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山茶花 始めて開く
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制服が冬服に切り替わって半月、今まで夏寄りの秋の気温だったのに、昨日くらいから急にガクッと下がって冬の気候になってきた。
特に自転車に乗って走っていると、よく分かる。
全身にぶち当たるような風が冷たい。
いつものように駐輪場に自転車を止め、かじかむ手を擦りながら教室に入ると、珍しくすでにジャージをを着込んだソノと航太が、外を見ながら何か深刻そうに話し合っているのが見えた。
「よう、早いなお前ら。一限体育だっけ?」
「おはよう、藤谷。…………ってかお前、なんで制服で来た?」
「……ん? …………あ、今日、強歩大会か!」
やっべ、完全に忘れてたわ。
幸い、ロッカーに洗濯済みの運動着が置いてあるので、急いで取って来て、あわてて席で着替える。
くっそ寒いとか言ってる場合じゃなかった。
一応、うちのガッコは全館暖房は入ってるが、そうはいっても窓側は冷気がくる。
下に着てたTシャツと下着だけ残してさっさと脱ぐと、ロッカーでひんやり冷やされたジャージを急いで身に着けた。
着た瞬間からヒヤっと体温奪い取られるので、ぐっと身がすくむ。
「……さっむ、これで走ったら風邪引くんじゃね?」
部屋の中はじんわりあったかいから、もうしばらく我慢すれば少しはマシになるとは思うが。
せめて中のシャツは長袖来て来ればよかったな。
「…………あ、お前、さては去年の強歩大会、免除だったな。安心しろ、冷める余裕なんかねえから」
「俺も去年は免除だったからタイムキーパー係やらされてたけど、足切のタイム、マジで歩くギリギリだからなー。正直走った方がいい」
今年は出れるから思い切り走ろうかな、なんて笑った航太をなぜかソノが心配そうに見ている。
「……お前、いきなり全力で行こうとすんな。行きは俺と一緒に走って貰うからな」
「えー。ソノだと絶対スロージョギングで行くじゃん……。遅くてつまんないー」
「ツマンネ―じゃねえわ、前科もち。行きだけは絶対、俺と一緒! ……わかったな、航太」
「……はぁい」
ああ、さっきから深刻そうに話し合ってたのこれか。
一応、体育の時、航太は走りそうな競技全部免除だったから、理由はともかく、走れなかったのは知っている。
そうか、走り解禁されたんだなあとおさななの様子を見ているうちに、気づいたらクラスメイトやモモたちも席についていた。
「俺、去年強歩免除だったからコースうろ覚えなんだけど、地図とかあったっけ、モモ」
後ろの座席を軽く振り返ると、モモが真剣な顔でシップを並べていた。
「……お前、こんなにシップ使うの?」
「ゴメン、今話しかけないで、貼る位置考えてるから」
間髪入れずに返ってきたピリピリした声に、思わずハヤシの方を見ると、ヤツは頷いて、いつかのホームルームで貰ったらしき地図のプリントを見せてくれた。
「モモは去年、足切のタイムギリギリで歩くはめになって、結構あとまで筋肉痛響いてたから、事前準備してるらしいんだ。 ……お前も初なら、足は先にテーピングしてった方がいいかもな」
「……マジか……。え、お前、なんかしてる?」
「一応マメになりそうなとこだけ、ばんそうこう張ってきた」
「ハヤシの割に用意周到……」
「……おい、割にってなんだ、それなら地図返して貰うぞ」
「いやあ、ハヤシくんはサスガデスネ」
ムスッとしたハヤシに地図が取り上げられないうちに、なんとなくのコース取りだけ確認する。
……どうやら、市内を通って端っこにある山を目指した後、山のふもとの寺回りをぐるっとUターンして戻ってくるコースらしい。大体往復25キロ、早くて1時間半、遅くて4時間コースかな。
確かに航太の言う通り、走って行って帰っての方が、結果的に体のダメージは少なそうだ。
そういえば、行きも帰りも泡影堂のある商店街のすぐ傍を通るんだな……。
チラッとくらいは、センセの姿見れたり挨拶したりできるかも、なんて俺の期待は当然のごとく叶わなかったけど。
「……そういう理由で今日は本当に体力ないんで、メシ作ったらさっさと帰りますね」
一応、バイトの日ではあったから、強歩大会後にそのまま薬局にやっては来ている。
ちなみに俺は大体2時間半くらいで完走した。
……といっても、体も足もハヤシの言ってた通りで満身創痍だから、いつもの掃除はちゃんと手が回っていない。だから、なんとなく不完全燃焼感があってソワソワする。
今日はリンさん来ない日だったから、薬局自体はもう早々に店仕舞い済みで、俺たちは家の方の茶の間にいた。
「……キヨくん、確かにバイトをお願いしてる日ではあるけど、そういう疲れてる時にムリしなくっていいんだよ。別に買い置きだって、店屋物だって、とろうと思えば取れるんだから。……というか、今日は出前頼もう。無理しないで」
「……なんかすごい負けた気しません?出前って」
「しないしない。……ほら、そんなふてくされた顔しないの。確か、まだ商店街のお蕎麦屋さん開いてる時間だから……うん、大丈夫そう」
センセが年季の入った出前の注文票を出してきたので、ちゃぶ台前にあぐらで座ったまま、横から覗く。
「……センセ、なんかこれ、随分前のな気がするんですけど……。値段とかメニューとかもう変わってません?」
「大丈夫だよ、去年だってよくここからお願いしてたもの。それにちゃんといくらか教えてくれるし。……何食べたい?」
センセの優しい笑顔を見ていると、だんだん俺の張ってた意地も柔らかくなってきて、ふうっと大きくため息をついた。
「今日だけですからね。次はちゃんと作り置きしてくんで。 ……ここのはなにが美味かったんでしたっけ」
「お蕎麦屋さんだから、そばとそばつゆ使った丼物系は外れなかったなあ。あとは、天ぷらと中華丼と焼きめしかな。今日はカツ丼と鴨せいろにしようかなあ……キヨくんなんにする?」
「じゃあ、俺は中華丼と焼きめしで。 ……さすがに何もしないのはアレなんで、明日用の簡単な朝飯の用意だけ冷蔵庫に入れておきます」
「……ありがと、キヨくん。簡単なのでいいから」
「しっかり野菜系のおかず作っとくんで、ちゃんと食べてくださいね」
「……え? う、うん……」
一気に挙動不審になったセンセがしょんぼり電話するのを横目に見ながら、すでにちょっと痛みの出てきた体を起こして、とりあえず俺は俺の戦場に向かった。
食い終わった丼や皿を洗い終えて、そろそろ帰ろうかと準備しているうちにセンセが風呂から戻ってきた。
いるのが俺だからか、エアコンの暖房が完璧だからか、上半身裸にタオルでまともにその真っ白い体と胸を見てしまって、ぎょっとして視線を逸らす。
「……っ、ハジメさん、服! 服着てください」
「……え、でも今日キヨくん以外いないし、大丈夫じゃないかなあ」
「湯冷めしますし、ハジメさんうっかり油断して事故りがちなんでダメです。……俺に裸見られた時だって、似たような状況だったでしょうに」
「アレは………ゴメン、そうだったね」
ホコホコで上機嫌だったセンセがみるみるしおれるのが分かって、俺は慌てて言い足した。
「俺はむしろ、あれでセンセと仲良くなれた気がして、あの当時は嬉しかったんですけどね」
傷の理由は当時は教えてもらえなかったから、時間が経つにつれ信用されていないんだと傷つく原因にもなったけど。
今は理由も、俺の気持ちも自覚できているから、信用されていないとは思っていない。
……ただ、好きなヒトの裸が俺には刺激が強すぎるだけだ。
とりあえず、急いでセンセの部屋に行って、手頃な薄い長袖のTシャツを取って来て手渡す。
「じゃあ、俺はこれで。また週末来ますんで…………ハジメさん、袖掴むの止めてください」
とっさに距離を取ろうとした俺の制服を、なぜかハジメさんの右手ががっしり掴んでいた。
寂しそうな顔で、無意識だったらしい指を離して笑う。
「……えっ、あ、ごめん……。 うん、気を付けて帰ってね」
…………本当にハジメさんはズルい。
俺の気持ちを知らないくせに、俺が気になるような顔ばかりする。
はあっと深くため息をついてスマホを取り出すと、仕方なく咲子に通話する。
咲子はちょうど希望のガッコの二次面接が終わったばかりで、今はちょうど気が抜けてる頃だ。
二言三言で、もう一つため息つくと、センセに向けて一つ頷いた。
「……今日だけですからね」
「……うん!」
だから、そんなぱあっと明るく嬉しそうに笑わないでくれ。
俺の本当を知ったら、一番困るのはハジメさんなのに。
困った顔で笑って、拒むに決まっているのに。
恋を殺し続けるのに俺はもう、疲れ果てているのに。
特に自転車に乗って走っていると、よく分かる。
全身にぶち当たるような風が冷たい。
いつものように駐輪場に自転車を止め、かじかむ手を擦りながら教室に入ると、珍しくすでにジャージをを着込んだソノと航太が、外を見ながら何か深刻そうに話し合っているのが見えた。
「よう、早いなお前ら。一限体育だっけ?」
「おはよう、藤谷。…………ってかお前、なんで制服で来た?」
「……ん? …………あ、今日、強歩大会か!」
やっべ、完全に忘れてたわ。
幸い、ロッカーに洗濯済みの運動着が置いてあるので、急いで取って来て、あわてて席で着替える。
くっそ寒いとか言ってる場合じゃなかった。
一応、うちのガッコは全館暖房は入ってるが、そうはいっても窓側は冷気がくる。
下に着てたTシャツと下着だけ残してさっさと脱ぐと、ロッカーでひんやり冷やされたジャージを急いで身に着けた。
着た瞬間からヒヤっと体温奪い取られるので、ぐっと身がすくむ。
「……さっむ、これで走ったら風邪引くんじゃね?」
部屋の中はじんわりあったかいから、もうしばらく我慢すれば少しはマシになるとは思うが。
せめて中のシャツは長袖来て来ればよかったな。
「…………あ、お前、さては去年の強歩大会、免除だったな。安心しろ、冷める余裕なんかねえから」
「俺も去年は免除だったからタイムキーパー係やらされてたけど、足切のタイム、マジで歩くギリギリだからなー。正直走った方がいい」
今年は出れるから思い切り走ろうかな、なんて笑った航太をなぜかソノが心配そうに見ている。
「……お前、いきなり全力で行こうとすんな。行きは俺と一緒に走って貰うからな」
「えー。ソノだと絶対スロージョギングで行くじゃん……。遅くてつまんないー」
「ツマンネ―じゃねえわ、前科もち。行きだけは絶対、俺と一緒! ……わかったな、航太」
「……はぁい」
ああ、さっきから深刻そうに話し合ってたのこれか。
一応、体育の時、航太は走りそうな競技全部免除だったから、理由はともかく、走れなかったのは知っている。
そうか、走り解禁されたんだなあとおさななの様子を見ているうちに、気づいたらクラスメイトやモモたちも席についていた。
「俺、去年強歩免除だったからコースうろ覚えなんだけど、地図とかあったっけ、モモ」
後ろの座席を軽く振り返ると、モモが真剣な顔でシップを並べていた。
「……お前、こんなにシップ使うの?」
「ゴメン、今話しかけないで、貼る位置考えてるから」
間髪入れずに返ってきたピリピリした声に、思わずハヤシの方を見ると、ヤツは頷いて、いつかのホームルームで貰ったらしき地図のプリントを見せてくれた。
「モモは去年、足切のタイムギリギリで歩くはめになって、結構あとまで筋肉痛響いてたから、事前準備してるらしいんだ。 ……お前も初なら、足は先にテーピングしてった方がいいかもな」
「……マジか……。え、お前、なんかしてる?」
「一応マメになりそうなとこだけ、ばんそうこう張ってきた」
「ハヤシの割に用意周到……」
「……おい、割にってなんだ、それなら地図返して貰うぞ」
「いやあ、ハヤシくんはサスガデスネ」
ムスッとしたハヤシに地図が取り上げられないうちに、なんとなくのコース取りだけ確認する。
……どうやら、市内を通って端っこにある山を目指した後、山のふもとの寺回りをぐるっとUターンして戻ってくるコースらしい。大体往復25キロ、早くて1時間半、遅くて4時間コースかな。
確かに航太の言う通り、走って行って帰っての方が、結果的に体のダメージは少なそうだ。
そういえば、行きも帰りも泡影堂のある商店街のすぐ傍を通るんだな……。
チラッとくらいは、センセの姿見れたり挨拶したりできるかも、なんて俺の期待は当然のごとく叶わなかったけど。
「……そういう理由で今日は本当に体力ないんで、メシ作ったらさっさと帰りますね」
一応、バイトの日ではあったから、強歩大会後にそのまま薬局にやっては来ている。
ちなみに俺は大体2時間半くらいで完走した。
……といっても、体も足もハヤシの言ってた通りで満身創痍だから、いつもの掃除はちゃんと手が回っていない。だから、なんとなく不完全燃焼感があってソワソワする。
今日はリンさん来ない日だったから、薬局自体はもう早々に店仕舞い済みで、俺たちは家の方の茶の間にいた。
「……キヨくん、確かにバイトをお願いしてる日ではあるけど、そういう疲れてる時にムリしなくっていいんだよ。別に買い置きだって、店屋物だって、とろうと思えば取れるんだから。……というか、今日は出前頼もう。無理しないで」
「……なんかすごい負けた気しません?出前って」
「しないしない。……ほら、そんなふてくされた顔しないの。確か、まだ商店街のお蕎麦屋さん開いてる時間だから……うん、大丈夫そう」
センセが年季の入った出前の注文票を出してきたので、ちゃぶ台前にあぐらで座ったまま、横から覗く。
「……センセ、なんかこれ、随分前のな気がするんですけど……。値段とかメニューとかもう変わってません?」
「大丈夫だよ、去年だってよくここからお願いしてたもの。それにちゃんといくらか教えてくれるし。……何食べたい?」
センセの優しい笑顔を見ていると、だんだん俺の張ってた意地も柔らかくなってきて、ふうっと大きくため息をついた。
「今日だけですからね。次はちゃんと作り置きしてくんで。 ……ここのはなにが美味かったんでしたっけ」
「お蕎麦屋さんだから、そばとそばつゆ使った丼物系は外れなかったなあ。あとは、天ぷらと中華丼と焼きめしかな。今日はカツ丼と鴨せいろにしようかなあ……キヨくんなんにする?」
「じゃあ、俺は中華丼と焼きめしで。 ……さすがに何もしないのはアレなんで、明日用の簡単な朝飯の用意だけ冷蔵庫に入れておきます」
「……ありがと、キヨくん。簡単なのでいいから」
「しっかり野菜系のおかず作っとくんで、ちゃんと食べてくださいね」
「……え? う、うん……」
一気に挙動不審になったセンセがしょんぼり電話するのを横目に見ながら、すでにちょっと痛みの出てきた体を起こして、とりあえず俺は俺の戦場に向かった。
食い終わった丼や皿を洗い終えて、そろそろ帰ろうかと準備しているうちにセンセが風呂から戻ってきた。
いるのが俺だからか、エアコンの暖房が完璧だからか、上半身裸にタオルでまともにその真っ白い体と胸を見てしまって、ぎょっとして視線を逸らす。
「……っ、ハジメさん、服! 服着てください」
「……え、でも今日キヨくん以外いないし、大丈夫じゃないかなあ」
「湯冷めしますし、ハジメさんうっかり油断して事故りがちなんでダメです。……俺に裸見られた時だって、似たような状況だったでしょうに」
「アレは………ゴメン、そうだったね」
ホコホコで上機嫌だったセンセがみるみるしおれるのが分かって、俺は慌てて言い足した。
「俺はむしろ、あれでセンセと仲良くなれた気がして、あの当時は嬉しかったんですけどね」
傷の理由は当時は教えてもらえなかったから、時間が経つにつれ信用されていないんだと傷つく原因にもなったけど。
今は理由も、俺の気持ちも自覚できているから、信用されていないとは思っていない。
……ただ、好きなヒトの裸が俺には刺激が強すぎるだけだ。
とりあえず、急いでセンセの部屋に行って、手頃な薄い長袖のTシャツを取って来て手渡す。
「じゃあ、俺はこれで。また週末来ますんで…………ハジメさん、袖掴むの止めてください」
とっさに距離を取ろうとした俺の制服を、なぜかハジメさんの右手ががっしり掴んでいた。
寂しそうな顔で、無意識だったらしい指を離して笑う。
「……えっ、あ、ごめん……。 うん、気を付けて帰ってね」
…………本当にハジメさんはズルい。
俺の気持ちを知らないくせに、俺が気になるような顔ばかりする。
はあっと深くため息をついてスマホを取り出すと、仕方なく咲子に通話する。
咲子はちょうど希望のガッコの二次面接が終わったばかりで、今はちょうど気が抜けてる頃だ。
二言三言で、もう一つため息つくと、センセに向けて一つ頷いた。
「……今日だけですからね」
「……うん!」
だから、そんなぱあっと明るく嬉しそうに笑わないでくれ。
俺の本当を知ったら、一番困るのはハジメさんなのに。
困った顔で笑って、拒むに決まっているのに。
恋を殺し続けるのに俺はもう、疲れ果てているのに。
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