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3章:異世界と日本との二重生活の始まり
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私の心臓に大ダメージを与えたイケメン笑顔と名前呼び。助けてくれたのは松田さんでした。話が進まないから座れば?と。
「それにしても、何も今行かなくてもいいんじゃないの?どうせ一緒に機関に行かないとでしょ?」
「それはそうなんだが、その前にちゃんと怪しい奴がいないか、来る予定が無いか確認した方がいいと思って」
そういわれて、なるほどと思ったものの…機関に来る人って怪しい人は来ないと思うんだけど。
「まあいいや。じゃあ高梨さんはとりあえず俺と同じ様な教育でいいのかな?さっき通貨単位だけは伝えたけど」
「そうなるかな。マナーや風習なんかは落ち人が頻発してるし、国によって違いがあるからそこまでうるさくないしね」
貴族は別だけど。って…そうよね。そしたらやっぱり領主様の秘書官って駄目じゃないの!?
「松田でも問題ないから、そこまで気にしなくてもいい」
「高梨さんは会社員なんだから、俺よりしっかりしてると思うよ~」
「ただの事務員ですし、そこまでは…ちょっと自信ないです」
そんなに期待されても困る。営業とかならもっと違うんだろうけど。
ということで…領主様に今後どうするかをお話する為に、来ていただきました。いや、本当は行った方がいいんだけど、安全のためにとか言われました。
いや、ここ、安全な領主館ですよね?そんなに神経質になるほどですかね!?松田さんがにやにやしてるんですけど!
そして、領主様と奥様に今後の事を話せば、キルギスさんにしっかり守るようにと何度も言ってる。
「そんなに気にしなくても大丈夫ですよ。俺が対応策を何重にも取ってるのを、領主様達もご存じでしょう?」
と、松田さんが止めてくれたけど、対応策って何のことだろう?と思って聞けば、能力を見えない様に偽装する事とか、日本に帰る方法も独自改良しているそうで、妨害できなくなってるのだとか。原理に関してはここでは言えないそうだけど、気になるなら日本で説明すると言われたわ。
「何かあったらキルギスさんか、俺を通してくださいね。高梨さんも、手紙とかは出さないから、俺たちから直接話されないことには応じない様に」
あー…なんか子供の誘拐防止策と似たような印象を受けるけど、当然か。
「私達もそうするし、何か権力者から誘われたとしても無視していい。そもそも落ち人に対して強引な要請はしない様に通告されているし、万が一があったとしても責任は私達がとるからね」
国が出てきても無視でいいよ。と領主様にそこまで言われておとなしく了承する。
まあ…神様の話はしてないけど、私に何かあったらキルギスさんが魔王になる可能性が高いからね…キルギスさんのすごさが全く分からないけどね。確かにクマは倒してたけど、魔王になるほどの能力があるのかまでは分からない。
「しばらくは所長に言って、俺も機関から動かない様にしてもらうから、安心していい」
こちらでの生活はしっかり面倒みるから。と、キルギスさんにいい笑顔で言われて、はい…と頷くことしかできませんよ…
本当にもう、なんでこうちょいちょいイケメンのキラキラ笑顔でダメージ食らわないといけないのよ。
「それにしても、何も今行かなくてもいいんじゃないの?どうせ一緒に機関に行かないとでしょ?」
「それはそうなんだが、その前にちゃんと怪しい奴がいないか、来る予定が無いか確認した方がいいと思って」
そういわれて、なるほどと思ったものの…機関に来る人って怪しい人は来ないと思うんだけど。
「まあいいや。じゃあ高梨さんはとりあえず俺と同じ様な教育でいいのかな?さっき通貨単位だけは伝えたけど」
「そうなるかな。マナーや風習なんかは落ち人が頻発してるし、国によって違いがあるからそこまでうるさくないしね」
貴族は別だけど。って…そうよね。そしたらやっぱり領主様の秘書官って駄目じゃないの!?
「松田でも問題ないから、そこまで気にしなくてもいい」
「高梨さんは会社員なんだから、俺よりしっかりしてると思うよ~」
「ただの事務員ですし、そこまでは…ちょっと自信ないです」
そんなに期待されても困る。営業とかならもっと違うんだろうけど。
ということで…領主様に今後どうするかをお話する為に、来ていただきました。いや、本当は行った方がいいんだけど、安全のためにとか言われました。
いや、ここ、安全な領主館ですよね?そんなに神経質になるほどですかね!?松田さんがにやにやしてるんですけど!
そして、領主様と奥様に今後の事を話せば、キルギスさんにしっかり守るようにと何度も言ってる。
「そんなに気にしなくても大丈夫ですよ。俺が対応策を何重にも取ってるのを、領主様達もご存じでしょう?」
と、松田さんが止めてくれたけど、対応策って何のことだろう?と思って聞けば、能力を見えない様に偽装する事とか、日本に帰る方法も独自改良しているそうで、妨害できなくなってるのだとか。原理に関してはここでは言えないそうだけど、気になるなら日本で説明すると言われたわ。
「何かあったらキルギスさんか、俺を通してくださいね。高梨さんも、手紙とかは出さないから、俺たちから直接話されないことには応じない様に」
あー…なんか子供の誘拐防止策と似たような印象を受けるけど、当然か。
「私達もそうするし、何か権力者から誘われたとしても無視していい。そもそも落ち人に対して強引な要請はしない様に通告されているし、万が一があったとしても責任は私達がとるからね」
国が出てきても無視でいいよ。と領主様にそこまで言われておとなしく了承する。
まあ…神様の話はしてないけど、私に何かあったらキルギスさんが魔王になる可能性が高いからね…キルギスさんのすごさが全く分からないけどね。確かにクマは倒してたけど、魔王になるほどの能力があるのかまでは分からない。
「しばらくは所長に言って、俺も機関から動かない様にしてもらうから、安心していい」
こちらでの生活はしっかり面倒みるから。と、キルギスさんにいい笑顔で言われて、はい…と頷くことしかできませんよ…
本当にもう、なんでこうちょいちょいイケメンのキラキラ笑顔でダメージ食らわないといけないのよ。
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