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沢水 凍りつめる
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その連絡が来たのはちょうど俺が店でバイトをしている時で、リンさんも俺もちょうど手が空いている時間帯だった。
リンさんはいつも通り診察机の上でお菓子で休憩していたし、俺は俺でいつも通りにカウンターで参考書を広げていた。
バイブ設定にして制服のポケに突っ込んでおいたスマホが震えたので、無意識に出して見る。
「あれ、……」
「……どうしたの、キヨくん」
「……センセから連絡来たんですけど、なんかおかしくて」
「……ハジメくんから?」
のんびりいい香りの紅茶を飲んでいたリンさんが、素早く診察用の椅子から立ってこっちに来てくれた。
手元で眺めていたスマホを机の上に出して確認してもらう。
「…………、怪しいわね」
「ですよね、なんで中国語?」
いつもだったら、たどたどしいひらがなで今日あったことを教えてくれるのに、今日に限って中国語の羅列が並んでいる。
俺はまだ無理だけど、リンさんは中国語読み書きできるので、代わりに確認してもらう。
「このスマホは警察に届けました……、あのバカ」
いうが早いか、リンさんが自分のスマホを出して、どこかに通話している。
しばらくして、かかったどこかに話す言葉は流暢な中国語だった。
どんどんスピードアップしていく鳥のさえずりみたいな会話を耳で聞きながら、脳内でセンセに持たせた貴重品袋の中身を思い浮かべる。
何があったかわからないけど、センセは服の下に貴重品は身に着けるようにしていたはずで、たぶんそっちにパスポート類や現金とクレカは入っていたと思う。
中国はもうほぼ生活の主体がスマホアプリになってるらしいから、一応そっちも入れてあったはずだけど、センセが使いこなせなかったときのために現金も多めに持って行ってたはずだ。
「…………、大丈夫よ、キヨくん、……キヨくん?」
グルグルと俺が考え込んでる間にいつの間にかリンさんの通話も終わっていた。
ボンヤリ顔を上げた俺の背を軽く叩いて、大丈夫よ、とリンさんが繰り返す。
「あっちでハジメくんの面倒見てもらってる知り合いに連絡して、事情伝えといたから。……後で確認して折り返し連絡してくれるから、そんな真っ青にならなくて大丈夫。……大丈夫だからね」
「…………、はい」
ポンポンと背を撫でてくれたリンさんが特に深刻そうにしてないのにホッとして、無意識に力んでいた肩から力を抜く。
もう一度自分のスマホを眺めているうちに、リンさんが俺の分も紅茶を淹れて持って来てくれた。
いい香りのするあったかいマグを受け取って、とりあえず手を温める。
ゆっくり一口飲むうちに、ようやく頭に血が回ってきた。
「…………、有難うございます、落ち着きました」
「うん、ホントに大丈夫だから。 頻繁じゃないけど、仕入れで行ってはいる土地だし、信頼できる人が案内してくれてるし、あとでハジメくん本人から連絡させるように伝えといたから。 ……でも、そうよね、心配になっちゃうわよね。 あのふわふわボンヤリっぷりだし」
「…………いえ、その……そうですね、ぶっちゃけハジメさん自体になんかあったのかと思って、頭真っ白になりました。 一応、万が一用にあちこちに現金と連絡先は突っ込んでおいたんですけど、本人が連絡できないような状態になってることも考えられるんで……」
「……うん、そうよね……。 でも、あれでハジメくん、生存率は高いから。 ……昔、協力隊にも出てたんだよ、アレで。 その頃の話って聞いてる?」
たぶん、リンさんは俺の顔があんまりにも真っ青なので、気をそらそうとしてくれてるんだと思う。
いつものリンさんというよりは、冷静で余裕のある、本業の医者としての顔のリンさんだった。
「……少しは。詳しくは聞かされてないですけど」
「うん、そうよね。 あの頃の話は私とお爺ちゃんにも口が重くなってたもの、ハジメくん。 最後に辞めて帰って来た時はほんとにボロボロだったし」
そういうリンさんに思わず、傷のこと知ってたのかと目を向ける。
俺の視線を受けて、リンさんが少し苦く笑って見せた。
「……本人が大怪我してるのに、身内に連絡いかないわけないじゃない。 私たちには知られたくないんだと思って、私もおじいちゃんも触れないようにしてたけど。 ……キヨくん達が来た頃くらいかな、やっと本来のハジメくんに戻ってきたの」
「……俺達が最初に会った頃から、センセは優しくて強かった気がしますけど……あ、有難うございます」
俺の母さんの金の無心をキッパリ断って、俺達を預かるって言ってくれたくらいには。
リンさんが診察机からさっき食べていたクッキー缶を拾ってくると、ふたを開けて俺にも缶ごと差し出してくれる。
一枚とってボンヤリかじると、色んなナッツの風味がして甘さがゆっくり体に回っていく気がした。
「そうキヨくんが見えてたって事は、だいぶ回復してたって事よね。 帰ってきた当初はすっかり無口になっちゃって、部屋に篭ってばっかりだったの。私も忙しい時期だったから、おじいちゃんがほとんど面倒見てたんじゃないかな。 キヨくんもうちのおじいちゃんには会ったことあったよね」
「はい、最初のうちはよくお世話になりました。 ハジメさんに代替わりする前にリンさんのご実家の方に移られたって聞きましたけど……俺達も可愛がってもらってたと思います」
「うん、あの頃はもう体調も大分悪くなってたから、実家の方が何かあった時安心だと思って移って貰ったの。 ……キヨくんと咲子ちゃんはお葬式も来てくれたもんね」
「あの時はなにが何だか分かってなくて、実感あんまりなかったですけど……ハジメさんの様子とか、もうこっちに全然顔見せないこととかから、ゆっくりわかってった気がします。 もう、いないんだなって」
「うん……、ゴメン、なんか湿っぽい話になっちゃったね、クッキーもっと食べて。あんまり得意じゃないの知ってるけど、こういう時に甘いものはいいから」
「あ、はい。 ……じゃあ、もう一枚だけ」
そう言って、差し出されたクッキー缶から遠慮しながらもう一枚とって齧った。
今度はほんのりレモンの味がする。
マグの紅茶と一緒に味わう内に、リンさんの方からスマホの呼び出し音が鳴ってすかさずリンさんが出る。
「……あ、ハジメくん? 何やってんの、心配させないでよ、もう! ……キヨくんに代わるからね、」
ハイ、キヨくん、と手渡されたスマホにすかさず飛びつくように出た。
「……センセ? 大丈夫ですか? 怪我とかしてませんよね?」
思わず出た俺の切羽詰まった声に、自分で驚いているうちに、いつものセンセの低くてのんびりした落ち着いた声が聞こえた。
「……ごめんね、心配かけちゃって。 大丈夫、ケガはしてないから。 仕入れも十分終わってるし、お土産買いに行こうと思ったら色々あって、スマホ落としちゃったみたい。 その辺の処理もあるから明日は無理だけど、明後日くらいには帰れるからね」
ケガはってなんだ、ケガはって。
問い詰めたいのをぐっと堪えて、ハイとひとまず頷くと、無事戻ってきてくださいよ、ともう一度念押ししてからリンさんに返した。
「……帰ってきたら、私とキヨくんの二人がかりで詳しく事情聴くから、覚悟しときなさいよね。クァンさんにもよろしく伝えといて。 ……じゃあね」
ふー、と大きいため息をついてリンさんが通話を切った。
俺も自然とため息が漏れる。
「…………センセ、思ったより元気そうでよかったです」
「…………うん、ムカつくくらい元気だったわね。帰ってきたらもう、ギュウギュウに絞ってやるから、キヨくんも手伝ってね!」
リンさんが雑巾を空中で絞るみたいな手真似をしてくれてるので、思わず笑った。
「はい。……有難うございます、リンさん」
俺だけだったら対処できなかったし、たぶん最終的にリンさんに頼ることになってたと思うけど、こんな素早く今日中に連絡ついたりはしなかっただろう。
心配で心配で、今日はたぶん眠れなかったと思う。
リンさんが大人っぽく静かに笑って頷く。
「うん、キヨくんも、もうちょっと力抜いていいからね。 ハジメくんの事だけじゃなくて、色々頼っていいんだから。 ……さてと、疲れたしもう今日閉めちゃおう」
グー、と伸びをして、入り口に向かうリンさんの背に俺も続いた。
俺もこんな感じで、落ち着いて冷静にバリバリ対処できるカッコいい大人になりたい。
ちゃんと帰国した後でハジメさんにもそう伝えたら、今回の騒動の張本人は拗ねてしばらくコタツから出てこなくなった。
リンさんはいつも通り診察机の上でお菓子で休憩していたし、俺は俺でいつも通りにカウンターで参考書を広げていた。
バイブ設定にして制服のポケに突っ込んでおいたスマホが震えたので、無意識に出して見る。
「あれ、……」
「……どうしたの、キヨくん」
「……センセから連絡来たんですけど、なんかおかしくて」
「……ハジメくんから?」
のんびりいい香りの紅茶を飲んでいたリンさんが、素早く診察用の椅子から立ってこっちに来てくれた。
手元で眺めていたスマホを机の上に出して確認してもらう。
「…………、怪しいわね」
「ですよね、なんで中国語?」
いつもだったら、たどたどしいひらがなで今日あったことを教えてくれるのに、今日に限って中国語の羅列が並んでいる。
俺はまだ無理だけど、リンさんは中国語読み書きできるので、代わりに確認してもらう。
「このスマホは警察に届けました……、あのバカ」
いうが早いか、リンさんが自分のスマホを出して、どこかに通話している。
しばらくして、かかったどこかに話す言葉は流暢な中国語だった。
どんどんスピードアップしていく鳥のさえずりみたいな会話を耳で聞きながら、脳内でセンセに持たせた貴重品袋の中身を思い浮かべる。
何があったかわからないけど、センセは服の下に貴重品は身に着けるようにしていたはずで、たぶんそっちにパスポート類や現金とクレカは入っていたと思う。
中国はもうほぼ生活の主体がスマホアプリになってるらしいから、一応そっちも入れてあったはずだけど、センセが使いこなせなかったときのために現金も多めに持って行ってたはずだ。
「…………、大丈夫よ、キヨくん、……キヨくん?」
グルグルと俺が考え込んでる間にいつの間にかリンさんの通話も終わっていた。
ボンヤリ顔を上げた俺の背を軽く叩いて、大丈夫よ、とリンさんが繰り返す。
「あっちでハジメくんの面倒見てもらってる知り合いに連絡して、事情伝えといたから。……後で確認して折り返し連絡してくれるから、そんな真っ青にならなくて大丈夫。……大丈夫だからね」
「…………、はい」
ポンポンと背を撫でてくれたリンさんが特に深刻そうにしてないのにホッとして、無意識に力んでいた肩から力を抜く。
もう一度自分のスマホを眺めているうちに、リンさんが俺の分も紅茶を淹れて持って来てくれた。
いい香りのするあったかいマグを受け取って、とりあえず手を温める。
ゆっくり一口飲むうちに、ようやく頭に血が回ってきた。
「…………、有難うございます、落ち着きました」
「うん、ホントに大丈夫だから。 頻繁じゃないけど、仕入れで行ってはいる土地だし、信頼できる人が案内してくれてるし、あとでハジメくん本人から連絡させるように伝えといたから。 ……でも、そうよね、心配になっちゃうわよね。 あのふわふわボンヤリっぷりだし」
「…………いえ、その……そうですね、ぶっちゃけハジメさん自体になんかあったのかと思って、頭真っ白になりました。 一応、万が一用にあちこちに現金と連絡先は突っ込んでおいたんですけど、本人が連絡できないような状態になってることも考えられるんで……」
「……うん、そうよね……。 でも、あれでハジメくん、生存率は高いから。 ……昔、協力隊にも出てたんだよ、アレで。 その頃の話って聞いてる?」
たぶん、リンさんは俺の顔があんまりにも真っ青なので、気をそらそうとしてくれてるんだと思う。
いつものリンさんというよりは、冷静で余裕のある、本業の医者としての顔のリンさんだった。
「……少しは。詳しくは聞かされてないですけど」
「うん、そうよね。 あの頃の話は私とお爺ちゃんにも口が重くなってたもの、ハジメくん。 最後に辞めて帰って来た時はほんとにボロボロだったし」
そういうリンさんに思わず、傷のこと知ってたのかと目を向ける。
俺の視線を受けて、リンさんが少し苦く笑って見せた。
「……本人が大怪我してるのに、身内に連絡いかないわけないじゃない。 私たちには知られたくないんだと思って、私もおじいちゃんも触れないようにしてたけど。 ……キヨくん達が来た頃くらいかな、やっと本来のハジメくんに戻ってきたの」
「……俺達が最初に会った頃から、センセは優しくて強かった気がしますけど……あ、有難うございます」
俺の母さんの金の無心をキッパリ断って、俺達を預かるって言ってくれたくらいには。
リンさんが診察机からさっき食べていたクッキー缶を拾ってくると、ふたを開けて俺にも缶ごと差し出してくれる。
一枚とってボンヤリかじると、色んなナッツの風味がして甘さがゆっくり体に回っていく気がした。
「そうキヨくんが見えてたって事は、だいぶ回復してたって事よね。 帰ってきた当初はすっかり無口になっちゃって、部屋に篭ってばっかりだったの。私も忙しい時期だったから、おじいちゃんがほとんど面倒見てたんじゃないかな。 キヨくんもうちのおじいちゃんには会ったことあったよね」
「はい、最初のうちはよくお世話になりました。 ハジメさんに代替わりする前にリンさんのご実家の方に移られたって聞きましたけど……俺達も可愛がってもらってたと思います」
「うん、あの頃はもう体調も大分悪くなってたから、実家の方が何かあった時安心だと思って移って貰ったの。 ……キヨくんと咲子ちゃんはお葬式も来てくれたもんね」
「あの時はなにが何だか分かってなくて、実感あんまりなかったですけど……ハジメさんの様子とか、もうこっちに全然顔見せないこととかから、ゆっくりわかってった気がします。 もう、いないんだなって」
「うん……、ゴメン、なんか湿っぽい話になっちゃったね、クッキーもっと食べて。あんまり得意じゃないの知ってるけど、こういう時に甘いものはいいから」
「あ、はい。 ……じゃあ、もう一枚だけ」
そう言って、差し出されたクッキー缶から遠慮しながらもう一枚とって齧った。
今度はほんのりレモンの味がする。
マグの紅茶と一緒に味わう内に、リンさんの方からスマホの呼び出し音が鳴ってすかさずリンさんが出る。
「……あ、ハジメくん? 何やってんの、心配させないでよ、もう! ……キヨくんに代わるからね、」
ハイ、キヨくん、と手渡されたスマホにすかさず飛びつくように出た。
「……センセ? 大丈夫ですか? 怪我とかしてませんよね?」
思わず出た俺の切羽詰まった声に、自分で驚いているうちに、いつものセンセの低くてのんびりした落ち着いた声が聞こえた。
「……ごめんね、心配かけちゃって。 大丈夫、ケガはしてないから。 仕入れも十分終わってるし、お土産買いに行こうと思ったら色々あって、スマホ落としちゃったみたい。 その辺の処理もあるから明日は無理だけど、明後日くらいには帰れるからね」
ケガはってなんだ、ケガはって。
問い詰めたいのをぐっと堪えて、ハイとひとまず頷くと、無事戻ってきてくださいよ、ともう一度念押ししてからリンさんに返した。
「……帰ってきたら、私とキヨくんの二人がかりで詳しく事情聴くから、覚悟しときなさいよね。クァンさんにもよろしく伝えといて。 ……じゃあね」
ふー、と大きいため息をついてリンさんが通話を切った。
俺も自然とため息が漏れる。
「…………センセ、思ったより元気そうでよかったです」
「…………うん、ムカつくくらい元気だったわね。帰ってきたらもう、ギュウギュウに絞ってやるから、キヨくんも手伝ってね!」
リンさんが雑巾を空中で絞るみたいな手真似をしてくれてるので、思わず笑った。
「はい。……有難うございます、リンさん」
俺だけだったら対処できなかったし、たぶん最終的にリンさんに頼ることになってたと思うけど、こんな素早く今日中に連絡ついたりはしなかっただろう。
心配で心配で、今日はたぶん眠れなかったと思う。
リンさんが大人っぽく静かに笑って頷く。
「うん、キヨくんも、もうちょっと力抜いていいからね。 ハジメくんの事だけじゃなくて、色々頼っていいんだから。 ……さてと、疲れたしもう今日閉めちゃおう」
グー、と伸びをして、入り口に向かうリンさんの背に俺も続いた。
俺もこんな感じで、落ち着いて冷静にバリバリ対処できるカッコいい大人になりたい。
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