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閑話 綿の花しべ 開く
1 ※御園視点
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「なあ、お前らって付き合ってんの?」
ポンと宙に浮いた言葉をたまたま拾って、俺は赤本から顔を上げた。
久しぶりにまともに見た気がするそこは、いつもの教室で、俺の机で、至近距離で航太が広げた弁当から卵焼きを一つ、俺に食わせようとしてくれていたところだった、らしい。
らしい、というのは、声がかかった拍子に箸が逸れて、落っこちそうになった卵焼きを航太が食ったからだ。
そして、声をかけてきた奴は、明らかにうちのクラスじゃないやつだった。
まあ、そうだよな、うちのクラスのやつなら俺達の距離の近さは見慣れてるだろうし。
「は?」
航太の声が一段低くなって、まともにソイツを見た。
普段あっけらかんとした航太が真顔になると変な迫力が出るから、それでソイツはひるんだようで、後ろからぐいぐい制服引っ張ってたもう一人のやつに連れられて出てったけど。
居なくなっても航太の機嫌は斜めのままで、プリプリしながら俺の口にタコウィンナ―を入れてくる。
「まったく、仮に付き合ってたとして、あの言い方はないだろー。しかも全然知らねーやつ!」
「まあ、どこにだって空気読めないやつとデリカシーないやつはいるからな……」
俺が喋った途端、航太がビックリして目を真ん丸にした。
「うぉ、ビビった、ソノもさっきの聞いてた?」
「……お前、食わしてくれるのは有難いけど、たまに俺の頬に食わせようとするの止めてくれ……」
「ごっめん、ビックリしすぎた……ウェッティあるよ、拭くから動かないで」
「ん……」
頬にべっとりついた、マヨ付きブロッコリーのついでに顔を拭かれながら、俺は航太の机から自分の分の箸を探し出した。
「あ、自分で食べる? 別に俺が食わせても良かったけど」
「お前が食うのがどんどん遅くなるだろ」
「あ、うん……」
なんかちょっと残念そうな顔する航太に、笑って髪に手を伸ばすと、ありがとな、と告げて髪をくしゃくしゃ撫でた。こうすると、航太はすごいご褒美貰った時の近所の犬みたいな顔をする。
「……そういや、藤谷に、モモもハヤシもいねーけど、どこ行った?」
「あー、購買だと思う。今日パンの日だし、最近、藤谷弁当持ってきてないみたいだし」
「そうか、そういえば藤谷は今月受験って言ってたっけな……。……航太、俺の世話焼いてくれるのはありがてーけど、お前だって入試あるんだからな? 最近は全然勉強見てないけど、ホントに大丈夫か?」
言った途端に、航太の箸が止まって視線が微妙にずれる。
「だ、大丈夫だ……と思う。数学は凡ミスないよう、時間内に見直しできるようになったし……」
「……ふーん。国社と英語は? お前特に英語苦手だったよな?」
「うぅぅ……」
「しょうがねーな、帰り、参考書持って家に来いよ。引っかかってるとこ全部確認するから」
もう一度頭を撫でると、ニパっと笑った航太が次の瞬間にはしゅんとしょげた。
「ゴメン……、ホントにソノに迷惑かけるつもりなかったんだ……。ソノが受験したいトコ、すっごい難しいのは分かってるし……」
「迷惑かけてるのはこっちだろ、お前が謝んなよ」
こうして飯だって作ってもらってるし、と航太の弁当箱から勝手に鮭おにぎりを取って齧る。
「ン、美味い。航太にメシ作りとか出来んのかって最初は思ってたけど、ちゃんとこうしてきちんとした弁当作れるようになったし、すごいよな、航太は。俺の分も毎回持って来て貰ってるしさ」
「うん……」
あんまり納得いってなさそうな顔をする航太の顎を摘まむと、ちゃんと目を合わせた。
そういえば、受験勉強本番入ってから、こうして航太とちゃんと顔合わせて喋ってなかったな。
「とりあえず、今日は帰り俺んとこで勉強。予定あっても開けとけよ」
「……わかった」
「……よし」
それでようやく、航太から手を放したら、いつの間にかみんな帰ってきていて、藤谷がじっとこっちみて固まってたけど。俺が声を掛けたら、金縛りが溶けたみたいに何でもないって視線を逸らされた。
……なんだよ、別におかしい事はしてないぞ。
「……おじゃましまーす」
階下で航太の声が聞こえたと思ったら、母さんがパタパタ走り寄って話しかけてる声がする。
「あら、航太くん。久しぶり、元気だった?」
「お久しぶりです。はい、元気バリバリです」
「ふふ、それなら良かったわ。……優ー、航太くん来たわよー」
いちいち言わなくても、航太なら勝手に二階に上がってくれるのに、なぜか母さんは毎回必ず俺を呼ぶ。
仕方ないので、部屋を出て階段にひょいと首だけ出した。
「航太、二階上がって。……母さん、俺ら本気でやってて気づかなくなるから、なんも持ってこなくていいよ。終わったらいつもみたいに自分で取りに行く」
「はいはい」
笑って母さんが引っ込むのに、サッサと自室へ引っ込んだ。
航太が遠慮がちに部屋まで入ってくるのを見て、いつものラグに案内する。
「お茶はさっき一瓶持ってきた。コップも二つ用意したし、オヤツ棚漁ったらクッキーあったから、それもそこにある。……お前のガッコの赤本と、教科書と参考書、持ってきたか?」
「う、うん……。なんか、ソノの部屋来るのもすっげ久々な気がする。……あ、でもこのラグ好き、落ち着く……」
「うん、落ち着いてる場合じゃねーけどな。ほら、こっち来い」
俺の部屋にはこうしてしょっちゅう来る航太用の座椅子があるけど、今日そこに座っていたのは俺だった。
航太は慣れた様子で俺の膝の間に入り込んで、よいしょ、と俺を背当てにする。
「あー、こうしてると楽―……。寝そう」
「寝るな。何のために呼んだと思ってんだ、ほら、引っかかってるとこ教えろ」
「やーめーて、腹突っつかないで、わかったってー。……ここ、とか」
渋々な感じで参考書を引っ張り出してきた航太が、自分で赤丸を付けていたページを差し出す。
俺も後ろから手を出して、パラパラと引っかかってるという所を確認した。そのままぺちんと航太の後ろ頭を叩く。
「いった、なに?」
「躓いてるトコが初歩の初歩じゃねーか、なんでもっと早く言わないんだ、このバカ」
「だって―……」
「とりあえず、ざっくり見た感じ英語が一番ヤバそうだから、英語からやるぞ。……お前、ホントこのギリギリになってからじゃなきゃ、藤谷にだって頼めたんだからな? アイツもう暫く受験本番入るから、こんなのもう頼めねーし」
「うぅぅ―……、ごめん……。止めて、ほっぺたモチモチしないで」
「ほら、参考書開け。32ページから10分で全力で解答開始。始め」
「え、え、え、急すぎるんだけど、え、ちょっと待って、も―!」
ヒイヒイ言いながら問題を解き始めた航太の代わり、チラチラと時計を見ながら、腕の中が妙にしっくりするようで、俺はなんとなく航太の腹に腕を回した。
「も、もうやだー……おに、ソノの鬼……」
参考書の例題を一通り終わらせた後、ぶっ続けで問題集ドリルの最初から最後までを60分でどこまで出来るかを2連続でやらせられた航太は、今や、テーブルに突っ伏してホロホロ泣いている。
その後ろで、俺はひたすら採点をしていた。
「よし、最初よりは正解率高くなってんな。航太にしては良く出来た」
採点が終わった紙を突っ伏す航太の横において、丸い頭をくしゃくしゃと撫でる。
スンスン泣いてた航太が、それでパッと顔を上げ、くるっと俺の方を振り返る。
涙目でこっちみるの止めろ、かわいいから。
「ン、じゃあ、ご褒美」
「お前の勉強なんだが……?」
「ご褒美!」
「わーかった、こっちこい」
体勢を変えて、俺の膝上に乗り上げるようにした航太が俺に抱きつくように密着してくる。
俺も止めずにそのまま航太を抱きしめる。はふ、と航太の満足そうな息が耳元で聞こえて座椅子ごと背に航太の腕が回るのが分かる。
親に見られない時の俺達がよくやる、ご褒美の一つがこのハグだった。
ポンと宙に浮いた言葉をたまたま拾って、俺は赤本から顔を上げた。
久しぶりにまともに見た気がするそこは、いつもの教室で、俺の机で、至近距離で航太が広げた弁当から卵焼きを一つ、俺に食わせようとしてくれていたところだった、らしい。
らしい、というのは、声がかかった拍子に箸が逸れて、落っこちそうになった卵焼きを航太が食ったからだ。
そして、声をかけてきた奴は、明らかにうちのクラスじゃないやつだった。
まあ、そうだよな、うちのクラスのやつなら俺達の距離の近さは見慣れてるだろうし。
「は?」
航太の声が一段低くなって、まともにソイツを見た。
普段あっけらかんとした航太が真顔になると変な迫力が出るから、それでソイツはひるんだようで、後ろからぐいぐい制服引っ張ってたもう一人のやつに連れられて出てったけど。
居なくなっても航太の機嫌は斜めのままで、プリプリしながら俺の口にタコウィンナ―を入れてくる。
「まったく、仮に付き合ってたとして、あの言い方はないだろー。しかも全然知らねーやつ!」
「まあ、どこにだって空気読めないやつとデリカシーないやつはいるからな……」
俺が喋った途端、航太がビックリして目を真ん丸にした。
「うぉ、ビビった、ソノもさっきの聞いてた?」
「……お前、食わしてくれるのは有難いけど、たまに俺の頬に食わせようとするの止めてくれ……」
「ごっめん、ビックリしすぎた……ウェッティあるよ、拭くから動かないで」
「ん……」
頬にべっとりついた、マヨ付きブロッコリーのついでに顔を拭かれながら、俺は航太の机から自分の分の箸を探し出した。
「あ、自分で食べる? 別に俺が食わせても良かったけど」
「お前が食うのがどんどん遅くなるだろ」
「あ、うん……」
なんかちょっと残念そうな顔する航太に、笑って髪に手を伸ばすと、ありがとな、と告げて髪をくしゃくしゃ撫でた。こうすると、航太はすごいご褒美貰った時の近所の犬みたいな顔をする。
「……そういや、藤谷に、モモもハヤシもいねーけど、どこ行った?」
「あー、購買だと思う。今日パンの日だし、最近、藤谷弁当持ってきてないみたいだし」
「そうか、そういえば藤谷は今月受験って言ってたっけな……。……航太、俺の世話焼いてくれるのはありがてーけど、お前だって入試あるんだからな? 最近は全然勉強見てないけど、ホントに大丈夫か?」
言った途端に、航太の箸が止まって視線が微妙にずれる。
「だ、大丈夫だ……と思う。数学は凡ミスないよう、時間内に見直しできるようになったし……」
「……ふーん。国社と英語は? お前特に英語苦手だったよな?」
「うぅぅ……」
「しょうがねーな、帰り、参考書持って家に来いよ。引っかかってるとこ全部確認するから」
もう一度頭を撫でると、ニパっと笑った航太が次の瞬間にはしゅんとしょげた。
「ゴメン……、ホントにソノに迷惑かけるつもりなかったんだ……。ソノが受験したいトコ、すっごい難しいのは分かってるし……」
「迷惑かけてるのはこっちだろ、お前が謝んなよ」
こうして飯だって作ってもらってるし、と航太の弁当箱から勝手に鮭おにぎりを取って齧る。
「ン、美味い。航太にメシ作りとか出来んのかって最初は思ってたけど、ちゃんとこうしてきちんとした弁当作れるようになったし、すごいよな、航太は。俺の分も毎回持って来て貰ってるしさ」
「うん……」
あんまり納得いってなさそうな顔をする航太の顎を摘まむと、ちゃんと目を合わせた。
そういえば、受験勉強本番入ってから、こうして航太とちゃんと顔合わせて喋ってなかったな。
「とりあえず、今日は帰り俺んとこで勉強。予定あっても開けとけよ」
「……わかった」
「……よし」
それでようやく、航太から手を放したら、いつの間にかみんな帰ってきていて、藤谷がじっとこっちみて固まってたけど。俺が声を掛けたら、金縛りが溶けたみたいに何でもないって視線を逸らされた。
……なんだよ、別におかしい事はしてないぞ。
「……おじゃましまーす」
階下で航太の声が聞こえたと思ったら、母さんがパタパタ走り寄って話しかけてる声がする。
「あら、航太くん。久しぶり、元気だった?」
「お久しぶりです。はい、元気バリバリです」
「ふふ、それなら良かったわ。……優ー、航太くん来たわよー」
いちいち言わなくても、航太なら勝手に二階に上がってくれるのに、なぜか母さんは毎回必ず俺を呼ぶ。
仕方ないので、部屋を出て階段にひょいと首だけ出した。
「航太、二階上がって。……母さん、俺ら本気でやってて気づかなくなるから、なんも持ってこなくていいよ。終わったらいつもみたいに自分で取りに行く」
「はいはい」
笑って母さんが引っ込むのに、サッサと自室へ引っ込んだ。
航太が遠慮がちに部屋まで入ってくるのを見て、いつものラグに案内する。
「お茶はさっき一瓶持ってきた。コップも二つ用意したし、オヤツ棚漁ったらクッキーあったから、それもそこにある。……お前のガッコの赤本と、教科書と参考書、持ってきたか?」
「う、うん……。なんか、ソノの部屋来るのもすっげ久々な気がする。……あ、でもこのラグ好き、落ち着く……」
「うん、落ち着いてる場合じゃねーけどな。ほら、こっち来い」
俺の部屋にはこうしてしょっちゅう来る航太用の座椅子があるけど、今日そこに座っていたのは俺だった。
航太は慣れた様子で俺の膝の間に入り込んで、よいしょ、と俺を背当てにする。
「あー、こうしてると楽―……。寝そう」
「寝るな。何のために呼んだと思ってんだ、ほら、引っかかってるとこ教えろ」
「やーめーて、腹突っつかないで、わかったってー。……ここ、とか」
渋々な感じで参考書を引っ張り出してきた航太が、自分で赤丸を付けていたページを差し出す。
俺も後ろから手を出して、パラパラと引っかかってるという所を確認した。そのままぺちんと航太の後ろ頭を叩く。
「いった、なに?」
「躓いてるトコが初歩の初歩じゃねーか、なんでもっと早く言わないんだ、このバカ」
「だって―……」
「とりあえず、ざっくり見た感じ英語が一番ヤバそうだから、英語からやるぞ。……お前、ホントこのギリギリになってからじゃなきゃ、藤谷にだって頼めたんだからな? アイツもう暫く受験本番入るから、こんなのもう頼めねーし」
「うぅぅ―……、ごめん……。止めて、ほっぺたモチモチしないで」
「ほら、参考書開け。32ページから10分で全力で解答開始。始め」
「え、え、え、急すぎるんだけど、え、ちょっと待って、も―!」
ヒイヒイ言いながら問題を解き始めた航太の代わり、チラチラと時計を見ながら、腕の中が妙にしっくりするようで、俺はなんとなく航太の腹に腕を回した。
「も、もうやだー……おに、ソノの鬼……」
参考書の例題を一通り終わらせた後、ぶっ続けで問題集ドリルの最初から最後までを60分でどこまで出来るかを2連続でやらせられた航太は、今や、テーブルに突っ伏してホロホロ泣いている。
その後ろで、俺はひたすら採点をしていた。
「よし、最初よりは正解率高くなってんな。航太にしては良く出来た」
採点が終わった紙を突っ伏す航太の横において、丸い頭をくしゃくしゃと撫でる。
スンスン泣いてた航太が、それでパッと顔を上げ、くるっと俺の方を振り返る。
涙目でこっちみるの止めろ、かわいいから。
「ン、じゃあ、ご褒美」
「お前の勉強なんだが……?」
「ご褒美!」
「わーかった、こっちこい」
体勢を変えて、俺の膝上に乗り上げるようにした航太が俺に抱きつくように密着してくる。
俺も止めずにそのまま航太を抱きしめる。はふ、と航太の満足そうな息が耳元で聞こえて座椅子ごと背に航太の腕が回るのが分かる。
親に見られない時の俺達がよくやる、ご褒美の一つがこのハグだった。
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