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四月二十二日(金)夜 有平家
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忠志は一人で夕飯を食べながら、先日ゲームセンターから警備員に連れ出され、家に連絡をされたときのことを思い出していた。よりによって、その後は警察に保護されてしまったのだ。
あの時の警官の言葉が忘れられない。
――迷惑かけたら母さん可哀想だろう。必死に働いているのに。
忠志の母親は、日によっては夜中じゃないと帰って来ない。あの日もそうだった。それが幸いして、母親に迷惑かけたことも知られていないのだが、ずっと胸に引っかかったままだった。
迷惑か。
自分はただ夜の十時までゲームセンターにいただけだ。いがみ合っていたのは敬太や上級生たちだ。そもそも彼らとて暴力沙汰まで起こしたわけじゃない。
勝手なルールを作ったのは大人だ。同じ高校一年なのに十六歳は大丈夫で、十五歳がダメである理由がわからない。そんな曖昧な決まりを破ったくらいで迷惑だというなら、自分は大迷惑を被っている。
母親が働いているのは生きていくためで、その一点は感謝している。しかし、離婚してにこういう生活になったのは母親の勝手だ。父親がいないせいで、自分まで肩身が狭い思いをしてきた。
――僕は、父さんと上手くやっていたのに。どっちが迷惑をかけてるんだよ。
玄関の方で音がした。母親が帰宅したのと同時に忠志は思考を止めた。ため息をつきながら席を立ち、空いた食器を片付けていると、ダイニングに母親が入ってきた。
「おかえり」
それに対し母親は、うん、とだけ言って冷蔵庫を開けて缶ビールを一つ取り出した。
忠志が部屋に戻ろうとすると、母親に呼び止められた。
「ねえ、お前は卒業したらどうするの?」
一瞬、身体が強張ったが忠志は母親に背中を向けたまま言った。
「何言ってるの。まだ高校に入学したばかりだよ」
「将来のビジョンくらい持っていなさいよ。大学には行きたいでしょ?」
顔だけ向けると、母親はイスの背もたれに寄りかかって、たいして美味くもなさそうにビールを飲んでいた。酒癖が悪いわけではないが、仕事のストレスだろうか、母親は時々こうやって不機嫌になる時がある。
――面倒だ。
「聞いてるの?」
「大学なんか行けるかわからないし、それに兄ちゃんだって専門学校を出て働いているから、僕もそういう道に進むかもしれないよ」
忠志の本心は嘘だった。
大学に行きたい。もっと勉強したい。
母親の目が忠志を正面から見据えた。
「どっちにしろ、大学も専門もお金がいるのよ。わかるでしょう?」
その険のある言い方に、忠志は少し腹が立った。
言い返そうとした時、母親はふっと柔らかい笑みを浮かべた。
「ふふ、心配した?大丈夫よ。お母さん、そのために準備はするつもりだから」
忠志はとっさに日曜日のことを思い出した。
突然、家に現れた黒い服の男とのやりとりを――。
「裏庭、どうするつもりなの?」
母親は目を丸くして忠志を見つめた。
「何よ。お前、聞いていたのね」
「別に良いだろ」
思わず忠志は母親から目をそらした。
すると、小さく笑われた。
「隣の家のことだけど、ちょうど土地家屋調査士の先生から連絡が来たのよ。先方の事情で話が流れたらしいわ」
「え?」
「案外こっちの主張が通ったのかもしれないけどね。もう、そんなことはどうでもいいのよ」
母親は、隣のイスを引き、息子を座らせようとしたが、忠志はそれに応じず戸口に寄りかかって母親の言葉を待った。
ため息をつかれた。
「この家はお父さんと別れた時に慰謝料の代わりでもらったけど、どっちかというと、ここの土地の方が価値があるみたいなのよね。いっそ売り払って、都心近くのマンションに住んだら通勤も通学も楽だと考えてるの。どう?」
忠志は絶句した。
そして、脳裏に遠い日の光景が蘇った。
裏庭――そこには父親と一緒に作った小さな――。
――あれは。
忠志は母親に詰め寄った。
「この家を捨てるってこと?」
「バカね、捨てないわよ。売ってお金にするの。余りを少しでも蓄えておけば、お前の学費に回せるでしょう?」
「同じだよ。この家に住めなくなるなら、捨てるのと一緒だ」
母親は眉をしかめた。
「何をわけわからないこと言ってるの」
「母さんは、この家に未練とか思い入れとか……ないのかよ?」
忠志は声を押し殺した。それに気づいて母親も息子の言わんとしていることを理解したようだ。しかし、母親の口から出たのは息子の期待しているものとは程遠かった。
「未練はないわ。だって、もらい物でしょ。もちろん生活するのに必要ではあったけど」
「ちょっと待ってよ」
自分が動揺しているのが手に取るようにわかった。
「父さんが建てた家なんじゃないの?僕はイヤだよ。だって、ずっと育った家なんだぞ?」
「何を女々しいこと言ってるのよ。高校生になったんだから、もう少し現実を見なさいよ」
――現実って何だ。
けれど、忠志は引けなかった。
「女々しくたっていい。あの日、あの日――」
思い出した。
小学校二年生の時だ。
夏祭りで金魚すくいをした。
一週間で死なせてしまったけれど。
父親と一緒に作った小さな墓場。
――申し訳ない気持ちがあるなら、この聖域は、お前が守れ。
「死んだあとが大事なんだって教わった。絶対に忘れるなって。父さんとの約束を破ることになるよ。僕は父さんを裏切りたくないんだ。もちろんそれだけじゃないさ。この家は母さんのものだけなの?」
自分でも子供じみた言い訳だと思った。
しかし、それが今の忠志の足元を支えていることに変わりない。
「裏切る?」
明らかに今までと声色が違う。母親は立ち上がり、ビールの空き缶をダストボックスに投げ入れた。
けたたましい音がする。
「最初に私達を裏切ったのはアイツでしょうよ。それに何なの、さっきから父さん父さんって。アンタが今こうして暮らしているのは誰のおかげだと思ってるのよっ!」
母親の剣幕に忠志は圧倒された。ここまで怒らせたことが今まであっただろうか。
「勝手に浮気して、出て行ったのはあっちなのよ!アンタと兄ちゃんを必死に育ててきた私の気持ちをどうして誰もわかってくれないの!」
忠志は耳を疑った。
――浮気?
「……何だよ……それ」
震える息子を前に、母親は吐き捨てるように言った。
「ああ、忠志にはまだ話していなかったか。特に聞いてくることもなかったから、言わなかったわ。アンタの父さんはよそに女を作ったのよ。どこで何してるか知らないけど、これ以上の裏切りがある?」
母親は笑い出した。そして再び冷蔵庫を開けると、そのまま今度は嗚咽を漏らした。
「バカにしないでよ。こっちは必死でやってんのに。気に入らないなら出て行けば?」
冷蔵庫を開け放ったまま、泣きながら缶ビールを飲む母親を見つめた。
知らなかった。
急に母に対して申し訳ない気持ちが湧いてきた。
つまり、父は自分を捨てたのだ。
聖域を守れと言った父が――。
何とか自分なりに納得しようと努力したが、とてもできそうになかった。
信じたくない。
今は、それで片付けるしかなかった。
忠志は、母親に一言、ごめんと謝った。
「僕、今日は友達の家で勉強する約束があるから。明日は休みでしょ?僕も泊まることになってるし、母さんも一人ゆっくりした方が良いよ」
本当はそんな約束などなかったが、明日の朝も母親と顔を合わせることに抵抗があった。母親は急に泣き止み、イスに座り直した。忠志が謝ったことで、自分も何か気まずいものを感じたのだろう。
「ああ、そう。よそ様に迷惑かけるんじゃないよ」
わかったと小声で言うと、忠志はダイニングを出た。
あの時の警官の言葉が忘れられない。
――迷惑かけたら母さん可哀想だろう。必死に働いているのに。
忠志の母親は、日によっては夜中じゃないと帰って来ない。あの日もそうだった。それが幸いして、母親に迷惑かけたことも知られていないのだが、ずっと胸に引っかかったままだった。
迷惑か。
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勝手なルールを作ったのは大人だ。同じ高校一年なのに十六歳は大丈夫で、十五歳がダメである理由がわからない。そんな曖昧な決まりを破ったくらいで迷惑だというなら、自分は大迷惑を被っている。
母親が働いているのは生きていくためで、その一点は感謝している。しかし、離婚してにこういう生活になったのは母親の勝手だ。父親がいないせいで、自分まで肩身が狭い思いをしてきた。
――僕は、父さんと上手くやっていたのに。どっちが迷惑をかけてるんだよ。
玄関の方で音がした。母親が帰宅したのと同時に忠志は思考を止めた。ため息をつきながら席を立ち、空いた食器を片付けていると、ダイニングに母親が入ってきた。
「おかえり」
それに対し母親は、うん、とだけ言って冷蔵庫を開けて缶ビールを一つ取り出した。
忠志が部屋に戻ろうとすると、母親に呼び止められた。
「ねえ、お前は卒業したらどうするの?」
一瞬、身体が強張ったが忠志は母親に背中を向けたまま言った。
「何言ってるの。まだ高校に入学したばかりだよ」
「将来のビジョンくらい持っていなさいよ。大学には行きたいでしょ?」
顔だけ向けると、母親はイスの背もたれに寄りかかって、たいして美味くもなさそうにビールを飲んでいた。酒癖が悪いわけではないが、仕事のストレスだろうか、母親は時々こうやって不機嫌になる時がある。
――面倒だ。
「聞いてるの?」
「大学なんか行けるかわからないし、それに兄ちゃんだって専門学校を出て働いているから、僕もそういう道に進むかもしれないよ」
忠志の本心は嘘だった。
大学に行きたい。もっと勉強したい。
母親の目が忠志を正面から見据えた。
「どっちにしろ、大学も専門もお金がいるのよ。わかるでしょう?」
その険のある言い方に、忠志は少し腹が立った。
言い返そうとした時、母親はふっと柔らかい笑みを浮かべた。
「ふふ、心配した?大丈夫よ。お母さん、そのために準備はするつもりだから」
忠志はとっさに日曜日のことを思い出した。
突然、家に現れた黒い服の男とのやりとりを――。
「裏庭、どうするつもりなの?」
母親は目を丸くして忠志を見つめた。
「何よ。お前、聞いていたのね」
「別に良いだろ」
思わず忠志は母親から目をそらした。
すると、小さく笑われた。
「隣の家のことだけど、ちょうど土地家屋調査士の先生から連絡が来たのよ。先方の事情で話が流れたらしいわ」
「え?」
「案外こっちの主張が通ったのかもしれないけどね。もう、そんなことはどうでもいいのよ」
母親は、隣のイスを引き、息子を座らせようとしたが、忠志はそれに応じず戸口に寄りかかって母親の言葉を待った。
ため息をつかれた。
「この家はお父さんと別れた時に慰謝料の代わりでもらったけど、どっちかというと、ここの土地の方が価値があるみたいなのよね。いっそ売り払って、都心近くのマンションに住んだら通勤も通学も楽だと考えてるの。どう?」
忠志は絶句した。
そして、脳裏に遠い日の光景が蘇った。
裏庭――そこには父親と一緒に作った小さな――。
――あれは。
忠志は母親に詰め寄った。
「この家を捨てるってこと?」
「バカね、捨てないわよ。売ってお金にするの。余りを少しでも蓄えておけば、お前の学費に回せるでしょう?」
「同じだよ。この家に住めなくなるなら、捨てるのと一緒だ」
母親は眉をしかめた。
「何をわけわからないこと言ってるの」
「母さんは、この家に未練とか思い入れとか……ないのかよ?」
忠志は声を押し殺した。それに気づいて母親も息子の言わんとしていることを理解したようだ。しかし、母親の口から出たのは息子の期待しているものとは程遠かった。
「未練はないわ。だって、もらい物でしょ。もちろん生活するのに必要ではあったけど」
「ちょっと待ってよ」
自分が動揺しているのが手に取るようにわかった。
「父さんが建てた家なんじゃないの?僕はイヤだよ。だって、ずっと育った家なんだぞ?」
「何を女々しいこと言ってるのよ。高校生になったんだから、もう少し現実を見なさいよ」
――現実って何だ。
けれど、忠志は引けなかった。
「女々しくたっていい。あの日、あの日――」
思い出した。
小学校二年生の時だ。
夏祭りで金魚すくいをした。
一週間で死なせてしまったけれど。
父親と一緒に作った小さな墓場。
――申し訳ない気持ちがあるなら、この聖域は、お前が守れ。
「死んだあとが大事なんだって教わった。絶対に忘れるなって。父さんとの約束を破ることになるよ。僕は父さんを裏切りたくないんだ。もちろんそれだけじゃないさ。この家は母さんのものだけなの?」
自分でも子供じみた言い訳だと思った。
しかし、それが今の忠志の足元を支えていることに変わりない。
「裏切る?」
明らかに今までと声色が違う。母親は立ち上がり、ビールの空き缶をダストボックスに投げ入れた。
けたたましい音がする。
「最初に私達を裏切ったのはアイツでしょうよ。それに何なの、さっきから父さん父さんって。アンタが今こうして暮らしているのは誰のおかげだと思ってるのよっ!」
母親の剣幕に忠志は圧倒された。ここまで怒らせたことが今まであっただろうか。
「勝手に浮気して、出て行ったのはあっちなのよ!アンタと兄ちゃんを必死に育ててきた私の気持ちをどうして誰もわかってくれないの!」
忠志は耳を疑った。
――浮気?
「……何だよ……それ」
震える息子を前に、母親は吐き捨てるように言った。
「ああ、忠志にはまだ話していなかったか。特に聞いてくることもなかったから、言わなかったわ。アンタの父さんはよそに女を作ったのよ。どこで何してるか知らないけど、これ以上の裏切りがある?」
母親は笑い出した。そして再び冷蔵庫を開けると、そのまま今度は嗚咽を漏らした。
「バカにしないでよ。こっちは必死でやってんのに。気に入らないなら出て行けば?」
冷蔵庫を開け放ったまま、泣きながら缶ビールを飲む母親を見つめた。
知らなかった。
急に母に対して申し訳ない気持ちが湧いてきた。
つまり、父は自分を捨てたのだ。
聖域を守れと言った父が――。
何とか自分なりに納得しようと努力したが、とてもできそうになかった。
信じたくない。
今は、それで片付けるしかなかった。
忠志は、母親に一言、ごめんと謝った。
「僕、今日は友達の家で勉強する約束があるから。明日は休みでしょ?僕も泊まることになってるし、母さんも一人ゆっくりした方が良いよ」
本当はそんな約束などなかったが、明日の朝も母親と顔を合わせることに抵抗があった。母親は急に泣き止み、イスに座り直した。忠志が謝ったことで、自分も何か気まずいものを感じたのだろう。
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