58 / 88
突然ですが、誕生パーティです
しおりを挟む
「あっ!」
「な、なに?どうしたの、ラフレシア?」
突然、ラフレシアが叫んだ。
「ん…なんでもない…わ」
「でもなんか変だけど」
「なんでもないですって言ってるでしょ!」
キレた。なんでやねん。
青い空にぽっかりと白い雲。天気はこんなに穏やかなのに、デリアのまわりは何やら不穏な空気…。
「十四かあ~」
「え?何が?」
「だから十四よ」
「だから何が十四なんですか?」
「もういいわよ」
なんなんだ!いったいラフレシアのやつは何が言いたいんだよ、まったく!十四って言っても…あれ?ぼくはいま十…あれ?確かぼくの誕生日って…そういや毒の沼の魔女と対決した日が確かぼくの誕生日だったなあ。こっちの世界じゃ誰も祝ってくれなかったんで気にならなかったけど…もしや…?
「ねえラフレシア」
「なによ」
「いい天気だね」
「そうね」
「なにかぼくに言いたいことがあるんじゃないか?」
「…別に…ないわよ」
「あっそう」
「で?」
「で、とは?」
「で、それだけ?」
「はあ、まあそうですね」
「バカ」
なんでやん!こいつ、自分の誕生日をぼくに伝えたいんじゃないのか?あ、でもこいつなりに何か考えてんのかな?いま自分の命が『魔素病』で脅かされて、ぼくらが必死にそれを何とかしようとしているときに、まさか自分の誕生日を祝ってくれだなんて、きっと言い出せずにいるんだろうな。強情っ張りのラフレシアのことだからね。
「つぎの町に近づいてきた。わたしはいったんここで姿を消す。鎧の魔物たちは森に隠して、おまえたちは町で食料などを仕入れておけ。明日の朝、ここでまた落ち合おう」
ニャンコがそう言った。森を抜けたら牧場や農場だ。その先に町があるんだろう。
「じゃあ鎧くんたちをお願いします」
「気を付けて行って来るがいい。あまり食べ過ぎるな。とくにそこの精霊と死霊使い」
「うるさいわね、でかニャンコ」
「にゃんこー」
「ニャンコじゃねえっつってんだろ」
町は意外に大きかった。けっこう店もいっぱいあって、大勢の人が行き来していた。宿を決めると早速街に出た。
「たくさん買い出しをしなくちゃね。ここは手分けしよう」
ぼくはみんなにそう提案した。
「そ、そうね。それがいいんじゃない?」
「じゃあぼくはこっちで毛布とか防火魔導具とかを探す」
こんどの火竜対策のため防火魔導具はどうしても必要なのだ。
「わかった。じゃああたしはあっちで食料とかを」
「ラフレシア、たのむ。ミローネもネクロも頼むね」
「まかせなさーい」
「まかせろ。活きのいい牛をつかまえてくる」
「ネクロ、買うのは保存食です」
「わかった」
ホントにわかってんのかな?
「パパはあたしと?」
「そういうこと。途中で何か食べ物を買おうね」
あまやかし、だとみんな思った。
それぞれ思い思いの方向にみんなが散って行った。さあぼくは、目的の店へ。町の人に聞きこんであったんだ。町一番の洋服屋。
「つまり、この店で一番のドレス、を?」
キザったらしい店主がぼくの姿をしげしげと眺めながら、そう言った。なんでこんな小僧が、という目だ。
「そういうこと」
「いいですが、お高いですよ?」
「いくら?」
「金貨十枚。ね、それがわかったらどうぞほかの店へ」
こいつ、ぼくが冷やかしできたと思っているのか?こんなガキがそんな大金持ってるわけないとたかをくくっているんだろうな。まあぼくだってそう思うもんな。
「金貨十枚ね。はいよ」
ぼくはあっさりと金貨を出した。店主のおどろきっぷりはそりゃもう面白かった。
「こここれはいったい」
「贋金じゃないよ。本物さ。さあ、早く包んでくれないかな」
「か、かしこまりました!」
それはそれは美しい真っ白なドレス。ラフレシアによく似合いそうだ。
宿に帰るとみんなもぼちぼち戻って来ている。なんか雰囲気はおかしいけどね。まあぼくも隠し事してるからな。
「は、早かったのね、意外に」
「デ、デリア、今夜は部屋で食事をしない?宿の食堂がなんか混んでて」
「い、いいね。ぼくもそう言おうと思っていたんだ、ラフレシア」
「き、奇遇ね。あたしもなんかそういう気分だったの」
「あたしは元からそう決めていたがな」
ん?ミローネやネクロまで?なんなんだ。
「あははははは…」
「うふふふふふ…」
なんかあやしい。いやぼくもだけどね。
部屋の真ん中に大きなテーブルを置いて料理を並べる。おお、けっこう豪勢だな。けちんぼのラフレシアがよくこんなに奮発したな。
「じゃあ食べようか」
「待ってデリア!その前に、いい?」
「なんだい?」
「これ、もらって欲しい」
そう言ってラフレシアは金属でできたペンダントをぼくに渡してきた。真ん中に綺麗な石がはめ込まれている。
「なにこれ?」
「お守りの魔石がはめ込められたペンダントよ」
「どうしてこんなものぼくに?」
「た、誕生日でしょ、あんたの」
「それって…」
ラフレシアはぼくの誕生日を知っていたんだ。それで…。
「ぼくもじつはあるんだ」
「え?」
「きみの誕生日のお祝いに…これ」
ぼくは大きな包みを渡した。ラフレシアが急いで開けると、真っ白なドレスが…。
「きれい…こんなきれいなドレス、見たことない!」
「十四歳、おめでとう」
「ありがとうデリア!」
「ぼくこそありがとう、ラフレシア」
「あのーあたしたちもあるんだけど」
「だけどー」
ミローネとネクロもぼくら二人にプレゼントをしてくれた。透明な石のようなものと真っ白な何かの牙のようだ。
「なにこれ?」
「透明な石は精霊の涙。砕くと治癒魔法が働くわ」
「白い牙は地上最強の赤竜の牙。ピンチの時役立つ。どう役立つかは知らない」
ネクロのはなにか怪しいが、まあ気持ちは伝わる。ありがとうな、みんな。
「あたしはふたりに花の絵を描いた。大事なパパとママ、誕生日おめでとう」
「ありがとう、リヴァ」
ぼくは一生この日を忘れないだろう。ぼくは転生してはじめて、幸せだと思った。
「な、なに?どうしたの、ラフレシア?」
突然、ラフレシアが叫んだ。
「ん…なんでもない…わ」
「でもなんか変だけど」
「なんでもないですって言ってるでしょ!」
キレた。なんでやねん。
青い空にぽっかりと白い雲。天気はこんなに穏やかなのに、デリアのまわりは何やら不穏な空気…。
「十四かあ~」
「え?何が?」
「だから十四よ」
「だから何が十四なんですか?」
「もういいわよ」
なんなんだ!いったいラフレシアのやつは何が言いたいんだよ、まったく!十四って言っても…あれ?ぼくはいま十…あれ?確かぼくの誕生日って…そういや毒の沼の魔女と対決した日が確かぼくの誕生日だったなあ。こっちの世界じゃ誰も祝ってくれなかったんで気にならなかったけど…もしや…?
「ねえラフレシア」
「なによ」
「いい天気だね」
「そうね」
「なにかぼくに言いたいことがあるんじゃないか?」
「…別に…ないわよ」
「あっそう」
「で?」
「で、とは?」
「で、それだけ?」
「はあ、まあそうですね」
「バカ」
なんでやん!こいつ、自分の誕生日をぼくに伝えたいんじゃないのか?あ、でもこいつなりに何か考えてんのかな?いま自分の命が『魔素病』で脅かされて、ぼくらが必死にそれを何とかしようとしているときに、まさか自分の誕生日を祝ってくれだなんて、きっと言い出せずにいるんだろうな。強情っ張りのラフレシアのことだからね。
「つぎの町に近づいてきた。わたしはいったんここで姿を消す。鎧の魔物たちは森に隠して、おまえたちは町で食料などを仕入れておけ。明日の朝、ここでまた落ち合おう」
ニャンコがそう言った。森を抜けたら牧場や農場だ。その先に町があるんだろう。
「じゃあ鎧くんたちをお願いします」
「気を付けて行って来るがいい。あまり食べ過ぎるな。とくにそこの精霊と死霊使い」
「うるさいわね、でかニャンコ」
「にゃんこー」
「ニャンコじゃねえっつってんだろ」
町は意外に大きかった。けっこう店もいっぱいあって、大勢の人が行き来していた。宿を決めると早速街に出た。
「たくさん買い出しをしなくちゃね。ここは手分けしよう」
ぼくはみんなにそう提案した。
「そ、そうね。それがいいんじゃない?」
「じゃあぼくはこっちで毛布とか防火魔導具とかを探す」
こんどの火竜対策のため防火魔導具はどうしても必要なのだ。
「わかった。じゃああたしはあっちで食料とかを」
「ラフレシア、たのむ。ミローネもネクロも頼むね」
「まかせなさーい」
「まかせろ。活きのいい牛をつかまえてくる」
「ネクロ、買うのは保存食です」
「わかった」
ホントにわかってんのかな?
「パパはあたしと?」
「そういうこと。途中で何か食べ物を買おうね」
あまやかし、だとみんな思った。
それぞれ思い思いの方向にみんなが散って行った。さあぼくは、目的の店へ。町の人に聞きこんであったんだ。町一番の洋服屋。
「つまり、この店で一番のドレス、を?」
キザったらしい店主がぼくの姿をしげしげと眺めながら、そう言った。なんでこんな小僧が、という目だ。
「そういうこと」
「いいですが、お高いですよ?」
「いくら?」
「金貨十枚。ね、それがわかったらどうぞほかの店へ」
こいつ、ぼくが冷やかしできたと思っているのか?こんなガキがそんな大金持ってるわけないとたかをくくっているんだろうな。まあぼくだってそう思うもんな。
「金貨十枚ね。はいよ」
ぼくはあっさりと金貨を出した。店主のおどろきっぷりはそりゃもう面白かった。
「こここれはいったい」
「贋金じゃないよ。本物さ。さあ、早く包んでくれないかな」
「か、かしこまりました!」
それはそれは美しい真っ白なドレス。ラフレシアによく似合いそうだ。
宿に帰るとみんなもぼちぼち戻って来ている。なんか雰囲気はおかしいけどね。まあぼくも隠し事してるからな。
「は、早かったのね、意外に」
「デ、デリア、今夜は部屋で食事をしない?宿の食堂がなんか混んでて」
「い、いいね。ぼくもそう言おうと思っていたんだ、ラフレシア」
「き、奇遇ね。あたしもなんかそういう気分だったの」
「あたしは元からそう決めていたがな」
ん?ミローネやネクロまで?なんなんだ。
「あははははは…」
「うふふふふふ…」
なんかあやしい。いやぼくもだけどね。
部屋の真ん中に大きなテーブルを置いて料理を並べる。おお、けっこう豪勢だな。けちんぼのラフレシアがよくこんなに奮発したな。
「じゃあ食べようか」
「待ってデリア!その前に、いい?」
「なんだい?」
「これ、もらって欲しい」
そう言ってラフレシアは金属でできたペンダントをぼくに渡してきた。真ん中に綺麗な石がはめ込まれている。
「なにこれ?」
「お守りの魔石がはめ込められたペンダントよ」
「どうしてこんなものぼくに?」
「た、誕生日でしょ、あんたの」
「それって…」
ラフレシアはぼくの誕生日を知っていたんだ。それで…。
「ぼくもじつはあるんだ」
「え?」
「きみの誕生日のお祝いに…これ」
ぼくは大きな包みを渡した。ラフレシアが急いで開けると、真っ白なドレスが…。
「きれい…こんなきれいなドレス、見たことない!」
「十四歳、おめでとう」
「ありがとうデリア!」
「ぼくこそありがとう、ラフレシア」
「あのーあたしたちもあるんだけど」
「だけどー」
ミローネとネクロもぼくら二人にプレゼントをしてくれた。透明な石のようなものと真っ白な何かの牙のようだ。
「なにこれ?」
「透明な石は精霊の涙。砕くと治癒魔法が働くわ」
「白い牙は地上最強の赤竜の牙。ピンチの時役立つ。どう役立つかは知らない」
ネクロのはなにか怪しいが、まあ気持ちは伝わる。ありがとうな、みんな。
「あたしはふたりに花の絵を描いた。大事なパパとママ、誕生日おめでとう」
「ありがとう、リヴァ」
ぼくは一生この日を忘れないだろう。ぼくは転生してはじめて、幸せだと思った。
0
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【商業企画進行中・取り下げ予定】さようなら、私の初恋。
ごろごろみかん。
ファンタジー
結婚式の夜、私はあなたに殺された。
彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。
「誰も、お前なんか必要としていない」
最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。
だけどそれも、意味のないことだったのだ。
彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。
なぜ時が戻ったのかは分からない。
それでも、ひとつだけ確かなことがある。
あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。
私は、私の生きたいように生きます。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる