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いっくん

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その頃、凛は祖母の所に来ていた


凛「ねぇ陸奥婆様むつばあさま私ね玲兄れいにぃ達と一緒の力があるみたいなんだ・・」

陸奥はギコギコと揺れる椅子に座り凛の話を聞いている

凛「それでね・・・」

凛は襲われたことしんかばってくれたこと聞こえてきた声の事を話した

陸奥「大変だったねぇ、真ちゃんは大丈夫だったのかい?」

凛は少しくらい顔をし答える

凛「それがね、入院中一度病室にも行ったんだけど退院後も顔を見てなくて玲兄は大丈夫って言ってたけど。」

陸奥「そうなんだねぇ、元気だと良いのだけど。」

凛「うん・・・」

しばらくの沈黙の後

凛「私一度真の事探してみる、お礼も言えてないし。」

陸奥「気をつけるんだよ。」

凛は陸奥の部屋を後にする

そして真の家へと来ていた凛はこうに居場所を聞くが孔もどうやら知らないらしい。

他にも真がいそうな場所を探す凛

何処にも見当たらない真

凛「もう!何処に行ったのよ!」

と少し声を荒げる

?「真ってお前を庇ってぶっ飛ばされてたあのボウズか?」

何処からともなく聞こえてくる声

凛「そうよ!」

?「何処に行っちまったんだろうなぁ?」

凛「それがわかれば苦労しないよ」

?「そうだよなぁ」

凛はふと我にかえり辺りをキョロキョロと見渡すが誰もいない

凛「だ、誰よ?あの時の化け物なの?」

?「化け物はひでぇな、俺には化楽からくって立派な名前があんだよ!」

凛「化楽?」

化楽「あぁそうだ。」

凛「呪印じゅいんって喋るんだ。」

化楽「俺はしゃべるぞ。」

凛「そうなんだ。」

少しの沈黙の後

化楽「ボウズのこと探してんだろ?」

凛「うん・・・でも全然分かんなくて。」

化楽「お前、玲兄とやらに聞いてなかったか?」

凛「何が?」

化楽「俺たちは互いを感知出来るんだよ。」

凛「そういえば、そうだったね。」

化楽「それで見つかれば良いんじゃねーか?」

凛は玲志に教わった感知方法を思い出し目を瞑る  

すると一人感知する

凛「え?すごい近いじゃん!」

もう一度感知すると

凛「この人、近づいて来てる?・・・」

その瞬間

化楽「まずいぞ、敵だ!」

凛「まだ分かんないじゃん!」

化楽「俺には分かるんだよ、殺気を感じるんだ。」

周りを警戒する凛

化楽「来るぞ!」

黒い短刀を振り下ろす人影

その瞬間大きな黒い円状のドームとなり凛を囲み防御する化楽だが腕に切り傷を負ってしまう凛

化楽「何ボーッとしてやがる!死にてぇのか!?」

その言葉にハッとする凛

凛「わっ、私どうすれば!?」

その時、凛の前にスタッと止まる人影

凛「あなた、誰よ!」

短剣の男「そんなのどうでもいい、その力をよこせ!」

再び斬りかかる謎の人物どうやら彼も呪印師らしくその短剣は黒く陰の様になっている

化楽「俺を解放しろ!」

凛「どうやって!?」

必死に色々と考える凛

化楽「体のどっかに封印がある筈だ!そこに触れて力を求めろ!」

咄嗟とっさに左腕を押さえる凛

凛「!」

と叫ぶがその瞬間相手の短剣が凛の腕を深く切り付ける

凛「痛いっ!」

血と呪印がボトボトと流れ出すとそれを見た敵が高笑いする

短剣の男「いいねぇ、いいねぇこのまま切り刻んでやるよ!」

さらに凛へと斬りかかる

凛は左腕を押さえる固まっている

凛「

叫ぶ凛

短剣の男「何独り言喋ってやがる、気でも狂ったか?」

短剣が凛の体に届くか届かないかの所で声が聞こえる

化楽「あぁ、助けてやるよ。」

凛の足元にできた呪印と血溜まりから怪物の腕が出てくるなり短剣の男をがっしりと掴む

短剣の男「っなんだこれは!離せくそがっ!ふざけんじゃねーぞ!」

腕に続き男を掴んだまま這い出てくる怪物(化楽)

化楽「よくも、俺の宿主を痛ぶってくれたな覚悟はできてるんだろうな?」

短剣の男「うるせぇ!離せ化け物!ぶっ殺すぞ!!」

化楽の腕の中でジタバタと暴れる男

化楽「お前うるさいな、もういい・・・」

力を強める化楽

短剣の男「うぐっ!や゛め゛ろ゛っ!やめでぐだざいっ!」

化楽「・・・」

さらに力を強める化楽

短剣の男「ぶっふっ!あ゛・・め・・で・・」

血を噴き出す男

短剣の男「や゛・・め゛・・・」

グシャ!という音と共に飛び散る血しぶき上半身が化楽の腕からぷらぷらとぶら下がる

化楽「あっけないな。」

それを見ていた凛はその場で気絶してしまう

化楽「え?マジかよ!おーい起きろ、起きてくれー!」

凛の頬をちょんちょんとつつく化楽しばらくの間あたふたとしている

?「退いてください」

化楽の後ろに誰かが立っていた

化楽「あ?」

振り返る化楽

化楽「お前は・・・」



















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