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#6.劣等オメガ-3-
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母は、父と二十五歳で番関係になったが、それより前までは、身体を売って仕事をしていたらしい。
というのも、父に捨てられ狂った母は、悠透に聞きたくもないような話を頻繁にするようになった。
耳を閉ざすようにしていたはずなのに、母の口から出る言葉は脳に直接語りかけて来るかのようで、今もなお呪いのようにして纏わりついている気がする。
「私はね~夜の街で輝いていたのよ」
スマホで昔の自分の姿を見ながら、上機嫌に話し出す。
「でもねー、お客さんとホテル行ったのがバレて、その後は風俗に行ったのよねー」
そう言った次の瞬間には、母は泣き出していた。
過去の栄光や、父との楽しい思い出を話す時は上機嫌で、ふと嫌なことを思い出しては泣き喚く。それが母の日常だった。
母は高校を卒業した後、高級料理店の接客業をしていた。ある日業務中に発情し、アルファの客がフェロモンにあてられて盛り、フェロモンレイプだと客に訴えられた。
そのままクビになり、学もなく行く当てがなかった母は、夜の街へと足を踏み入れた。
夜の街は煌びやかで、真昼の太陽よりも、母には眩しく映ったらしい。
キャバクラで働き始め、先輩から嫌がらせを受けながらも、着実に売り上げを伸ばし、月間売り上げナンバーワンになったこともあったという。
顔が整っているのは事実として、話し上手で愛想もよかったのだとしたら、人気が出てもおかしくはないだろう。
しかし母はお人好しで馬鹿であった。
ある日、初来店した若い男にフリーでつき、その男は母を場内指名した。話しているうちに、男は深刻な面持ちで店外で話を聞いてほしいと言い始めた。ルールに反する為断っていたが、自殺を仄めかされ心配になり会う約束をした。
会ったのは確かにホテルだったらしいが、行為には及ばなかった。
しかし、客とホテルに入って行く母の姿を、同じキャストである女が見つけて撮影し、それが証拠となりクビになった。
その女は売り上げ一位、もしくは母が一位なら次いで二位という位置にいる、アルファだったらしい。
それを聞いた時、母の存在が気に食わなかった女は、男を利用して嵌めたのだろうと容易に想像できた。
しかし当の本人はそんな考えなど全くなく、ただひたすらに自分のせいなのだと責めていた。
その後は風俗店で働き始めたが、三ヶ月ほどで辞めることになった。
『番になるか?』
二回ほどしか会っていない客にそう言われ、いとも簡単に恋に堕ちたのだ。
その客も思いの外本気だったようで、二人は嬢と客として二回会っただけで、将来を約束した。
その客が父であった。
母を好いて出た言葉なのか、馬鹿ですぐに捨てられそうだから選んだのか…答えを知ることはないが、せめて前者なら人間としての威厳くらいは保てるだろう。
親としてなら父も母も、悠透からしてみればごみ以下である。
しかし母の方は、小さい頃はよく遊んでくれたり、悠透と弟のことを一番に考えてくれる、世間一般では優しく良い親だったのだと思う。
そんなもの今では残像すらなく、鮮明に思い出すことは難しい。それくらい、母はまるで別人のようになってしまった。
愛してやまない父がいなくなったのが明確な理由で、愛は良くも悪くも、人を変える力があるのだと理解した。
父が出て行ったあと、母は泣くだけでは飽き足らず、悠透に罵詈雑言を浴びせるようになった。
『お前がオメガじゃなければ今も幸せに過ごしてしたのに』
といったことを口にするのは日常茶飯事で、父に捨てられたことを悠透のせいだと責任転嫁するようになっていた。
こちらからしてみれば、お前がオメガじゃなければ自分もオメガではなかったのにと思うのだが、悠透は言い返す気力もなく、ただ冷めた目で母を見つめた。
そんな見下したような視線と態度に、母は更に攻撃的になっていった。
『私のこといくら見下しても、お前もいつかはアルファに媚びるしかない、惨めな人間になるのよ』
『オメガなんて長所はアルファを産めることくらいで、最後はそれを、身体を売るしかないんだから』
こうした言葉を聞けば聞くほど、自分はそうなりたくないと思うのは至極真っ当なことだ。
悠透の中でオメガに対する嫌悪は膨らみ、母には嫌悪だけでは到底収まらない感情が湧き出ていた。
とはいえ、先に限界を迎えたのは母の方であった。
気づけば自傷行為をするようになっていて、父が吸っていた煙草を買っては、火をつけ自らの腕に押し当てていた。
見るに耐えなくなり祖母へ連絡すると、祖父と二人で家に様子を伺いに来た。
それは母の感情を逆撫でしたようで、おもむろに包丁を取り出し悠透へ向けた。
しかし握る手に力はなく、祖父にあっけなく取り上げられ泣き叫んでいた。
『どうしてあんたはあの人に似てないの…似ていれば愛せたのに』
容姿の話か性格の話か、それは不明でどちらでもいいが、そういうことらしい。
愛は良くも悪くも人を変える。しかし母の愛の対象に、息子である悠透は入ってはいなかった。
母は祖父母に宥められた後、荷物をまとめて家を出た。
『男のオメガなんて生きてる価値ないんだから』
母が悠透に向けて最後に残した言葉がそれだった。
その後は一度も姿を見ておらず、母が今どうしているのかなど知る由もない。
母の言葉全てをくだらないと、ただの嘆きだと思っていたが、気がつけば母が言ったようにアルファに媚びて身体を売るしかない人間になっていた。
オメガの身体を利用している癖に、普段はアルファのフリをして生きている。それは普通にオメガとして生きている人よりも、遥かに惨めなのだろう。
母の嫌味に抗いたかったのに結果として抗うことなどできておらず、母の言うことは全て正しかったのだと突きつけられる。
悠透は現在に限らず、アルファと自分を比べては、頭の中を母親の言葉で支配された。
そうして感情は徐々に蝕まれていった。
生きている価値なんてない。それならいっそ…と、最悪なことを考えては、琉志の顔が過ぎって押し込んだ。
というのも、父に捨てられ狂った母は、悠透に聞きたくもないような話を頻繁にするようになった。
耳を閉ざすようにしていたはずなのに、母の口から出る言葉は脳に直接語りかけて来るかのようで、今もなお呪いのようにして纏わりついている気がする。
「私はね~夜の街で輝いていたのよ」
スマホで昔の自分の姿を見ながら、上機嫌に話し出す。
「でもねー、お客さんとホテル行ったのがバレて、その後は風俗に行ったのよねー」
そう言った次の瞬間には、母は泣き出していた。
過去の栄光や、父との楽しい思い出を話す時は上機嫌で、ふと嫌なことを思い出しては泣き喚く。それが母の日常だった。
母は高校を卒業した後、高級料理店の接客業をしていた。ある日業務中に発情し、アルファの客がフェロモンにあてられて盛り、フェロモンレイプだと客に訴えられた。
そのままクビになり、学もなく行く当てがなかった母は、夜の街へと足を踏み入れた。
夜の街は煌びやかで、真昼の太陽よりも、母には眩しく映ったらしい。
キャバクラで働き始め、先輩から嫌がらせを受けながらも、着実に売り上げを伸ばし、月間売り上げナンバーワンになったこともあったという。
顔が整っているのは事実として、話し上手で愛想もよかったのだとしたら、人気が出てもおかしくはないだろう。
しかし母はお人好しで馬鹿であった。
ある日、初来店した若い男にフリーでつき、その男は母を場内指名した。話しているうちに、男は深刻な面持ちで店外で話を聞いてほしいと言い始めた。ルールに反する為断っていたが、自殺を仄めかされ心配になり会う約束をした。
会ったのは確かにホテルだったらしいが、行為には及ばなかった。
しかし、客とホテルに入って行く母の姿を、同じキャストである女が見つけて撮影し、それが証拠となりクビになった。
その女は売り上げ一位、もしくは母が一位なら次いで二位という位置にいる、アルファだったらしい。
それを聞いた時、母の存在が気に食わなかった女は、男を利用して嵌めたのだろうと容易に想像できた。
しかし当の本人はそんな考えなど全くなく、ただひたすらに自分のせいなのだと責めていた。
その後は風俗店で働き始めたが、三ヶ月ほどで辞めることになった。
『番になるか?』
二回ほどしか会っていない客にそう言われ、いとも簡単に恋に堕ちたのだ。
その客も思いの外本気だったようで、二人は嬢と客として二回会っただけで、将来を約束した。
その客が父であった。
母を好いて出た言葉なのか、馬鹿ですぐに捨てられそうだから選んだのか…答えを知ることはないが、せめて前者なら人間としての威厳くらいは保てるだろう。
親としてなら父も母も、悠透からしてみればごみ以下である。
しかし母の方は、小さい頃はよく遊んでくれたり、悠透と弟のことを一番に考えてくれる、世間一般では優しく良い親だったのだと思う。
そんなもの今では残像すらなく、鮮明に思い出すことは難しい。それくらい、母はまるで別人のようになってしまった。
愛してやまない父がいなくなったのが明確な理由で、愛は良くも悪くも、人を変える力があるのだと理解した。
父が出て行ったあと、母は泣くだけでは飽き足らず、悠透に罵詈雑言を浴びせるようになった。
『お前がオメガじゃなければ今も幸せに過ごしてしたのに』
といったことを口にするのは日常茶飯事で、父に捨てられたことを悠透のせいだと責任転嫁するようになっていた。
こちらからしてみれば、お前がオメガじゃなければ自分もオメガではなかったのにと思うのだが、悠透は言い返す気力もなく、ただ冷めた目で母を見つめた。
そんな見下したような視線と態度に、母は更に攻撃的になっていった。
『私のこといくら見下しても、お前もいつかはアルファに媚びるしかない、惨めな人間になるのよ』
『オメガなんて長所はアルファを産めることくらいで、最後はそれを、身体を売るしかないんだから』
こうした言葉を聞けば聞くほど、自分はそうなりたくないと思うのは至極真っ当なことだ。
悠透の中でオメガに対する嫌悪は膨らみ、母には嫌悪だけでは到底収まらない感情が湧き出ていた。
とはいえ、先に限界を迎えたのは母の方であった。
気づけば自傷行為をするようになっていて、父が吸っていた煙草を買っては、火をつけ自らの腕に押し当てていた。
見るに耐えなくなり祖母へ連絡すると、祖父と二人で家に様子を伺いに来た。
それは母の感情を逆撫でしたようで、おもむろに包丁を取り出し悠透へ向けた。
しかし握る手に力はなく、祖父にあっけなく取り上げられ泣き叫んでいた。
『どうしてあんたはあの人に似てないの…似ていれば愛せたのに』
容姿の話か性格の話か、それは不明でどちらでもいいが、そういうことらしい。
愛は良くも悪くも人を変える。しかし母の愛の対象に、息子である悠透は入ってはいなかった。
母は祖父母に宥められた後、荷物をまとめて家を出た。
『男のオメガなんて生きてる価値ないんだから』
母が悠透に向けて最後に残した言葉がそれだった。
その後は一度も姿を見ておらず、母が今どうしているのかなど知る由もない。
母の言葉全てをくだらないと、ただの嘆きだと思っていたが、気がつけば母が言ったようにアルファに媚びて身体を売るしかない人間になっていた。
オメガの身体を利用している癖に、普段はアルファのフリをして生きている。それは普通にオメガとして生きている人よりも、遥かに惨めなのだろう。
母の嫌味に抗いたかったのに結果として抗うことなどできておらず、母の言うことは全て正しかったのだと突きつけられる。
悠透は現在に限らず、アルファと自分を比べては、頭の中を母親の言葉で支配された。
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