★完結!★【転生はもう結構です!】崖から落とされ死んだ俺は生き返って復讐を誓うけど困ってるドラゴン助けたら女になって娘が出来ました。

monaka

文字の大きさ
439 / 476

第428話:女と女。

しおりを挟む

 次はとても控えめなノックの音。

「入るぞ」

 おずおずと部屋に入ってきたのは可愛らしい寝間着を着たアリアだった。

「おお、随分雰囲気違うな……」

「に、似合わない……だろう? 分かってはいるのだが……」

 アリアは恥ずかしそうに頭を抱えた。
 何か勘違いしているような気がする。

「いや、よく似合ってるぞ? 可愛いじゃないか」

「そ、そうか? 少しは女らしく見えるだろうか……?」

「? アリアは充分可愛らしい女の子だろうが」

 アリアは顔を真っ赤にして両手で顔を覆ってしまった。

「うぅ……私は、ゴリラ女だと思われているとばかり……」

「俺はアリアの事そんなふうに思った事ないぞ?」

 パワーキャラだと思った事ならあるが。
『そういう事を言ってるんだと思うけれど』

「ほ、本当か……? 私の事、ちゃんと女子として見てもらえているのだろうか?」

「そう言ってるだろ? 心配しすぎだよ」

「そ、そうか……総言えばイルヴァリース様も、そう言っていたものな」

 ……? 何の話をしている?
 ママドラ、アリアに何か言ったか?

『はて……? あまり覚えはないのだけれど』

「ほら、あの……アルマ殿の館でお風呂に入っただろう? あの時に……その、ミナト殿も私の身体に興味があると……」

 ばっ……!
 い、いつの話してやがるんだ!!

『あぁ、あったわねぇ……あの時はミナト君もガン見してたものね』
 お前がアリアの身体洗ったりするからだろうが! 俺には必然的に見えちゃっただけで……!

『でも見れてよかったでしょう?』
 それはそうだけどね!

「それで……その、ミナト殿に直接聞いた事が無かったので……」

「な、何をかな?」

「どう、だった?」

 アリアは自分の身体に指を這わせるようにしながら俺の言葉を待つ。

 ま、間違えちゃいけないやつな気がする……。

「やはり、あれはイルヴァリース様が私に気を使っただけでミナト殿は興味なかっただろうか」

「そんな事はないっ!」

 あっ、やってしまった。
 あんな言い方されたら否定しなきゃ申し訳ないじゃないか。

「ほ、本当か……? では、ミナト殿もちゃんと私の身体に興味を持ってくれたのだな……?」

「そ、そりゃあ、ね? 綺麗で可愛い女の子の裸に興味持たない奴なんて男じゃないから、は、ははは……」

『テンパりすぎて本音が出ちゃってるわねぇ。あーおもしろ』
 笑ってる場合じゃねぇんだわ。

「ミナト殿……その、ミナト殿は……私を抱けるだろうか?」

「なっ、何を言ってるんだお前はっ!」
『わお、だいたーん!』

「ち、違うんだ勘違いしないでくれっ! 今この場で抱いてほしいとかそういうんじゃないんだっ!」

 アリアは顔を真っ赤にしてぶんぶんと両手を振った。

「え、そ、そうなの……?」

「その、私が聞きたいのは、抱けるか抱けないかという……その、それだけ……」

「あのなぁ……アリアは自分に自信が無いみたいだから言っておくけど、今のアリア見て抱きたくないなんて言える奴は多分居ないぞ?」

「そ、それは……ミナト殿も、という事か?」

「う、まぁ……そうなるかな」

 アリアは顔を真っ赤にして自分の髪の毛を弄りながら「そうか……」などと呟いている。

「……なら、今、試してみる?」

 突然アリアが前かがみになって自分の服の胸元の辺りを引っ張って谷間を見せつけてきた。

「なっ、えっ、えぇぇっ!?」

「あははっ、冗談だ。それはミナト殿が無事に帰ってきてからにしよう。信じて待っているぞ」

 そう言うと、俺が何か言う間もなく部屋から出て行ってしまった。

 ……な、なんだったんだいったい。

『あれがあの子の精一杯だったのよ。君が変に騒がなきゃそのまま抱けたかもしれないわね』

 ……それはちょっともったいなかったか?
 いや、そうじゃなくて!!

『あははっ、君はやっぱりそうじゃないとね♪』

 完全にママドラにからかわれてしまったが、確かにもったいない事をしたかもしれない。

 というか俺女の子相手に何をどうしたらいいのかさっぱり分からないしなぁ。

『何言ってんの? もう知ってるでしょ?』

 ……? いや、知らんて。

『この前ネコちゃんにやられたような事をしてあげればいいのよ』

 ッ!?

 えっ、あぁ……なるほどなぁ。
 そうか、ネコにされた事……ふむ……。

『見ててこっちが恥ずかしくなっちゃうくらいミナト君ってばアレだったものね』

 ……うぅ、アレを俺がやるのか?
 とてもできる気がしないんだが……。

『だったらまたネコちゃんに教えてもらうしかないわね♪』

 そ、それはちょっと……そもそも奴は俺を女扱いしてくるから男としての尊厳が消えてなくなるんだわ。

 あんな情けない思いはしたくない。
 もっとこう、男と女って違うじゃん?

『女と女なんだから仕方ないじゃないの。ミナト君の方がネコちゃんだっただけで』
 やめて! 

 変な言い方しないでつらい!

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた

季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】 気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。 手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!? 傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。 罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚! 人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』

ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。 全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。 「私と、パーティを組んでくれませんか?」 これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~

きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。 洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。 レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。 しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。 スキルを手にしてから早5年――。 「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」 突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。 森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。 それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。 「どうせならこの森で1番派手にしようか――」 そこから更に8年――。 18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。 「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」 最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。 そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた

黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。 名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。 絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。 運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。 熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。 そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。 これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。 「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」 知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。 ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。 だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。 クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。 まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。 閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。 追伸、 雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。 気になった方は是非読んでみてください。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる

遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」 「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」 S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。 村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。 しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。 とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

処理中です...