121 / 150
結婚式準備
121
しおりを挟む
ラクシュ様が、魔石をペンダントにする為の図案を頼んでくると言って、居なくなって…本当に、10分、20分程で戻って来たわ。そして…
「では、ネルア。お風呂、入りましょう」
何故?
「走って汗もかきましたしね」
それでどうしてわたくしも、になるのでしょうか。
「どうせなら、一緒に居たいので。もっといえば、色々されたいです」
えぇと。
「身体洗ったり、頭洗ったり」
いえ、それは…
「はずかしがっているネルアは、イイですね…さあ、行きましょう」
なんとか逃げられないかと色々としてみたけれど、抱き上げられてしまえば、もうどうしようもなくて…そりゃ、何度か…その、した後に一緒にお風呂に入ったわよ。でも、わたくしはくたくたで、ラクシュ様に…面倒見て貰うだけだったもの。それはそれで恥ずかしいけれど…
「どうせなので、ちゃんとした洗い方、教えておきますね」
なにがどう、どうせなのか分からないわよ!その、ソレの洗い方とか、知りたくなかったわ…ただ、ラクシュ様は、身体を洗っている間、わたくしが恥ずかしがったり躊躇していると、それがいいという割に…その、ね。ソコが反応する事がなくて。
身体を洗って、しっかりシャンプーまでさせられて…お風呂を上がる、という時になって、そうなったわね。
「流石にもう、我慢の限界ですね…さ、早くベッドへ行きましょうね」
ここでされたくないでしょう?と言われて、思わずこくこくと頷いてしまったわよ。おおざっぱに身体を拭いて、すぐにベッドルームへと連れていかれたわ。
「結婚式に、立てないなんて事にはしたくありませんので…今のうちに、満足する位、させてくださいね」
と、ラクシュ様のを入れられて、ゆるく揺すられながらそんな事を言われても、答えられないわよ。
翌朝。けだるい身体だけれど、何とか起きられる位で、しぶしぶベッドから出たわよ。馬車を使って、王宮へと行ったわよ。ラクシュ様に、満面の笑みで迎えられたわ…朝から心臓に悪いわ。
「今日は無理かと思ったのですが、良かったです」
「ん?何、機嫌良いなとは思ったが、また抱きつぶすとこだったの」
「そうですね。昨夜はネルアがとても可愛かったので、張り切ってしまいまして」
だからそういう話題を恥ずかしげもなく暴露しないで貰いたいのだけれど。
「そういえば、今更なんだが…住居、どうしようか」
心の中で文句を言っていると、ルーヴェリア様に言われて、何が?と思う。
「お前も式が終わったら子供仕込むだろ。で、俺もそうだとすると…流石に王宮とお前の家だと手間だろう?それに、いくら結婚してるとはいえ、お前が宮殿のネルア嬢の部屋に行くのは何か…言われるかも」
「言われますかね」
「お前、この間の褒章の時の事忘れたか?まああれは唯知らなかったか知ろうとしなかった馬鹿だが」
「あー…確かに宮殿だと何か言われる可能性ありますね」
男子禁制だものね。一応、結婚した男性なら、妻である妃の部屋に行くのは良いみたいだけれど、それでも入口の兵士が部屋まで送るそうで。それに、王太子様のお妃様もそろそろ宮殿に来る、という事になったらしい。
「そうなるとその為の兵を揃える必要があるし、かといって邸宅を構えるのも警備の点から、お前が許可しないだろうし」
「当然ですね」
「だろ?そうしたら、いっそお前の邸宅に住んだらどうかと思って」
何が、いっそなんですかね!?
「では、ネルア。お風呂、入りましょう」
何故?
「走って汗もかきましたしね」
それでどうしてわたくしも、になるのでしょうか。
「どうせなら、一緒に居たいので。もっといえば、色々されたいです」
えぇと。
「身体洗ったり、頭洗ったり」
いえ、それは…
「はずかしがっているネルアは、イイですね…さあ、行きましょう」
なんとか逃げられないかと色々としてみたけれど、抱き上げられてしまえば、もうどうしようもなくて…そりゃ、何度か…その、した後に一緒にお風呂に入ったわよ。でも、わたくしはくたくたで、ラクシュ様に…面倒見て貰うだけだったもの。それはそれで恥ずかしいけれど…
「どうせなので、ちゃんとした洗い方、教えておきますね」
なにがどう、どうせなのか分からないわよ!その、ソレの洗い方とか、知りたくなかったわ…ただ、ラクシュ様は、身体を洗っている間、わたくしが恥ずかしがったり躊躇していると、それがいいという割に…その、ね。ソコが反応する事がなくて。
身体を洗って、しっかりシャンプーまでさせられて…お風呂を上がる、という時になって、そうなったわね。
「流石にもう、我慢の限界ですね…さ、早くベッドへ行きましょうね」
ここでされたくないでしょう?と言われて、思わずこくこくと頷いてしまったわよ。おおざっぱに身体を拭いて、すぐにベッドルームへと連れていかれたわ。
「結婚式に、立てないなんて事にはしたくありませんので…今のうちに、満足する位、させてくださいね」
と、ラクシュ様のを入れられて、ゆるく揺すられながらそんな事を言われても、答えられないわよ。
翌朝。けだるい身体だけれど、何とか起きられる位で、しぶしぶベッドから出たわよ。馬車を使って、王宮へと行ったわよ。ラクシュ様に、満面の笑みで迎えられたわ…朝から心臓に悪いわ。
「今日は無理かと思ったのですが、良かったです」
「ん?何、機嫌良いなとは思ったが、また抱きつぶすとこだったの」
「そうですね。昨夜はネルアがとても可愛かったので、張り切ってしまいまして」
だからそういう話題を恥ずかしげもなく暴露しないで貰いたいのだけれど。
「そういえば、今更なんだが…住居、どうしようか」
心の中で文句を言っていると、ルーヴェリア様に言われて、何が?と思う。
「お前も式が終わったら子供仕込むだろ。で、俺もそうだとすると…流石に王宮とお前の家だと手間だろう?それに、いくら結婚してるとはいえ、お前が宮殿のネルア嬢の部屋に行くのは何か…言われるかも」
「言われますかね」
「お前、この間の褒章の時の事忘れたか?まああれは唯知らなかったか知ろうとしなかった馬鹿だが」
「あー…確かに宮殿だと何か言われる可能性ありますね」
男子禁制だものね。一応、結婚した男性なら、妻である妃の部屋に行くのは良いみたいだけれど、それでも入口の兵士が部屋まで送るそうで。それに、王太子様のお妃様もそろそろ宮殿に来る、という事になったらしい。
「そうなるとその為の兵を揃える必要があるし、かといって邸宅を構えるのも警備の点から、お前が許可しないだろうし」
「当然ですね」
「だろ?そうしたら、いっそお前の邸宅に住んだらどうかと思って」
何が、いっそなんですかね!?
10
お気に入りに追加
293
あなたにおすすめの小説

【完結】嫌われ令嬢、部屋着姿を見せてから、王子に溺愛されてます。
airria
恋愛
グロース王国王太子妃、リリアナ。勝ち気そうなライラックの瞳、濡羽色の豪奢な巻き髪、スレンダーな姿形、知性溢れる社交術。見た目も中身も次期王妃として完璧な令嬢であるが、夫である王太子のセイラムからは忌み嫌われていた。
どうやら、セイラムの美しい乳兄妹、フリージアへのリリアナの態度が気に食わないらしい。
2ヶ月前に婚姻を結びはしたが、初夜もなく冷え切った夫婦関係。結婚も仕事の一環としか思えないリリアナは、セイラムと心が通じ合わなくても仕方ないし、必要ないと思い、王妃の仕事に邁進していた。
ある日、リリアナからのいじめを訴えるフリージアに泣きつかれたセイラムは、リリアナの自室を電撃訪問。
あまりの剣幕に仕方なく、部屋着のままで対応すると、なんだかセイラムの様子がおかしくて…
あの、私、自分の時間は大好きな部屋着姿でだらけて過ごしたいのですが、なぜそんな時に限って頻繁に私の部屋にいらっしゃるの?

【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。

【完】夫に売られて、売られた先の旦那様に溺愛されています。
112
恋愛
夫に売られた。他所に女を作り、売人から受け取った銀貨の入った小袋を懐に入れて、出ていった。呆気ない別れだった。
ローズ・クローは、元々公爵令嬢だった。夫、だった人物は男爵の三男。到底釣合うはずがなく、手に手を取って家を出た。いわゆる駆け落ち婚だった。
ローズは夫を信じ切っていた。金が尽き、宝石を差し出しても、夫は自分を愛していると信じて疑わなかった。
※完結しました。ありがとうございました。

【完結】ペンギンの着ぐるみ姿で召喚されたら、可愛いもの好きな氷の王子様に溺愛されてます。
櫻野くるみ
恋愛
笠原由美は、総務部で働くごく普通の会社員だった。
ある日、会社のゆるキャラ、ペンギンのペンタンの着ぐるみが納品され、たまたま小柄な由美が試着したタイミングで棚が倒れ、下敷きになってしまう。
気付けば豪華な広間。
着飾る人々の中、ペンタンの着ぐるみ姿の由美。
どうやら、ペンギンの着ぐるみを着たまま、異世界に召喚されてしまったらしい。
え?この状況って、シュール過ぎない?
戸惑う由美だが、更に自分が王子の結婚相手として召喚されたことを知る。
現れた王子はイケメンだったが、冷たい雰囲気で、氷の王子様と呼ばれているらしい。
そんな怖そうな人の相手なんて無理!と思う由美だったが、王子はペンタンを着ている由美を見るなりメロメロになり!?
実は可愛いものに目がない王子様に溺愛されてしまうお話です。
完結しました。

赤貧令嬢の借金返済契約
夏菜しの
恋愛
大病を患った父の治療費がかさみ膨れ上がる借金。
いよいよ返す見込みが無くなった頃。父より爵位と領地を返還すれば借金は国が肩代わりしてくれると聞かされる。
クリスタは病床の父に代わり爵位を返還する為に一人で王都へ向かった。
王宮の中で会ったのは見た目は良いけど傍若無人な大貴族シリル。
彼は令嬢の過激なアプローチに困っていると言い、クリスタに婚約者のフリをしてくれるように依頼してきた。
それを条件に父の医療費に加えて、借金を肩代わりしてくれると言われてクリスタはその契約を承諾する。
赤貧令嬢クリスタと大貴族シリルのお話です。
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。

白い結婚は無理でした(涙)
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。
明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。
白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる