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裏話(子供たちは見ない方がいいです())(作者は現役厨学生だけどね)(あっ、でもこうゆうやつなら大丈夫かも())
良いおじいさんの裏話
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俺は殺人鬼であった。
誰かも知らない人をナイフで刺し、そいつの金品を奪って暮らしていた。
奪った金品は、もしものために袋へ詰めて保管していた。
色々な場所で指名手配されているので、船で移動していた。
ある日のこと
俺は山で殺されかけた。何でも友人を殺られた恨みらしい。
殺した人数を覚えていない俺は、当然、誰のことかわからなかった。
やっとのことで船に乗り、何とか逃げたが、もう死にそうだ。
意識が遠のいた。
………ここは…どこだ?
辺りは真っ白で地面もない。浮いているようだ。
そうか。俺は死んだのか……
「いいえ、あなたは死んでいません。」
そう言われるが俺は生きている心地がしない。
それは嘘だろう。
「いいえ、嘘ではありません。」
「これが今のあなたの状況です。」
画面が映し出された。
布団の上で寝ている俺と看病するおじいさんがいる。
なんだ…誰だ…このジジイ…
「この人は、見ず知らずのあなたを助けようとしている人です。」
世の中にこんな人がいるのか………
「そこで、あなたにチャンスを与えます。」
「あなたを今から生き返らせます。生き返ったら、記憶を失っていたときの記憶が戻りますが、そのときに、あのおじいさんを殺してください。」
っ、、、
わかった。その前に俺の頼み事を聞いてくれないか?
…………………………………………………………………
一瞬にして色々な記憶が蘇った。
じいさんが助けてくれたこと。看病してくれたこと。婆さんがそれを嫌がったこと。その他色々……
今は、あの頼み事で、じいさんはいないはずだ。
俺は起き上がり、ポケットの小刀を取り出す。
「殺しは久々だな。」
そうして俺は婆さんの家へと向かった。
…………………………………………
「なんだい?あっ、お前さんはあの船乗りじゃないか。起きたのかい?」
「まあな。それとな、おばさん、用事があってきたんだ。」
俺は小刀を婆さんに刺した。小刀は深々と刺さっていた。
「あっあ…………」バタッ
「お前よ。恩人のじいさんを散々こき使ってたらしいな。それが帰ってきたと思え。」
俺はそう言い放ち、小刀を自分の腹に押し付けた。
これが俺のケジメってやつよ。
………………………………………………
「あの殺人鬼も最後には良心が芽生えた…か……。怖いねぇ。」
「まぁ、2人とも地獄行きにしとくか。」
………………………………………………
そして、殺人鬼のお金で複数の墓が立てられたらしい……
めでたしめでたし
誰かも知らない人をナイフで刺し、そいつの金品を奪って暮らしていた。
奪った金品は、もしものために袋へ詰めて保管していた。
色々な場所で指名手配されているので、船で移動していた。
ある日のこと
俺は山で殺されかけた。何でも友人を殺られた恨みらしい。
殺した人数を覚えていない俺は、当然、誰のことかわからなかった。
やっとのことで船に乗り、何とか逃げたが、もう死にそうだ。
意識が遠のいた。
………ここは…どこだ?
辺りは真っ白で地面もない。浮いているようだ。
そうか。俺は死んだのか……
「いいえ、あなたは死んでいません。」
そう言われるが俺は生きている心地がしない。
それは嘘だろう。
「いいえ、嘘ではありません。」
「これが今のあなたの状況です。」
画面が映し出された。
布団の上で寝ている俺と看病するおじいさんがいる。
なんだ…誰だ…このジジイ…
「この人は、見ず知らずのあなたを助けようとしている人です。」
世の中にこんな人がいるのか………
「そこで、あなたにチャンスを与えます。」
「あなたを今から生き返らせます。生き返ったら、記憶を失っていたときの記憶が戻りますが、そのときに、あのおじいさんを殺してください。」
っ、、、
わかった。その前に俺の頼み事を聞いてくれないか?
…………………………………………………………………
一瞬にして色々な記憶が蘇った。
じいさんが助けてくれたこと。看病してくれたこと。婆さんがそれを嫌がったこと。その他色々……
今は、あの頼み事で、じいさんはいないはずだ。
俺は起き上がり、ポケットの小刀を取り出す。
「殺しは久々だな。」
そうして俺は婆さんの家へと向かった。
…………………………………………
「なんだい?あっ、お前さんはあの船乗りじゃないか。起きたのかい?」
「まあな。それとな、おばさん、用事があってきたんだ。」
俺は小刀を婆さんに刺した。小刀は深々と刺さっていた。
「あっあ…………」バタッ
「お前よ。恩人のじいさんを散々こき使ってたらしいな。それが帰ってきたと思え。」
俺はそう言い放ち、小刀を自分の腹に押し付けた。
これが俺のケジメってやつよ。
………………………………………………
「あの殺人鬼も最後には良心が芽生えた…か……。怖いねぇ。」
「まぁ、2人とも地獄行きにしとくか。」
………………………………………………
そして、殺人鬼のお金で複数の墓が立てられたらしい……
めでたしめでたし
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