聖霊流し ――君の声が聞こえたら――

さかなで/夏之ペンギン

文字の大きさ
上 下
23 / 23

クラインの壺

しおりを挟む
魂。


魂と言う単語の意味を考えたことはあるだろうか。難しい言葉ではなくありふれた単語の1つで、意味を深く考えた事は多く無いかもしれない。


辞書を引いてみると、魂とは『生きている動物の、生命の原動力』と記されている。


辞書、そして私達が感覚として得ている事からすると、魂とは概念を指す言葉の1つ。形として存在していない『目には見えないエネルギー』と言う事になる。


しかし、この世界線に生きる者達が考える魂とはそうではない。何故なら、私達の世界とは違い形が存在する。つまり、『目に見えるエネルギー』…知覚する事が出来る概念では無い物だからだ。


生命の原動力である事は同じだが、この世界軸の者達の魂は視覚で捉える事ができ、形がある。魂と生きている者は、互いに寄り添い、支え合い、死しても尚共にいる。そういった存在だという事だ。


その目に見える魂の形。
人々はそれを、『 魂器 』と呼ぶ。
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

花雨
2021.07.26 花雨

何かすごく読みやすくて描写も浮かんでくる感じで参考になりました…
先の展開も気になったのでお気に入り登録させてもらいました(^^) 良かったら私の作品も観てくださいね(^^)/フリフリ

解除

あなたにおすすめの小説

おてんばプロレスの女神たち ~男子で、女子大生で、女子プロレスラーのジュリーという生き方~

ちひろ
青春
 おてんば女子大学初の“男子の女子大生”ジュリー。憧れの大学生活では想定外のジレンマを抱えながらも、涼子先輩が立ち上げた女子プロレスごっこ団体・おてんばプロレスで開花し、地元のプロレスファン(特にオッさん連中!)をとりこに。青春派プロレスノベル「おてんばプロレスの女神たち」のアナザーストーリー。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

筆下ろし

wawabubu
青春
私は京町家(きょうまちや)で書道塾の師範をしております。小学生から高校生までの塾生がいますが、たいてい男の子は大学受験を控えて塾を辞めていきます。そんなとき、男の子には私から、記念の作品を仕上げることと、筆下ろしの儀式をしてあげて、思い出を作って差し上げるのよ。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ラストスパート

ひゅん
青春
小学校の冬のマラソン大会を題材とした作品です。主人公藤浪と旧友の星崎の小学校三年生の多感な少年時代を描きます。

AGAIN 不屈の挑戦者たち

海野 入鹿
青春
小3の頃に流行ったバスケ漫画。 主人公がコート上で華々しく活躍する姿に一人の少年は釘付けになった。 自分もああなりたい。 それが、一ノ瀬蒼真のバスケ人生の始まりであった。 中3になって迎えた、中学最後の大会。 初戦で蒼真たちのチームは運悪く、”天才”がいる優勝候補のチームとぶつかった。 結果は惨敗。 圧倒的な力に打ちのめされた蒼真はリベンジを誓い、地元の高校へと進学した。 しかし、その高校のバスケ部は去年で廃部になっていた― これは、どん底から高校バスケの頂点を目指す物語 *不定期更新ですが、最低でも週に一回は更新します。

おてんばプロレスの女神たち はちゃめちゃ市長・日奈子への特別インタビュー

ちひろ
青春
 おてんば市初の女性市長として、あっと驚きの政策を打ち出しまくる日奈子。その無策ぶりは、女子ローカルプロレスごっこ団体・おてんばプロレスを運営し、自ら女子プロレスラー・プレジデント日奈子として、はちゃめちゃ人生を駆け抜ける日奈子ならではのことであった。  日奈子が社長を務める編集プロダクション・有限会社おてんば企画の顔ともいうべき情報誌「おてんばだより」の原稿の中から、新市長・日奈子の巻頭インタビューをそのまま載せちゃいます。小説というよりも日奈子のいいたい放題(笑)。インタビュアーは、おてんば企画の編集部長・美央です。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。