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第186話:再会。
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「わぁ~ごしゅじん懐かしいですねぇ♪」
「あ? 何が?」
馬車から外を眺めていたネコが手招きで俺を呼ぶので隣へ行く……が、特に代わり映えの無い道と何の変哲も無い木々ばかり。
「うにゃ……覚えてないんですかぁ? ここは私とごしゅじんが初めて会った場所のすぐ近くですよぅ♪」
初めて会った場所……って事はネアルの近くか。
シャンティア方面に向かっている筈だったが……ルートはおっちゃんにまかせっきりなので特に意識してなかったな。
「この道を進むと前にオネーサン達を乗せて走った道に合流するネ! そこからシャンティア方面に分岐するのヨ」
顔だけ出してる俺達におっちゃんが解説してくれた。
前を見ながら大声だしてちゃんと俺達に聞こえるように説明してくれてるのでちょっと大変そう。
俺にはここがネアルの近くだとか全く分からないんだけどネコはなんで分かったんだ?
『シャンティアからリリア方面に向かう時も通ったからじゃないかしら?』
あー、ネコっていつも外眺めてるような印象あるもんな。イリスもそうだけど。
『というか君があまりにも景色とかそういうのに興味なさすぎるだけなんじゃない?』
それはあるかもしれないなと思った。
別に興味が無い訳じゃないんだけど、外の景色を眺めた所で俺にはそれがどこだか分からないし次に同じところ通ったとしても覚えてるとは思えないんだよなぁ。
『そういうんじゃなくて、ネコちゃんからしたらこういう道を通った、とかそういうのも君と一緒の思い出になってるんじゃない?』
そんなもんかねぇ?
ネコの様子をしばらく観察していると、今度はイリスを呼んで一緒に外を眺めながらキャッキャしている。
イリスにも楽しい思い出が増えていくのは良い事だしありがたいとは思う。
……イリスにとっていい思い出になっているんだとしたらネコにとってもそうなのかもしれないなぁ。
出会ったばかりの頃にも思ったけれど、ネコとイリスの精神年齢が近いんだろうか?
「どーするネ? ネアルに用があるなら寄ってくヨ!?」
「いや、大丈夫だよ。ネアルに特別な思い入れがあるわけじゃねぇし、このままシャンティアに行ってくれ」
「りょーかいネ!」
『つまりシャンティアには特別な思い入れがある、と?』
うっせぇな邪推するなよ。あいつらにも適度に顔を出してやらないと心配させるだろ? もうあれから結構経っちまってるしさ。
俺達がリリアを出発してからどのくらい経っただろう?
そんなに経ってないようにも思うし、大分長い間帰ってきていなかったようにも思う。
「……帰ってきたのだなダリル王国に」
そう呟いてなにやら一人頷いているのはアリア。
彼女は何故か馬車の隅っこで目を瞑ってじっと座っていた。
「兄上は元気にやっているだろうか……」
そう言えばアリアはなし崩しで俺達と一緒に来る事になったからあんなに遠出する事になるとは思わなかっただろう。
「随分長い事連れまわしちまって悪かったな」
「いや、ミナト殿が謝る事など何もない。私が勝手について行っただけだ。それに……」
アリアの言葉が途切れる。
「それに?」
「いや、なんでもない」
結局アリアはその先を教えてはくれなかった。
ただ、こちらを見てにこりと微笑んでいたのできっと悪い内容ではないだろう。
というかそう思いたい。
その後、俺が居眠りしている間に馬車が魔物に囲まれたりしたらしいけどイリスが嬉々として大暴れして解決したらしい。
今はネコと二人でだらしない顔で眠っている。
イリスはネコに抱き着くような体制でぐっすりだった。
「こうしていると普通の人間のようだな」
アリアが二人を見て優しい笑顔を浮かべる。
「今再び魔物が現れようものなら今度は私が速やかに退治してやるから。私にもそれくらいなら出来る」
よくよく考えたら今のメンバーって六竜二人と六竜の娘か……。
こんな奴等に囲まれていたらアリアも気負って当然だろうなぁ。
でもアリアもダリルを出発した頃に比べれば相当力を付けている。
拠点を構えてから俺と特訓を続けて新しい戦い方もできるようになった。
それに、俺が居ない間にもいろいろ修行していたみたいだし彼女の実力は信頼に値する。
仮に英傑祭に出ていたらそれなりにいい所まで行けたはずだ。
「もうすぐシャンティア着くヨ」
おっちゃんの声に窓の外を覗けば、懐かしいシャンティアの街並みが遠目に見えた。
どうやらアリアの出番はなさそうだ。
「ミナト様! またお会いできる日を首を長くしてお待ちしておりました!」
ノインの家を訪ねようとした所、門を叩く前に偶然ばったりとレイラに出くわして、思い切り飛びつかれてしまった。
「お、おいレイラ……」
「も、申し訳ありません。嬉しさのあまりつい……もうこちらに寄っては頂けないのかと心配しておりましたもので……」
「もうお姉ちゃん……嬉しいのは分かるけど買って来た食材放り出さないでよ……」
ぶつぶつ呟きながら地面に広がった果実などを拾い集めているのはレイラの妹のレイン。
「ひさしぶりーっ♪」
「はい♪ お久しぶりです」
イリスはレインが拾うのを手伝いながら、再会を喜んだ。
こんなふうにイリスが友達と会って喜ぶってのも感慨深い。
『……いい娘に育ってるわね』
ああ、俺達の娘だもん当然だろ?
『イリスの事は勿論そうなのだけど、私が言ったのはレイラとレインの事よ? そろそろ食べ頃じゃない?』
ば、馬鹿言ってんじゃねぇよお前の頭の中はそればっかりか!
『私の頭って君の頭の中なんだけど?』
そういう屁理屈はいいから!
まったく。
「外が騒がしいから何事かと思えば……珍しい顔が来ているじゃないか。さぁ、中に入りたまえ。今日は沢山食事を用意しなければな」
家の中からノインが出てきてそんな事を言うもんだからネコが大歓喜。
頼むからノイン家の財政を苦しめるほど食うんじゃねぇぞ……?
――――――――――――――――――――
今回から新章突入! 舞台は再びダリル王国へ。
という事はまずここに寄っておかないとですよね。
「あ? 何が?」
馬車から外を眺めていたネコが手招きで俺を呼ぶので隣へ行く……が、特に代わり映えの無い道と何の変哲も無い木々ばかり。
「うにゃ……覚えてないんですかぁ? ここは私とごしゅじんが初めて会った場所のすぐ近くですよぅ♪」
初めて会った場所……って事はネアルの近くか。
シャンティア方面に向かっている筈だったが……ルートはおっちゃんにまかせっきりなので特に意識してなかったな。
「この道を進むと前にオネーサン達を乗せて走った道に合流するネ! そこからシャンティア方面に分岐するのヨ」
顔だけ出してる俺達におっちゃんが解説してくれた。
前を見ながら大声だしてちゃんと俺達に聞こえるように説明してくれてるのでちょっと大変そう。
俺にはここがネアルの近くだとか全く分からないんだけどネコはなんで分かったんだ?
『シャンティアからリリア方面に向かう時も通ったからじゃないかしら?』
あー、ネコっていつも外眺めてるような印象あるもんな。イリスもそうだけど。
『というか君があまりにも景色とかそういうのに興味なさすぎるだけなんじゃない?』
それはあるかもしれないなと思った。
別に興味が無い訳じゃないんだけど、外の景色を眺めた所で俺にはそれがどこだか分からないし次に同じところ通ったとしても覚えてるとは思えないんだよなぁ。
『そういうんじゃなくて、ネコちゃんからしたらこういう道を通った、とかそういうのも君と一緒の思い出になってるんじゃない?』
そんなもんかねぇ?
ネコの様子をしばらく観察していると、今度はイリスを呼んで一緒に外を眺めながらキャッキャしている。
イリスにも楽しい思い出が増えていくのは良い事だしありがたいとは思う。
……イリスにとっていい思い出になっているんだとしたらネコにとってもそうなのかもしれないなぁ。
出会ったばかりの頃にも思ったけれど、ネコとイリスの精神年齢が近いんだろうか?
「どーするネ? ネアルに用があるなら寄ってくヨ!?」
「いや、大丈夫だよ。ネアルに特別な思い入れがあるわけじゃねぇし、このままシャンティアに行ってくれ」
「りょーかいネ!」
『つまりシャンティアには特別な思い入れがある、と?』
うっせぇな邪推するなよ。あいつらにも適度に顔を出してやらないと心配させるだろ? もうあれから結構経っちまってるしさ。
俺達がリリアを出発してからどのくらい経っただろう?
そんなに経ってないようにも思うし、大分長い間帰ってきていなかったようにも思う。
「……帰ってきたのだなダリル王国に」
そう呟いてなにやら一人頷いているのはアリア。
彼女は何故か馬車の隅っこで目を瞑ってじっと座っていた。
「兄上は元気にやっているだろうか……」
そう言えばアリアはなし崩しで俺達と一緒に来る事になったからあんなに遠出する事になるとは思わなかっただろう。
「随分長い事連れまわしちまって悪かったな」
「いや、ミナト殿が謝る事など何もない。私が勝手について行っただけだ。それに……」
アリアの言葉が途切れる。
「それに?」
「いや、なんでもない」
結局アリアはその先を教えてはくれなかった。
ただ、こちらを見てにこりと微笑んでいたのできっと悪い内容ではないだろう。
というかそう思いたい。
その後、俺が居眠りしている間に馬車が魔物に囲まれたりしたらしいけどイリスが嬉々として大暴れして解決したらしい。
今はネコと二人でだらしない顔で眠っている。
イリスはネコに抱き着くような体制でぐっすりだった。
「こうしていると普通の人間のようだな」
アリアが二人を見て優しい笑顔を浮かべる。
「今再び魔物が現れようものなら今度は私が速やかに退治してやるから。私にもそれくらいなら出来る」
よくよく考えたら今のメンバーって六竜二人と六竜の娘か……。
こんな奴等に囲まれていたらアリアも気負って当然だろうなぁ。
でもアリアもダリルを出発した頃に比べれば相当力を付けている。
拠点を構えてから俺と特訓を続けて新しい戦い方もできるようになった。
それに、俺が居ない間にもいろいろ修行していたみたいだし彼女の実力は信頼に値する。
仮に英傑祭に出ていたらそれなりにいい所まで行けたはずだ。
「もうすぐシャンティア着くヨ」
おっちゃんの声に窓の外を覗けば、懐かしいシャンティアの街並みが遠目に見えた。
どうやらアリアの出番はなさそうだ。
「ミナト様! またお会いできる日を首を長くしてお待ちしておりました!」
ノインの家を訪ねようとした所、門を叩く前に偶然ばったりとレイラに出くわして、思い切り飛びつかれてしまった。
「お、おいレイラ……」
「も、申し訳ありません。嬉しさのあまりつい……もうこちらに寄っては頂けないのかと心配しておりましたもので……」
「もうお姉ちゃん……嬉しいのは分かるけど買って来た食材放り出さないでよ……」
ぶつぶつ呟きながら地面に広がった果実などを拾い集めているのはレイラの妹のレイン。
「ひさしぶりーっ♪」
「はい♪ お久しぶりです」
イリスはレインが拾うのを手伝いながら、再会を喜んだ。
こんなふうにイリスが友達と会って喜ぶってのも感慨深い。
『……いい娘に育ってるわね』
ああ、俺達の娘だもん当然だろ?
『イリスの事は勿論そうなのだけど、私が言ったのはレイラとレインの事よ? そろそろ食べ頃じゃない?』
ば、馬鹿言ってんじゃねぇよお前の頭の中はそればっかりか!
『私の頭って君の頭の中なんだけど?』
そういう屁理屈はいいから!
まったく。
「外が騒がしいから何事かと思えば……珍しい顔が来ているじゃないか。さぁ、中に入りたまえ。今日は沢山食事を用意しなければな」
家の中からノインが出てきてそんな事を言うもんだからネコが大歓喜。
頼むからノイン家の財政を苦しめるほど食うんじゃねぇぞ……?
――――――――――――――――――――
今回から新章突入! 舞台は再びダリル王国へ。
という事はまずここに寄っておかないとですよね。
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