園芸店店長、ゲーム世界で生産にハマる!

緑牙

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2章 村での生活

88話 次はポーションに取り掛かりたい

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本日も少し短めです

──────


 でも、その前に……


「タンジー、さっき渡した首飾りなんだけど、これと交換してもらえ──」
「やだ」

「……え?」


 食い気味に断られてしまった……

 でも良い物の方が安全性が高いし、なんとか貰ってもらわなくては!


「だって、これはさいしょにお兄さんが作ったきねんのくびかざりなんだよ?」

「いやでも、こっちの方が防御力もかなり高いし安全だから……」

「しんぱいさせちゃってるのは分かるんだけど……これだけはわたしたくないの……ごめんなさい……」


 うーん……これは、無理強いするのは良く無さそうだな,

 残念ではあるけど。


「分かった。こちらこそ無理にお願いしちゃってごめんな?」

「そんなことないよ! お兄さんが、わたしを守ろうとしてくれるのが分かって、すごくうれしいから!」

「それなら良かった……じゃあ、今度は首飾り以外でタンジーを守れるものを作らないとな!」

「《え?》」

「いや、他に方法ないだろ?」


 何故か変な人を見る目で見てくるんだが……

 全く、心外だな……!




 とは言え、今日やりたいことに薬の調合もある。

 その後はサラさん宅で晩ごはんも作らなきゃならないし……

 今の時間は17:30だから、もうそんなに時間は無さそうだ。


「ブレン、タンジーの方は完全に任せちゃっていいか? 俺はそろそろポーションを補充しないと時間が……」

《え"っ……リョウさんが時間をちゃんと見てるなんて!?》

「……そんなに驚くことかな?」

《ええ。これは、この後雨だったりするのでしょうか……? それとも?》


 断言された……

 そんなに普段、時間気にしてなかったかなぁ……

 しかも不穏なフラグっぽいこと言うし。

 本当になにか起こったらどうするんだよ……


《とまあそれは置いておいて》
「置いとくの!?」

《タンジーさんのことはお任せ下さい!》

「あ、うん……よろしく」


 もういいや、ツッコミ入れるのは止めとこう。

 本当に時間無さそうだし
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