葉ちゃん!」
お嬢は紅葉に笑顔を見せた。
「………よろ…しく…お嬢…様…。」
「マイマスターのお嬢様、E6(イーシックス)、よろしくお願い致します。」
「主殿のお嬢様、E7(イーセブン)、よろしくお願い致します。」
お嬢が紅葉の連れている2人にも笑顔を見せる。
「2人も協力してくれるのね!よろしくね!でも…ちょっと名前を変えてみてはどうかしら…。」
「それなら…ボクがもう名付けた…。姉のイルックスと、弟のイストル。」
「あら!いい名前じゃない!よろしくね!イルックスちゃん!イストル君!」
「イルックス、お願い致します。」
「イストル、お願い致します。」
2人は改めてお嬢に名乗った。
そう言っていると、お嬢と黎の背後から何者かの気配を感じた。
「随分と仲良くなったみたいだな。」
楓だった。
「あら?あなたも混ざりたいのかしら?」
「楓お姉様…これは…その…」
「わかっている紅葉、お前に友達が出来てよかったな。それにお前の溺愛してたやつらも仲良くなれたみたいではないか。お前、菱沼晶と言ったか。なかなか大したやつだ。」
「私は…えっと…その…」
菱沼は楓の言葉に戸惑っていた。
「よいのだ。お前のおかげで紅葉はこれから心の底から笑って生きていけるのかもしれない。感謝している。」
「い、いえ!そんな!とんでもございません!」
「そして礼と言ってはなんだが、オレにも協力させてくれ。南グループはなかなか興味深い。それに、花梨のこともあるしな。」
「あら、ありがとう。それじゃあよろしくね!楓ちゃん!」
「か、楓ちゃん…。」
楓は呼ばれ慣れない呼び方に顔が少し赤くなった。
「それにしてもよいのですか?お2人は高柳グループの舎弟にも関わらず、独断でこのような決断をされてるんですよね?」
楓は赤らめた表情から真剣な表情に戻る。
「高柳グループの舎弟は何をするのも自由だ。つまりその舎弟が他のグループに入ることも例外ではない。それに、高柳グループは南グループに完敗だった。オレ達がいくら足掻いても仕方ない。」
「そうなのね!流石は私の舎弟達だわ!」
お嬢は自分であの高柳グループのボスである高柳遥輝を素手の一撃で仕留めたことにはまだ気づいていない。
「それじゃあ、晶ちゃんはまだ完治してないからここで安静にしてて、私と黎と楓ちゃんと紅葉ちゃんはお屋敷に行きましょう!イルックスちゃんとイストル君は晶ちゃんの傍にいてもらえるかしら?」
「わかりました!」
「え!?イルックスとイストル、ボクがいなくても平気!?」
「安心してくださいマイマスター。イルックス、イストルとマイフレンド晶の傍にいます。」
「イストル、お姉様と同様、友達の晶をお守りします。」
「心強いわね!」
「その2人がいれば晶も大丈夫であろう。」
「それでは向かいましょうか。」
4人は屋敷へと向かうのであった。
そして4人が屋敷に着いてから向かう場所、それは八代がいた書斎。
「ここが花梨の使っていた書斎か。アイツらしいな。」
楓が八代の使っていた書物に手を取りパラパラとページを捲る。
「デスクトップパソコンに電子機器、色々あるけど改造の余地はまだまだありそうだね。」
紅葉が八代の使っていたワーキングデスクに腰をかけパソコンに電源を入れる。
「世界線Ⅰ、かつて南グループのボスであった南源蔵がいた世界、こことは別世界ということか…。宇宙、銀河、星、地球、世界、日本、国、戦争、政治、歴史…」
楓が書物を捲りながらブツブツと言っている。
「オウセンティケーションシステム(認証システム)か。この間花梨お姉様を誘拐した時にとった指紋とカメラに映った顔写真が確かボクのパソコンに…」
そういって自前のパソコンを紅葉はリュックから取り出す。
姉妹の動きを見ていたお嬢と黎は驚いていた。
「お嬢…この2人…」
「…ええ…す…凄い…!」
次回 第五十八話 禁忌
黎が目を覚ますと、仰向けの黎にまたがっているお嬢の姿があった。
「何って…昨日のお返しに…決まってるじゃない…あんっ♡こんなに大きくして…♡それより黎…本当に…咲と3日間…なにしたのか…あんっ♡覚えてないのっ…?あんっ♡」
「…もうお昼ですよ?それに記憶を共有してるんですし覚えてないのはわかりきってるのではないですか?」
黎がそう言って腰を動かし始める。
「あんっ♡そんなに動いちゃだめッ!♡またイッちゃうッ♡」
「俺が寝ている間にもイッてたんですか?」
「そ…それは…あ…あんっ♡あなたがいけないのよ…あんっ♡…咲と3日間も…あんっ♡よるをともにしたって…あんっ♡イクッッ♡!」
お嬢は絶頂に達してしまった。
「昨日あれだけイッたのにまだ足りないんですね。」
そう黎が言いながらお嬢の腰を抑えて黎は腰をふりつづける。
「待ってッ!今イッたばかりなのッ♡あッ♡だめッ♡んっ…♡」
そう言うお嬢に黎が起き上がって唇にキスをしてお嬢の口を塞ぐ。
「お嬢、一旦夜までお預けにして、今回の事件についてもう少し調べてみましょう。」
「…んっ…♡…わかったわ…。また…夜…してよね…?」
「はい、菱沼と一旦合流しましょう。」
そしてお嬢と黎は服を着て黎の病室を後にし、菱沼の病室へ向かった。
「晶ちゃんー、おはよー、ちょっといいかしらー?」
お嬢が菱沼を病室の扉越しに尋ねる。
「お嬢様!おはようございます!どうぞお入りください!」
扉の奥から菱沼の声が聞こえる。
お嬢が扉を開けるとそこには菱沼と紅葉が隣り合ってベッドに座っていた。
そしてさらに驚くことに、E6(イーシックス)とE7(イーセブン)も同じ病室内にいたのだ。
しかしお嬢は状況を一瞬で理解したようで、
「流石は晶ちゃんね。」
と言った。
「お嬢様!紅葉さんも南グループの活動にこれから協力してくれるんですって!」
「ボクは晶の友達にはなったけど、別にお前には…」
「そっか!これからよろしくね!紅葉ちゃん!」
お嬢は紅葉に笑顔を見せた。
「………よろ…しく…お嬢…様…。」
「マイマスターのお嬢様、E6(イーシックス)、よろしくお願い致します。」
「主殿のお嬢様、E7(イーセブン)、よろしくお願い致します。」
お嬢が紅葉の連れている2人にも笑顔を見せる。
「2人も協力してくれるのね!よろしくね!でも…ちょっと名前を変えてみてはどうかしら…。」
「それなら…ボクがもう名付けた…。姉のイルックスと、弟のイストル。」
「あら!いい名前じゃない!よろしくね!イルックスちゃん!イストル君!」
「イルックス、お願い致します。」
「イストル、お願い致します。」
2人は改めてお嬢に名乗った。
そう言っていると、お嬢と黎の背後から何者かの気配を感じた。
「随分と仲良くなったみたいだな。」
楓だった。
「あら?あなたも混ざりたいのかしら?」
「楓お姉様…これは…その…」
「わかっている紅葉、お前に友達が出来てよかったな。それにお前の溺愛してたやつらも仲良くなれたみたいではないか。お前、菱沼晶と言ったか。なかなか大したやつだ。」
「私は…えっと…その…」
菱沼は楓の言葉に戸惑っていた。
「よいのだ。お前のおかげで紅葉はこれから心の底から笑って生きていけるのかもしれない。感謝している。」
「い、いえ!そんな!とんでもございません!」
「そして礼と言ってはなんだが、オレにも協力させてくれ。南グループはなかなか興味深い。それに、花梨のこともあるしな。」
「あら、ありがとう。それじゃあよろしくね!楓ちゃん!」
「か、楓ちゃん…。」
楓は呼ばれ慣れない呼び方に顔が少し赤くなった。
「それにしてもよいのですか?お2人は高柳グループの舎弟にも関わらず、独断でこのような決断をされてるんですよね?」
楓は赤らめた表情から真剣な表情に戻る。
「高柳グループの舎弟は何をするのも自由だ。つまりその舎弟が他のグループに入ることも例外ではない。それに、高柳グループは南グループに完敗だった。オレ達がいくら足掻いても仕方ない。」
「そうなのね!流石は私の舎弟達だわ!」
お嬢は自分であの高柳グループのボスである高柳遥輝を素手の一撃で仕留めたことにはまだ気づいていない。
「それじゃあ、晶ちゃんはまだ完治してないからここで安静にしてて、私と黎と楓ちゃんと紅葉ちゃんはお屋敷に行きましょう!イルックスちゃんとイストル君は晶ちゃんの傍にいてもらえるかしら?」
「わかりました!」
「え!?イルックスとイストル、ボクがいなくても平気!?」
「安心してくださいマイマスター。イルックス、イストルとマイフレンド晶の傍にいます。」
「イストル、お姉様と同様、友達の晶をお守りします。」
「心強いわね!」
「その2人がいれば晶も大丈夫であろう。」
「それでは向かいましょうか。」
4人は屋敷へと向かうのであった。
そして4人が屋敷に着いてから向かう場所、それは八代がいた書斎。
「ここが花梨の使っていた書斎か。アイツらしいな。」
楓が八代の使っていた書物に手を取りパラパラとページを捲る。
「デスクトップパソコンに電子機器、色々あるけど改造の余地はまだまだありそうだね。」
紅葉が八代の使っていたワーキングデスクに腰をかけパソコンに電源を入れる。
「世界線Ⅰ、かつて南グループのボスであった南源蔵がいた世界、こことは別世界ということか…。宇宙、銀河、星、地球、世界、日本、国、戦争、政治、歴史…」
楓が書物を捲りながらブツブツと言っている。
「オウセンティケーションシステム(認証システム)か。この間花梨お姉様を誘拐した時にとった指紋とカメラに映った顔写真が確かボクのパソコンに…」
そういって自前のパソコンを紅葉はリュックから取り出す。
姉妹の動きを見ていたお嬢と黎は驚いていた。
「お嬢…この2人…」
「…ええ…す…凄い…!」
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