キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。

新条 カイ

文字の大きさ
上 下
65 / 108
3章:異世界と日本との二重生活の始まり

65

しおりを挟む
「ユカ、好きなんだ。女性として」

 いきなりの事で頭真っ白に。え、好きって言った!?女性として!?頭の中で言葉を反芻して、意味を理解して、かあっと顔が熱くなる。

「あ、えっと」
「その、答えをせかす訳じゃない。気持ちだけ伝えておこうと思ってな。松田がこのままだと進むものも進まないというから」

 ちょっと松田さん~~~~~!!!確かに気持ちがわからなくてもやもやしてましたけどね!でもそんな事一言も言ってませんがなんで余計な気を回して来るのよ!

「ああ…もしかして向こうで…好きな相手がいるなら、その…」
「いえ、いません!」
「そうか。それなら少し考えておいてくれるとうれしい」

 だからその笑顔がさ…!というか私も好きだと言ってしまえばよかったのに~~~あ~~~ばかぁ!考えておいてなんて言われたら後から言いにくくなるやつ…



 もう、どう言って日本に帰って来たのか、頭真っ白で覚えてませんよ。戻ってきてからも右往左往して、松田さんに怒りのラインをしてしまったわよ…!!!
 翌朝、大笑いのスタンプだけ来てて、このやろう…と、怒り再熱したわよ。

『いやーちゃんと告白されたんだねぇ。まあ、順番ごっちゃだけど』
「笑い事じゃありませんよ」

 夕方通話通知が来たので出れば、笑いながらおめでとうとか言われて、これである。

『あっちでは貴族でお家同士の政略的な物だと書類があったりするけど、一般的にはお付き合いの時に特に何かを贈ったりはしないんだけどね。世界が違うから誰の彼女だからとか誰それと付き合ってるからとか使えないし、やっぱり指輪あると虫よけになるしさぁ。最近キルギスさん、心配が変な男に引っかかったりしないかってそっち方面に向かってったからさぁ。だから日本ではこうしてるって教えてあげたんだけど、行動が速すぎて笑える~』
「…そんな話もしてたんですか」
『そうだよ。ただまあ、俺が言うのも、ねぇ?』

 めちゃくちゃ初期の段階からおすすめとか色々言ってきてましたよね、松田さん。それを突っ込めばそれはそれ。という返しが来たけども。

『返事しにくいなら向こうの花言葉を使って返事でもいいと思うよ~スーザンさんなら相談できるし、なんならルシーちゃんに聞いてもいいけど』
「それ、松田さんに伝えたらそのままキルギスさんまで行きそうなんですが」
『さすがにそれはしないよ~あ、じゃあスーザンさんに花ことばも乗ってる辞典借りればいいんじゃないかな』
「どっちにしろ伝わりそうなんですが」
『今はまだ人間関係狭いからねぇ』

 そう、まだまだ独り立ちできる状態じゃないからね。機関の中で出会う人位だもんね。とはいえ、それも挨拶だけだったりする。機関の人もいろんな人がいるから、教育方針が違ったりするらしく、基本横から口は出さないのだとか。なので必然的に挨拶のみで会話という会話をしないのよ。
 友好関係狭くてさみしいけど仕方ない。安全には変えられないもの。
しおりを挟む
新作はじめました。過去作の主人公の男二人がなんかいちゃいちゃするやつです。片方女として転生してますけども。↓↓↓
TS転生∞:何度も生まれ変わり、能力を求められるのは

あなたにおすすめの小説

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜

恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。 右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。 そんな乙女ゲームのようなお話。

【完結】ペンギンの着ぐるみ姿で召喚されたら、可愛いもの好きな氷の王子様に溺愛されてます。

櫻野くるみ
恋愛
笠原由美は、総務部で働くごく普通の会社員だった。 ある日、会社のゆるキャラ、ペンギンのペンタンの着ぐるみが納品され、たまたま小柄な由美が試着したタイミングで棚が倒れ、下敷きになってしまう。 気付けば豪華な広間。 着飾る人々の中、ペンタンの着ぐるみ姿の由美。 どうやら、ペンギンの着ぐるみを着たまま、異世界に召喚されてしまったらしい。 え?この状況って、シュール過ぎない? 戸惑う由美だが、更に自分が王子の結婚相手として召喚されたことを知る。 現れた王子はイケメンだったが、冷たい雰囲気で、氷の王子様と呼ばれているらしい。 そんな怖そうな人の相手なんて無理!と思う由美だったが、王子はペンタンを着ている由美を見るなりメロメロになり!? 実は可愛いものに目がない王子様に溺愛されてしまうお話です。 完結しました。

【完結】胃袋を掴んだら溺愛されました

成実
恋愛
前世の記憶を思い出し、お菓子が食べたいと自分のために作っていた伯爵令嬢。  天候の関係で国に、収める税を領地民のために肩代わりした伯爵家、そうしたら、弟の学費がなくなりました。  学費を稼ぐためにお菓子の販売始めた私に、私が作ったお菓子が大好き過ぎてお菓子に恋した公爵令息が、作ったのが私とバレては溺愛されました。

【完結】人生2回目の少女は、年上騎士団長から逃げられない

櫻野くるみ
恋愛
伯爵家の長女、エミリアは前世の記憶を持つ転生者だった。  手のかからない赤ちゃんとして可愛がられたが、前世の記憶を活かし類稀なる才能を見せ、まわりを驚かせていた。 大人びた子供だと思われていた5歳の時、18歳の騎士ダニエルと出会う。 成り行きで、父の死を悔やんでいる彼を慰めてみたら、うっかり気に入られてしまったようで? 歳の差13歳、未来の騎士団長候補は執着と溺愛が凄かった! 出世するたびにアプローチを繰り返す一途なダニエルと、年齢差を理由に断り続けながらも離れられないエミリア。 騎士団副団長になり、団長までもう少しのところで訪れる愛の試練。乗り越えたダニエルは、いよいよエミリアと結ばれる? 5歳で出会ってからエミリアが年頃になり、逃げられないまま騎士団長のお嫁さんになるお話。 ハッピーエンドです。 完結しています。 小説家になろう様にも投稿していて、そちらでは少し修正しています。

【完結】夜会で借り物競争をしたら、イケメン王子に借りられました。

櫻野くるみ
恋愛
公爵令嬢のセラフィーナには生まれつき前世の記憶があったが、覚えているのはくだらないことばかり。 そのどうでもいい知識が一番重宝されるのが、余興好きの国王が主催する夜会だった。 毎年余興の企画を頼まれるセラフィーナが今回提案したのは、なんと「借り物競争」。 もちろん生まれて初めての借り物競争に参加をする貴族たちだったが、夜会は大いに盛り上がり……。 気付けばセラフィーナはイケメン王太子、アレクシスに借りられて、共にゴールにたどり着いていた。 果たしてアレクシスの引いたカードに書かれていた内容とは? 意味もなく異世界転生したセラフィーナが、特に使命や運命に翻弄されることもなく、王太子と結ばれるお話。 とにかくツッコミどころ満載のゆるい、ハッピーエンドの短編なので、気軽に読んでいただければ嬉しいです。 完結しました。 小説家になろう様にも投稿しています。 小説家になろう様への投稿時から、タイトルを『借り物(人)競争』からただの『借り物競争』へ変更いたしました。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

《完》義弟と継母をいじめ倒したら溺愛ルートに入りました。何故に?

桐生桜月姫
恋愛
公爵令嬢たるクラウディア・ローズバードは自分の前に現れた天敵たる天才な義弟と継母を追い出すために、たくさんのクラウディアの思う最高のいじめを仕掛ける。 だが、義弟は地味にずれているクラウディアの意地悪を糧にしてどんどん賢くなり、継母は陰ながら?クラウディアをものすっごく微笑ましく眺めて溺愛してしまう。 「もう!どうしてなのよ!!」 クラウディアが気がつく頃には外堀が全て埋め尽くされ、大変なことに!? 天然混じりの大人びている?少女と、冷たい天才義弟、そして変わり者な継母の家族の行方はいかに!?

【コミカライズ発売中】無敵のシスコン三兄弟は、断罪を力技で回避する。

櫻野くるみ
恋愛
地味な侯爵令嬢のエミリーには、「麗しのシスコン三兄弟」と呼ばれる兄たちと弟がいる。 才能溢れる彼らがエミリーを溺愛していることは有名なのにも関わらず、エミリーのポンコツ婚約者は夜会で婚約破棄と断罪を目論む……。 敵にもならないポンコツな婚約者相手に、力技であっという間に断罪を回避した上、断罪返しまで行い、重すぎる溺愛を見せつける三兄弟のお話。 新たな婚約者候補も…。 ざまぁは少しだけです。 短編 完結しました。 小説家になろう様にも投稿しています。 一迅社様より、アンソロジーコミック「婚約破棄されましたが、幸せに暮らしておりますわ!」第8巻が2/28に発売されました。 かしい葵先生にコミカライズしていただきましたので、よろしくお願いいたします。

処理中です...