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1章
食欲と理性の激しい葛藤
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「あれ? あれあれ? どうしたのかしら、そんなひもじそうな顔をして」
唐揚げを食べながらテッサが言った。
サクッ、ジュワッ。
食べているその姿を見ていると、俺の口の中に唐揚げの味が広がる気がした。
よだれが溢れそうなことに気がつき、俺は慌てて飲みこむ。
「な、何をしに来たんだよ」俺はやっとの思いで訊ねた。
「何って、ここでご飯を食べているだけだけど?」
「ぐっ……」
にやりと笑うテッサを俺は睨みつけた。
そんな俺の視線などお構いなしテッサは続ける。
「そういえばあれから一週間経つけれど、もうクランには入れたのかしら? 私からの誘いを保留したくらいだもの、さぞかしいいクランに入れたのでしょうね。で、どうなの? スペースランナーとして食べていけそう?」
わざとらしく言葉を強調しながら、テッサはフォークに刺した唐揚げをちらつかせた。
こいつ、全部分かったうえでこんなことをしてやがるな!
そう分かっていても俺の目は唐揚げを追ってしまう。
体が唐揚げを求めている。
「それ……」気がつくと俺の口からは言葉が漏れていた。「その唐揚げ、俺にください! 後生ですから! 一口だけでもいいですから!」
「どうしたのよ。クランには入れたのでしょう? だったら唐揚げくらい自分で買えばいいじゃない?」
「入れてないんですう! お金もないんですう! お腹が減っているんですう!
もはや俺にプライドなど存在していなかった。
欲望のままに動くゾンビ一歩手前だ。
「えー! まだクランに入れてなかったのー!?」芝居がかった仕草でテッサが言った。「それは大変。まさか唐揚げすら買えないほど切羽詰まっているとは思わなかったわ。まったく、仕方がないわねえ。情けは人の為ならず、困った時はお互い様と言うものね。このお皿の唐揚げは全部タツルにあげるわ」
「ほ、本当か!?」
「ええ。私のクランに入ってくれたらね?」
テッサはタブレット型端末とタッチペンを俺の前に滑らせた。
その画面には読めない文字の文書が表示されている。
「その契約書にサインさえすれば唐揚げはタツルのものよ」
「や、やったあ!」
極限の空腹状態で思考能力が限りなくゼロに近かった俺は、反射的にタッチペンを握った。
だがペン先をタブレットに付けたところで、俺はギリギリ踏みとどまる。
俺は空腹で今にも倒れそうだ。それこそ唐揚げは喉から手が出るほど欲しい。
だが本当にこれでいいのか?
テッサのクランには10億エンスの借金がある。
もしかしたらこれは、10億エンスの唐揚げになるのではないか。
食欲と理性の激しい葛藤で、俺の手は震え出した。
するとテッサは俺の心を読んだのか、持っていた別の携帯端末を使ってどこかへ電話をかけ始めた。
「あっ、もしもし、デリバリーイーツさん? はい、そうです。これから言うものをランナーズストアにいるテッサまで届けてください」
それからテッサは呪文のように次々と何かを伝え、最後に「よろしくお願いします」と言って電話を切った。
その数分後「お待たせしました!」と言ってロボットが何かを届けに来た。
届けられたものがテーブルの上にずらりと並べられる。
ピザにコーラ、カレーライス、牛丼、ハンバーグ、フライドポテト、スパゲッティ、タピオカミルク、ステーキ、たこ焼き、焼きそば、ラーメン、麻婆豆腐、餃子、タコライス、フライドチキン、焼き魚、肉じゃが、ネギトロ丼……。
とにかく大量の料理がテーブルの上に並べられた。
一週間ものあいだ食事を取っていない俺にとって、それらはどんな宝石よりも輝いて見えた。再びお腹が鳴り、よだれが湧き出る。俺の五感のすべてが料理に反応し、それらを食らえと訴えかける。
そんな俺に向かってテッサは微笑み、言った。
「私と契約して、一緒にご飯を食べようよ」
「食べりゅー!」
気がつくと俺は契約書にサインをし、料理に手を伸ばしていた。
一週間ぶりのまともな食事は、天にも昇る快楽だった。
その数十分後。
食事を終えてきれいに片付けられたテーブルに肘を付き、俺はうなだれていた。
やってしまった。
その時の欲に負けてとんでもない契約を結んでしまった。
確かに食事を取った俺の体は多幸感に包まれている。
しかし同時に、俺の理性は絶望感に苛まれていた。
「ははは……。お酒に酔って失敗するのってこんな感じなのかな?」
俺は冷や汗をかきながらしょうもないことを呟いた。
「何をバカなことを言っているの。魔王を討伐して大金をゲットするその第一歩を踏み出したのよ。これのどこが失敗なの?」
「……」
それについてのツッコミは一週間前にしたはずだ。
もう一度言ったところで堂々巡りだろうし、今は言う気分じゃないので俺は黙っておいた。
するとテッサは、俺の顔を窺いながら続ける。
「それに、これでホームレス生活も脱却できたわけだし?」
「ん? どういうことだ?」意味がわからず俺は訊ねた。
「だから、タツルの衣食住は私が保証してあげるって言っているの。同じクランの仲間なんだから当然でしょう?」
「マジで? あれ、でもお金はないんじゃ……」
「あのねえ、借りたお金を全部使い切ったとでも思っているの? タツルの生活費くらいなんの問題もなく出せるわよ」
「なん……、だと……?」
いつの間にか借金=貧乏生活というイメージが俺の中にあったようだ。
よく考えたら借金したぶんちゃんと稼いで返済できるのならなんの問題もないんだよな。
まあ、テッサの場合その稼ぎ方がかなり怪しいわけだが……。
だけど、これで次のステップに進めるのは確かだ。
無一文のホームレス状態じゃあ何もできないが、生活の質が向上すれば何かしら手を打てるだろう。
それに曲がりなりにもクランに所属できたわけだし、スペースランナーとしての経験も積めるかもしれない。
ん、待てよ。
経験。
そうだよ、ここで経験を積んで転職すればいいんだ!
何も魔王討伐までテッサに付き合う必要はない。
必要な経験を積んだらこんなクランおさらばしてやればいい。
経験や実績がちゃんとあれば雇ってくれるクランはあるはずだ。
よーし。
「俺はすごい勘違いをしていたようだ」真面目な顔をして俺は言った。「テッサのクランに入る選択は何も間違っちゃいなかった。どこの誰だかも分からない俺にこんなに優しくしてくれるなんて、俺は感動したよ。この恩は必ず返す。同じクランの仲間として、俺にできることなら何でもするよ。だからこれからよろしくな、テッサ!」
そして俺はテッサと握手をするために手を差し出した
テッサは俺の言葉に驚き、少し照れたようだった。
「ふん。最初からそうしていればよかったのよ。それならひもじい思いをしなくて済んだのに」ツンとした態度でそう言ったが、テッサはやがて俺の手を握った。「でもまあ、ありがとう。こうして仲間になってくれて。こちらこそよろしくね、タツル」
「ああ」
こうして俺はテッサのクラン『グランオール』に所属することが決まった。
まあせいぜい俺のキャリアの踏み台になってくれや。
そんな邪な考えが俺にあることを、この時のテッサは知る由もない。
……と、俺たちが表面上はいい感じの誓いを立てている、その時だった。
ランナーズストアの扉が乱暴に開けられ、二人組の男が店内にずかずかと入って来た。同時に男の一人がこう叫ぶ。
「ここにテッサという名前のファドラはいるか!?」
流れ的にここで第一話が終わると思っていた俺は面食らった。
今度はいったいなんなんだ?
唐揚げを食べながらテッサが言った。
サクッ、ジュワッ。
食べているその姿を見ていると、俺の口の中に唐揚げの味が広がる気がした。
よだれが溢れそうなことに気がつき、俺は慌てて飲みこむ。
「な、何をしに来たんだよ」俺はやっとの思いで訊ねた。
「何って、ここでご飯を食べているだけだけど?」
「ぐっ……」
にやりと笑うテッサを俺は睨みつけた。
そんな俺の視線などお構いなしテッサは続ける。
「そういえばあれから一週間経つけれど、もうクランには入れたのかしら? 私からの誘いを保留したくらいだもの、さぞかしいいクランに入れたのでしょうね。で、どうなの? スペースランナーとして食べていけそう?」
わざとらしく言葉を強調しながら、テッサはフォークに刺した唐揚げをちらつかせた。
こいつ、全部分かったうえでこんなことをしてやがるな!
そう分かっていても俺の目は唐揚げを追ってしまう。
体が唐揚げを求めている。
「それ……」気がつくと俺の口からは言葉が漏れていた。「その唐揚げ、俺にください! 後生ですから! 一口だけでもいいですから!」
「どうしたのよ。クランには入れたのでしょう? だったら唐揚げくらい自分で買えばいいじゃない?」
「入れてないんですう! お金もないんですう! お腹が減っているんですう!
もはや俺にプライドなど存在していなかった。
欲望のままに動くゾンビ一歩手前だ。
「えー! まだクランに入れてなかったのー!?」芝居がかった仕草でテッサが言った。「それは大変。まさか唐揚げすら買えないほど切羽詰まっているとは思わなかったわ。まったく、仕方がないわねえ。情けは人の為ならず、困った時はお互い様と言うものね。このお皿の唐揚げは全部タツルにあげるわ」
「ほ、本当か!?」
「ええ。私のクランに入ってくれたらね?」
テッサはタブレット型端末とタッチペンを俺の前に滑らせた。
その画面には読めない文字の文書が表示されている。
「その契約書にサインさえすれば唐揚げはタツルのものよ」
「や、やったあ!」
極限の空腹状態で思考能力が限りなくゼロに近かった俺は、反射的にタッチペンを握った。
だがペン先をタブレットに付けたところで、俺はギリギリ踏みとどまる。
俺は空腹で今にも倒れそうだ。それこそ唐揚げは喉から手が出るほど欲しい。
だが本当にこれでいいのか?
テッサのクランには10億エンスの借金がある。
もしかしたらこれは、10億エンスの唐揚げになるのではないか。
食欲と理性の激しい葛藤で、俺の手は震え出した。
するとテッサは俺の心を読んだのか、持っていた別の携帯端末を使ってどこかへ電話をかけ始めた。
「あっ、もしもし、デリバリーイーツさん? はい、そうです。これから言うものをランナーズストアにいるテッサまで届けてください」
それからテッサは呪文のように次々と何かを伝え、最後に「よろしくお願いします」と言って電話を切った。
その数分後「お待たせしました!」と言ってロボットが何かを届けに来た。
届けられたものがテーブルの上にずらりと並べられる。
ピザにコーラ、カレーライス、牛丼、ハンバーグ、フライドポテト、スパゲッティ、タピオカミルク、ステーキ、たこ焼き、焼きそば、ラーメン、麻婆豆腐、餃子、タコライス、フライドチキン、焼き魚、肉じゃが、ネギトロ丼……。
とにかく大量の料理がテーブルの上に並べられた。
一週間ものあいだ食事を取っていない俺にとって、それらはどんな宝石よりも輝いて見えた。再びお腹が鳴り、よだれが湧き出る。俺の五感のすべてが料理に反応し、それらを食らえと訴えかける。
そんな俺に向かってテッサは微笑み、言った。
「私と契約して、一緒にご飯を食べようよ」
「食べりゅー!」
気がつくと俺は契約書にサインをし、料理に手を伸ばしていた。
一週間ぶりのまともな食事は、天にも昇る快楽だった。
その数十分後。
食事を終えてきれいに片付けられたテーブルに肘を付き、俺はうなだれていた。
やってしまった。
その時の欲に負けてとんでもない契約を結んでしまった。
確かに食事を取った俺の体は多幸感に包まれている。
しかし同時に、俺の理性は絶望感に苛まれていた。
「ははは……。お酒に酔って失敗するのってこんな感じなのかな?」
俺は冷や汗をかきながらしょうもないことを呟いた。
「何をバカなことを言っているの。魔王を討伐して大金をゲットするその第一歩を踏み出したのよ。これのどこが失敗なの?」
「……」
それについてのツッコミは一週間前にしたはずだ。
もう一度言ったところで堂々巡りだろうし、今は言う気分じゃないので俺は黙っておいた。
するとテッサは、俺の顔を窺いながら続ける。
「それに、これでホームレス生活も脱却できたわけだし?」
「ん? どういうことだ?」意味がわからず俺は訊ねた。
「だから、タツルの衣食住は私が保証してあげるって言っているの。同じクランの仲間なんだから当然でしょう?」
「マジで? あれ、でもお金はないんじゃ……」
「あのねえ、借りたお金を全部使い切ったとでも思っているの? タツルの生活費くらいなんの問題もなく出せるわよ」
「なん……、だと……?」
いつの間にか借金=貧乏生活というイメージが俺の中にあったようだ。
よく考えたら借金したぶんちゃんと稼いで返済できるのならなんの問題もないんだよな。
まあ、テッサの場合その稼ぎ方がかなり怪しいわけだが……。
だけど、これで次のステップに進めるのは確かだ。
無一文のホームレス状態じゃあ何もできないが、生活の質が向上すれば何かしら手を打てるだろう。
それに曲がりなりにもクランに所属できたわけだし、スペースランナーとしての経験も積めるかもしれない。
ん、待てよ。
経験。
そうだよ、ここで経験を積んで転職すればいいんだ!
何も魔王討伐までテッサに付き合う必要はない。
必要な経験を積んだらこんなクランおさらばしてやればいい。
経験や実績がちゃんとあれば雇ってくれるクランはあるはずだ。
よーし。
「俺はすごい勘違いをしていたようだ」真面目な顔をして俺は言った。「テッサのクランに入る選択は何も間違っちゃいなかった。どこの誰だかも分からない俺にこんなに優しくしてくれるなんて、俺は感動したよ。この恩は必ず返す。同じクランの仲間として、俺にできることなら何でもするよ。だからこれからよろしくな、テッサ!」
そして俺はテッサと握手をするために手を差し出した
テッサは俺の言葉に驚き、少し照れたようだった。
「ふん。最初からそうしていればよかったのよ。それならひもじい思いをしなくて済んだのに」ツンとした態度でそう言ったが、テッサはやがて俺の手を握った。「でもまあ、ありがとう。こうして仲間になってくれて。こちらこそよろしくね、タツル」
「ああ」
こうして俺はテッサのクラン『グランオール』に所属することが決まった。
まあせいぜい俺のキャリアの踏み台になってくれや。
そんな邪な考えが俺にあることを、この時のテッサは知る由もない。
……と、俺たちが表面上はいい感じの誓いを立てている、その時だった。
ランナーズストアの扉が乱暴に開けられ、二人組の男が店内にずかずかと入って来た。同時に男の一人がこう叫ぶ。
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