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第八章 無双編
第四十三話 矛盾
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「…うーん…あ…あれ?リソス様…?どこへ行ってしまったんですの…?…まさかまたあのアマですの!?」
……………
黎と楓が着いた先はとある高台の平地だった。
「ここですね。俺の準備は大丈夫です。」
「そうか。オレのことを知っているのなら話が早い。では始めるか。」
「ええ…始めましょう…ドミニオン…。」
……………
屍の塔2号の頂上にて…
突然何もないところから何者かが現れた。
「南香歩!今日という今日こそは許しませ…ってあれ?リソス様はどこにいらっしゃいますの?」
「咲、黎からリソスのいる場所を教えてもらったわ。どうやら『決戦の高台』にいるみたいよ。そしてそこにいる金髪の長い髪をした女がリソスの事を寝取ったらしいわよ。」
「な!どうしてあの男がそんなことを知っているんですの!?まあいいですの!とにかくその金髪の長い髪をした女は許せませんの!今すぐに向かいますの!」
そして江戸村は音も立てずに姿を消した。
……………
「お前、なぜオレに攻撃を当ててこない?」
「決まってるじゃないですか、そんなの…」
黎が不気味な笑みを浮かべる。
「チャキイン!!!」
「バリンッ!!」
「俺の役目じゃないからですよ。」
江戸村が姿を現すと同時に黎はその場から姿を消した。
江戸村が楓に放った居合は楓の絶対防御魔法を砕いた。
「金髪、あなたこの私を差し置いてリソス様と駆け落ちされるとはよい度胸でございますのね。」
「リソス?誰だそれは?それよりもオレの絶対防御魔法を砕くとは面白い。お前の実力、見させてもらうぞ。」
「誰と話しているんですの?」
楓は背後から江戸村の声が聞こえた。
自分の目の前にいたはずの江戸村がすでに背後に周っていたのだ。
「お前ッ!」
「シュンッ!」
背後に周った江戸村に楓が突きをいれるが素早くかわした江戸村には当たらない。
「12。」
「チャキッ!」
「バリィンッ!」
「なッ!?」
江戸村の居合でまたも楓の防御が砕ける。
「シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュン!!」
楓が素早く江戸村に向けて突くが全く当たらない。
「11。」
江戸村が十二単衣の1枚目が脱げ始める。
「10、9、8、7、6…」
江戸村のカウントダウンとともに十二単衣が1枚、また1枚と脱げてゆく。
「チャキイン!!!」
「バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!」
「コイツ!?今、5発うったのか!?」
「ふあぁ…何だか眠くなってきましたの…。」
「戦闘中に…あくび…だと…!?」
しかし楓はまさに防戦一方という状態であった。
……………
「お嬢、戻りました。」
「黎ッ!どこ行ってたのよ!?ずーーーーーっと心配したんだからね!?」
お嬢が黎に抱きついた。
「すぐに戻って来ると言ったではありませんか。ちゃんと無事に戻って来ましたよ。」
「それはそうかもしれないけど、どうして私との記憶の共有を切断したのよ!?また私に何か隠し事してるんじゃないでしょうね!?」
お嬢は不機嫌そうに黎のことを見つめた。
「いえ、その…わかりました、正直に全てお伝えします。」
黎の今までの記憶がお嬢に全て供給される。
「…!?黎ッ!?これどういうこと!?リソスが紅葉、咲が楓と対峙してるじゃない!?」
第四十四話 陰謀
……………
黎と楓が着いた先はとある高台の平地だった。
「ここですね。俺の準備は大丈夫です。」
「そうか。オレのことを知っているのなら話が早い。では始めるか。」
「ええ…始めましょう…ドミニオン…。」
……………
屍の塔2号の頂上にて…
突然何もないところから何者かが現れた。
「南香歩!今日という今日こそは許しませ…ってあれ?リソス様はどこにいらっしゃいますの?」
「咲、黎からリソスのいる場所を教えてもらったわ。どうやら『決戦の高台』にいるみたいよ。そしてそこにいる金髪の長い髪をした女がリソスの事を寝取ったらしいわよ。」
「な!どうしてあの男がそんなことを知っているんですの!?まあいいですの!とにかくその金髪の長い髪をした女は許せませんの!今すぐに向かいますの!」
そして江戸村は音も立てずに姿を消した。
……………
「お前、なぜオレに攻撃を当ててこない?」
「決まってるじゃないですか、そんなの…」
黎が不気味な笑みを浮かべる。
「チャキイン!!!」
「バリンッ!!」
「俺の役目じゃないからですよ。」
江戸村が姿を現すと同時に黎はその場から姿を消した。
江戸村が楓に放った居合は楓の絶対防御魔法を砕いた。
「金髪、あなたこの私を差し置いてリソス様と駆け落ちされるとはよい度胸でございますのね。」
「リソス?誰だそれは?それよりもオレの絶対防御魔法を砕くとは面白い。お前の実力、見させてもらうぞ。」
「誰と話しているんですの?」
楓は背後から江戸村の声が聞こえた。
自分の目の前にいたはずの江戸村がすでに背後に周っていたのだ。
「お前ッ!」
「シュンッ!」
背後に周った江戸村に楓が突きをいれるが素早くかわした江戸村には当たらない。
「12。」
「チャキッ!」
「バリィンッ!」
「なッ!?」
江戸村の居合でまたも楓の防御が砕ける。
「シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュン!!」
楓が素早く江戸村に向けて突くが全く当たらない。
「11。」
江戸村が十二単衣の1枚目が脱げ始める。
「10、9、8、7、6…」
江戸村のカウントダウンとともに十二単衣が1枚、また1枚と脱げてゆく。
「チャキイン!!!」
「バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!」
「コイツ!?今、5発うったのか!?」
「ふあぁ…何だか眠くなってきましたの…。」
「戦闘中に…あくび…だと…!?」
しかし楓はまさに防戦一方という状態であった。
……………
「お嬢、戻りました。」
「黎ッ!どこ行ってたのよ!?ずーーーーーっと心配したんだからね!?」
お嬢が黎に抱きついた。
「すぐに戻って来ると言ったではありませんか。ちゃんと無事に戻って来ましたよ。」
「それはそうかもしれないけど、どうして私との記憶の共有を切断したのよ!?また私に何か隠し事してるんじゃないでしょうね!?」
お嬢は不機嫌そうに黎のことを見つめた。
「いえ、その…わかりました、正直に全てお伝えします。」
黎の今までの記憶がお嬢に全て供給される。
「…!?黎ッ!?これどういうこと!?リソスが紅葉、咲が楓と対峙してるじゃない!?」
第四十四話 陰謀
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