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6章:異世界で幸せになりました
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神様の祝福というイレギュラーが発生したけれど、無事結婚式は終わった。後々祝福の花を持ち帰った人は、少しだけ良い事…手に入り難い物がたまたまお店に行ったらあったとか、無くした物がみつかったとか…そんな事があったのだと話を聞いて、一応は神様なんだなと認識を情報修正した。まあ、ちょっとキルギスさんに貰った指輪についてる効果と似てるけども。
しかも、その幸運があると花が枯れるので分かりやすいのだとか。それまでしおれる事もなく生き生きとしていたのに、その事象があるとあっという間だったらしい。
さて、それはともかくとして…式を終えて、家へと戻る時に少々問題が。ドレスは一人で脱ぎ着出来ないので、着る時はお義母様のメイドさんが手伝ってくれた訳だけど…家まで着いていくといわれたのよ。助かる~と思っていたのだけれど…
「さ、これで準備万端ですよ!」
…うん。お風呂入って、狭…くはないけど、脱衣所でクリームを塗られてパジャマを着るんだと思ったら出された物が薄い布のネグリジェで。流石にすけすけとか丈が短いという程の物ではないけども。でも私の感覚からしたら無理!
というか、なんだかんだでまだこの家で寝泊まりしたことすらないわよ!?とりあえず隙を見て日本に戻ろう…
メイドさん達は私にネグリジェを着せると帰っていったので、キルギスさんに見られないかとびくびくしながら、寝室へと行けば…いなかったから助かった。この隙にと日本に戻って、寝るのに苦しくない普段着に着替えて戻ったわよ。
そうしてベッドへ座って待つと、寝室のドアがノックされて、声をかけられた。どうぞと言えば、そっとドアを開けて入った来たキルギスさん。生成りのシャツとズボンで、この世界での寝間着なのだろうとわかる。
「すまない、待たせたかな。それとも時間をとってよかったかな?」
「あはは…えっと、その、メイドさんが用意してくれた物がちょっと…普段着ない、というか…買わないやつだったので」
「うん。ドレスを着替える為とはいえ、メイドがついてきたからなんとなく予想はしていたんだが、やっぱりか」
そう言って、ベッドサイドに置かれていた水をコップに注いで渡してくれる。受け取って口にすれば、喉が渇いていたことに気づいていなかったみたいで、ごくごくと飲んでしまった。お代わりまでついでもらって、ようやくほっと息をついた。
「ユカ。その、嫌なら無理強いはしない」
うぐっ…嫌じゃないけど、なんだかんだで結婚式の準備とかでばたばたしていて、最近二人で出かける事もなかったし、キャンプもしてなかったから…緊張する。
でも、さすがに結婚がどういう物なのかは分かってるし、まさかの白い結婚のつもりでプロポーズされたとは思ってないわよ。
「大丈夫です。ただ、その、はずかしいですけど」
「それはしょうがない」
くすくすと笑うキルギスさんだけど…水が入ったグラスを指して、まだ飲むか?と聞かれる。一口だけ口にしてもういいと言えば、グラスを取られてベッドサイドに置かれる。
「怖かったら目を閉じていればいい。ひどい事はしないと誓うよ」
と、そう言われてキスされた。軽く確かめるようにキスされて…明かりが消えた。これも魔法でコントロールできるみたいだけど…そんな事を考えられたのも一瞬で、またキスされて、今度は舌が差し込まれて。
すぐに、何も考えられなくなった。
しかも、その幸運があると花が枯れるので分かりやすいのだとか。それまでしおれる事もなく生き生きとしていたのに、その事象があるとあっという間だったらしい。
さて、それはともかくとして…式を終えて、家へと戻る時に少々問題が。ドレスは一人で脱ぎ着出来ないので、着る時はお義母様のメイドさんが手伝ってくれた訳だけど…家まで着いていくといわれたのよ。助かる~と思っていたのだけれど…
「さ、これで準備万端ですよ!」
…うん。お風呂入って、狭…くはないけど、脱衣所でクリームを塗られてパジャマを着るんだと思ったら出された物が薄い布のネグリジェで。流石にすけすけとか丈が短いという程の物ではないけども。でも私の感覚からしたら無理!
というか、なんだかんだでまだこの家で寝泊まりしたことすらないわよ!?とりあえず隙を見て日本に戻ろう…
メイドさん達は私にネグリジェを着せると帰っていったので、キルギスさんに見られないかとびくびくしながら、寝室へと行けば…いなかったから助かった。この隙にと日本に戻って、寝るのに苦しくない普段着に着替えて戻ったわよ。
そうしてベッドへ座って待つと、寝室のドアがノックされて、声をかけられた。どうぞと言えば、そっとドアを開けて入った来たキルギスさん。生成りのシャツとズボンで、この世界での寝間着なのだろうとわかる。
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「あはは…えっと、その、メイドさんが用意してくれた物がちょっと…普段着ない、というか…買わないやつだったので」
「うん。ドレスを着替える為とはいえ、メイドがついてきたからなんとなく予想はしていたんだが、やっぱりか」
そう言って、ベッドサイドに置かれていた水をコップに注いで渡してくれる。受け取って口にすれば、喉が渇いていたことに気づいていなかったみたいで、ごくごくと飲んでしまった。お代わりまでついでもらって、ようやくほっと息をついた。
「ユカ。その、嫌なら無理強いはしない」
うぐっ…嫌じゃないけど、なんだかんだで結婚式の準備とかでばたばたしていて、最近二人で出かける事もなかったし、キャンプもしてなかったから…緊張する。
でも、さすがに結婚がどういう物なのかは分かってるし、まさかの白い結婚のつもりでプロポーズされたとは思ってないわよ。
「大丈夫です。ただ、その、はずかしいですけど」
「それはしょうがない」
くすくすと笑うキルギスさんだけど…水が入ったグラスを指して、まだ飲むか?と聞かれる。一口だけ口にしてもういいと言えば、グラスを取られてベッドサイドに置かれる。
「怖かったら目を閉じていればいい。ひどい事はしないと誓うよ」
と、そう言われてキスされた。軽く確かめるようにキスされて…明かりが消えた。これも魔法でコントロールできるみたいだけど…そんな事を考えられたのも一瞬で、またキスされて、今度は舌が差し込まれて。
すぐに、何も考えられなくなった。
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