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74 竜人の妹
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そのころ竜人アルセオールは、勝手知った隣国ワイゼル王国の上空にいた。
相変わらず民は貧しく、大きな町のなかは路頭に迷う人間がうようよしていた。高位の者たちの屋敷はみな門を閉め切り、兵たちは貧しい身なりの者たちを容赦なく殴り倒しているのが見える。おおかたわずかな食料や金めの物を奪っているんだろう。
「相変わらず胸糞の悪くなるような光景だな…」
こんなクソみたいな国より自分の国の方がまだましだと思った。しかし魔王メティアからしたら、どっちも大して変わらない滅ぼさなければならないクソ、ということだろう。
「さっきの火焔をぶち込むか…」
飢えて苦しんでいる貧民も、その方が楽だろう。どのみち生きてても仕方ないのだ。それでも竜人アルセオールは少し心が痛んだ。まだ人間の心を忘れていないんだなと、アルセオールは不思議に思った。
「兄さんっ!」
突然どこからかそう呼ぶ声がする。燃えるような赤い魔眼であたりを見ると、なるほど塔の小窓から身を乗り出して白いハンカチを振る女がいた。
「エリーゼ?」
見ればあれは自分の妹、アジブ公国の王女エリーゼ・アジブリールだった。たしかエリーゼは政略結婚のためこのワイゼル王国に輿入れしたはずだ。
「俺がわかるのか?エリーゼ」
塔に近づくと、その可憐な乙女は涙を流しながら激しく手を振った。すっかり姿が変わったはずなのに、どうして自分が兄だとわかるのか、アルセオールは不思議でならなかった。
「兄さんだってすぐわかった。どうしてそんなになっちゃったのかは知らないけど、あなたは間違いなく兄さんね!だってその考え事をして髪を撫で上げる仕草、まるでそっくりだもの」
「そんなんでわかるとは驚きだ。まったくおまえには驚かされてばかりだな、むかしから。それより結婚はどうした?式はあげたんだろ?」
そう言うとアルセオールは塔の小窓に浮かびながら近寄り、それを素手で簡単に破壊した。自分が入るのには小さすぎたからだ。
「バカね。国が滅ぼされたのに、その国の王女なんか誰がめとるっていうの?」
すぐにエリーゼは兄の変わり果てた姿の手をためらわず握った。妹の手は冷たく、少し震えていたことにアルセオールは気づき、なんだか少し安心した。
「だってあの王子、なんってったっけ…えーと名前…」
「ビニオンよ」
「ああ、そのビニオン王子に見初められたんで結婚したんじゃないのか?」
「あいつは最初から政略結婚目当てよ。あたしが王子と結婚し、そのうち兄さんを暗殺でもすれば易々とあの国が手に入るからよ。それがこの国の王と王子の目論見。まあ、あのクソ王子はやがてここの国王も殺すでしょうけど。それまであたしはここで幽閉よ。それが終わったらあたしをなぶってから殺すんだろうけど」
「腐ってんな―」
「それがこの世界でしょ?どうにもならないこの世界の当たり前の常識でしょ?どうしたの兄さん…魔族になったのに、なんか人間らしくなったわ?」
「俺はひねくれものなの。もとからそんな常識なんか持ち合わせてないぞ」
「そうだったわね」
そう言って王女は屈託なく笑った。笑うとえくぼがあらわれて、それを久々に見たアルセオールはなぜか胸が熱くなった。国ではあまりこいつと話をしたことはなかった。もちろん別々に育てられたからだが、お互いその人となりは知っていた。アルセオールは知っていた。エリーゼはとてつもなく才女だ、ということを。だが彼はまだ知らないことがあった。それが彼にとって、いやこの世界にとって大変な意味を持つことを。
「そういうわけで悪いが耳を塞ぎ目を閉じ、つまりしばらく我慢してくれ」
「何をするつもり?」
「この塔を中心に王都を焼き尽くす。まあお前は殺さないでやるから心配するな」
「それはあまりお勧めしないわね」
「はい?」
エリーゼはすうっと目を細めた。こいつがそういう目をするとき、なにかとんでもないことを考えているんだとアルセオールは思い出した。前に汚職の噂の絶えない大臣の、その賄賂の証拠をある日自分に渡して寄こした時のあの目だ。あれは王女が懇意にしていた商人に王女が謀らせたことだと、ずいぶん後になってわかった。
「焼くのはこの王宮と城だけでいいわ。あとは自然と兄さんのものになるから」
「そうは言っても王の一族だけじゃ不十分だぞ。ほかにも悪党はたくさんいるし、それに善人と悪人を分ける方法なんてないしな」
「別に分ける必要なんかないわよ。だいいち善人てなによ?そんなのこの世にいるわけないじゃない。それより兄さんに従うものとそうじゃないものに分けるのよ。ま、だいたい兄さんには従うでしょうから、そこで財産を搾り取る。あとはそれをみんなで公平に分けちゃうの。簡単でしょ?まあ喜ぶ人のほうが多いのがミソね」
「えぐいな、お前…」
アルセオールはあらためてわが妹を見据えた。かわいい顔をしているその目の奥で、こいつはとんでもないはかりごとをいつもしているんだろうと思った。たしかにそれだと、あっという間にこの国が手に入る。
「それじゃ早速、逆らうやつはどんどん燃やしちゃって」
「かまどの薪みたいに言いやがって…」
「薪のほうがまだ役に立つわね。あんな奴らの炎じゃ満足なスープも作れないし」
「やれやれ…」
半日かけてそれをやった。逆らうやつを燃やし尽くすのに大した労力はいらなかった。それほど魔法と魔力は恐ろしいものだったのだ。
「どうやらみんな兄さんに従うみたいね」
燃える城を背景に、広場の中央に立ったエリーゼがそう言った。広場にはアルセオールに従う群衆が集まり、みなこうべを垂れている。
「これからどうすんだ、これ?」
「何組かに分けて各地に送り出すのよ。兄さんのことを知らせるためにね」
「俺が魔族の新しい支配者、ってことをか?」
「兄さんが魔族とか人間とか関係ないわ。ただ自分たちを解放してくれる、それだけでいいの。半月もしないうちにここらあたりはみんな兄さんのものよ」
「おまえさ、もしかしてこの国に嫁ぐのだって…なんか魂胆あったろ?」
そう兄の言葉を聞くとエリーゼはいたずらっぽく笑い、答えた。
「まあね。王子と王はいずれ殺すつもりだったわ。そうすりゃ晴れてこの国は兄さんのものになるじゃない」
「俺にか?俺はいらねえぞ、こんな国」
「そう言わないでよ。みな民は塗炭の苦しみに喘いでいるんだから。兄さんは偏屈で変わり者だけどバカじゃないし、欲深くもないわ。なによりあたしのことが大好き、よね?」
「意味がわからん。なんだ、おまえのことが大好きって?」
「もう、そこ大事なんだけどな。とにかくあたしの言う通りやってくれればいいの」
「おいおい、俺はおまえの言うなりか?だがそいつは駄目だ。俺は逆らえないやつがいる。そいつのほうがおまえより大事だ」
そう聞いてもエリーゼは少しも落胆した様子はないようで、ますます目を輝かせている。
「そうね、まずその人…いえ魔族よね?その方に会いたいわ」
だが殺される。アルセオールは即座にそう思った。あの魔王が、たかだか田舎の小国の、こんな小娘の話を聞くとは思えない。たしかに妹は好きだが、なにもしてやれないのはわかっていた。まあせいぜい殺されるとき、一緒に死んでやるくらいだとその赤髪赤眼の竜人は、そうぼんやりと頭の隅で考えていた。
相変わらず民は貧しく、大きな町のなかは路頭に迷う人間がうようよしていた。高位の者たちの屋敷はみな門を閉め切り、兵たちは貧しい身なりの者たちを容赦なく殴り倒しているのが見える。おおかたわずかな食料や金めの物を奪っているんだろう。
「相変わらず胸糞の悪くなるような光景だな…」
こんなクソみたいな国より自分の国の方がまだましだと思った。しかし魔王メティアからしたら、どっちも大して変わらない滅ぼさなければならないクソ、ということだろう。
「さっきの火焔をぶち込むか…」
飢えて苦しんでいる貧民も、その方が楽だろう。どのみち生きてても仕方ないのだ。それでも竜人アルセオールは少し心が痛んだ。まだ人間の心を忘れていないんだなと、アルセオールは不思議に思った。
「兄さんっ!」
突然どこからかそう呼ぶ声がする。燃えるような赤い魔眼であたりを見ると、なるほど塔の小窓から身を乗り出して白いハンカチを振る女がいた。
「エリーゼ?」
見ればあれは自分の妹、アジブ公国の王女エリーゼ・アジブリールだった。たしかエリーゼは政略結婚のためこのワイゼル王国に輿入れしたはずだ。
「俺がわかるのか?エリーゼ」
塔に近づくと、その可憐な乙女は涙を流しながら激しく手を振った。すっかり姿が変わったはずなのに、どうして自分が兄だとわかるのか、アルセオールは不思議でならなかった。
「兄さんだってすぐわかった。どうしてそんなになっちゃったのかは知らないけど、あなたは間違いなく兄さんね!だってその考え事をして髪を撫で上げる仕草、まるでそっくりだもの」
「そんなんでわかるとは驚きだ。まったくおまえには驚かされてばかりだな、むかしから。それより結婚はどうした?式はあげたんだろ?」
そう言うとアルセオールは塔の小窓に浮かびながら近寄り、それを素手で簡単に破壊した。自分が入るのには小さすぎたからだ。
「バカね。国が滅ぼされたのに、その国の王女なんか誰がめとるっていうの?」
すぐにエリーゼは兄の変わり果てた姿の手をためらわず握った。妹の手は冷たく、少し震えていたことにアルセオールは気づき、なんだか少し安心した。
「だってあの王子、なんってったっけ…えーと名前…」
「ビニオンよ」
「ああ、そのビニオン王子に見初められたんで結婚したんじゃないのか?」
「あいつは最初から政略結婚目当てよ。あたしが王子と結婚し、そのうち兄さんを暗殺でもすれば易々とあの国が手に入るからよ。それがこの国の王と王子の目論見。まあ、あのクソ王子はやがてここの国王も殺すでしょうけど。それまであたしはここで幽閉よ。それが終わったらあたしをなぶってから殺すんだろうけど」
「腐ってんな―」
「それがこの世界でしょ?どうにもならないこの世界の当たり前の常識でしょ?どうしたの兄さん…魔族になったのに、なんか人間らしくなったわ?」
「俺はひねくれものなの。もとからそんな常識なんか持ち合わせてないぞ」
「そうだったわね」
そう言って王女は屈託なく笑った。笑うとえくぼがあらわれて、それを久々に見たアルセオールはなぜか胸が熱くなった。国ではあまりこいつと話をしたことはなかった。もちろん別々に育てられたからだが、お互いその人となりは知っていた。アルセオールは知っていた。エリーゼはとてつもなく才女だ、ということを。だが彼はまだ知らないことがあった。それが彼にとって、いやこの世界にとって大変な意味を持つことを。
「そういうわけで悪いが耳を塞ぎ目を閉じ、つまりしばらく我慢してくれ」
「何をするつもり?」
「この塔を中心に王都を焼き尽くす。まあお前は殺さないでやるから心配するな」
「それはあまりお勧めしないわね」
「はい?」
エリーゼはすうっと目を細めた。こいつがそういう目をするとき、なにかとんでもないことを考えているんだとアルセオールは思い出した。前に汚職の噂の絶えない大臣の、その賄賂の証拠をある日自分に渡して寄こした時のあの目だ。あれは王女が懇意にしていた商人に王女が謀らせたことだと、ずいぶん後になってわかった。
「焼くのはこの王宮と城だけでいいわ。あとは自然と兄さんのものになるから」
「そうは言っても王の一族だけじゃ不十分だぞ。ほかにも悪党はたくさんいるし、それに善人と悪人を分ける方法なんてないしな」
「別に分ける必要なんかないわよ。だいいち善人てなによ?そんなのこの世にいるわけないじゃない。それより兄さんに従うものとそうじゃないものに分けるのよ。ま、だいたい兄さんには従うでしょうから、そこで財産を搾り取る。あとはそれをみんなで公平に分けちゃうの。簡単でしょ?まあ喜ぶ人のほうが多いのがミソね」
「えぐいな、お前…」
アルセオールはあらためてわが妹を見据えた。かわいい顔をしているその目の奥で、こいつはとんでもないはかりごとをいつもしているんだろうと思った。たしかにそれだと、あっという間にこの国が手に入る。
「それじゃ早速、逆らうやつはどんどん燃やしちゃって」
「かまどの薪みたいに言いやがって…」
「薪のほうがまだ役に立つわね。あんな奴らの炎じゃ満足なスープも作れないし」
「やれやれ…」
半日かけてそれをやった。逆らうやつを燃やし尽くすのに大した労力はいらなかった。それほど魔法と魔力は恐ろしいものだったのだ。
「どうやらみんな兄さんに従うみたいね」
燃える城を背景に、広場の中央に立ったエリーゼがそう言った。広場にはアルセオールに従う群衆が集まり、みなこうべを垂れている。
「これからどうすんだ、これ?」
「何組かに分けて各地に送り出すのよ。兄さんのことを知らせるためにね」
「俺が魔族の新しい支配者、ってことをか?」
「兄さんが魔族とか人間とか関係ないわ。ただ自分たちを解放してくれる、それだけでいいの。半月もしないうちにここらあたりはみんな兄さんのものよ」
「おまえさ、もしかしてこの国に嫁ぐのだって…なんか魂胆あったろ?」
そう兄の言葉を聞くとエリーゼはいたずらっぽく笑い、答えた。
「まあね。王子と王はいずれ殺すつもりだったわ。そうすりゃ晴れてこの国は兄さんのものになるじゃない」
「俺にか?俺はいらねえぞ、こんな国」
「そう言わないでよ。みな民は塗炭の苦しみに喘いでいるんだから。兄さんは偏屈で変わり者だけどバカじゃないし、欲深くもないわ。なによりあたしのことが大好き、よね?」
「意味がわからん。なんだ、おまえのことが大好きって?」
「もう、そこ大事なんだけどな。とにかくあたしの言う通りやってくれればいいの」
「おいおい、俺はおまえの言うなりか?だがそいつは駄目だ。俺は逆らえないやつがいる。そいつのほうがおまえより大事だ」
そう聞いてもエリーゼは少しも落胆した様子はないようで、ますます目を輝かせている。
「そうね、まずその人…いえ魔族よね?その方に会いたいわ」
だが殺される。アルセオールは即座にそう思った。あの魔王が、たかだか田舎の小国の、こんな小娘の話を聞くとは思えない。たしかに妹は好きだが、なにもしてやれないのはわかっていた。まあせいぜい殺されるとき、一緒に死んでやるくらいだとその赤髪赤眼の竜人は、そうぼんやりと頭の隅で考えていた。
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