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本編
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目覚めた凛は病院のベッドの上だった
体がズキッと痛み襲われた事がフラッシュバックする
左腕から何か出てた事を思い出す
左腕を上げるが何もない
?「おっ!やっと起きたかぁ!」
病室のソファーに座りタバコを吸う男が凛に話しかける
凛「玲兄!」
従兄弟である玲志の顔を見て安心する凛だがタバコを見てムッとした顔で玲志の後ろを指差す凛
玲志「なんだ?」
後を見る玲志そこには病院内でのタバコはお控え下さいの張り紙
玲志「あー、悪ぃ悪ぃ」
何とも思ってなさそうな玲志はタバコをしまい
玲志「大丈夫そうだな。」
と一言声をかける
そして凛は何かを思い詰め
凛「あのね玲兄、私も玲兄と同じ力があるかも知れない!」
玲志はそっと立ち上がり凛の近くまで来て凛の頭を撫でて病室を出て行こうとする
凛「玲兄!!」
と一際大きな声を出し玲志を引き止める
凛「私ね、見たんだ・・・気を失う前黒い怪物」
それを聞き玲志はクルッと振り返り
玲志「そりゃあれだ、気が動転してたんだろそういう時は変なもんが見える時だってあるさ。」
と引き攣った笑顔で言う
凛「声もしたもん、頭に直接と言うか頭の中から」
玲志「呪印は喋らねーよ?」
凛「喋ってたし。」
玲志「なんて?」
凛「生きたいか?俺を感じろ?って?で、色々考えてたら黒い怪物出て来た。」
玲志「はぁ?なんだそれは?」
凛「私だってわかんないから聞いてんじゃん!」
玲志「呪印は喋ることはないし、宿主から離れて勝手に戦うこともないましてや宿主が気絶したら普通は消えるもんだ。」
玲志「後なこれ見ろ。」
と玲志は髪をかき上げるすると玲志の左側頭部に黒い刺青の様なものがあった
玲志「呪印師には必ず体のどこかにこの呪印がある」
するとおもむろに凛は体のあちこちを探し出す
玲志がいるにも関わらず上着を脱ぎ腕を上げ足を上げる
玲志「おまえなぁ。」
と頭を抱える玲志
凛「あ、あった。」
と左腕ほぼほぼ肩を玲志に見せる
玲志「あーマジか。」
とため息を吐く玲志
それを見てフフンと腕を組み勝った様な顔をする凛
すると玲志は真面目な顔をして話し出す
玲志「良いか?凛、呪印は確かに使える様になれば心強いだけどその力は宿主の生命力を削って放出されるこの事をよく覚えとけ。」
凛の目をしっかりと見て玲志は言う
凛「そうなんだ・・・わかったよ。」
玲志「後、多分だがお前を狙った奴はお前の呪印を吸収しようとしてたんだと思う」
凛「吸収?何で?」
玲志「呪印は力を吸収して強くなるからな、俺とお前の呪印見比べてみろ。」
凛は玲志と自分の呪印を見比べる
凛の呪印には文字らしき物が2文字しか無いが玲志には12文字刻んである
玲志「力が強くなればなるほど新しい呪印が刻まれていくらしい俺は最初4文字だったがな。」
凛「えー、ちょっとキモいかも」
玲志「何だその感想。」
といったやり取りの後凛は少し笑う
凛「でも何であの人私が呪印師って分かったんだろう?」
玲志「あー、それはな目を閉じてみろ微かに黒い炎っていうかなんか見えないか?」
凛「え、何これ今までこんなの見えなかったのに。」
玲志「呪印は呪印の感知が出来るんだ。」
凛「これもキモいかも。」
と話してるところに
?「りーーーーんーーーーーちゃーーーーーん!!」
と病室に駆け込み凛に抱きつく女性
凛「涼姉!」
涼姉とは幼い頃から近所に住んでいて凛をいつも妹の様に接してくれる
涼「大丈夫?痛くない?怪我はない?」
体のあちこちを触り確かめる涼に続き
?「騒がしくしてすまない。」
と病室の入り口で立っている男が言う
?「茜伊!」
と呼ぶ男
涼「すいませーん、固いんだから」
と男の横まで下がる涼
?「すまん、申し遅れた解印師協会の東徹だ。」
涼「茜伊涼です。」
キリッとしている東に対しニコニコしている茜伊
解印師協会とは呪印の力を使い犯罪等を抑える為に生まれた機関でありこの世界の警察に値する
彼等は独自の技術で呪印を元に作った光印を体に施し呪印と対峙している
自己紹介を終えた2人は本題を切り出す
東「今回、我々がやって来・・」
東の声を遮り
茜伊「凛ちゃんは誰にこんなことされたの!?」
とまた凛に抱きつく
東「・・・」
それを見てニヤッと笑う玲志
少し恥ずかしそうに下を向く東
凛は慣れているのか抱きつく茜伊を無視して
凛「筋肉がすごい外国人の人だったと思います。」
大体、察しはついていたらしくすぐに持っていた写真を見せる
東「それはコイツか?」
凛「そうです!この人でした。」
茜伊「こんな筋肉に凛ちゃんめちゃくちゃにされたの?お姉ちゃん許せないよぉ?」
尚も凛に抱きつく茜伊
玲志「誰なんだ?そいつは?」
東「最近、ここら一帯で暴れ出したやつで詳細までは分からんが、仲間もいるみたいだ。」
凛「何で、私を?・・・」
東「今回彼が君達を狙ったのはたまたまなのか意図的なのかは分からない。」
と凛を見て話す東
しばらくの沈黙の後
東「再度襲われる事があるかも知れない十分警戒してくれ。」
と言い茜伊を引っ張り
東「失礼した。」
と言い帰っていく
体がズキッと痛み襲われた事がフラッシュバックする
左腕から何か出てた事を思い出す
左腕を上げるが何もない
?「おっ!やっと起きたかぁ!」
病室のソファーに座りタバコを吸う男が凛に話しかける
凛「玲兄!」
従兄弟である玲志の顔を見て安心する凛だがタバコを見てムッとした顔で玲志の後ろを指差す凛
玲志「なんだ?」
後を見る玲志そこには病院内でのタバコはお控え下さいの張り紙
玲志「あー、悪ぃ悪ぃ」
何とも思ってなさそうな玲志はタバコをしまい
玲志「大丈夫そうだな。」
と一言声をかける
そして凛は何かを思い詰め
凛「あのね玲兄、私も玲兄と同じ力があるかも知れない!」
玲志はそっと立ち上がり凛の近くまで来て凛の頭を撫でて病室を出て行こうとする
凛「玲兄!!」
と一際大きな声を出し玲志を引き止める
凛「私ね、見たんだ・・・気を失う前黒い怪物」
それを聞き玲志はクルッと振り返り
玲志「そりゃあれだ、気が動転してたんだろそういう時は変なもんが見える時だってあるさ。」
と引き攣った笑顔で言う
凛「声もしたもん、頭に直接と言うか頭の中から」
玲志「呪印は喋らねーよ?」
凛「喋ってたし。」
玲志「なんて?」
凛「生きたいか?俺を感じろ?って?で、色々考えてたら黒い怪物出て来た。」
玲志「はぁ?なんだそれは?」
凛「私だってわかんないから聞いてんじゃん!」
玲志「呪印は喋ることはないし、宿主から離れて勝手に戦うこともないましてや宿主が気絶したら普通は消えるもんだ。」
玲志「後なこれ見ろ。」
と玲志は髪をかき上げるすると玲志の左側頭部に黒い刺青の様なものがあった
玲志「呪印師には必ず体のどこかにこの呪印がある」
するとおもむろに凛は体のあちこちを探し出す
玲志がいるにも関わらず上着を脱ぎ腕を上げ足を上げる
玲志「おまえなぁ。」
と頭を抱える玲志
凛「あ、あった。」
と左腕ほぼほぼ肩を玲志に見せる
玲志「あーマジか。」
とため息を吐く玲志
それを見てフフンと腕を組み勝った様な顔をする凛
すると玲志は真面目な顔をして話し出す
玲志「良いか?凛、呪印は確かに使える様になれば心強いだけどその力は宿主の生命力を削って放出されるこの事をよく覚えとけ。」
凛の目をしっかりと見て玲志は言う
凛「そうなんだ・・・わかったよ。」
玲志「後、多分だがお前を狙った奴はお前の呪印を吸収しようとしてたんだと思う」
凛「吸収?何で?」
玲志「呪印は力を吸収して強くなるからな、俺とお前の呪印見比べてみろ。」
凛は玲志と自分の呪印を見比べる
凛の呪印には文字らしき物が2文字しか無いが玲志には12文字刻んである
玲志「力が強くなればなるほど新しい呪印が刻まれていくらしい俺は最初4文字だったがな。」
凛「えー、ちょっとキモいかも」
玲志「何だその感想。」
といったやり取りの後凛は少し笑う
凛「でも何であの人私が呪印師って分かったんだろう?」
玲志「あー、それはな目を閉じてみろ微かに黒い炎っていうかなんか見えないか?」
凛「え、何これ今までこんなの見えなかったのに。」
玲志「呪印は呪印の感知が出来るんだ。」
凛「これもキモいかも。」
と話してるところに
?「りーーーーんーーーーーちゃーーーーーん!!」
と病室に駆け込み凛に抱きつく女性
凛「涼姉!」
涼姉とは幼い頃から近所に住んでいて凛をいつも妹の様に接してくれる
涼「大丈夫?痛くない?怪我はない?」
体のあちこちを触り確かめる涼に続き
?「騒がしくしてすまない。」
と病室の入り口で立っている男が言う
?「茜伊!」
と呼ぶ男
涼「すいませーん、固いんだから」
と男の横まで下がる涼
?「すまん、申し遅れた解印師協会の東徹だ。」
涼「茜伊涼です。」
キリッとしている東に対しニコニコしている茜伊
解印師協会とは呪印の力を使い犯罪等を抑える為に生まれた機関でありこの世界の警察に値する
彼等は独自の技術で呪印を元に作った光印を体に施し呪印と対峙している
自己紹介を終えた2人は本題を切り出す
東「今回、我々がやって来・・」
東の声を遮り
茜伊「凛ちゃんは誰にこんなことされたの!?」
とまた凛に抱きつく
東「・・・」
それを見てニヤッと笑う玲志
少し恥ずかしそうに下を向く東
凛は慣れているのか抱きつく茜伊を無視して
凛「筋肉がすごい外国人の人だったと思います。」
大体、察しはついていたらしくすぐに持っていた写真を見せる
東「それはコイツか?」
凛「そうです!この人でした。」
茜伊「こんな筋肉に凛ちゃんめちゃくちゃにされたの?お姉ちゃん許せないよぉ?」
尚も凛に抱きつく茜伊
玲志「誰なんだ?そいつは?」
東「最近、ここら一帯で暴れ出したやつで詳細までは分からんが、仲間もいるみたいだ。」
凛「何で、私を?・・・」
東「今回彼が君達を狙ったのはたまたまなのか意図的なのかは分からない。」
と凛を見て話す東
しばらくの沈黙の後
東「再度襲われる事があるかも知れない十分警戒してくれ。」
と言い茜伊を引っ張り
東「失礼した。」
と言い帰っていく
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