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第九章:終話。なんだかんだで愛されて幸せになりました

ラブエッチとはこういう事を言う…訳ない

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 その後…何故かベッドに移動して、スタンフォードのぶっさされてますがナニカ。しかも、抱き起こされて膝の上ですよ。そのまま抱きしめられて、キスされたり頬ずりされながら、なんか色々説明された。…入れられてるだけっていうのも、ちょっと辛い物があるんだけど。こいつのデカイし。

「ユウの世界では妊娠中は…したらいけない時期があるんだったな。だが、こちらではそういうものはないし…ユウの世界で言う、つわりのようなモノは、初期の内にたくさんしていた方が軽いとも言われるな」
「んっ…なによ、それ…というか、っ…う、ごいて、よっ」
「…そうだな。ずいぶん欲しがって、絞めつけてるな…」
「そ、ゆこと…いうなっ」
「ちゃんとたくさん可愛がってやるから、今はこのままでいろ」
「なんでよっ」
「俺が楽しいからだ」

 ちょ、その顔でにやにや笑うな!なんだよ、楽しいって。私は楽しくない!

「いいだろ。こうしてると、より近くで子を感じ取れるからな…もう少し、その感動を感じたいんだ」

 ん?どういう事なんだろう。もしかして、妊娠というか、子供出来たの、うれしい訳?それを聞くと、苦笑された。

「子供は諦めてたからな…嫌いではないし、王族として必要な事なのは分かってるんだが…いかせん、女の金切り声がな」
「…そういえば、なんかそれ、んっ、すごい嫌そうだけど…何か理由あるの」
「王族で高魔力持ちだからな。王太子である兄は、ちゃんとした家を選んで、その中からまた本人が選ぶからいいんだが…俺の場合…ユウの世界でいえば、種馬的な所があってな」

 うわ。種馬とか…話を聞くに、子を残す事を求められてたしなぁ。で、まあ…種馬なら種馬らしく、ただ適当に…気に入った子を選べばいいらしいんだけど、女性の方が媚びをうってくるならまだ良くて、女性同士で喧嘩が始まり、きーきーとうるさい、と。

「そんなものが四六時中周りにいてみろ。うるさくてかなわないし、集中したい時期にもそういう事があってな。それから女が駄目になった」

 結婚しなければ、ヤれないし。て…お前…その発言、私に言うなよ。結構ひどいぞそれ。商売女で何人かそういううるさくなく、結婚や子種を欲しがらない人を用意したみたいだけど…

「だからまあ…面倒がないホムンクルスを嫁にしたんだが…もう、俺はお前なしでは嫌だ。ああ、寝室も一緒にしよう。一人でなんて眠れない」
「………それ、今更じゃないの。あんたのベッドに毎晩連れ込まれてましたよね」
「連れ込むのと、同じ寝室とでは、意味合いも違うからな…ん…エッチ終わったらベッドもう少し広くしような」
「…今のままでも十分広いと思うんだけど」

 ダブルサイズはあるぞこのベッド。一般家庭からしたら、うらやましい広さだよ、これ。なのに、もっと広い方がいろいろできるとか言う。なんだよ色々って。
 そう聞けば、色々は色々だと言う。だからそれが何なのか知りたいのであって。

「…色々だよ。さて、じゃあ…感動は十分味わったし…さっきは出来なかったから…たっぷり優しくしてやるからな」

 覚悟しておけと言いながら、押し倒すな!思わず声漏れたじゃないか!

「いい。お前の、感じてる声、聞かせろ」
「っ…嫌よ、どうせ、黙らせるんでしょ」
「ん?そんな事はないぞ。なんだ。我慢してたのか?」

 遠慮するな。聞かせろと…わずかにかすれさせた甘い美声を、耳元で囁かれてみろ…それだけで、声が漏れるわ!
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