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4章:偽装結婚を提案されました
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という事で、北海道の松田さんが生活…というか、拠点の旧旅館兼住居へどうせなら引っ越してしまおうかという話になった訳だけど。
「荷造りどうします?」
「うーん、まあここは男らしい事を言えば、身一つで来てもいい様に整えておくよってやつだよね。実情はインベントリ使ってもらう事になるけど」
「やっぱりそうなりますか。でも、粗大ごみとか出さないと変に思われませんかね」
「その辺りは…なんだかんだ言って、近所づきあいもしてないし…連絡とるような人いる?」
「いえ、いませんね。向こうでの生活になると思ってましたし特にかかわらない様にしてました」
うん、どうなるかわからなかったけど、結構初期の頃に、海外移住がどうとかいう話もされましたからね。連絡取りたい人は、友達何人かと両親位だし。
「昔からの友達に連絡はしてますけど…そうだ、入籍とか結婚式とかそういうのはどうします?」
「入籍だけだねぇ。んー何か結婚式しないとダメとかある?いくら偽装でも誓いのキスとか無理~」
「それは私もです。しないとダメっていう事はないとはおもいますけど…どうなんでしょう」
最近では入籍だけで済ますのも増えてるっていうし、問題なさそうなんだけど。とりあえずは何か言って来る場合にまた考えようと言う事になった。
で、引っ越しとご両親の挨拶…は、まずは旧旅館の実情を確認して整えてからという事に。その時に、家具については松田さんが商売にしてる商品を見せて貰って、その中から選んだ。
うん、ネットショップの画面見させてもらったけど…目ん玉飛び出る価格でした。
「工場とかで大量生産じゃないし、なんなら木材が日本産だからねぇ。だからって金額に見合わない雑な仕事してないから、概ねいい反応貰ってるよ」
との事。確かにぱっと見で綺麗な模様が彫られているし、色を付けて目立たせたりととても綺麗。それだけじゃなく、釘を使わずに作っているとかで技術としてもいいものっぽいんだけど、今まで量産品ばっかり使ってたから、分からない…!
「こういうのは実際使ってみたり、見てみないと分からないものだから気にしなくていいよ~サイズとか用途とかで考えてくれていいから。あと値段は…ほら、まあ…どうせ売れるなら高額収入の方がいいし?向こうでの生活を邪魔されたくなかったからさ~だから最初から高額でも売れる物で考えてたんだよね」
「たくわえは多少ありますけど、私も何か収入源考えないといけないんですよね…」
「あーじゃあ、経理とか?そっち方面で務めてたんじゃなかったっけ」
と、言われてうーん、と考える。
「がっつり経理じゃなかったんですけどね。まあ、似たようなものですけど…もしかしてそっち勉強した方がいいですかね」
「その辺りも相談だね。なんだかんだで自営業だから、それが家族経営に変化する位かな。ちょっとその辺りも専門家に聞いておくよ」
専門家…一応、友達にそういう人がいるとかで、松田さんは顧客の一人なんだとか。その人に丸投げしていたとの事だけど…え、それ逆に仕事奪っちゃわない?大丈夫?と聞いたら、日々の収支報告だけでもやってくれないかと言われているけどめんどくさいのが実情と暴露した。
おい、いいのかそれで。
「荷造りどうします?」
「うーん、まあここは男らしい事を言えば、身一つで来てもいい様に整えておくよってやつだよね。実情はインベントリ使ってもらう事になるけど」
「やっぱりそうなりますか。でも、粗大ごみとか出さないと変に思われませんかね」
「その辺りは…なんだかんだ言って、近所づきあいもしてないし…連絡とるような人いる?」
「いえ、いませんね。向こうでの生活になると思ってましたし特にかかわらない様にしてました」
うん、どうなるかわからなかったけど、結構初期の頃に、海外移住がどうとかいう話もされましたからね。連絡取りたい人は、友達何人かと両親位だし。
「昔からの友達に連絡はしてますけど…そうだ、入籍とか結婚式とかそういうのはどうします?」
「入籍だけだねぇ。んー何か結婚式しないとダメとかある?いくら偽装でも誓いのキスとか無理~」
「それは私もです。しないとダメっていう事はないとはおもいますけど…どうなんでしょう」
最近では入籍だけで済ますのも増えてるっていうし、問題なさそうなんだけど。とりあえずは何か言って来る場合にまた考えようと言う事になった。
で、引っ越しとご両親の挨拶…は、まずは旧旅館の実情を確認して整えてからという事に。その時に、家具については松田さんが商売にしてる商品を見せて貰って、その中から選んだ。
うん、ネットショップの画面見させてもらったけど…目ん玉飛び出る価格でした。
「工場とかで大量生産じゃないし、なんなら木材が日本産だからねぇ。だからって金額に見合わない雑な仕事してないから、概ねいい反応貰ってるよ」
との事。確かにぱっと見で綺麗な模様が彫られているし、色を付けて目立たせたりととても綺麗。それだけじゃなく、釘を使わずに作っているとかで技術としてもいいものっぽいんだけど、今まで量産品ばっかり使ってたから、分からない…!
「こういうのは実際使ってみたり、見てみないと分からないものだから気にしなくていいよ~サイズとか用途とかで考えてくれていいから。あと値段は…ほら、まあ…どうせ売れるなら高額収入の方がいいし?向こうでの生活を邪魔されたくなかったからさ~だから最初から高額でも売れる物で考えてたんだよね」
「たくわえは多少ありますけど、私も何か収入源考えないといけないんですよね…」
「あーじゃあ、経理とか?そっち方面で務めてたんじゃなかったっけ」
と、言われてうーん、と考える。
「がっつり経理じゃなかったんですけどね。まあ、似たようなものですけど…もしかしてそっち勉強した方がいいですかね」
「その辺りも相談だね。なんだかんだで自営業だから、それが家族経営に変化する位かな。ちょっとその辺りも専門家に聞いておくよ」
専門家…一応、友達にそういう人がいるとかで、松田さんは顧客の一人なんだとか。その人に丸投げしていたとの事だけど…え、それ逆に仕事奪っちゃわない?大丈夫?と聞いたら、日々の収支報告だけでもやってくれないかと言われているけどめんどくさいのが実情と暴露した。
おい、いいのかそれで。
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