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3章:異世界と日本との二重生活の始まり
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支払方法の実践は問題なくできた。金種とか金額さえ覚えてしまえばなんとでもなるしね。問題があるとすれば、ぼったくりにあわないかどうか…これは相場をしっかり覚える必要があるから、しばらくは誰かと買い物に行ったりした方がいいとは言われたわね。
誰かといわれても、知り合いが限られてる現状だけど。
お茶をしながら、今後も実践を行いつつ世界に慣れていくらしいけど、次回どうするか、という話になった。
「その、この世界のアクセサリーや服等も買いに行くか?この間両親に強引に決められていたが、自分の好きな服を選びたいものだろ?」
「それは、」
「まあ、いいですね。次回はそうしましょう!」
そこまで必要性を感じなかったので断ろうとしたら、スーザンさんにそう決められてしまった。なんだかものすんごくきらきらした目をしてるんだけど、なんだろう。何か企んでない??
「お店のチョイスは私が…いえ、ルシーさんにもお願いします。なので、お二人でお買い物デートしてきてください」
「!!」
ちょっと、デートって言った…!スーザンさん!!!
「…それもいいな。買わなくてもいいし見てるだけでも楽しいだろう?気に入った物があれば買えばいい」
「え、あ…はい。そうします」
キルギスさんは特にデートという言葉に反応するでもなく、しれっとそう言って来る。気にしてるの私だけですか!?
「ただ、相場を知って欲しいから、値段は伝えるが…支払いは気にしなくていい。私が持つ」
「…ありがとうございます」
うん、未だにこの世界での給与的なものはないのよね。これもなんか気になるから、ちょっとは収入元考えなきゃなぁ。いくら機関がそういうサポートをしてくれるとはいえ、ずっとという訳ではないだろうし。
と、そのあたりも相談してみることにした。
「あの、もしこの世界で金銭を頂く…働くとしたら、どういう仕事がおすすめですか?」
「そうだね、教会で調べたスキルでランクが高い物を選ぶといい。世界は違うが、応用が利くらしいからな」
「スキル、ですか…えっと、ここで言っても大丈夫ですか?」
「スキル名ではなく、こういう事に強い、という様な感じで濁してもらえれば」
ふむ。魔法が得意とか、計算が得意とかなら問題なさそうかな。おすすめ職業もあるけど…確か秘書っぽいのがあったけど、これを言ったらキルギスさんのご両親のお仕事を手伝う事になりそうだからやめておこう。
「魔法と計算が得意なのと…あと、おすすめ職業で商人もあったんですが…これはマジックバックを持ってるからですかね」
「商人か。そうだね、その理由からというのもありそうだが…相場なんかを覚えれば計算が得意という事だし…どうだろう、スーザン」
「女性なので仕入れであちこちやり取りする時や移動する事を考えるとちょっと。護衛をつけるにしても、こっちの世界の人間だと馬車で一緒に移動するしかないですし…」
ああ、そうか。身の安全を考えないといけないのか。ルシーさんも馬車で移動して買い付けしてた時に襲われたんだっけ?一歩外に出たらすぐ危険という訳じゃないだろうけど、日本人特有の油断はどうしても抜けないだろうし。
後はまあ、私のスキルで日本の物を持ち込んで販売するのもいいんだろうけど…能力バレない様にしないとだしなぁ。うーん。どうしよう。
誰かといわれても、知り合いが限られてる現状だけど。
お茶をしながら、今後も実践を行いつつ世界に慣れていくらしいけど、次回どうするか、という話になった。
「その、この世界のアクセサリーや服等も買いに行くか?この間両親に強引に決められていたが、自分の好きな服を選びたいものだろ?」
「それは、」
「まあ、いいですね。次回はそうしましょう!」
そこまで必要性を感じなかったので断ろうとしたら、スーザンさんにそう決められてしまった。なんだかものすんごくきらきらした目をしてるんだけど、なんだろう。何か企んでない??
「お店のチョイスは私が…いえ、ルシーさんにもお願いします。なので、お二人でお買い物デートしてきてください」
「!!」
ちょっと、デートって言った…!スーザンさん!!!
「…それもいいな。買わなくてもいいし見てるだけでも楽しいだろう?気に入った物があれば買えばいい」
「え、あ…はい。そうします」
キルギスさんは特にデートという言葉に反応するでもなく、しれっとそう言って来る。気にしてるの私だけですか!?
「ただ、相場を知って欲しいから、値段は伝えるが…支払いは気にしなくていい。私が持つ」
「…ありがとうございます」
うん、未だにこの世界での給与的なものはないのよね。これもなんか気になるから、ちょっとは収入元考えなきゃなぁ。いくら機関がそういうサポートをしてくれるとはいえ、ずっとという訳ではないだろうし。
と、そのあたりも相談してみることにした。
「あの、もしこの世界で金銭を頂く…働くとしたら、どういう仕事がおすすめですか?」
「そうだね、教会で調べたスキルでランクが高い物を選ぶといい。世界は違うが、応用が利くらしいからな」
「スキル、ですか…えっと、ここで言っても大丈夫ですか?」
「スキル名ではなく、こういう事に強い、という様な感じで濁してもらえれば」
ふむ。魔法が得意とか、計算が得意とかなら問題なさそうかな。おすすめ職業もあるけど…確か秘書っぽいのがあったけど、これを言ったらキルギスさんのご両親のお仕事を手伝う事になりそうだからやめておこう。
「魔法と計算が得意なのと…あと、おすすめ職業で商人もあったんですが…これはマジックバックを持ってるからですかね」
「商人か。そうだね、その理由からというのもありそうだが…相場なんかを覚えれば計算が得意という事だし…どうだろう、スーザン」
「女性なので仕入れであちこちやり取りする時や移動する事を考えるとちょっと。護衛をつけるにしても、こっちの世界の人間だと馬車で一緒に移動するしかないですし…」
ああ、そうか。身の安全を考えないといけないのか。ルシーさんも馬車で移動して買い付けしてた時に襲われたんだっけ?一歩外に出たらすぐ危険という訳じゃないだろうけど、日本人特有の油断はどうしても抜けないだろうし。
後はまあ、私のスキルで日本の物を持ち込んで販売するのもいいんだろうけど…能力バレない様にしないとだしなぁ。うーん。どうしよう。
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