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4章:偽装結婚を提案されました
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という事で…なんだかんだで月日が経ち、松田さんが借りた家へと引っ越しを済ませて…魔法講座です。
「前にも言ったけど、本当にあっちの魔法は発動させるのなんでもありなんだよね。思った事すら発動しちゃいそうなくらい」
「大丈夫なんですかそれ…」
「だからほら、大爆発して首都消滅しちゃった訳で」
確かにそんな事言ってたような?
「精霊がいて、その精霊にお願いすればその事象ができるっていう認識があれば発動するんだよね。だから呪文を唱えれば火が出るとか、ほんとそういう簡単なものなんだよ。だから困るっていうかなんていうか」
「困るんですか?」
「今の所そういう人いないけど…日本人の中二病に侵された人なんか来たらもう危険だよ。本でイメージ力と魔力さえあればなんでもいけるっていうやつも結構あるからね。そんなやつが来たら、魔法使い放題だろうし…やっちゃいけない事とかなんていうの、道徳とか…あとは理性がしっかりしてて考える頭があればいいけど…異世界転移イコールチートを持ってて当たり前とかいうやつだともうね…」
あー…まあ、それを言ってる松田さんもチートですよねと思わなくもない。
「俺はほら、試してやってみたらやばかったから、自重したよ。キルギスさんにも注意されたし…何がどこまでできるのか、結界を張ったうえで試行錯誤した結果、今の俺になります…」
「それでも結構やりたい放題感がありますけど」
「結界とかしか見せてないじゃん?攻撃魔法とかまだ見てないよね?星落とす魔法とか見てみる?」
「結構です」
すごさを見せたいのかなんなのか…星落とす魔法とか見れてもなぁ。と思ってきっぱり答えれば、しょぼくれてるけども。
「ああ、流星群とかなら見たいかもです」
「あー…それはそれでちょっと調整難しいしなんならキルギスさんにやって貰って一緒にみればいいんじゃないかな」
…呼吸どうした。ノンブレス早口で言い切るとかなんなんだろう。
「そんな事より、向こうに転移する時の座標の味方教えてください」
「あーそうだね、重要だねそれ。うーんと…そしたら少し待ってくれる?」
そう言って、松田さんは自室からパソコンを持ってきた。ノートパソコンだけど、結構画面が大きいものらしくて持ち運びが意外と大変だとこぼしてたやつだ。
とはいえ、インベントリに入れられるらしいけど。
そうしてパソコンを起動して、何かアプリを起動してる。
「えっと、これはゲーム画面なんだけどね。ここ、右上にある丸で囲んでて升目があるやつ。これがマップで…大きくするとこんなかんじ。で、ここにxとyってあって、数字が…こう、キャラを動かすと変わるでしょ?これがそのままあっちの世界でも通用するらしくてね。向こうでこの画面をイメージして、マップ表示とでも願えばきっと同じような物が出てくるはず」
「それは分かりましたけど…でも、じゃあこの数値を毎回調べないといけないってことですよね」
「うん。でも、こっちの…大きいマップだと、カーソルを動かすと指してる所の座標が表示されるから。これで調べて覚えておいて飛ぶこともできるよ。あと、一応壁とか人とかいると、ちゃんとずれた座標に出されるから安心して」
あ、そういう機能はちゃんとついてるのか。よかった。壁にハマったらどうなるんだろうとは思ってたのよね。一度日本に戻ればいいだろうけど…その、融合しちゃわないか、とかね。
「一応機関の部屋の座標は教えたからいいとして…あと他にもいくつか覚えておくと便利だとは思うんだけど…どうしようか。教えておく?」
「そう、ですね。ちなみにどこで考えてますか?」
「キルギスさんのご両親の領主館と、あとはうち、っていうかルシーちゃん家の道具屋かな?出ても問題ないポイントがあるから教えておくね」
という事で、そのポイントを教えてもらったのだけれど。
「なんならキルギスさんにも高梨さんに渡したソレと同じ物持ってもらえば、キルギスさんの隣に飛べるんだけどね」
と、言われて…そういえばこのお守り、ストーカーし放題じゃないか。と愕然としたりしたのは…今更だろうか。
「前にも言ったけど、本当にあっちの魔法は発動させるのなんでもありなんだよね。思った事すら発動しちゃいそうなくらい」
「大丈夫なんですかそれ…」
「だからほら、大爆発して首都消滅しちゃった訳で」
確かにそんな事言ってたような?
「精霊がいて、その精霊にお願いすればその事象ができるっていう認識があれば発動するんだよね。だから呪文を唱えれば火が出るとか、ほんとそういう簡単なものなんだよ。だから困るっていうかなんていうか」
「困るんですか?」
「今の所そういう人いないけど…日本人の中二病に侵された人なんか来たらもう危険だよ。本でイメージ力と魔力さえあればなんでもいけるっていうやつも結構あるからね。そんなやつが来たら、魔法使い放題だろうし…やっちゃいけない事とかなんていうの、道徳とか…あとは理性がしっかりしてて考える頭があればいいけど…異世界転移イコールチートを持ってて当たり前とかいうやつだともうね…」
あー…まあ、それを言ってる松田さんもチートですよねと思わなくもない。
「俺はほら、試してやってみたらやばかったから、自重したよ。キルギスさんにも注意されたし…何がどこまでできるのか、結界を張ったうえで試行錯誤した結果、今の俺になります…」
「それでも結構やりたい放題感がありますけど」
「結界とかしか見せてないじゃん?攻撃魔法とかまだ見てないよね?星落とす魔法とか見てみる?」
「結構です」
すごさを見せたいのかなんなのか…星落とす魔法とか見れてもなぁ。と思ってきっぱり答えれば、しょぼくれてるけども。
「ああ、流星群とかなら見たいかもです」
「あー…それはそれでちょっと調整難しいしなんならキルギスさんにやって貰って一緒にみればいいんじゃないかな」
…呼吸どうした。ノンブレス早口で言い切るとかなんなんだろう。
「そんな事より、向こうに転移する時の座標の味方教えてください」
「あーそうだね、重要だねそれ。うーんと…そしたら少し待ってくれる?」
そう言って、松田さんは自室からパソコンを持ってきた。ノートパソコンだけど、結構画面が大きいものらしくて持ち運びが意外と大変だとこぼしてたやつだ。
とはいえ、インベントリに入れられるらしいけど。
そうしてパソコンを起動して、何かアプリを起動してる。
「えっと、これはゲーム画面なんだけどね。ここ、右上にある丸で囲んでて升目があるやつ。これがマップで…大きくするとこんなかんじ。で、ここにxとyってあって、数字が…こう、キャラを動かすと変わるでしょ?これがそのままあっちの世界でも通用するらしくてね。向こうでこの画面をイメージして、マップ表示とでも願えばきっと同じような物が出てくるはず」
「それは分かりましたけど…でも、じゃあこの数値を毎回調べないといけないってことですよね」
「うん。でも、こっちの…大きいマップだと、カーソルを動かすと指してる所の座標が表示されるから。これで調べて覚えておいて飛ぶこともできるよ。あと、一応壁とか人とかいると、ちゃんとずれた座標に出されるから安心して」
あ、そういう機能はちゃんとついてるのか。よかった。壁にハマったらどうなるんだろうとは思ってたのよね。一度日本に戻ればいいだろうけど…その、融合しちゃわないか、とかね。
「一応機関の部屋の座標は教えたからいいとして…あと他にもいくつか覚えておくと便利だとは思うんだけど…どうしようか。教えておく?」
「そう、ですね。ちなみにどこで考えてますか?」
「キルギスさんのご両親の領主館と、あとはうち、っていうかルシーちゃん家の道具屋かな?出ても問題ないポイントがあるから教えておくね」
という事で、そのポイントを教えてもらったのだけれど。
「なんならキルギスさんにも高梨さんに渡したソレと同じ物持ってもらえば、キルギスさんの隣に飛べるんだけどね」
と、言われて…そういえばこのお守り、ストーカーし放題じゃないか。と愕然としたりしたのは…今更だろうか。
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