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4章:偽装結婚を提案されました
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結界の中から攻撃魔法を打つとか、本当に松田さんはやりたい放題なのはわかった。私もきっと同じような事出来るだろうけど…したくない。
「その、野草収集でも実績を積んでいけばランクは上がるから心配しないでいい。松田が言う様に、鑑定が出来るようになれば、たくさん集める事も楽になるだろうし」
「そう、ですね。因みに野草や薬草の本はあるのでしょうか」
「あるぞ。あとは…松田に言えば現物も持ってる可能性があるな」
「ああ…そう言えば集めてるって言ってましたね」
という事で、機関に戻り次第本を見せて貰えるように約束した。写真とかイラストとかあるといいんだけど。
「私は一応機関の仕事の一環で松田についていたんだが、ランクは上げていないんだが…まあ、この領地だとな…」
そう言って困った様に笑う。そうよね、他所から来た人なら別だけど、どうしても地元の人が多いだろうからバレるわよね。贔屓目で見る人もいるし、下手に融通されることもありそう。
「だから、受注する時も報告も松田一人でさせていた。男だし、もし何か言われたり喧嘩売られたりしたらすぐ転移で逃げろと言ってな。だが、ユカは私が傍にいよう。ランクは二人だと上がりにくくなるし、私のサポートのおかげでうまく行ってるのだと言われる可能性はあるが…そこは割り切って欲しい」
「はい。わかりました」
あれよね、上司がいるから商談上手くいったと思われるとか、そういう事よね。でも、安全策で行きたいのでお任せする事にしよう。あの松田さんなら絡まれても軽く受け流せそうだし、逆におちょくって火に油注ぎそうとも思うけど。
この後も、ハンターギルドでのランクの上り幅がいい依頼はやはり害獣を狩る事であるとか、街中で清掃や家の手伝いの仕事などもあるが報酬は低い事なども教えてもらった。重要度とか脅威度で変化があるのね。
あと、二人…というかパーティーで依頼を受ける時は各自のランクの上がり方が頭割りされるのか上がりにくいという事だった。パーティーならパーティーでのランクというのもあるそうだし。言われてみればそうか。人数いればそれだけ採集も時間掛らないだろうし、害獣退治も危険度下がるものね。
ただ、パーティー推奨の物なら別らしい。危険度が高い魔物とかがそれにあたるそうで。
「細かい評価制度があるっていう事ですね。わかりやすくていいですけど」
「評価制度…そうだな、そのようなものだ。依頼書に大体の評価数値も書いてあるしな。まあ、納品した物の状態で左右されるから難しいんだが目安にはなる」
聞いてると結構ちゃんとしてることが分かって安心した。でも、納品した物の状態っていうと…確認した人の査定によっては、っていうのはある…かも?ちょっと松田さんに聞いてみよう。
食事をしながら色々ギルドの事を聞いて、機関に戻るなり野草や薬草などの本を見てみるけど…イラストがあればまだマシで、文字だけの説明だけの物もあった。え、これでどうやって判断しろと?ってなる。ただでさえ似たような形の物もあるのに…色が黄色っぽい緑とか、何とかという野草より緑が濃いとかそんなので判断できるか!
あれ。もしかして…その野草とか薬草をインベントリに入れて日本で写真とって本にしたらいいのでは?と思いついた。
「その、野草収集でも実績を積んでいけばランクは上がるから心配しないでいい。松田が言う様に、鑑定が出来るようになれば、たくさん集める事も楽になるだろうし」
「そう、ですね。因みに野草や薬草の本はあるのでしょうか」
「あるぞ。あとは…松田に言えば現物も持ってる可能性があるな」
「ああ…そう言えば集めてるって言ってましたね」
という事で、機関に戻り次第本を見せて貰えるように約束した。写真とかイラストとかあるといいんだけど。
「私は一応機関の仕事の一環で松田についていたんだが、ランクは上げていないんだが…まあ、この領地だとな…」
そう言って困った様に笑う。そうよね、他所から来た人なら別だけど、どうしても地元の人が多いだろうからバレるわよね。贔屓目で見る人もいるし、下手に融通されることもありそう。
「だから、受注する時も報告も松田一人でさせていた。男だし、もし何か言われたり喧嘩売られたりしたらすぐ転移で逃げろと言ってな。だが、ユカは私が傍にいよう。ランクは二人だと上がりにくくなるし、私のサポートのおかげでうまく行ってるのだと言われる可能性はあるが…そこは割り切って欲しい」
「はい。わかりました」
あれよね、上司がいるから商談上手くいったと思われるとか、そういう事よね。でも、安全策で行きたいのでお任せする事にしよう。あの松田さんなら絡まれても軽く受け流せそうだし、逆におちょくって火に油注ぎそうとも思うけど。
この後も、ハンターギルドでのランクの上り幅がいい依頼はやはり害獣を狩る事であるとか、街中で清掃や家の手伝いの仕事などもあるが報酬は低い事なども教えてもらった。重要度とか脅威度で変化があるのね。
あと、二人…というかパーティーで依頼を受ける時は各自のランクの上がり方が頭割りされるのか上がりにくいという事だった。パーティーならパーティーでのランクというのもあるそうだし。言われてみればそうか。人数いればそれだけ採集も時間掛らないだろうし、害獣退治も危険度下がるものね。
ただ、パーティー推奨の物なら別らしい。危険度が高い魔物とかがそれにあたるそうで。
「細かい評価制度があるっていう事ですね。わかりやすくていいですけど」
「評価制度…そうだな、そのようなものだ。依頼書に大体の評価数値も書いてあるしな。まあ、納品した物の状態で左右されるから難しいんだが目安にはなる」
聞いてると結構ちゃんとしてることが分かって安心した。でも、納品した物の状態っていうと…確認した人の査定によっては、っていうのはある…かも?ちょっと松田さんに聞いてみよう。
食事をしながら色々ギルドの事を聞いて、機関に戻るなり野草や薬草などの本を見てみるけど…イラストがあればまだマシで、文字だけの説明だけの物もあった。え、これでどうやって判断しろと?ってなる。ただでさえ似たような形の物もあるのに…色が黄色っぽい緑とか、何とかという野草より緑が濃いとかそんなので判断できるか!
あれ。もしかして…その野草とか薬草をインベントリに入れて日本で写真とって本にしたらいいのでは?と思いついた。
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