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穀物 すなわち実る ②
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「藤谷―、今日の帰りヒマ?」
文化祭のクラス展示はとりあえず、焼そば屋台になったらしい。
朝のホームルームでなんとなくぱらっと決まったのをボンヤリ聞いて、そのまま次の授業の用意しようとしていたら、隣の航太がニヤンとした顔で話しかけてきた。
……あ、なんかすっげー嫌な予感すんな、これ。
「……。……いや、帰りバイトはいってる」
「なんだ、その間! マジで?マジでバイト?」
「マジマジ」
ホントに嘘じゃないからな、今日行く予定ではあったし。
頷くと、とたんに航太がしおれた。
ペションと机に懐いたまま、今度は前の席のソノにちょっかい掛けている。
「……なあ、ホントに俺達だけであの作業すんの? ツキオカ初見なんだよ?ちょっとかわいそうだと思わん?」
「お前は……。もういい加減諦めろ。ツキオカ分は最低限として、お前今年のノルマ倍だからな」
「…………鬼!ユウちゃんの鬼!もうしらない!」
「お前、下の名前で呼ぶなって言っただろ、俺の方がノルマ多いんだから我慢しろよ」
おさなな共はほんとに仲いいなー。
そして本当にさっき頷かなくて良かった。
そっと視線を外して、なんとなく後ろを振り返ると、モモとハヤシもやっぱりそれとなくおさななの様子を見ていたようだ。
目線があったモモが頷く。
「うん、まあ、もう毎年だから。藤谷君、去年はクラス展示だけちょっと参加してあとはノータッチだから知らないよね」
「……あ、二人も断ってんだ」
「まあ、どういう作業かやってるの見てたらね……。大体、航太君ごねてるけどあれで緻密な作業得意なんだよ。見えないけど」
……毒舌を隠さなくなってきたな、モモよ。
横でこくこくハヤシが頷く。
「俺もやったことはないけど、紙にひたすら星を写してひたすら細かく穴開けてく作業らしいな。ソノのこだわりで、針のサイズ、5、6種類あるらしい」
うわあ……さすが、たった一人でとうの昔に潰れた天文部を復活させた男だ、一味違う。
チラリと視線をソノに移すと、液体状に溶けた航太にケーキ食べ放題を付け加えて機嫌を取っていた。
目線が合うとヤバそうなので、さり気なく視線をずらして、数Ⅲの教科書に集中しているふりをする。
ゆるせ航太、唯一の幼なじみとしてソノの犠牲になってやれ。
そうして逃げてきたバイト先でも、まさか俺のガッコの文化祭の話題が出るとは思わなかった。
その時のセンセがあんまり寂しそうな顔で笑うので文化祭に招待したが、よく考えるとセンセの場合、ああいう参観に来れそうな服ってスーツしかなさそうだ。
聞いてみたら案の定だった。
「文化祭って来週だよね、じゃあまだスーツだと暑いかな……あ、じゃあアロハにしよっと、涼しいし」
「…………」
ふんふんと鼻歌歌いながら、なんか目に悪そうな趣味の悪いアロハを出そうとするセンセをずいずい横に押して、衣装ケースを片っ端から開ける。
「……き、キヨくん?」
センセが戸惑った顔でこっちみてるが、それどころではない。
ヤーサンか住所不定で胡乱なヤカラと、センセが思われないためにも、俺がまともな服を選ばねば!
とりあえず、たぶん暑すぎて買ったんだろう紺のサマージャケット、学会用だろうスラックスは確保だ。
アロハで埋まりつつあるケースを片っ端から確認すると、奥の方に生成の品のいい麻のシャツがあった。
引っ張り出して、戸惑うセンセの肩に当ててみる。
「ちょっとこれ試着してもらっていいですか」
「え、こんなのあったっけ? いつ買ったんだろ……」
「センセ、旅先で暑くなりすぎると、服屋でとりあえずサイズが合うもの買ってくる習性あるんで、ソレじゃないですかね……」
基本、センセの私服の趣味は悪い。
シンプルな色のものは地味だと思ってるらしく、謎に敬遠しがちだ。
タッパがあるからちゃんとした服を着れば、薄茶の色の髪と、優し気な丸いたれ目と眉、いつも笑顔の柔らかい印象もあってよく似合うのに。
「……あ、でもこれ涼しいね。学会行く時にもいいかも」
「麻ですからね。風通しもいいはずです」
脱ぎ始めたセンセのキズのある白い背中から目をそらして、サラリと落ちたアロハシャツを拾っておく。
まだほんのりセンセのぬくもりと匂いがして、うっかり顔が赤くなったが着替えに夢中のセンセには気づかれなかった、良かった。
一旦、洗面にセンセが脱いだものを置きに行って、一つ重く息を吐く。
俺の恋心はしぶとくて頑丈で厄介で、こういうちょっとした心の隙に顔を出す。
殺しても殺しても、センセの笑顔や、触れた手や、眼差し一つでまた生き返る。
あんなにガリガリに削られて死ぬような思いをしたのに、つらすぎて離れる決意をしたくらいなのに、まだ生きる気でいる恋に我ながら呆れるけれど。
うん、でもセンセにはほわほわ笑っていてほしい。
最近のセンセが何に落ち込んでいるか俺にはわからないけれど、寂しそうに、辛そうに笑う顔より、能天気にふにゃふにゃ笑うセンセが好きだ。
だから文化祭で気分転換して、少しは気が晴れてくれるといいんだが。
試着が終わったセンセが呼ぶ声にこたえる前に、俺は冷たい水でまだ熱い気がする顔を洗った。
文化祭当日が月曜から始まるのを利用して、前日はセンセの家に泊まらせて貰った。
元々バイトとして入れてある日だったけど、それ以前にセンセの服装が気になったからだ。
「……俺が用意しといた服、どこやりました?」
朝一、さっそく用意していた服が見つからなくて、センセに問い質す。
「えっと、確か除けといたから、スーツ類のクローゼット入ってると思うよ。……だけど、アレちょっと地味じゃない?」
「ハジメさんはただでさえタッパがあるんで、ホントは地味なくらいでいいんですよ。……よし、あった」
センセは学会出る時くらいしかピシッとしないから、アイロンとアイロン台も昔の俺が仕舞ったままの所にあった。麻はシワになりやすいから、今のうちに少し蒸気を当てておこう。
こういう時、最新式のエアコンが入っているのは助かるな。汗まみれにならずに済むし。
上着は欄間の端に吊るしてアイロンの蒸気を当てておき、スラックスもぴっちりアイロンを掛けさせてもらった。
あとは、アレだ、髪。
センセは雑なので、普段はゆるふわ天パな髪を手の届く所だけまとめて、ゆるゆるな三つ編みにしている。
俺とリンさんは見慣れているからどうとも思わないが、どうせきちっとするなら、髪も整えた方がいい。
「ブラシ……使ってます?」
確か中学の時の俺があげたやつがどっかにあるはずだ。
「うん、使ってるよー。昔キヨくんがくれたやつだよね?洗面にあると思う」
「わかりました、ちょっと取ってきますね」
洗面台の上を探すと、珍しくちゃんと手入れされてるらしきブラシがあって、つるっとした木の柄を握って居間へと戻る。
センセに声をかけて、ちゃぶ台の前に座って貰った。
さっそく、そのふわふわした長い髪にそっとブラシを当てながら聞く。
「珍しいですね、センセが物の手入れしてるの」
「……失礼な、俺だって大事なものの手入れくらいするよ。それにこの櫛、俺の髪でも引っかからずに梳けるもの。なかなかないんだよ、そんな櫛。有難うね、キヨくん」
「……はい」
大事なものといわれるとちょっと照れくさい。
女子の髪結いは、咲子やケイコの世話があったから普通の男よりも慣れてるつもりだが、それでもセンセのフワフワ髪は難敵だった。なんせものすごく絡まりやすい。
今日も絡まらないように、根元から優しくほぐすように梳きながら、少しずつ髪をまとめて襟足の辺りで紐ゴムで縛り、ふんわり丸いシニョンに結ぶ。
「どうです? 頭痛くないですか?」
「うん、髪が引っ張られる感じもないし、痛くもないよ。 あと涼しい!」
「あー……センセ三つ編みだから、普段はうなじガッツリ隠れますもんね」
サラリと指先で白いうなじを撫でると、センセが擽ったそうに笑った。
俺の中の何かを刺激しないうちに離れて、触れた指を手の内に握り込む。
「……じゃあそろそろ俺行きますんで、昼過ぎにでも一緒に文化祭見ましょう。着いたら連絡ください」
「分かった、後でね、キヨくん。いってらっしゃい」
いつもより少し早口に告げると、センセの声を待たずにさっさと玄関から出て、停めておいた自転車にカバン放り込んで乗って出る。
指先に触れた肌の柔さと、白さと、笑う声。
まだ熱い指の熱。
ドクドクと心臓を暴れ回る俺の恋を殺すつもりで、全速力でこぎ出した。
文化祭のクラス展示はとりあえず、焼そば屋台になったらしい。
朝のホームルームでなんとなくぱらっと決まったのをボンヤリ聞いて、そのまま次の授業の用意しようとしていたら、隣の航太がニヤンとした顔で話しかけてきた。
……あ、なんかすっげー嫌な予感すんな、これ。
「……。……いや、帰りバイトはいってる」
「なんだ、その間! マジで?マジでバイト?」
「マジマジ」
ホントに嘘じゃないからな、今日行く予定ではあったし。
頷くと、とたんに航太がしおれた。
ペションと机に懐いたまま、今度は前の席のソノにちょっかい掛けている。
「……なあ、ホントに俺達だけであの作業すんの? ツキオカ初見なんだよ?ちょっとかわいそうだと思わん?」
「お前は……。もういい加減諦めろ。ツキオカ分は最低限として、お前今年のノルマ倍だからな」
「…………鬼!ユウちゃんの鬼!もうしらない!」
「お前、下の名前で呼ぶなって言っただろ、俺の方がノルマ多いんだから我慢しろよ」
おさなな共はほんとに仲いいなー。
そして本当にさっき頷かなくて良かった。
そっと視線を外して、なんとなく後ろを振り返ると、モモとハヤシもやっぱりそれとなくおさななの様子を見ていたようだ。
目線があったモモが頷く。
「うん、まあ、もう毎年だから。藤谷君、去年はクラス展示だけちょっと参加してあとはノータッチだから知らないよね」
「……あ、二人も断ってんだ」
「まあ、どういう作業かやってるの見てたらね……。大体、航太君ごねてるけどあれで緻密な作業得意なんだよ。見えないけど」
……毒舌を隠さなくなってきたな、モモよ。
横でこくこくハヤシが頷く。
「俺もやったことはないけど、紙にひたすら星を写してひたすら細かく穴開けてく作業らしいな。ソノのこだわりで、針のサイズ、5、6種類あるらしい」
うわあ……さすが、たった一人でとうの昔に潰れた天文部を復活させた男だ、一味違う。
チラリと視線をソノに移すと、液体状に溶けた航太にケーキ食べ放題を付け加えて機嫌を取っていた。
目線が合うとヤバそうなので、さり気なく視線をずらして、数Ⅲの教科書に集中しているふりをする。
ゆるせ航太、唯一の幼なじみとしてソノの犠牲になってやれ。
そうして逃げてきたバイト先でも、まさか俺のガッコの文化祭の話題が出るとは思わなかった。
その時のセンセがあんまり寂しそうな顔で笑うので文化祭に招待したが、よく考えるとセンセの場合、ああいう参観に来れそうな服ってスーツしかなさそうだ。
聞いてみたら案の定だった。
「文化祭って来週だよね、じゃあまだスーツだと暑いかな……あ、じゃあアロハにしよっと、涼しいし」
「…………」
ふんふんと鼻歌歌いながら、なんか目に悪そうな趣味の悪いアロハを出そうとするセンセをずいずい横に押して、衣装ケースを片っ端から開ける。
「……き、キヨくん?」
センセが戸惑った顔でこっちみてるが、それどころではない。
ヤーサンか住所不定で胡乱なヤカラと、センセが思われないためにも、俺がまともな服を選ばねば!
とりあえず、たぶん暑すぎて買ったんだろう紺のサマージャケット、学会用だろうスラックスは確保だ。
アロハで埋まりつつあるケースを片っ端から確認すると、奥の方に生成の品のいい麻のシャツがあった。
引っ張り出して、戸惑うセンセの肩に当ててみる。
「ちょっとこれ試着してもらっていいですか」
「え、こんなのあったっけ? いつ買ったんだろ……」
「センセ、旅先で暑くなりすぎると、服屋でとりあえずサイズが合うもの買ってくる習性あるんで、ソレじゃないですかね……」
基本、センセの私服の趣味は悪い。
シンプルな色のものは地味だと思ってるらしく、謎に敬遠しがちだ。
タッパがあるからちゃんとした服を着れば、薄茶の色の髪と、優し気な丸いたれ目と眉、いつも笑顔の柔らかい印象もあってよく似合うのに。
「……あ、でもこれ涼しいね。学会行く時にもいいかも」
「麻ですからね。風通しもいいはずです」
脱ぎ始めたセンセのキズのある白い背中から目をそらして、サラリと落ちたアロハシャツを拾っておく。
まだほんのりセンセのぬくもりと匂いがして、うっかり顔が赤くなったが着替えに夢中のセンセには気づかれなかった、良かった。
一旦、洗面にセンセが脱いだものを置きに行って、一つ重く息を吐く。
俺の恋心はしぶとくて頑丈で厄介で、こういうちょっとした心の隙に顔を出す。
殺しても殺しても、センセの笑顔や、触れた手や、眼差し一つでまた生き返る。
あんなにガリガリに削られて死ぬような思いをしたのに、つらすぎて離れる決意をしたくらいなのに、まだ生きる気でいる恋に我ながら呆れるけれど。
うん、でもセンセにはほわほわ笑っていてほしい。
最近のセンセが何に落ち込んでいるか俺にはわからないけれど、寂しそうに、辛そうに笑う顔より、能天気にふにゃふにゃ笑うセンセが好きだ。
だから文化祭で気分転換して、少しは気が晴れてくれるといいんだが。
試着が終わったセンセが呼ぶ声にこたえる前に、俺は冷たい水でまだ熱い気がする顔を洗った。
文化祭当日が月曜から始まるのを利用して、前日はセンセの家に泊まらせて貰った。
元々バイトとして入れてある日だったけど、それ以前にセンセの服装が気になったからだ。
「……俺が用意しといた服、どこやりました?」
朝一、さっそく用意していた服が見つからなくて、センセに問い質す。
「えっと、確か除けといたから、スーツ類のクローゼット入ってると思うよ。……だけど、アレちょっと地味じゃない?」
「ハジメさんはただでさえタッパがあるんで、ホントは地味なくらいでいいんですよ。……よし、あった」
センセは学会出る時くらいしかピシッとしないから、アイロンとアイロン台も昔の俺が仕舞ったままの所にあった。麻はシワになりやすいから、今のうちに少し蒸気を当てておこう。
こういう時、最新式のエアコンが入っているのは助かるな。汗まみれにならずに済むし。
上着は欄間の端に吊るしてアイロンの蒸気を当てておき、スラックスもぴっちりアイロンを掛けさせてもらった。
あとは、アレだ、髪。
センセは雑なので、普段はゆるふわ天パな髪を手の届く所だけまとめて、ゆるゆるな三つ編みにしている。
俺とリンさんは見慣れているからどうとも思わないが、どうせきちっとするなら、髪も整えた方がいい。
「ブラシ……使ってます?」
確か中学の時の俺があげたやつがどっかにあるはずだ。
「うん、使ってるよー。昔キヨくんがくれたやつだよね?洗面にあると思う」
「わかりました、ちょっと取ってきますね」
洗面台の上を探すと、珍しくちゃんと手入れされてるらしきブラシがあって、つるっとした木の柄を握って居間へと戻る。
センセに声をかけて、ちゃぶ台の前に座って貰った。
さっそく、そのふわふわした長い髪にそっとブラシを当てながら聞く。
「珍しいですね、センセが物の手入れしてるの」
「……失礼な、俺だって大事なものの手入れくらいするよ。それにこの櫛、俺の髪でも引っかからずに梳けるもの。なかなかないんだよ、そんな櫛。有難うね、キヨくん」
「……はい」
大事なものといわれるとちょっと照れくさい。
女子の髪結いは、咲子やケイコの世話があったから普通の男よりも慣れてるつもりだが、それでもセンセのフワフワ髪は難敵だった。なんせものすごく絡まりやすい。
今日も絡まらないように、根元から優しくほぐすように梳きながら、少しずつ髪をまとめて襟足の辺りで紐ゴムで縛り、ふんわり丸いシニョンに結ぶ。
「どうです? 頭痛くないですか?」
「うん、髪が引っ張られる感じもないし、痛くもないよ。 あと涼しい!」
「あー……センセ三つ編みだから、普段はうなじガッツリ隠れますもんね」
サラリと指先で白いうなじを撫でると、センセが擽ったそうに笑った。
俺の中の何かを刺激しないうちに離れて、触れた指を手の内に握り込む。
「……じゃあそろそろ俺行きますんで、昼過ぎにでも一緒に文化祭見ましょう。着いたら連絡ください」
「分かった、後でね、キヨくん。いってらっしゃい」
いつもより少し早口に告げると、センセの声を待たずにさっさと玄関から出て、停めておいた自転車にカバン放り込んで乗って出る。
指先に触れた肌の柔さと、白さと、笑う声。
まだ熱い指の熱。
ドクドクと心臓を暴れ回る俺の恋を殺すつもりで、全速力でこぎ出した。
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