19 / 21
第三章 と…泊まって…も…いい…んだ…よ…。
第十九話 私の部屋…ベッド1つしかないの…。
しおりを挟む
そうして夕飯を終えたあと直巳は片付けと洗い物を済ませ、直巳の母は終わった洗濯を干していた。
「直巳と直巳の母さんって家事も分担できててすげーな。」
「ママは仕事も忙しいし私も手伝える事は手伝わないとどうしても手が回らないんだよね。」
「お前本当にいいやつだな。」
「…そんなこと…ないよ…。」
直巳は先程アキを疑ってしまった自分の事を思い出してしまった。
「俺さ、お前に嘘ついちまったんだ。」
「…え…。」
「実はさっき、松崎に後をつけられててトラブったんだ。」
「…アキ…。」
「悪かったな…嘘ついて心配までかけちまっ…」
「話してくれてありがとう…アキ…。私…アキの力になりたいから、大丈夫だよ。1人で悩まないで。」
「…それともう一つ…お前の優しさに甘えて謝らなくちゃいけねー事がある。」
「…どうしたの?」
「俺と松崎がやり取りがをしてるうちに男集団に囲まれて、そこに直巳の同じクラスのやつらがいたんだ。」
「…それで…アキはどうしたの…?」
「そいつらに俺は手をあげちまった。」
「………。」
直巳が片付けている手を止めてアキのもとに静かに近づく。
「………。」
「俺はお前を悲しませるような事を…」
「ごめんなさい…アキ…。」
直巳がアキに抱きついて泣きながら謝る。
「直巳…どうしてお前が…」
「私…アキに色々悩みを抱えさせちゃった…。だから…私も…もっと…もっと強くならないといけないのに…。」
「直巳…お前は悪くねぇ。だからそんな悲しそうな顔すんな。」
アキも直巳を抱きしめる。
「ねぇ…アキ…。」
「どうした?直巳。」
「私の部屋…ベッド1つしかないの…。」
「そうか…そしたら俺は床でも…」
「一緒にベッドで寝よ…。」
「直巳…いいのか?」
「うん…一緒に…アキと一緒に寝たい…。」
「…わーった。」
そう言って直巳は一度アキと離れ食後の片付けを再開しようとする。
「なおちゃん。洗濯終わったから片付けは私がやるわよ。アキ君と今日はゆっくりしなさい。」
「ママ…ありがとう…。」
「ありがとうございます。お母さん。」
「いいのよ。アキ君もなおちゃんの側にいてくれてありがとうね。」
「それじゃあアキ、歯磨きしてお部屋に戻ろう?」
「おう。わーった。」
そして直巳とアキは歯磨きを済ませ直巳の部屋に戻る。
「それにしても直巳のベッドって柔らかそうだな!」
「ぼふっ!」
アキが直巳のベッドにうつ伏せにダイブする。
「ちょっとアキっ!はしゃぎすぎだよっ!電気消すからね!」
「カチッ!」
「直巳も早く来いよ!」
「う…うん…わかってるよ…」
「ん?どうしたんだ?」
アキがベッドから起き上がる。
「いや…その…。」
「っつーか暗くてよく見えねーな。直巳ー。この辺か?」
アキが立ち上がって直巳を手探りで探す。
「ドンッ」
「キャッ!」
「ぼふっ!」
するとアキの手がぶつかった衝撃で直巳がベッドに倒れる。
「直巳!大丈夫か!?悪ぃ!よく見てなくて…っておわっ!?」
「ぼふっ!」
アキが直巳の足に引っ借りバランスを崩して直巳の顔の両側に両手をつく。
そしてアキは直巳と顔が衝突しそうになるが間一髪のところで衝突を避けた。
つもりだった。
アキの唇に何か柔らかい感触を感じた。
次回 第二十話 アキ…私達…こんなことしていいのかな…。
「直巳と直巳の母さんって家事も分担できててすげーな。」
「ママは仕事も忙しいし私も手伝える事は手伝わないとどうしても手が回らないんだよね。」
「お前本当にいいやつだな。」
「…そんなこと…ないよ…。」
直巳は先程アキを疑ってしまった自分の事を思い出してしまった。
「俺さ、お前に嘘ついちまったんだ。」
「…え…。」
「実はさっき、松崎に後をつけられててトラブったんだ。」
「…アキ…。」
「悪かったな…嘘ついて心配までかけちまっ…」
「話してくれてありがとう…アキ…。私…アキの力になりたいから、大丈夫だよ。1人で悩まないで。」
「…それともう一つ…お前の優しさに甘えて謝らなくちゃいけねー事がある。」
「…どうしたの?」
「俺と松崎がやり取りがをしてるうちに男集団に囲まれて、そこに直巳の同じクラスのやつらがいたんだ。」
「…それで…アキはどうしたの…?」
「そいつらに俺は手をあげちまった。」
「………。」
直巳が片付けている手を止めてアキのもとに静かに近づく。
「………。」
「俺はお前を悲しませるような事を…」
「ごめんなさい…アキ…。」
直巳がアキに抱きついて泣きながら謝る。
「直巳…どうしてお前が…」
「私…アキに色々悩みを抱えさせちゃった…。だから…私も…もっと…もっと強くならないといけないのに…。」
「直巳…お前は悪くねぇ。だからそんな悲しそうな顔すんな。」
アキも直巳を抱きしめる。
「ねぇ…アキ…。」
「どうした?直巳。」
「私の部屋…ベッド1つしかないの…。」
「そうか…そしたら俺は床でも…」
「一緒にベッドで寝よ…。」
「直巳…いいのか?」
「うん…一緒に…アキと一緒に寝たい…。」
「…わーった。」
そう言って直巳は一度アキと離れ食後の片付けを再開しようとする。
「なおちゃん。洗濯終わったから片付けは私がやるわよ。アキ君と今日はゆっくりしなさい。」
「ママ…ありがとう…。」
「ありがとうございます。お母さん。」
「いいのよ。アキ君もなおちゃんの側にいてくれてありがとうね。」
「それじゃあアキ、歯磨きしてお部屋に戻ろう?」
「おう。わーった。」
そして直巳とアキは歯磨きを済ませ直巳の部屋に戻る。
「それにしても直巳のベッドって柔らかそうだな!」
「ぼふっ!」
アキが直巳のベッドにうつ伏せにダイブする。
「ちょっとアキっ!はしゃぎすぎだよっ!電気消すからね!」
「カチッ!」
「直巳も早く来いよ!」
「う…うん…わかってるよ…」
「ん?どうしたんだ?」
アキがベッドから起き上がる。
「いや…その…。」
「っつーか暗くてよく見えねーな。直巳ー。この辺か?」
アキが立ち上がって直巳を手探りで探す。
「ドンッ」
「キャッ!」
「ぼふっ!」
するとアキの手がぶつかった衝撃で直巳がベッドに倒れる。
「直巳!大丈夫か!?悪ぃ!よく見てなくて…っておわっ!?」
「ぼふっ!」
アキが直巳の足に引っ借りバランスを崩して直巳の顔の両側に両手をつく。
そしてアキは直巳と顔が衝突しそうになるが間一髪のところで衝突を避けた。
つもりだった。
アキの唇に何か柔らかい感触を感じた。
次回 第二十話 アキ…私達…こんなことしていいのかな…。
11
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
変態高校生♂〜俺、親友やめます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
学校中の男子たちから、俺、狙われちゃいます!?
※この小説は『変態村♂〜俺、やられます!〜』の続編です。
いろいろあって、何とか村から脱出できた翔馬。
しかしまだ問題が残っていた。
その問題を解決しようとした結果、学校中の男子たちに身体を狙われてしまう事に。
果たして翔馬は、無事、平穏を取り戻せるのか?
また、恋の行方は如何に。
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる