99 / 476
第94話:馬鹿でアホでボケナスの館。
しおりを挟む
「屋敷は魔物に取り囲まれておりますが、館内に侵入しているのは一人だけです。ただ、その相手は迷わずここへ向かっているように思えてなりません」
「それはおそらくそいつの狙いがアルマだからね」
……アルマの存在に気付いている? ママドラやゲオルだってさっき知ったばかりなのに、ここにアルマが居るとどうして分かる?
それに、それを知っていたのならばどうして今まで放置していたんだ。今になってやって来る意味が分からない。
「侵入者の目的はアルマ様……?」
「そう考えるのが普通でしょう? 夢の種なんて魔物には用がないでしょうし。どうやってアルマの事を嗅ぎ付けたのかは本人に聞くしかないわね」
「ま、まさかここで戦うおつもりですか!?」
ママドラのやる気にかむろが顔を引きつらせた。
俺としてもここで戦うのはどうかと思うんだが……。
「それについては考えがあるわ。そいつがここに来たら即私とイリス、アリア……あとついでにゲオルを別次元に移動させてちょうだい。勿論相手も一緒にね♪」
ゲオルを一緒にっていうのはギリギリまで悩んでるあたりママドラらしい。
「しかし……空間を無理矢理こじ開けて侵入してくるほどの相手であれば私の小細工など破られてしまうのでは……」
「破られるでしょうね。でもそれでいいのよ。別次元に移動した瞬間に私がその空間を固定して逃げ場を奪うから。アルマには手を出させないと約束するわ」
かむろは目を閉じ、悩みながらもうなずいた。
「分かりました。その通りに致します。そして……相手もご到着のようです」
その言葉が終わる前に、目の前の空間に亀裂が入り、そこからひょろ長い腕が突き出てきた。
まるで亀裂を無理矢理広げるように魔物……というには力が強すぎるソレが不敵な笑みを浮かべながら現れる。
「おやおや……これは思っていた以上の収穫ですね。まさかこの場にミナト氏までいるとは……」
「では皆さま宜しくお願いします!」
パキン。
そいつが完全にこちらに出てきた瞬間を見計らってかむろが空間を切り離す。
「おや……? 」
そいつは能面のような仮面を被り、黒く広がるローブを纏っていてそこから覗く手足は棒切れのように細い。
頭部からやたら硬そうな毛が大量に生えていて、頭には巨大な角が二本両サイドから生えている。
「さて、と……貴方が何者かは知らないけれどここに来たからにはもうおしまいよ。どこにも逃げる事は出来ないわ」
ママドラが地面に手を当て、力を込めると場の空気が変わる。
「結界……ですか? 特に問題はありませんね。貴方たち全員を倒せば済む話です」
『私疲れたから後は宜しくね』
えっ、戦うのは俺かよ!!
どうせなら最後までやっていけって……。
『あのね、無理矢理空間を固定する結界張るのだって疲れるのよ?』
いや、お前全然余裕じゃねぇかよ。どうせゲオルと一緒に戦うのが嫌なだけだろ!?
『……バレたか。まぁそういう訳だからよろしくね?』
はぁ……。
「しょうがねぇな。こっから先お前の相手はこの俺だ」
ストレージからディーヴァを取り出し相手へ向ける。
「ギャハハ! 俺様も居るぜ!」
「無論、私も力になろう……!」
ゲオルとアリアも戦闘態勢を取り、イリスはいまいち緊張感無いまま少し離れた所で突っ立っていた。
「ふむ……どうやら私はなかなか物騒な所へ迷い込んでしまったようですねぇ」
「何が迷い込んだ、だよ。どう考えてもここを目指してまっしぐらだったじゃねぇか」
「おや、そこまでバレていましたか。お気付きかと思いますが……私はアルマの反応を察知してここへ来たわけです。という訳で……さっさとアルマを出せやガキ共」
さっきまで能面のようだった仮面がいつの間にか般若のような恐ろしい顔に変わっている。
「アルマの反応を察知したって言ったよな? どうやってアルマの存在に気付いた?」
「……カオスリーヴァ」
ボソリと能面般若が呟いた。
その瞬間だ。
俺の身体の中で何かが爆発したかのように熱くなる。
「なん……だ?」
おい、ママドラ……! 少し、押さえろ……。
『ハッ、ごめんなさい。つい感情的になってしまって……』
ママドラは正直に暴走気味になっていた事を謝る。……が、身体の火照りは消えなかった。
「おい仮面野郎、その名前を出して無事に帰れると思うなよコラ!」
俺が湧き上がる熱い何かに耐えている間にゲオルが能面般若に殴り掛かった。
「くふ……貴方の拳は相変わらず軽い。防御にリソースを割きすぎなんですよ。だから守りたい物も守れない」
能面般若はゲオルの拳をそのひょろひょろの指一本で止めてみせる。
おい、あいつかなりヤバくないか!?
『確かに強いのは間違いないわ。でもゲオルは……アイツが言った通り攻撃は苦手なのよ』
防御特化って事か? それにしたって六竜の攻撃を指一本はおかしいだろ。
「ギャハハ! お前強いな! いいぞいいぞ!」
確かに動きを見ていると、ゲオルは物凄く素早いし一発一発は充分重たい打撃だと思う。
ただ、目で追えない訳じゃないし、俺でもきっちり受け止める気になればなんとかなりそうな気はする。
『そう、アレは気性が荒くて好戦的な癖に攻撃には向かない体質の残念な奴なのよ。その代わり……見てなさい。あいつの質の悪い所が見れるわ』
ママドラの言う通りゲオルと能面般若の戦いを眺めていると、徐々にゲオルが押し始めた。
能面般若が魔法攻撃を何度も繰り返すが、ゲオルには全く効いていない。
それどころかゲラゲラ笑いながら楽しそうに突進していくばかり。
「くっ、相変わらず頑丈な奴ですねぇ!」
「ギャーッハッハ! お前いいぞいいぞ! 強い奴は好きだぜぇぇぇ!」
いくら攻撃しても全く通用せず、ひたすら突っ込んでくる。それって確かに物凄く辛い。
相当に鬱陶しいだろうな。
『そうなのよ! 分かってくれてうれしいわ。本当にゲオルの馬鹿は猪突猛進というかそれしかできない馬鹿なのアホなのボケカスなのよ』
「それはおそらくそいつの狙いがアルマだからね」
……アルマの存在に気付いている? ママドラやゲオルだってさっき知ったばかりなのに、ここにアルマが居るとどうして分かる?
それに、それを知っていたのならばどうして今まで放置していたんだ。今になってやって来る意味が分からない。
「侵入者の目的はアルマ様……?」
「そう考えるのが普通でしょう? 夢の種なんて魔物には用がないでしょうし。どうやってアルマの事を嗅ぎ付けたのかは本人に聞くしかないわね」
「ま、まさかここで戦うおつもりですか!?」
ママドラのやる気にかむろが顔を引きつらせた。
俺としてもここで戦うのはどうかと思うんだが……。
「それについては考えがあるわ。そいつがここに来たら即私とイリス、アリア……あとついでにゲオルを別次元に移動させてちょうだい。勿論相手も一緒にね♪」
ゲオルを一緒にっていうのはギリギリまで悩んでるあたりママドラらしい。
「しかし……空間を無理矢理こじ開けて侵入してくるほどの相手であれば私の小細工など破られてしまうのでは……」
「破られるでしょうね。でもそれでいいのよ。別次元に移動した瞬間に私がその空間を固定して逃げ場を奪うから。アルマには手を出させないと約束するわ」
かむろは目を閉じ、悩みながらもうなずいた。
「分かりました。その通りに致します。そして……相手もご到着のようです」
その言葉が終わる前に、目の前の空間に亀裂が入り、そこからひょろ長い腕が突き出てきた。
まるで亀裂を無理矢理広げるように魔物……というには力が強すぎるソレが不敵な笑みを浮かべながら現れる。
「おやおや……これは思っていた以上の収穫ですね。まさかこの場にミナト氏までいるとは……」
「では皆さま宜しくお願いします!」
パキン。
そいつが完全にこちらに出てきた瞬間を見計らってかむろが空間を切り離す。
「おや……? 」
そいつは能面のような仮面を被り、黒く広がるローブを纏っていてそこから覗く手足は棒切れのように細い。
頭部からやたら硬そうな毛が大量に生えていて、頭には巨大な角が二本両サイドから生えている。
「さて、と……貴方が何者かは知らないけれどここに来たからにはもうおしまいよ。どこにも逃げる事は出来ないわ」
ママドラが地面に手を当て、力を込めると場の空気が変わる。
「結界……ですか? 特に問題はありませんね。貴方たち全員を倒せば済む話です」
『私疲れたから後は宜しくね』
えっ、戦うのは俺かよ!!
どうせなら最後までやっていけって……。
『あのね、無理矢理空間を固定する結界張るのだって疲れるのよ?』
いや、お前全然余裕じゃねぇかよ。どうせゲオルと一緒に戦うのが嫌なだけだろ!?
『……バレたか。まぁそういう訳だからよろしくね?』
はぁ……。
「しょうがねぇな。こっから先お前の相手はこの俺だ」
ストレージからディーヴァを取り出し相手へ向ける。
「ギャハハ! 俺様も居るぜ!」
「無論、私も力になろう……!」
ゲオルとアリアも戦闘態勢を取り、イリスはいまいち緊張感無いまま少し離れた所で突っ立っていた。
「ふむ……どうやら私はなかなか物騒な所へ迷い込んでしまったようですねぇ」
「何が迷い込んだ、だよ。どう考えてもここを目指してまっしぐらだったじゃねぇか」
「おや、そこまでバレていましたか。お気付きかと思いますが……私はアルマの反応を察知してここへ来たわけです。という訳で……さっさとアルマを出せやガキ共」
さっきまで能面のようだった仮面がいつの間にか般若のような恐ろしい顔に変わっている。
「アルマの反応を察知したって言ったよな? どうやってアルマの存在に気付いた?」
「……カオスリーヴァ」
ボソリと能面般若が呟いた。
その瞬間だ。
俺の身体の中で何かが爆発したかのように熱くなる。
「なん……だ?」
おい、ママドラ……! 少し、押さえろ……。
『ハッ、ごめんなさい。つい感情的になってしまって……』
ママドラは正直に暴走気味になっていた事を謝る。……が、身体の火照りは消えなかった。
「おい仮面野郎、その名前を出して無事に帰れると思うなよコラ!」
俺が湧き上がる熱い何かに耐えている間にゲオルが能面般若に殴り掛かった。
「くふ……貴方の拳は相変わらず軽い。防御にリソースを割きすぎなんですよ。だから守りたい物も守れない」
能面般若はゲオルの拳をそのひょろひょろの指一本で止めてみせる。
おい、あいつかなりヤバくないか!?
『確かに強いのは間違いないわ。でもゲオルは……アイツが言った通り攻撃は苦手なのよ』
防御特化って事か? それにしたって六竜の攻撃を指一本はおかしいだろ。
「ギャハハ! お前強いな! いいぞいいぞ!」
確かに動きを見ていると、ゲオルは物凄く素早いし一発一発は充分重たい打撃だと思う。
ただ、目で追えない訳じゃないし、俺でもきっちり受け止める気になればなんとかなりそうな気はする。
『そう、アレは気性が荒くて好戦的な癖に攻撃には向かない体質の残念な奴なのよ。その代わり……見てなさい。あいつの質の悪い所が見れるわ』
ママドラの言う通りゲオルと能面般若の戦いを眺めていると、徐々にゲオルが押し始めた。
能面般若が魔法攻撃を何度も繰り返すが、ゲオルには全く効いていない。
それどころかゲラゲラ笑いながら楽しそうに突進していくばかり。
「くっ、相変わらず頑丈な奴ですねぇ!」
「ギャーッハッハ! お前いいぞいいぞ! 強い奴は好きだぜぇぇぇ!」
いくら攻撃しても全く通用せず、ひたすら突っ込んでくる。それって確かに物凄く辛い。
相当に鬱陶しいだろうな。
『そうなのよ! 分かってくれてうれしいわ。本当にゲオルの馬鹿は猪突猛進というかそれしかできない馬鹿なのアホなのボケカスなのよ』
0
お気に入りに追加
111
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる