96 / 108
4章:偽装結婚を提案されました
96
しおりを挟む
なんだかんだでキルギスさんのアドバイスの上でキャンプ道具を購入した。
金網にブロック、薪ももちろん購入した。後は火ばさみに鍋、フライパン、コップや食器類も金属製の物二つずつと、結構な量を購入した。金額が不安になるけどそこはキルギスさん…というよりルシーさんが後で機関に徴収しに行くとの事。
まあ、そうよね…機関の人間であることはばっちり分かってるしね。そんなこんなでリュリュクスで活動する下準備が整ったけども…日本では有給消化が始まり会社に行かなくてよくなった。ちゃんと荷物整理とか、制服を返したりとか済んで、ほんっとーーーに仕事に行かなくてもよくなったけど、他にも色々とやらないといけないことがある訳で。
そう、友達への連絡よね。結婚する事とか、北海道に行くこととか。まあでも、松田さんの仕事の手伝いもそこまで忙しい訳じゃないから友達に会いにこっちにちょくちょく戻ってもいいとか。週に2,3日売上とか掛かった費用とかを算出する位らしいし、なんならまとめてやってもいいし、なんて言われてる。
レシートとか領収書とか、インベントリに入れてればきちんと整理されるし…どこかに忘れるなんてミスを犯さなければどこで仕事してもいいとか言われるし。
久しぶりにラインで連絡した、キャンプをし始めるきっかけとなった友達に近況を聞けば。彼氏とうまくいっているらしいけど、まだ結婚の話がでていないとか。
…この状態でお付き合い始めたとか全く連絡してなかったのに、結婚するとか切り出したら怒るかも…と、ひやひやしながら話せば…びっくりというスタンプが押されて、通話が来た。
『え、ちょっとどういう事!?』
「あ、うん、久しぶり。元気そうでよかった」
「あーうん、久しぶり…って、そうじゃなくて!いや、おめでたい事なんだけどね」
改めておめでとうと言ってから、なんで急に結婚っていう話になってるの、お付き合いはいつから!?と弾丸で問い詰められてます。
罪悪感がものすんごいんだけども…まだ私は決めかねてるけどキルギスさんの近くにいる事になるだろうし…日本では松田さんが旦那という事にはなるけど、作り上げた情報を織り交ぜて、人物像とかはキルギスさんで伝えてなんとか落ち着いたみたい。
『結婚式はどうするの?』
「住んでる所が全然違うから、どうしようかなって。だからまだ全然考えてなくて」
『そっか。親とか親戚まで呼ぶとなると結構な出費にもなるしね』
「そうなの。だから入籍だけになるかも。ごめん」
そう誤ると、いいよいいよ。と言ってくれて、北海道の写真とか彼の写真送ることを約束した。細かい事は北海道に行ってから決める事になってるから、また連絡すると言って、通話を切った。
同じように、学校を卒業してから時々連絡をしている友達にも結婚報告をすれば、同じように結婚式は?とか結婚祝いどうする?とか聞かれたけど、住所を教えていいか聞いてなかったから、またあとで連絡すると言ったけど…
「結婚ってそういうのあったんだよね…」
私の周りで結婚した、結婚式するっていう友達がいなかったのよ…職場でもあったけど、社員一同みたいな感じで集金されたから、こう、忘れてたと言うか。
うっかりしすぎでしょう、私。
金網にブロック、薪ももちろん購入した。後は火ばさみに鍋、フライパン、コップや食器類も金属製の物二つずつと、結構な量を購入した。金額が不安になるけどそこはキルギスさん…というよりルシーさんが後で機関に徴収しに行くとの事。
まあ、そうよね…機関の人間であることはばっちり分かってるしね。そんなこんなでリュリュクスで活動する下準備が整ったけども…日本では有給消化が始まり会社に行かなくてよくなった。ちゃんと荷物整理とか、制服を返したりとか済んで、ほんっとーーーに仕事に行かなくてもよくなったけど、他にも色々とやらないといけないことがある訳で。
そう、友達への連絡よね。結婚する事とか、北海道に行くこととか。まあでも、松田さんの仕事の手伝いもそこまで忙しい訳じゃないから友達に会いにこっちにちょくちょく戻ってもいいとか。週に2,3日売上とか掛かった費用とかを算出する位らしいし、なんならまとめてやってもいいし、なんて言われてる。
レシートとか領収書とか、インベントリに入れてればきちんと整理されるし…どこかに忘れるなんてミスを犯さなければどこで仕事してもいいとか言われるし。
久しぶりにラインで連絡した、キャンプをし始めるきっかけとなった友達に近況を聞けば。彼氏とうまくいっているらしいけど、まだ結婚の話がでていないとか。
…この状態でお付き合い始めたとか全く連絡してなかったのに、結婚するとか切り出したら怒るかも…と、ひやひやしながら話せば…びっくりというスタンプが押されて、通話が来た。
『え、ちょっとどういう事!?』
「あ、うん、久しぶり。元気そうでよかった」
「あーうん、久しぶり…って、そうじゃなくて!いや、おめでたい事なんだけどね」
改めておめでとうと言ってから、なんで急に結婚っていう話になってるの、お付き合いはいつから!?と弾丸で問い詰められてます。
罪悪感がものすんごいんだけども…まだ私は決めかねてるけどキルギスさんの近くにいる事になるだろうし…日本では松田さんが旦那という事にはなるけど、作り上げた情報を織り交ぜて、人物像とかはキルギスさんで伝えてなんとか落ち着いたみたい。
『結婚式はどうするの?』
「住んでる所が全然違うから、どうしようかなって。だからまだ全然考えてなくて」
『そっか。親とか親戚まで呼ぶとなると結構な出費にもなるしね』
「そうなの。だから入籍だけになるかも。ごめん」
そう誤ると、いいよいいよ。と言ってくれて、北海道の写真とか彼の写真送ることを約束した。細かい事は北海道に行ってから決める事になってるから、また連絡すると言って、通話を切った。
同じように、学校を卒業してから時々連絡をしている友達にも結婚報告をすれば、同じように結婚式は?とか結婚祝いどうする?とか聞かれたけど、住所を教えていいか聞いてなかったから、またあとで連絡すると言ったけど…
「結婚ってそういうのあったんだよね…」
私の周りで結婚した、結婚式するっていう友達がいなかったのよ…職場でもあったけど、社員一同みたいな感じで集金されたから、こう、忘れてたと言うか。
うっかりしすぎでしょう、私。
8
お気に入りに追加
229
あなたにおすすめの小説
【完結】胃袋を掴んだら溺愛されました
成実
恋愛
前世の記憶を思い出し、お菓子が食べたいと自分のために作っていた伯爵令嬢。
天候の関係で国に、収める税を領地民のために肩代わりした伯爵家、そうしたら、弟の学費がなくなりました。
学費を稼ぐためにお菓子の販売始めた私に、私が作ったお菓子が大好き過ぎてお菓子に恋した公爵令息が、作ったのが私とバレては溺愛されました。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
告白さえできずに失恋したので、酒場でやけ酒しています。目が覚めたら、なぜか夜会の前夜に戻っていました。
石河 翠
恋愛
ほんのり想いを寄せていたイケメン文官に、告白する間もなく失恋した主人公。その夜、彼女は親友の魔導士にくだを巻きながら、酒場でやけ酒をしていた。見事に酔いつぶれる彼女。
いつもならば二日酔いとともに目が覚めるはずが、不思議なほど爽やかな気持ちで起き上がる。なんと彼女は、失恋する前の日の晩に戻ってきていたのだ。
前回の失敗をすべて回避すれば、好きなひとと付き合うこともできるはず。そう考えて動き始める彼女だったが……。
ちょっとがさつだけれどまっすぐで優しいヒロインと、そんな彼女のことを一途に思っていた魔導士の恋物語。ハッピーエンドです。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタにも投稿しております。
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
嫌われ黒領主の旦那様~侯爵家の三男に一途に愛されていました~
めもぐあい
恋愛
イスティリア王国では忌み嫌われる黒髪黒目を持ったクローディアは、ハイド伯爵領の領主だった父が亡くなってから叔父一家に虐げられ生きてきた。
成人間近のある日、突然叔父夫妻が逮捕されたことで、なんとかハイド伯爵となったクローディア。
だが、今度は家令が横領していたことを知る。証拠を押さえ追及すると、逆上した家令はクローディアに襲いかかった。
そこに、天使の様な美しい男が現れ、クローディアは助けられる。
ユージーンと名乗った男は、そのまま伯爵家で雇ってほしいと願い出るが――
義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます
富士とまと
恋愛
25歳で行き遅れとして実家の伯爵家を追い出されるように、父親より3つ年上の辺境伯に後妻として嫁がされました。
5歳の義息子と3歳の義娘の面倒を見て12年が過ぎ、二人の子供も成人して義母としての役割も終わったときに、亡き夫の形見として「若返りの薬」を渡されました。
15歳からの人生やり直し?義娘と同級生として王立学園へ通うことに。
初めての学校、はじめての社交界、はじめての……。
よし、学園で義娘と義息子のよきパートナー探しのお手伝いをしますよ!お義母様に任せてください!
騎士団寮のシングルマザー
古森きり
恋愛
夫と離婚し、実家へ帰る駅への道。
突然突っ込んできた車に死を覚悟した歩美。
しかし、目を覚ますとそこは森の中。
異世界に聖女として召喚された幼い娘、真美の為に、歩美の奮闘が今、始まる!
……と、意気込んだものの全く家事が出来ない歩美の明日はどっちだ!?
※ノベルアップ+様(読み直し改稿ナッシング先行公開)にも掲載しましたが、カクヨムさん(は改稿・完結済みです)、小説家になろうさん、アルファポリスさんは改稿したものを掲載しています。
※割と鬱展開多いのでご注意ください。作者はあんまり鬱展開だと思ってませんけども。
できれば穏便に修道院生活へ移行したいのです
新条 カイ
恋愛
ここは魔法…魔術がある世界。魔力持ちが優位な世界。そんな世界に日本から転生した私だったけれど…魔力持ちではなかった。
それでも、貴族の次女として生まれたから、なんとかなると思っていたのに…逆に、悲惨な将来になる可能性があるですって!?貴族の妾!?嫌よそんなもの。それなら、女の幸せより、悠々自適…かはわからないけれど、修道院での生活がいいに決まってる、はず?
将来の夢は修道院での生活!と、息巻いていたのに、あれ。なんで婚約を申し込まれてるの!?え、第二王子様の護衛騎士様!?接点どこ!?
婚約から逃れたい元日本人、現貴族のお嬢様の、逃れられない恋模様をお送りします。
■■両翼の守り人のヒロイン側の話です。乳母兄弟のあいつが暴走してとんでもない方向にいくので、ストッパーとしてヒロイン側をちょいちょい設定やら会話文書いてたら、なんかこれもUPできそう。と…いう事で、UPしました。よろしくお願いします。(ストッパーになれればいいなぁ…)
■■
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる