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男の家を出た
早朝だからか
昨日まで澱んでいた空気が少し綺麗になり
僕達二人を優しく包んだ
ふたつ並んだお尻の間に
しっかりと繋いだ僕と優斗の手……
「…始発まであと二十分もあるな」
「……ん、」
「おにぎりでも買って食べるか」
「…そんなお金、あるの?」
「ハハ、んな余裕無かったな!」
優斗と僕に笑顔が戻る
……だけど
少ない所持金で
何処まで戻れるか
解らない…
電車が来るというアナウンスが聞こえる
「…行こうか」
「うん」
手を繋いだまま
ホームを歩く
朝日が登る
僕の首筋についた痕に
柔らかな陽射しが差し込み
それを容赦なく、晒した
早朝だからか
昨日まで澱んでいた空気が少し綺麗になり
僕達二人を優しく包んだ
ふたつ並んだお尻の間に
しっかりと繋いだ僕と優斗の手……
「…始発まであと二十分もあるな」
「……ん、」
「おにぎりでも買って食べるか」
「…そんなお金、あるの?」
「ハハ、んな余裕無かったな!」
優斗と僕に笑顔が戻る
……だけど
少ない所持金で
何処まで戻れるか
解らない…
電車が来るというアナウンスが聞こえる
「…行こうか」
「うん」
手を繋いだまま
ホームを歩く
朝日が登る
僕の首筋についた痕に
柔らかな陽射しが差し込み
それを容赦なく、晒した
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