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終話:結婚式をして、それから
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さて。半分以上、気を失っていたわたくしを抱いて満足したらしいラクシュ様。気が付いたらお風呂に入れられていたわよ。…一応は満足そうに笑っているのだけれど、わたくしとしては少々…こう、思う所がございまして。
「気を失っても休ませていただけない、というのは…あまり気分が良くないのですが」
「では、抱き殺してもよいとでも?」
「論点が違いますわ」
抱き殺す、という方向へ行くとは思わなかったのだけれど!?というか、気を失っている時は休ませて欲しいという話なのに、なぜ抱き殺す事になるのよ?
「まあ…何をもってして満足するのか、という問題がございまして。性を枯渇させるほど出せばいいのか、それとも子を仕込めばいいのか」
「………枯渇、しますの」
「さあ。あれだけやっても全く枯れませんし…もっと出すべきでしょうか」
「わたくしが持ちませんわ」
そう言うと、意外と元気そうですが。と言われました。これでも、かなり足腰がくたくたなんですが。ラクシュ様に運ばれているから、今はいいんですが…ルーヴェリア様達の結婚式に参列する事を考えると、もうやめて欲しい。
「…ルーヴェリア様の様に、他の女性を妻にすればなんとかなりますの?」
「こうなるのは本当に初めてで。ネルアだからこうなっているので…それに関しては無意味でしょうね」
ルーヴェリア様に付ける乳兄弟という問題は解消するとおっしゃるけれど。
「まあ、子が出来た時にどうなるかもございますので、もう少々様子をみましょう」
「…無茶、されたくないですわよ」
「ん、なんとかします」
なんとかできる物なのかしらね…というか、何とかできるなら、昨日今日の事も、そうして欲しかったのだけれど。
ラクシュ様は、ルーヴェリア様の事になると本当にちゃんと出来るらしく…あの後はただベッドへと入って、抱きしめられて眠るだけで。
目が覚めれば、一人ベッドの中で、レイにいつもの様に温かいタオルを渡されたわ。今日は、ルーヴェリア様のお妃様達は結婚式の準備という事で、わたくしの時と同じように色々と準備をするのだという事だったわね。だから、手が空いている、と思っていたのだけれど…
「参列するにも、疲れたお顔をされているのは余りよくありませんから」
と言って、レイにエステをされたわよ。ええ、入念にね。疲れた顔をしているとは思えないのだけれど、ここ2日で食事もまともに取らずにしていたから、血色が悪いのだと言われたわ。
それをわたくしに言われてもね。…文句はラクシュ様にお願いしたいのだけれど。とレイに言えば、無言で返されたわよ。エステが終わると、食事だといって、がっつり肉系を用意されたわ。朝食もまぁまぁ肉や魚が多かったのだけれど、昼もとは思わなかったわ。
昼食が終われば、今度は軽く昼寝をする様に言われたわ。疲れを取るには寝るのが一番とは言うけれど、この歳で昼寝をする事になるとは思わなかったわね。
夜、ラクシュ様が寝室へと来たけれど、背後から抱きしめられるような形でベッドへと寝る。
「ネルア。以前言った様に、明日は筆頭騎士として立ちますから、お傍にいられない場合もあるので、ちゃんとレイに守られていてくださいね」
「わかっておりますわ」
教会での式は、参列者として一緒に居られるらしいけれど、式場から城までは、パレードの様な形になるらしい。安全性はどうなのと思ったのだけれど、王太子様の魔術でなんとでもするし、馬車にも同席するから大丈夫なのだと言う。
「馬車の周りに一族の者を騎兵や歩兵で固めますし、街中にも居させますのでね」
大丈夫ですよ。と言ったラクシュ様にうなじにキスされて、ぞわりとしたのは…バレてないといいのだけれど。
「気を失っても休ませていただけない、というのは…あまり気分が良くないのですが」
「では、抱き殺してもよいとでも?」
「論点が違いますわ」
抱き殺す、という方向へ行くとは思わなかったのだけれど!?というか、気を失っている時は休ませて欲しいという話なのに、なぜ抱き殺す事になるのよ?
「まあ…何をもってして満足するのか、という問題がございまして。性を枯渇させるほど出せばいいのか、それとも子を仕込めばいいのか」
「………枯渇、しますの」
「さあ。あれだけやっても全く枯れませんし…もっと出すべきでしょうか」
「わたくしが持ちませんわ」
そう言うと、意外と元気そうですが。と言われました。これでも、かなり足腰がくたくたなんですが。ラクシュ様に運ばれているから、今はいいんですが…ルーヴェリア様達の結婚式に参列する事を考えると、もうやめて欲しい。
「…ルーヴェリア様の様に、他の女性を妻にすればなんとかなりますの?」
「こうなるのは本当に初めてで。ネルアだからこうなっているので…それに関しては無意味でしょうね」
ルーヴェリア様に付ける乳兄弟という問題は解消するとおっしゃるけれど。
「まあ、子が出来た時にどうなるかもございますので、もう少々様子をみましょう」
「…無茶、されたくないですわよ」
「ん、なんとかします」
なんとかできる物なのかしらね…というか、何とかできるなら、昨日今日の事も、そうして欲しかったのだけれど。
ラクシュ様は、ルーヴェリア様の事になると本当にちゃんと出来るらしく…あの後はただベッドへと入って、抱きしめられて眠るだけで。
目が覚めれば、一人ベッドの中で、レイにいつもの様に温かいタオルを渡されたわ。今日は、ルーヴェリア様のお妃様達は結婚式の準備という事で、わたくしの時と同じように色々と準備をするのだという事だったわね。だから、手が空いている、と思っていたのだけれど…
「参列するにも、疲れたお顔をされているのは余りよくありませんから」
と言って、レイにエステをされたわよ。ええ、入念にね。疲れた顔をしているとは思えないのだけれど、ここ2日で食事もまともに取らずにしていたから、血色が悪いのだと言われたわ。
それをわたくしに言われてもね。…文句はラクシュ様にお願いしたいのだけれど。とレイに言えば、無言で返されたわよ。エステが終わると、食事だといって、がっつり肉系を用意されたわ。朝食もまぁまぁ肉や魚が多かったのだけれど、昼もとは思わなかったわ。
昼食が終われば、今度は軽く昼寝をする様に言われたわ。疲れを取るには寝るのが一番とは言うけれど、この歳で昼寝をする事になるとは思わなかったわね。
夜、ラクシュ様が寝室へと来たけれど、背後から抱きしめられるような形でベッドへと寝る。
「ネルア。以前言った様に、明日は筆頭騎士として立ちますから、お傍にいられない場合もあるので、ちゃんとレイに守られていてくださいね」
「わかっておりますわ」
教会での式は、参列者として一緒に居られるらしいけれど、式場から城までは、パレードの様な形になるらしい。安全性はどうなのと思ったのだけれど、王太子様の魔術でなんとでもするし、馬車にも同席するから大丈夫なのだと言う。
「馬車の周りに一族の者を騎兵や歩兵で固めますし、街中にも居させますのでね」
大丈夫ですよ。と言ったラクシュ様にうなじにキスされて、ぞわりとしたのは…バレてないといいのだけれど。
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