白くて細い、項

「俺なら、我慢できねぇわ」

潤んだ大きな瞳。長い睫毛。
綺麗な鼻筋。白い肌に映える、血色のいい唇。華奢で狭い肩幅。
そして、少し長めの襟足から覗く──白くて細い項。

結城瑠風は、男でありながら女のように可愛い。……が、特段意識した事などなかった。

クラスメイトの山岡が、あんな一言を言うまでは。


そんなある日。
突然の雨に降られ、想いを寄せている美人の従兄弟と同居中だという、瑠風のアパートに上がる事になり──




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