30 / 66
第六章:あれ。雰囲気変わった?
命令を聞く必要はなくなりました
しおりを挟む
善は急げとばかりに、すぐにその処置をしてもらった。最初に…この世界に、魂だけ呼ばれてホムンクルスの身体で起きた、あの部屋でそうするのだというから、そこに二人で行って。
「…どうだ?違和感は?おかしな所は?」
「多分、大丈夫」
「立てるか?めまいとかは?」
「特には。違和感とかもないし、めまいもしない。感覚も…変わらない、かな。…あの…服…」
「あ。ああ、すまない…」
身体の神経と言う神経…スタンフォード曰く、神経というより魔力回路とか言っていたけれど…それらを調整する必要があるとかで、裸で横になったのよ…まあ、台の上に寝たらあっという間に意識がなくなって、今気が付くまで覚えがないから…なんかこう、機械みたいにシャットダウンしたとかそういうやつかも?
布を渡されて、以前の様にスタンフォードが手を振れば、さっき着ていたワンピースになっていた。本当に魔術便利。
「これで、お前はもうホムンクルスの習性に引きずられる事はないから、安心しろ」
「…私が何かいっても、黙らせたりしない?」
「しないというか…強制的にはできない、だな」
「…じゃあ、怒る事は怒るのね」
「………」
無言て。殴られたりとか、そういう暴力的なのは…今までなかったけど。ただ、今まで強制的に黙らせられた手段がとれなくなったらどうなるかわからない、よねぇ。それはそれで嫌なんだけど…
「場合と状況によっては、怒るかもしれない。ただ、手を上げたりは、ない、はずだ。ただ…金切り声だけは、やめてくれ。あとは、おそらく問題ないはずだ」
「わかったわ。それと…エッチは、どうするの」
「っ…」
なんでそこで赤くなるのよ。聞いたコッチが恥ずかしくなるじゃない。
いや、聞く私もどうかとは思うけどね…だって、ほぼ毎日と言っていいほどされてるのよ。今更じゃない?しかも日本で生きてきた…40年と言う月日もあるわけだし。
そういえば、スタンフォードの年齢知らないわ…世捨て人してると結構年いってそうなんだけど、この顔だと若いのよね…まさか10代とか…いわない、わよね…
その後…なんとかスタンフォードから、毎日部屋に来るのは続けて欲しいと言われた。エッチは、嫌ならしないとも。ただ…嫌だって言ったらどうするつもりなんだろ。我慢とか、男の人はできないって聞くけど。
まあ…スタンフォードとするのは、嫌じゃないから、いいけど…でもなんかそういう身体だけの関係って、今までなかったから…もやもやするというか。
それから…子供ってどうなのっていう。さんざんしてるのに今更とか言わないで。いつも勝手に強制的にされてるんだから。ただ、聞いたらなんともまあ…便利なものだと思った。性欲処理として使われるホムンクルスには、排卵というモノがないのだと。けれど…その機能を付ける事も…そもそも、人と同じような身体にすることもできるそうで。ただ、調整に時間が掛かるし、必要な触媒を用意する必要があるからすぐにはできないと言われたけれど…触媒と聞いて、移植かと聞いたらそうではないらしく、ほっとした。魔術で作るって言われて、ほんと魔術って便利だなとおもったけれども。
そういえば、スタンフォードの年齢、21歳でした…若いな!!!精神?魂?の年齢40の私にはなんか…ツラいものがあるよ…
「…どうだ?違和感は?おかしな所は?」
「多分、大丈夫」
「立てるか?めまいとかは?」
「特には。違和感とかもないし、めまいもしない。感覚も…変わらない、かな。…あの…服…」
「あ。ああ、すまない…」
身体の神経と言う神経…スタンフォード曰く、神経というより魔力回路とか言っていたけれど…それらを調整する必要があるとかで、裸で横になったのよ…まあ、台の上に寝たらあっという間に意識がなくなって、今気が付くまで覚えがないから…なんかこう、機械みたいにシャットダウンしたとかそういうやつかも?
布を渡されて、以前の様にスタンフォードが手を振れば、さっき着ていたワンピースになっていた。本当に魔術便利。
「これで、お前はもうホムンクルスの習性に引きずられる事はないから、安心しろ」
「…私が何かいっても、黙らせたりしない?」
「しないというか…強制的にはできない、だな」
「…じゃあ、怒る事は怒るのね」
「………」
無言て。殴られたりとか、そういう暴力的なのは…今までなかったけど。ただ、今まで強制的に黙らせられた手段がとれなくなったらどうなるかわからない、よねぇ。それはそれで嫌なんだけど…
「場合と状況によっては、怒るかもしれない。ただ、手を上げたりは、ない、はずだ。ただ…金切り声だけは、やめてくれ。あとは、おそらく問題ないはずだ」
「わかったわ。それと…エッチは、どうするの」
「っ…」
なんでそこで赤くなるのよ。聞いたコッチが恥ずかしくなるじゃない。
いや、聞く私もどうかとは思うけどね…だって、ほぼ毎日と言っていいほどされてるのよ。今更じゃない?しかも日本で生きてきた…40年と言う月日もあるわけだし。
そういえば、スタンフォードの年齢知らないわ…世捨て人してると結構年いってそうなんだけど、この顔だと若いのよね…まさか10代とか…いわない、わよね…
その後…なんとかスタンフォードから、毎日部屋に来るのは続けて欲しいと言われた。エッチは、嫌ならしないとも。ただ…嫌だって言ったらどうするつもりなんだろ。我慢とか、男の人はできないって聞くけど。
まあ…スタンフォードとするのは、嫌じゃないから、いいけど…でもなんかそういう身体だけの関係って、今までなかったから…もやもやするというか。
それから…子供ってどうなのっていう。さんざんしてるのに今更とか言わないで。いつも勝手に強制的にされてるんだから。ただ、聞いたらなんともまあ…便利なものだと思った。性欲処理として使われるホムンクルスには、排卵というモノがないのだと。けれど…その機能を付ける事も…そもそも、人と同じような身体にすることもできるそうで。ただ、調整に時間が掛かるし、必要な触媒を用意する必要があるからすぐにはできないと言われたけれど…触媒と聞いて、移植かと聞いたらそうではないらしく、ほっとした。魔術で作るって言われて、ほんと魔術って便利だなとおもったけれども。
そういえば、スタンフォードの年齢、21歳でした…若いな!!!精神?魂?の年齢40の私にはなんか…ツラいものがあるよ…
0
お気に入りに追加
165
あなたにおすすめの小説
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
大嫌いなアイツが媚薬を盛られたらしいので、不本意ながらカラダを張って救けてあげます
スケキヨ
恋愛
媚薬を盛られたミアを救けてくれたのは学生時代からのライバルで公爵家の次男坊・リアムだった。ほっとしたのも束の間、なんと今度はリアムのほうが異国の王女に媚薬を盛られて絶体絶命!?
「弟を救けてやってくれないか?」――リアムの兄の策略で、発情したリアムと同じ部屋に閉じ込められてしまったミア。気が付くと、頬を上気させ目元を潤ませたリアムの顔がすぐそばにあって……!!
『媚薬を盛られた私をいろんな意味で救けてくれたのは、大嫌いなアイツでした』という作品の続編になります。前作は読んでいなくてもそんなに支障ありませんので、気楽にご覧ください。
・R18描写のある話には※を付けています。
・別サイトにも掲載しています。
王宮医務室にお休みはありません。~休日出勤に疲れていたら、結婚前提のお付き合いを希望していたらしい騎士さまとデートをすることになりました。~
石河 翠
恋愛
王宮の医務室に勤める主人公。彼女は、連続する遅番と休日出勤に疲れはてていた。そんなある日、彼女はひそかに片思いをしていた騎士ウィリアムから夕食に誘われる。
食事に向かう途中、彼女は憧れていたお菓子「マリトッツォ」をウィリアムと美味しく食べるのだった。
そして休日出勤の当日。なぜか、彼女は怒り心頭の男になぐりこまれる。なんと、彼女に仕事を押しつけている先輩は、父親には自分が仕事を押しつけられていると話していたらしい。
しかし、そんな先輩にも実は誰にも相談できない事情があったのだ。ピンチに陥る彼女を救ったのは、やはりウィリアム。ふたりの距離は急速に近づいて……。
何事にも真面目で一生懸命な主人公と、誠実な騎士との恋物語。
扉絵は管澤捻さまに描いていただきました。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しております。
国王陛下は悪役令嬢の子宮で溺れる
一ノ瀬 彩音
恋愛
「俺様」なイケメン国王陛下。彼は自分の婚約者である悪役令嬢・エリザベッタを愛していた。
そんな時、謎の男から『エリザベッタを妊娠させる薬』を受け取る。
それを使って彼女を孕ませる事に成功したのだが──まさかの展開!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
【R18】助けてもらった虎獣人にマーキングされちゃう話
象の居る
恋愛
異世界転移したとたん、魔獣に狙われたユキを助けてくれたムキムキ虎獣人のアラン。襲われた恐怖でアランに縋り、家においてもらったあともズルズル関係している。このまま一緒にいたいけどアランはどう思ってる? セフレなのか悩みつつも関係が壊れるのが怖くて聞けない。飽きられたときのために一人暮らしの住宅事情を調べてたらアランの様子がおかしくなって……。
ベッドの上ではちょっと意地悪なのに肝心なとこはヘタレな虎獣人と、普段はハッキリ言うのに怖がりな人間がお互いの気持ちを確かめ合って結ばれる話です。
ムーンライトノベルズさんにも掲載しています。
色々と疲れた乙女は最強の騎士様の甘い攻撃に陥落しました
灰兎
恋愛
「ルイーズ、もう少し脚を開けますか?」優しく聞いてくれるマチアスは、多分、もう待ちきれないのを必死に我慢してくれている。
恋愛経験も無いままに婚約破棄まで経験して、色々と疲れているお年頃の女の子、ルイーズ。優秀で容姿端麗なのに恋愛初心者のルイーズ相手には四苦八苦、でもやっぱり最後には絶対無敵の最強だった騎士、マチアス。二人の両片思いは色んな意味でもう我慢出来なくなった騎士様によってぶち壊されました。めでたしめでたし。
【R18】侯爵令嬢、断罪からオークの家畜へ―白薔薇と呼ばれた美しき姫の末路―
雪月華
恋愛
アルモリカ王国の白薔薇と呼ばれた美しき侯爵令嬢リュシエンヌは、法廷で断罪され、王太子より婚約破棄される。王太子は幼馴染の姫を殺害された復讐のため、リュシエンヌをオークの繁殖用家畜として魔族の国へ出荷させた。
一国の王妃となるべく育てられたリュシエンヌは、オーク族に共有される家畜に堕とされ、飼育される。
オークの飼育員ゼラによって、繁殖用家畜に身も心も墜ちて行くリュシエンヌ。
いつしかオークのゼラと姫の間に生まれた絆、その先にあるものは。
……悪役令嬢ものってバッドエンド回避がほとんどで、バッドエンドへ行くルートのお話は見たことないなぁと思い、そういう物語を読んでみたくなって自分で書き始めました。
2019.7.6.完結済 番外編「復讐を遂げた王太子のその後」「俺の嫁はすごく可愛い(sideゼラ)」「竜神伝説」掲載
R18表現はサブタイトルに※
ノクターンノベルズでも掲載
タグ注意
未亡人メイド、ショタ公爵令息の筆下ろしに選ばれる。ただの性処理係かと思ったら、彼から結婚しようと告白されました。【完結】
高橋冬夏
恋愛
騎士だった夫を魔物討伐の傷が元で失ったエレン。そんな悲しみの中にある彼女に夫との思い出の詰まった家を火事で無くすという更なる悲劇が襲う。
全てを失ったエレンは娼婦になる覚悟で娼館を訪れようとしたときに夫の雇い主と出会い、だたのメイドとしてではなく、幼い子息の筆下ろしを頼まれてしまう。
断ることも出来たが覚悟を決め、子息の性処理を兼ねたメイドとして働き始めるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる